2011/06/27
全日本駅伝関東予選会詳細(中)
以上、通過校
7位國學院大學3時間59分54秒28(予想9位)
ボーダーとの差:4秒73
4組:18位荻野皓平(4年)29分29秒01、26位中山翔平(3年)29分56秒12
3組:8位寺田夏生(2年)29分57秒10、30位大下稔樹(1年)30分25秒12★
2組:2位宮澤公孝(4年)29分46秒92、18位安曇大輔(4年)30分09秒09
1組:9位桑原圭治(4年)29分58秒12、23位青木信夫(4年)30分12秒80
OP:14位三部将史(4年)30分39秒38、16位柿沼昂太(2年)30分42秒04
史上初、3時間台で落選
今年箱根で初シード権を獲得して波に乗っていた國學院。今年の全日本予選でも例年以上の戦いをみせ合計3時間台でフィニッシュ。しかし、終わってみれば僅か5秒の差で泣くこととなった。成績を見ると最後で逆転されたのが分かる。エースの荻野選手が100%には戻り切らなかったか。それと結果論、寺田と中山選手を入れ替えてたら面白かったかもしれないか。ただ、その寺田に宮澤、桑原選手が組1ケタの走り、打ちのめされた若い大下選手も経験を積んだ。この経験を糧にして秋のロードシーズンで更なるパワーアップを期待したい。
8位順天堂大学4時間00分06秒58(予想13位)
ボーダーとの差:17秒06
4組:4位的場亮太(4年)29分08秒51、19位田中秀幸(3年)29分30秒65
3組:11位堀正樹(3年)30分01秒05、33位小澤一真(2年)30分29秒60
2組:8位松村優樹(1年)29分55秒66★、39位岩崎祐樹(2年)31分22秒58
1組:2位的野遼大(1年)29分49秒21★、3位大池達也(3年)29分49秒32
OP:7位狩野良太(2年)30分21秒98★、8位西郷貴之(1年)30分25秒01★
光は見えたのか
勿体ない…という言葉を思わずこぼしてしまった順大。1組の期待のルーキー的野、好調だった大池選手で最高のスタートを切ったものの、昨年も全日本予選を経験していた岩崎、小澤選手がブレーキしてしまった。特に岩崎選手は当日変更で入ったが関カレに続き撃沈。多分2組が1年生2人になることを避けたのだろうが厳しい結果に。外された西郷選手がOPで好走したのが余計に無念さを助長させてしまう。とにかく岩崎選手は次の試合で結果を残すことを努力してほしいともう。ただチームは、ここ数年からすると最高の成績。4組で的場選手が懸命にボーダー追いすがったのも良かった。失速癖やスタミナ面が気にはなるが、箱根予選3年ぶり突破に光が見えたとは言えそうだ。
9位神奈川大学4時間00分10秒54(予想16位)
ボーダーとの差:21秒02
4組:11位坪内武史(4年)29分14秒60★、30位小嶋直耶(4年)30分03秒70
3組:17位鈴木駿(3年)30分04秒14、21位小堀佑真(4年)30分11秒44
2組:9位久門大輔(4年)29分57秒24、22位高久芳裕(3年)30分12秒28
1組:10位福田健太(3年)29分58秒23、30位森津祐一(4年)30分28秒91
OP:15位高橋俊光(4年)30分41秒92
粘りはみせたか
昨年ほどの勢いがなく大丈夫なのかなと個人的に心配していたのですが、現時点での力は出し切ったのかなと思います。全日本予選の相性の良さもあるでしょうが、結果は出してきました。一番の収穫は何と言っても4組坪内選手の力走。昨年は序盤からついていけなかったのですが、成長した姿を見せました。他、春先結果を残せなかった小堀・高久選手がだいぶ戻してきて、今季初レースとなった福田選手もまずまず。足並みは揃いつつあるので、箱根予選もこのメンバーでしっかり戦い所だ。
10位東京農業大学4時間00分39秒22(予想7位)
ボーダーとの差:49秒70
4組:10位青木優(3年)29分13秒77★、37位松原健太(4年)31分15秒63
3組:2位木村翔太(3年)29分52秒72、3位浅岡満憲(1年)29分53秒28
2組:7位竹内竜真(1年)29分55秒09、13位内藤寛人(3年)30分02秒05
1組:17位佐藤達也(2年)30分06秒78、25位山本和樹(2年)30分19秒90
OP:10位津野浩大(2年)30分27秒41、22位木下潤哉(4年)31分00秒04
エースを外せず敗退
結果論になってしまいますが、不調のWエースの松原・木下選手を最初から外す勇気が無かったのが最終的な敗因でしょうかね(まあ、難しい決断ですけどね)。これだけ不調でしたが松原選手の走りはある程度予兆できていたでしょうが、当日変更が実質山本選手しかいなかったので変えられませんでした。東農大はどちらかというと層が厚い方なので誰か変わりはできたと思います。特に上位の組に入った青木、木村、浅岡の3選手は素晴らしい走り。青木選手なんかは今年の箱根は走れなかったのにすごい成長です。箱根予選こそはチーム力を発揮して上位通過といきたい所です。
ここらへんからボーダーから1分以上離れます。ただ、まだ僅差ですね
11位大東文化大学4時間01分03秒47(予想15位)
ボーダーとの差:1分13秒95
4組:23位市田孝(1年)29分40秒31、28位市田宏(1年)30分02秒66
3組:9位村雲将太(2年)29分57秒16★、27位平井章宏(4年)30分16秒99
2組:30位大西亮(2年)30分31秒14、34位池田紀保(1年)30分40秒66
1組:6位吉田明広(4年)29分51秒32★、14位片川準二(2年)30分03秒23
OP:18位稲田浩己(1年)30分45秒13★
昨年箱根連続出場が途切れてしまった大東大。ショックはあるが、早く立て直したかったところだが、一応昨年よりは上向きの結果となった。とりあえず1組が頑張りました。吉田・片川といった主力級をつぎ込んだこともあり、ここでは圏内でした。ただ、2組が流れを引き継ぐ力がなかった感じですね。それと市田兄弟今回も力発揮できず。2人とも自己ベストくらいで走ればボーダーとの差はほとんど埋まっていたのですね(1年生ですがどうしてもチーム状況的に結果を急いでしまいます)。まあ、村雲選手や日曜日に行われた平国大でも自己ベストが出ている選手がいたので、昨年よりは箱根予選出場争いに絡む力はありそうだ。
12位専修大学4時間01分07秒57(予想17位)
ボーダーとの差:1分18秒05
4組:22位星野光汰(3年)29分38秒65★、27位安島慎吾(4年)29分58秒53
3組:25位住中翔(3年)30分16秒46、37位松尾修治(2年)30分45秒53
2組:10位上野大空(2年)29分58秒99★、26位齋藤翔太(1年)30分20秒64★
1組:11位宮坂俊輔(2年)29分59秒08、18位澤野健史(2年)30分09秒69
OP:13位小指徹也(2年)30分32秒14
星野選手を除き、直前の記録会で良かった選手が1組2組に入っていた為、序盤は出場ラインに絡む健闘を見せていました。2年生の成長が箱根予選での出場を左右すると言われていた中、宮坂・上野選手が好走を見せたのは良かったです。ただ、レベルがあがる3組4組は厳しかったですね。エースの力で戦うというより総合力で戦うというのが今の専大にはいいのかもしれません。まあ、長らく故障で遠ざかっていた星野選手がパワーアップして復調したこと、安島選手も何とか踏ん張った、など光はあります。箱根予選も総合力で通過を目指したい所でしょう。
13位山梨学院大学4時間01分41秒04(予想11位)
ボーダーとの差:1分51秒52
4組:13位オンディバ=コスマス(4年)29分15秒99、16位松枝翔(4年)29分19秒84
3組:29位松山雄太郎(2年)30分24秒52、36位松岡勇気(1年)30分45秒44★
2組:14位伏島祐介(3年)30分03秒01、23位青木達哉(4年)30分14秒40
1組:34位小久保雄太(3年)30分39秒18、36位小笠和也(2年)30分58秒66
OP:11位井上大仁(1年)30分30秒10、23位山領駿(4年)31分14秒17
中途半端に13位までやるのは、これで全日本シードの6校を入れると19位、すなわち箱根出場のボーダー目安となるからだ。(全日本予選と箱根予選の成績は割とリンク率が高い)
そこには全日本出場が途切れた山学が入った。これまでずっと全日本に出場してきただけに惨敗という感じだが、正確に言えば持ちタイム通りの結果だった。実績が浅い選手を置かざるを得なかった1組3組がやっぱり相手してもらえなかった。4組に入るまでには時すでに遅し。コスマス・松枝選手は中盤までトップ争いだったが最後息切れしてしまった。これは箱根予選もちょっと危うくなってきた。故障者がどれだけ箱根予選までに戻るかは全く分からない。今回出走したメンバーが箱根予選をそのまま走る事もありうる。危機感を持って夏合宿に臨んでほしいところです。
おまけ~自己ベスト出まくり
それにしても気象条件に恵まれた事、1組2組がハイペースになったこともあり、自己ベストが続々でましたね。
≪注意≫全日本予選は自己ベストが出るかをどうか楽しむ大会ではありません
なんて忠告書きをしたくなるような感じでした。
コメント