2010/11/13
明治大学~全日本大学駅伝結果より
続いてシード権獲得チームラスト
6位明治大学5時間19分52秒
1区松本翔(4年)43分56秒区間11位(11)1分14秒
2区鎧坂哲哉(3年)37分38秒区間新★(11→4)37秒
3区北魁道(1年)27分47秒区間6位(4→4)1分09秒
4区菊池賢人(2年)41分25秒区間6位(4→4)1分40秒(-54秒)
5区大江啓貴(2年)34分50秒区間4位(4→4)2分43秒(-1分25秒)
6区石間涼(1年)37分46秒区間10位(4→4)4分21秒(-1分15秒)
7区細川勇介(3年)35分59秒区間4位(4→4)4分43秒(-1分05秒)
8区小林優太(4年)60分31秒区間9位(4→6)6分50秒(-8秒)
2区鎧坂以外がどれほど走れるかがポイントでしたが、終始シード内キープ。ラストで激しい追い上げに合うも、混戦の中で最後の椅子に滑り込んだ。
鎧坂2区区間新!菊池&細川リベンジで流れ切らさず
まずは、鎧坂がしっかり走れるかという所でしたが、何と区間新記録の走り。テレビにほとんど映してもらえなかったのですが、1区松本がやや不振だったのを7人抜きで4位に浮上。映像がほとんどないのであれだが、多分かなり突っ込んで走って行って最後までいっているので、相当な走りです。気象条件や点々と前が
見えたのがいい目標にはなったと思いますが、過去沢山のランナーが走っている区間での区間新は凄いです(その次が同じ高校の後輩の北でしたが、どう思ったのかなーとも気になったりしてますが)。順当なら箱根2区でしょうが、登りも得意な選手なので2区でも十分可能。楽しみです。
勿論、彼だけでシード権獲得はできるわけではない。全員で繋がなければならないわけだが、今回は何とか安定していた。特に、出雲でブレーキをしてしまった菊池と昨年の全日本アンカーで区間二桁だった細川の2人を取り上げたい。
菊池は出雲は1区で出番があったが全く対応できずにブレーキ。2区以降が良かっただけに悔やまされた。その選手が中盤の要の区間ということでどうなるかと思っていたが、区間6位でしっかり駅伝をした。結構序盤で苦しい表情していたように見えたが粘り切った。記録会でしかこれまで走れなかったが、主要大会で初めて結果を出したのは自信になっただろう。
その後、大江が出雲同様、しっかりと繋ぎ区間を走る。1年生の石間がやや失速気味だったが、今度は7区に起用された細川が踏ん張った。昨年の全日本が消極的だったのを反省していたが、前はおそらく全く見えなかった状態で懸命に走り切った(そういえば、85回箱根ももう駒が無いという状況で彼が8区で踏ん張って半世紀ぶりのシード権獲得に結びつきましたが何か持ってますかね)。とにもかくにも8区小林が本当にギリギリで逃げ切れるタイム差で渡して全員で逃げ切った。
全日本と同じ事が出来るか、駒自体は足りている
勿論、持ちタイムのランクからすると下がっているのですが、これは明大自体がトラック型の選手を育成しているとも言えるので、一つの特徴として捉えてもいいのかもしれない。ただ、駅伝は単独だったりそれ以上の距離を走ったりするので、どうしても不利になってしまうという所。ただ、出雲は1区以外、全日本は全体的にまとめることができたのは、評価すべきか。ここはトラック型云々の前に4年生の穴が相当大きい方だったので、全員で補いあって2年連続のシード権を獲得したのはチーム力は上がってきている。これが更に距離が長くなる箱根でも同じことができるかというところだ。
松本-鎧坂-菊池-北-小林
大江-石間-細川勇-渡辺-田原
鎧坂は2区。非常に面白いタイム出しそうだし、チームの為に出来るだけ貯金を作りたい。5区でも面白いですがさすがにちょっと他2区を担えそうな気がしないし、山は経験者が残っているのでそれに任せていいのでは。小林は前々回よりはずっと力が上がっているだろうし、それに大江が今年の成長度からすると鎧坂以外で貴重な稼げる区間になるかもしれないし。
まあ、一応駒はあるんですよね。5千のチーム別ランキング11番手~20番手の平均は実はトップだったりします。20㎞にどれだけ対応できる選手が育つか、調子の上がる選手がどれだけいるかで、チームの浮沈が決まりそうです。
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