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全日本予選展望~山梨学院大学

続いて山梨学院大学
 
 
平均タイム:11位29分45秒39(ボーダーまで1人5秒56)
4組:5位オンディバ=コスマス(4年)28分37秒95、12位松枝翔(4年)29分09秒98
3組:26位井上大仁(1年)30分10秒77、31位松山雄太郎(2年)30分21秒93
2組:16位山領駿(4年)29分49秒74、19位伏島祐介(3年)29分54秒48
1組:27位小久保雄太(3年)30分22秒94、29位小笠和也(2年)30分25秒76
補欠:青木達哉(4年)29分59秒37、松岡勇気(1年)14分28秒41※

中堅どころが全員外れる
 前回の本選で初のシード落ち、即ち初の予選会出場ということになった山梨学院。すぐさま復帰したいところだが、出場に黄信号が灯っている。主力のコスマス、松枝選手こそ4組にエントリーしたものの、3組以降は当初予定していた選手はおそらくほとんどが外れてしまったのではないか。
 
 箱根経験者の中村、田口、牧野選手、スピードのある鳥羽、松下、藤井選手といった期待できる面々がことごとく外れてしまった。関カレ3障で結果を出している2組の伏島、山領以外は、今季にベストを出したものの1万30分台の選手たち。経験も浅い。4組にエースがいるが、そこまでに圏外になる危険性が高くなってしまった。ただ、無名選手の育成力には定評のある山学。何とか出場の可能性を探ってみる。
 

3組がどれだけ踏ん張れるか
 ひとまず注目する点は2組か。1万の持ちタイムと実績からすると伏島と山領が3組が妥当なはず。おそらく1組2組に全部全国経験が浅い選手を固める事には不安を持ったのだろう。そこで2組に3番手4番手を置き、1組の選手たちに2組の選手に何とか繋げようという気持ちを持たせたのではないかと考える。1組が耐えて2組が稼いでボーダーに浮上したいという感じだろう。
 
 ただ、そうなると当然3組が厳しくなる。1組2組はスローペースが多く、うまく力を残せれば上位も覗える。しかし3組からはハイペースになるので本当の力が試され始める。まだ若い井上、松山選手がどれくらいで粘れるか。4組の松枝選手は絶好調、コスマス選手は不調だが29分半ば以上ではこれるとみたい。なので3組が臨みを繋げられるかが一番のポイントになりそうだ。まあ、データ上では1人5秒~6秒頑張ればボーダーに届く計算。悲観ばかりも良くないので、1人1秒大切にして戦っていきたい。
 
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