2009/08/20
【福島&高橋、予選突破ならず】世界選手権5日目まとめその2
えっと、もっと詳しかったのですが、あげる直前にデータを消してしまったので、簡易ですorz
男子200m準決勝
1組1位ボルト(ジャマイカ)20秒08
2組1位スピアーモン(アメリカ)20秒14
いや~やっぱりボルトは強いですね。3レーンで窮屈がちょっと懸念されたが、全くそんなもの関係ない。直線入ってからはもうスピードを落とす。余裕で1位通過を果たした。大方の人は200mは無理という予想をしているが、僕はいけると思っている。ちなみにボルトは明後日23日に誕生日を迎える。明日22歳最後の日、世界新で飾れるか注目だ。
他、2位争いはスピアーモンか。ボルトだけでなくこちらにも注目したい。
女子200m
1組4位福島千里23秒40
3組7位高橋萌木子23秒61
100mで歴史的一次予選通過を果たした福島が登場。こちらもと思ったが、そう甘くなかった。スタートは完璧で100mまではトップ争い。しかしコーナーを抜けてから世界の壁が立つ。粘りはみせたが、順位での通過はならず(3位まで)、4位。他の組の結果待ちとなったが、わずか0.05秒差で僅かに落選。たった0.05秒されど0.05秒。世界の壁に跳ね返された。ただ、自己ベストより0.4秒遅かった今回。次こそはと期待は出来る結果だ。
もう一人の日本人高橋は100mに続き、今回も得意の後半で持ち味を発揮できなかった。まあ、世界相手では後半勝負というのはなかなか厳しいのかもしれない。
今回は残念だったが、2人も出場したのが歴史的。2人とも若いし、次に繋がるだろう。
男子1500m決勝
1位キャメル(バーレーン・前回800準決)3分35秒93
2位メコネン(エチオピア・国勢初出場)3分36秒01
3位ラガト(アメリカ・前回金)3分36秒20
4位キプロプ(ケニア・北京金)3分36秒47
5位チョゲ(ケニア・今季世界1位)3分36秒53
大接戦となった1500mは意外な選手が優勝した。
最初、本命ラガトが飛び出したので誰も前に行かず牽制。300mでチョゲがトップになったが、1周60秒のスローペース。残り1周になっても誰も飛び出さない。300mになってエチオピアのメコネンが飛び出す。エチオピアは5000m10000mで強いが1500の決勝は実は初めて。そこでいきなり金と大逃げを図ったのだ。それでもまだまだ混戦は解けない。そして残り100mで満を持してのスパートはバーレーンのキャメル。800をやっていたとはいえ、この切り替えは想定外だ。ラガトもスパートをかけたが、ポケットされていた分遅れを取り3位に終わった。キャメルの父親も金メダリストらしく、親子2代で金メダリストとなった。
女子100mH
1位フォスター(ジャマイカ)12秒51
2位ロペス(カナダ・北京銅)12秒54
3位ロンドン(ジャマイカ)12秒55
5位マクリアン(オーストラリア・北京銀)12秒70
7位ハーパー(アメリカ・北京金)12秒81
ここでもジャマイカ旋風が吹き荒れた。
スタートは北京銀のマクリアンがとったが、すぐジャマイカ勢が前に。北京金のハーパーが2台目で脚を引っ掛けたこともありそれに拍車がかかる。小柄なロペスが粘りをみせ、終盤追い上げるが、フォスターが逃げ切りジャマイカこの種目初の金メダルをもたらした。3位にもジャマイカの選手が入り、ここでも強さをみせた。対してアメリカはますます意気消沈。若手が怪我しているそうだが、有力選手もいたが6位7位。ジャマイカとアメリカの違いがはっきりと浮かび上がった。
女子800m決勝
1位セメーニャ(南アフリカ・今季世界1位)1分55秒45
2位ジェプコスゲイ(ケニア・前回金)1分57秒90
ここで新たな女王が誕生した。
予選で転倒したコスゲイが妨害されたと認められ駒をすすめた。それに関わったのが18歳のセメーニャらしい。因縁の対決は大きな差がついた。スタート直後はコスゲイがぐいぐい引っ張るが、半分もいかないうちに、やわらかい走りのセメーニャがトップに。残り200mがスパートすると誰もついていけない。全く力んでおらず完璧に近いフォームで他の選手をぐいぐい引き離してダントツの1位。新たな女王が誕生した瞬間。コスゲイは2位確保がやっとだった。
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