2009/08/22
【日本男子リレー決勝進出!】世界陸上7日目まとめ
男子50km競歩
18位森岡紘一朗3分56秒21
DNQ山崎勇喜
DNQ谷井孝行
ん~悔しいのう、悔しいのう……。一番メダルの可能性があった種目なので何とか…と思ったが、焦ったのか失格。というか審判のマークが異様にきつかった気がしたのだが。大阪の時の悔しさをバネにしている山崎選手。今回の悔しさも必ずバネにしてくれると信じている。
男子4×100mリレー予選
○1組
1位トリニタード=トバコ38秒47
2位日本(江里口-塚原-高平-藤光)38秒53
3位フランス38秒59
○2組
1位アメリカ37秒97(ゲイ温存(欠場?)、クレメント、ロジャースなど)
2位イギリス38秒11
3位カナダ38秒60
○3組
1位イタリア38秒52
2位ジャマイカ38秒60(ボルト、パウエル温存)
雨でどしゃぶりという予想外の天候の中、行われたレース。日本は安定していた。
1走は100のベストタイムが一番早い江里口。硬くなってしまった100mとは違いまずまずの走り。大学でも1走をしているので慣れていたのもあったかもしれない。世界とほぼ横一線で並ぶ。2走はエース塚原。スムーズにバトンを受け取ると一気に加速。隣の金メダル経験もある南アフリカを完全に交わして3走のスペシャリスト高平へ。ここのバトンはちょっと詰まった。今まで2走だった末次よりごつい塚原なのでちょっとずれがあったか。それでも慣れている高平は受け取った後は一気に加速。そしてトップへ。まもなくアンカーの藤光へ。補足するとここのバトンパスが一番難しい。というのもコーナーを周りながら疲れている状態でバトンを渡すので一番難しい。例年ここでバトンミスが多い。朝原でさえ3走はできないといわしめるところだ。しかし、その心配をよそにここもスムーズにいったバトン。アンカー藤光は今回のメンバーの中では持ちタイムが一番悪い。ここはさすがに追い上げられ、北京銀メダルのトバコに交わされる。しかし激しく追い上げてきたフランスには逃げ切り、見事順位で通過する2位で予選突破。久々に安心してみれたレース(予選だが)だった。
2組には王者アメリカ登場。怪我のゲイは欠場。おそらく決勝には来るだろう。まずは通過できるかどうかだが、バトンパスはほぼ完璧でいきなり37秒台。しかも110mHの選手が出場しているのにである。エースを温存して日本と0.5秒の差をつけているのでやはり強い。
3組にはジャマイカが登場。が、見もののボルト、パウエルは欠場。2軍~3軍での参戦となった。余裕綽々で大丈夫かと思ったが全く心配いらない。安定したバトンパスで最後までいってしまった。本番ではどんなタイムを出すのか楽しみだ。びっくりしたのはイタリア。某アニメタイトルでヘタリアとか言われていたが、全くそんなことない(というか関係ない)。日本とほぼ同タイムでライバルか。本番でのダークホースだ。なお、この組で地元ドイツがバトンを落としてドイツもこいつもと言われた。また、アジアからタイが出場したが、残念ながら突破できなかった。
とりあえず、予選のタイム順に並べてみる。
アメリカ37秒97
イギリス38秒11
トバコ38秒47
イタリア38秒52
日本38秒53
フランス38秒59
ジャマイカ38秒60
カナダ38秒60
せっかく並べたので軽く展望。アメリカ、イギリス、主力を投入するだろうジャマイカには普通に走られたら勝てそうにないか。不謹慎だが、メダルを獲得するには相手がミスすることを祈るしかない。後はほぼ横一線。トバコもまあま強そうだから、現実的には5番が限度という感じ。ちょっとでもバトンをミスしたら最下位ということもありえるというところだ。
ただ、一ついいデータをいうと2組3組は1組より気象条件が良かった。ということは日本はもう少しタイムを伸ばすことが可能かもしれないということ。メダルまでは厳しいと思うが、まだ若いチーム。今回は無理でも数年後には狙えそうというレースをみせてほしい。
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