2009/11/13
中央大学~全日本大学駅伝まとめ
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シード権との差)
1区棟方雄己(2年)44分24秒区間8位(8)1分37秒(14秒)
2区齋藤勇人(3年)40分41秒区間14位(8→12)2分47秒(1分36秒)
3区水越智哉(4年)28分37秒区間8位(12→13)2分53秒(1分28秒)
4区山本庸平(4年)42分42秒区間5位(13→10)2分54秒(1分04秒)
5区辻幸佑(4年)35分21秒区間5位(10→9)2分50秒(32秒)
6区野脇勇志(1年)37分55秒区間7位(9→9)3分29秒(1分11秒)
7区佐々木健太(1年)36分20秒区間3位(9→8)3分43秒(34秒)
8区大石港与(2年)60分26秒区間2位(8→6)5分22秒(-12秒)
○総合6位5時間26分26秒
(予想8位・言い訳→)まさか最後にあんなことになるなんて…
青写真どおり
内部も外野も前半何とかあまり引き離されずに粘り、後半どうにか浮上できればと思っていたが、まさにその通りのレース。
1区棟方が今回もそこそこの順位で繋ぐ。ただ、初のエース区間起用となった齋藤が苦戦。関東の中で最下位レベルのタイムでシード権とも大きく水を開けられてしまう。まあ、齋藤のタイプを考えると前半区間はきついので今回は大目に見た方がいいかもしれない。ただ、ここで後退してしまい、シード権は厳しいかと思われた。
だが、ここから伝統校らしく粘る。3区水越が順位は落としたが、久しぶりの大きな試合で区間一桁。これで悪い流れは食い止めた。4区出雲で失敗した山本が今度は4年生らしい走り。5区辻も出雲に続き好走。ここで6位が視界に捉えられる位置へ。4年生3人が3区から5区で戦える位置まで浮上したのは評価していいだろう。
後は梁瀬の復活か
ただ6区野脇が課題が残った。そんなに厳しい区間ではなかったが、ここで一旦また引き離されてしまう。調子云々というか長い距離に疑問が残ったように思えた。それでも7区で佐久長聖高校からやってきた佐々木が素晴らしい走りで前を追い上げた。箱根に関しては佐々木の方が期待が持てそうだ。
でも追い上げたといっても、アンカー大石はこれまで大きく評価はされていなかった選手。前にいるのが、山学中川、駒大深津などでそれを抜くのはちょっと無いと思っていた。それに中盤までには中学小林に交わされ、その抜いていった小林に注目が集まり、大石はゴール15分くらい前まで注目されていなかった。しかし、見せ場はそこから。小林を交わすと調子の上がらない深津を追い上げ始める。まずい中継の御蔭で一瞬しか映らなかったが、6位へ浮上しゴール。日本人トップの区間2位で大逆転でシード権獲得の立役者となった。
ちょっと今年の中大にここまで力があったとは思わなかった。今回の箱根シード校で落ちる可能性が高いと言われていたのだが、見事に蘇生してきた。まだ梁瀬や山下という主力が出てきていない中なので、箱根26年連続シード権獲得及び、上位争いにも希望が持てる位置にいる感じである。
棟方-山本-水越-佐々木-大石 山下-梁瀬-小柳-辻-齋藤
パッと見て気付いた人いるだろうか。4年生4人の位置が前回の4年生の位置と全く同じにしてある。同じ役割を果たしてもらおうとね。
棟方はまあ1区合格点出せたのでは。山本は徳地のようにとはいかないかもしれないが、しっかりと繋いでほしいか。3区に水越入れたが本来なら梁瀬と逆。ただ、梁瀬はこの区間の方が力出せるかと。水越もうまくドンピシャにいきそうな気もしているので。後大石は2区の方が合いそうなきもするが、やっぱり5区は経験者でということで。希望は往路10位以内だろう。
とにかくシード権以内に入る可能性は高まってきているかと思う。
コメント