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箱根駅伝論評~中央大学

往路4位復路4位
総合4位中央大学
(予想:順位→往路7位復路12位総合8位orz、区間→2区4区5区6区7区8区9区10区の8区間☆)

 1区から大幅に狂いましたね。水越にあっぱれです。区間は1区と3区が逆以外はほぼ完璧。まあ中大は王道で来るので区間は当てやすいです。

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差
1区水越智哉(4年)1時間3分16秒区間6位(6)49秒
2区山本庸平(4年)1時間10分14秒区間13位(6→10)2分07秒
3区棟方雄己(2年)1時間4分12秒区間8位(10→10)3分11秒
4区佐々木健太(1年)57分14秒区間4位(10→8)4分28秒
5区大石港与(3年)1時間21分30秒区間3位(8→4)4分24秒

6区山下隆盛(3年)59分48秒区間2位(4→3)3分17秒
7区高橋靖(4年)1時間6分27秒区間9位(3→3)4分48秒
8区小柳俊介(2年)1時間9分01秒区間17位(3→3)6分53秒
9区齋藤勇人(3年)1時間12分34秒区間12位(3→4)7分09秒
10区辻幸佑(4年)1時間11分44秒区間2位(4→4)5分47秒

【敢闘賞】山下隆盛…転倒にもめげず激走
【殊勲賞】水越智哉…総合4位の立役者
【特別賞】高橋靖&辻幸佑…最後に走れて良かった&一般からすごいです
【(激励の)喝】齋藤勇人…ラストで失速。来年を考えるともっと頑張ってほしい
 
1区水越が殊勝の走り、一気に流れが
 出雲や全日本では序盤遅れてから、じわじわ浮上してきた。箱根も同じく最初はシード権外からスタート。経験者が走る山でシードをまたいで粘ると思われたが、最初からシード権を下回ることなく、大躍進となった。

 立役者は何といっても水越。正直、区間配置を見たときは1区と3区は逆だろうと思って、2区までは低迷していると思っていた。が、その水越がハイペースの第1集団に喰らい付いていい方に大きく裏切られた。これで苦しいと思われた2区山本も何とか粘りきり2区終了地点で10位。金太郎飴、そして山が強い中大はこの地点でシード確定、更に上位進出も見込める状況となったのだ。


山下の激走
 その後、期待のスピードランナーの棟方と佐々木が東洋をいいペースメーカーにしながら、徐々に上位チームとの差を詰め、8位で山に。

 その山には大石と山下という経験者が待っている。しかも大石は今季急成長。全日本で8区2位で逆転シード権の立役者となっている。どこも山に不安を抱える中、これは非常に大きかった。大石は柏原と一緒に走り出したが、冷静に自分のペースを守り、大平台で一気に仕掛け、上位に進出。ラストでやや息切れしたが4人抜いて4位でフィニッシュ。役割は十分に果たし、久々に往路から中大の文字が躍った。

 しかし山のハイライトはここから。6区は前回60分切りをしていた山下。故障明けでどうかと思われたが、日体大をすぐに捕らえると、前の山学にも追いついて競っていた。が、ここでアクシデント。カーブを曲がる際、インに寄って来た山学田口と身を乗り出した観客の間に行き場を失い、バランスを崩し転倒してしまった。

 これは正直どうにもならなかったような感じ。観客といっても、多少は身を乗り出すだろうし、規制は難しい。田口がインによるのも最短距離を走るのに当然のこと。強いて言えば、抜きかけていたのに田口の内側にいた大石の位置取りが問題。といっても、左右にカーブが連続するのでいちいち場所を変えるのは難しい。ので避けようなかったかなと感じる。

 問題は山下の状況。一瞬、棄権もあるのではないかとヒヤリとした。が、すぐに起き上がると再び田口に追いつくガッツを見せた。後に足の裏の皮がめくりあがり、シューズが血まみれになっていたのを知ったが、微塵も感じさせない走り。惜しくも区間賞は逃したもののまだ来年がある。先輩の野村の区間記録を破るつもりで次回も走ってもらいたい。

総合2位のチャンスだった
 ただ、復路も4位だったものの、意外と往路より復路の方が苦戦している選手が多かった。7区8区9区が9位17位12位と苦戦して前を追えなかったのだ。

 まあ7区高橋は山学との差を詰めたので合格点か。というか1年から3年はほとんどドクターストップをかけられていたにも関わらず、ここまで状態をあげてこれたことがすごいこと。よく走ったと思う。それに対し8区小柳が大きく引き離されたのが残念。スタミナ型と思っていたが、一人旅はまだ無理だったのか。てか山学は見えていたのだが…スピード不足なのかもしれない。

 そして9区の齋藤も期待に応えられず。故障明けではあったものの少々辛口採点なのはエース候補だから。序盤こそ5番目のペースで走っていたが、ラスト3kmで大きく失速。来年は往路を担えるようになれば最高、最低でも平川並では、という思惑があるのでもうちょっと頑張ってほしかった。ラストの一般入試から入ったの辻が区間2位と頑張ったが、トップ3に後少し届かず。復路次第では総合2位も可能だっただけに、彼らの失速は残念である。

 まあ、最も、もう少し上を狙える感覚があった、という悔しさを掴んだのも収穫か。シード権どうこうでなく、更に上位を賑わせる期待を持たせる結果だった。


来期への展望

○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
水越智哉1区6位、山本庸平2区13位、高橋靖7区9位、辻幸佑10区2位

○在校生出走メンバー
棟方雄己3区8位、佐々木健太4区4位、大石港与5区3位、山下隆盛6区2位、小柳俊介8区17位、齋藤勇人9区12位

○補欠メンバー(+α)
市塚遊、金田央、塩谷潤一、野脇勇志、新庄浩太、渥美昂大(森山など)

 棟方や佐々木、齋藤あたりが大きく伸びてくれればいいが、基本的には今年と同じ戦い方になるのではないか。1区野脇2区棟方3区佐々木で今年以上の走りが出来れば面白い。というのも区間3位2位の山の2人が来年も残るのだ。そうなれば、今年より上…

 もしかして打倒東洋のダークホースになれるかも?と思うのだがどうだろうか。とにかく結構期待のかかるチーム力があると思う。

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