2009/08/21
【澤野、ヒヤヒヤ決勝へ】世界選手権6日目その1
男子棒高跳び予選
12位澤野大地5m55cm…☆決勝進出
31位鈴木祟文5m25cm
前回の大阪、北京五輪のリベンジを誓った澤野は辛くも予選突破。5m55が踏み切りが前の方になってしまったが、1回目で成功したのが大きかった。澤野が失敗した5m65が11人成功。後1人成功すれば予選落ちというところで前回4位の選手らが失敗。どうにか残った。ただ、今回も脚が痙攣したりとどうも以前と同じ失敗を繰り返しているような…。まあ、今回のチャンスをどうにか活かし、何とか入賞を目指してほしい。
鈴木選手は全体的に不調という感じで記録伸びず。どうも学生が硬くなってしまっているか。まあ、とりあえず経験したということにしておこう。
男子110mH準決勝
1組1位トランメル(アメリカ・前回銀)13秒24
2組2位ペイン(アメリカ・前回銅)13秒24
3組ロブレス(キューバ・北京金)DNF
まずは、シルバーコレクターといわれているトランメルが出陣。フライングのアクシデントもものともせず、スタートからトップに立つとそのまま逃げ切った。予選は波に乗れず何とか通過という感じだったが、まるで別人のように調子を戻した。ロブロスが不調なだけに今回こそ金を取りたいところ。2組目のペインも含まれるが、金メダルが中々取れないアメリカなので、何とか勝ちたいところだ。
そのロブレスが何とまさかの途中棄権。右太腿の肉離れという情報があったが、ウォーミングアップの段階では全然痛いそぶりをみせなかったし、テーピングもしていなかった。ここら辺はプロ根性だったのか。本番でもスタート直後まではほぼ普通だった。しかし……
これでアメリカは俄然有利に。この種目こそ金メダルを目指したい。
男子5000m予選
1組
1位ベケレ(エチオピア)13分19秒77
16位上野裕一郎14分30秒76
2組
2位キプチョゲ(ケニア)13分23秒34
4位ラガト(アメリカ・前回2冠)13分23秒73
まず、瀬古(笑)。ベケレと勝負できるとかビックマウスにも程があるだろ(笑)(笑)。一応、専門なので言いたいこと沢山あるのだ。そりゃまあ和製ベケレくらいであればまだ許すが、勝負は無理だ。ベストも1分違うやろに…。
レースは波乱の幕開け。まあ、彼の性格からすると予想はできたのだが、上野がいきなりトップに立つ展開。ぐいぐい引き離していく。ここまでは想定の範囲内。だが、2名転倒する選手がいたのは予想外だった。1人は何と3000m障害チャンピョンの選手、もう一人はエチオピアの選手でこちらは靴が脱げ、おそらく30秒くらいロスしたのではないかと思う。2人ともこの後、集団に追いついている。力を使ったためか予選は通れなかったが執念を感じた。素晴らしいレースだった。
一方飛び出した上野は2分40秒で1000mを通過した後、後ろをキョロキョロ。その後すぐ追いつかせた…ように見えたが、ここから完全に失速。あっという間に最下位に落ち、短い5000で何と周回遅れをしてしまう有様。最後ラストスパートはしたが、恥ずかしい限り。まあ、元々通過は難しい種目なのだが、これはなあ…。緊張はしていただろうから、しょうがないのだろうが、直前のコメントのせいで怒りが湧いてしまうので許してほしい。まあ、話題を何だかんだで提供してくれる選手なので面白かったといや面白かった。次はきちんと戦ってほしいところである。
レースはベケレがやっぱり残り1周から出てくる展開。2冠に向けて視界良好である。
2組目はかなりスローペースな展開。残り1周でも9人ほどが残っている展開。ラストは400mをみているかのようなスパート合戦。その中、ラガトはしっかりと4位通過。有力どころは転倒したランナーを除き残り、決勝がたのしみである。
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