2010/11/15
日本体育大学~全日本大学駅伝結果より
以下、シード権を獲得できなかったチーム
7位日本体育大学5時間20分00秒(予想6位)
1区筱嵜昌道(4年)44分12秒区間15位(15)1分30秒
2区出口和也(4年)38分37秒区間8位(15→11)1分52秒
3区福士優太朗(2年)27分38秒区間4位(11→10)2分15秒
4区野口拓也(4年)41分12秒区間4位(10→6)2分33秒(-1秒)
5区矢野圭吾(1年)35分22秒区間10位(6→7)4分08秒(25秒)
6区早川智浩(2年)36分44秒区間4位(7→5)4分44秒(-52秒)
7区谷野琢弥(4年)36分37秒区間8位(5→6)5分44秒(-4秒)
8区服部翔大(1年)59分38秒区間7位(6→7)6分58秒(8秒)
出雲2位の勢いを生かすことができず、シードラインを上回ることができなかった
流れ作れ切れず、1年生アンカー奮闘も出遅れ響く
ん~、結果論だけどやっぱり1区と8区逆だよなあと…。筱嵜は一応5千13分台だがスピード型と言えるタイプではなかっただけに、今回の展開は厳しかった。最初集団の前の方にいましたが、かなり気負っていたように見えましたし。2区4区に配置された日体大2強の出口と野口がそれぞれ4つ順位を上げましたが、その2枚を使い終えて6位浮上が精一杯。その後は実績の少ない選手や故障明けの選手などがおり、流れに乗りきれずといった感じとなった。つくづく1区で出遅れないことが大事というのが思い知らされた。
ああいう展開だと1区は1年生とはいえ服部の方が合ってた感が…。その服部は1年生ながらアンカーの大役を務めることになったが、出遅れから流れを作れきれず、シード内の6位で襷を受け取ったものの貯金はほぼ無し。中大を捕えたが、日大・ベンジャミンと東海・村澤に敵うはずもなく、落ちてきた明大にはあと8秒及ばずに混戦の中でシード権を落としてしまった。タイム的には1㎞3分を切っており、素晴らしいですが…。ちぐはぐな攻めで最終的にシードラインを上回ることができなかったという感じだ。
収穫は随所に
ただ、収穫自体は個々を見るとあった選手はいる。2年生の福士と早川が出雲に引き続き、繋ぎ区間とはいえ結果を出した事は大きなポイントだ。福士は最短区間なのでスタミナがまだ分からないが出雲のラストなんか見ても1区あたりを担ってくれればと思うし、早川は繋ぎでポイントゲッターを務める事ができそう。勿論、服部が20㎞をもう既に単独走できる状態になっている事など、収穫自体はあった。
そして何より、出雲で成功レース(2位ですが)、全日本で失敗レースとどちらも経験できたのは大きい。まあ逆に失敗レースをしたというのが不安要素にはなりますが、戦力自体は充分3強に迫れるので、発揮できるようにチームを調整してほしいといった所だ。
服部アンカーの意味を考えてみて
今回の選手の起用方法などでちょっと予想が難しいのですが、服部に関しては1区以外の重要区間かなという気が。日体大は過去に保科だったり北村だったり活きのいい1年生は2区や5区に抜擢しています。その時のチーム事情もあるでしょうが、何かそんな気がしています。そういうことを頭に入れて現段階でのオーダー予想をしてみます。
福士-出口-野口-谷野-服部
松田-早川-谷永-筱嵜-佐藤
服部は5区に置いてみました。本人も興味あるみたいなコメントしてた気がしたし。出口と野口は2区3区。今回の選手の使い方や、出口は5区候補に上がっていたこともあり登り基調の2区に。野口は前回と同じ作戦という感じですかね。谷野も久保岡の再現を狙ってということで。
まあ、日体大はトラックのタイムからして楽しみな選手は他にも多くいるのですが、まだ長い距離の経験が少ない選手が多いので何とも言えない部分があるかなあ。特にあと1枚2枚という部分になるとそうなる。メンバー的には申し分ないが、何となく不安な感じがしてしまうのはそのせいか。駅伝の成績が安定していないのもあるだろうが。おそらく上尾ハーフに出るだろうから、ひとまずそこで長い距離がどれくらい走れるか見てみたい。
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