2010/06/19
東海大学~全日予選展望
続いて、東海大学です
4組:5位村澤明伸(2年)28分44秒23、7位早川翼(2年)28分47秒37
3組:2位刀祢健太郎(3年)29分01秒42、38位元村大地(1年)※14分11秒52
2組:3位金子太郎(4年)29分18秒63、4位平山竜成(4年)29分22秒71
1組:7位松谷公靖(2年)29分54秒02、19位小松裕紀(3年)30分13秒66
補欠:田中飛鳥(3年)28分40秒96(3組2位相当)、海老原匠29分41秒05(1組3位相当)
上位8人平均:1位29分11秒30(6位チームと26秒65差)
チーム状況分析
4組:やっぱり順当に2人がきましたね。村澤は5千で13分30秒台連発するなど非常に高いレベルで走っている選手。今季1万の出場がまだ無いが、記録会なら28分10秒台までいく可能性は充分。勝負のかかったレースなので、そこまでは無いだろうが、日本人トップで来る可能性は大いにある。また、早川は昨年1年ながら4組を走っており経験的に問題ない選手である。いるだけで3組以下の選手に安心感を与えられる選手たちだ。
3組:昨年最終組で不調でもない刀祢が今回3組に回っている。周りに流されず自分のペースで走れる選手で計算がたちやすい。気が付いたら上位グループでゴールしてそう。それから1年生の元村は1万の公式記録はないが、九州高校駅伝で29分28秒(3組7位相当)を出している。ただ、春先までずっと3障をしていた影響はどうか
2組:関東インカレハーフ2年連続入賞の金子主将が2組に控えている。多少疲れはあるだろうが、この組のペースなら問題なく対処できるだろう。平山は箱根を2回走っている。前回は走れなかったが、記録会で5千14分11秒を出し復調。ただ、安定感にやや不安がある
1組:松谷と小松は今季になって成長を遂げている選手。小松はハーフで64分台を持っている。松谷は大きな好走は29分台を出した1度だけなので、そのまま当てはめるのはちょっと迷う感じ。このへんは他組と比べて順位が落ちているので、層が薄いということがいえる。
補欠:ただ、補欠にいい選手が残っているのが特徴。田中は1万持ちタイムチーム1。関東インカレ2種目で消化不良気味だったので補欠に入ったのだろうか。順当なら3組の元村の代わりに入る可能性はありそう。海老原は関東インカレハーフで健闘。ハーフを走った選手は基本的に下の組や補欠において選手の状態を見ているかもしれない。
勢いはナンバー1!トップ通過狙う
トラックシーズンで躍進したチームの中の一つが東海大。村澤を初めとし、早川・刀祢・田中ら主力が自己ベスト更新。金子も順調にきている。また、まだ全体の中で強い方といえるわけではないが、小松・松谷・海老原ら伸びる選手が出始めている。昨年は全くといっていいほど見られなかった事なので、チーム全体が上向きにあるようだ。春先上向きのチームは、全日予選でそんなに調子が落ちることはなく、いい位置で通過することが比較的多いので、まずは通過予想すると見ていいでしょう。(てか村澤らがいて落ちちゃダメでしょうし)
データ上は日体大と2強ですが、勝つには1組2組が日体大に引き離されすぎないことでしょうか。1組2組が日体大、3組4組東海大という感じですからね。といっても、日体大は無視して無難にまとめることを考えるかもしれない。通過することだけ考えれば村澤らがいるので、中位狙いであわよくば上位に位置しておけばという感じでしょうけどね。
その村澤は個人としても楽しみ。3組までのチーム順位に関わらず、おそらく飛び出すであろう拓大の留学生に真剣勝負かけてくるんじゃないかと思っています。村澤は勝負のかかった試合で自己ベストを出すことが結構あるので、その点も注目ですね。
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