2010/11/12
東海大学~全日本大学駅伝結果より
5位東海大学5時間19分45秒
1区早川翼(2年)42分54秒区間2位(2)12秒
2区金子太郎(4年)39分55秒区間13位(2→12)1分52秒
3区刀祢健太郎(3年)27分41秒区間5位(12→11)2分18秒
4区元村大地(1年)41分56秒区間11位(11→9)3分20秒(47秒)
5区田中飛鳥(3年)35分55秒区間13位(9→12)5分28秒(1分45秒)
6区小松紀裕(3年)36分58秒区間6位(12→9)6分18秒(1分24秒)
7区永田慎介(4年)36分39秒区間9位(9→9)7分20秒(1分36秒)
8区村澤明伸(2年)57分47秒区間2位(9→5)6分43秒(-15秒)
箱根予選出場を回避したエースの村澤をアンカーにエントリーした東海大学ですが、見事に的中!久々にシード権を確保した。
早川&村澤 2年コンビの安心感!
安定している2年生を1区8区に置かれてましたが、やっぱり抜けていますねこの2人。早川は昨年区間4位だったのを更に順位アップし区間2位。伊達に箱根予選日本人トップを取ったわけではないという事を見せてくれました。昨年は15km以上がやや不安でしたが、今年は更に力も安定感増していますので箱根は楽しみです。
そしてアンカーに回った村澤。脚の回復状態が懸念されたが終わってみれば、史上4人目の日本人58分切のタイムを叩き出し、7区終了時点でシードと1分30秒以上の差で9位と甘んじていたチームを最後で5位に引き上げる快走。最後は襷を外して握り締めて気合入れてのラストスパートでしたが、他の選手が「箱根予選→全日本」だったのに対して自分だけ「全日本のみ」となっていたので思う所あったのでしょう。
それにしても強い。ロードやスピード持久力は勿論ですが、村澤選手の特徴は中盤、20kmだと10km~15kmあたりが相当強いように思います。このあたり中だるみしやすい所ですが、そこがダントツに強いかなと。5km14分40秒通過というアナウンスがありましたが、それからするとそこからペースをあげている計算ですしね。…こういう所は箱根5区向いているよなぁと思ったりしてしまいますが、どうなりますかね。
ただ、他に安定している選手が…
逆に問題は早川2位スタートにも関わらず、他の区間は総合10位前後を漂ってしまっている事なんですよね。まあ、2区金子は本来は4区や8区タイプで向いていないので仕方ない(1km2分45秒で入った柏原で目測最初離れていなかった気がするので気負ってオーバーペースになったかと)。4区元村も面子考えるとこの成績で妥当。本来今回のオーダーなら2区4区を務めるべきの刀祢や田中が3区5区に回ってしまった事に問題あった感じか。7区永田も区間順位は一つ落ちたのでね(この辺りは箱根予選からの調整が難しいので、どこまで書いていいやらですが…)。
ただ、小松という選手は中々安定感ありますね。今年の学生ハーフで64分台出している選手ですが、全日本予選・箱根予選・全日本本戦と続けて結果残し続けています。こういう選手復路で使いやすいですね。他にも長い距離安定しているということで赤染という選手もいます。選手層が薄いので貴重な存在になりそうです。
2枚で確実に貯金できる方法を取ってくるか否か
さて、面子的には何とか10枚揃っているところ。全日本のメンバーの他に故障中?の主力で栗原・平山らに、期待できる存在として海老原・松谷・小泉・野中といますが…まずは早川・村澤をどこに配置するか、そして他の選手を調子を見ながらどう配置するかという所でしょうか。
刀祢-早川-元村-田中-村澤
河野-永田-小松-赤染-金子
色々考えて早川と村澤はやっぱり2区5区に配置したいなと思いました。早川は68分台で走れる力持っていますし、村澤のロード適正とスピード持久力はずば抜けていますから、一番貯金が出来る方法かなと。(ただ、村澤は夏合宿のインタビューで「箱根2区でやりたことがある」という発言をしていましたから、どうするかな…2区村澤5区早川の線もあるのかな)
他メンバーに関しては、2人の次に位置する刀祢と田中がどれだけ回復するかにかかるかなと思います。刀祢は昨年の経験でそのまま1区に入れてますが、田中は春先の状態に戻っていれば3区4区入れ替えか。往路3位以内に入ってもおかしくない選手は集まっていると思いますし、実力的には金子アンカー回しても大丈夫だとは思うんですが…。安定感が課題なので何処まで克服できるかという所だろう。
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