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第88回箱根駅伝-9区を振り返る-

続いて
 
権太坂7.8㎞
○数字は総合順位、[]数字は通過順位
7位田中(東洋)23分21秒①
1位窪田(駒大)22分39秒②8:474秒2)
2位前田(早大)23分07秒②8:477秒8)
15位細川(明大)23分32秒④9:27
20位吉元(城西)24分12秒⑤14:14
11位横山(青学)23分27秒⑥14:47[6]14:47
12位木村(農大)23分28秒⑳46:04[6]14:47
5位大須田(中大)23分15秒⑧17:15[8]14:54(2分58秒8)
4位松村(順大)23分13秒⑩18:25[9]15:57
6位渡邉(帝京)23分17秒⑮23:40[10]16:31
3位松枝(山学)23分09秒⑦16:47[11]16:47
17位真家(拓大)23分46秒⑲25:31[12]17:27
16位山田(中学)23分44秒⑰24:38[12]17:27(3分02秒6)
9位中山(國學)23分26秒⑨18:06[14]17:49
14位鈴木(国士)23分31秒⑬20:58[14]17:49
12位鈴木(神大)23分28秒⑭21:30[16]17:50
19位宮川(選抜)23分52秒⑪18:43[17]18:20
8位渡辺(上武)23分25秒⑱25:29[18]20:04(3分00秒1)
9位小松(東海)23分26秒⑫20:46[19]20:05
18位吉村(日体)23分49秒⑯23:47[20]20:28
 トップを走る東洋の田中選手は昨年より11秒遅いタイムで通過。昨年ほどの調子では無かった事とここに来て急に日差しがでてきたこともあるだろうか。それでも安定した走りではある。
 
 それより注目だったのは9区に投入された窪田選手。2区を走ってもおかしくない存在なだけにこの区間では力が抜けていた。ここまで区間記録から僅か9秒遅れるだけのペース。細川選手をあっさりパスすると29秒前に走り出して区間2位のペースだった前田選手にも追い付いてしまった。
 
 そこからかなり空いて吉元選手。安定感のある選手なのだが苦しい表情でここまでダントツ最下位のタイム。この地点ではその後が心配された。その後ろ、横山・木村選手が通過したがその後ろの選手が飛ばす。見た目順位順で大須田、松村、渡邉、松枝選手の順番だが彼らが全員3番~6番目のタイム。シードから逃げたい大須田選手や不調ながら主将の責務を果たしたい松枝選手、一矢報いたい渡邉選手などそれぞれ。
 
 特に注目なのは1年生ながら快調な走りの松村選手が総合10位に浮上。予選最下位通過のチームがここでシードラインに浮上。11位に後退した選抜だが宮川選手が19番目の走り。すぐ前にスタートしたはずの中山、鈴木選手らに全くついていくこができず、ちょっと不調気味か。他、繰り上げスタートながら渡辺・小松選手も頑張っている。
 

 
横浜駅14.6㎞-権太坂7.8km=6.8km
4位田中(東洋)20分20秒①
1位窪田(駒大)20分04秒②8:31(2分57秒1)
1位前田(早大)20分04秒②8:31

8位細川(明大)20分51秒④9:58(3分04秒0)
3位横山(青学)20分14秒⑤14:41(2分58秒5)
15位吉元(城西)20分58秒⑥14:52
5位木村(農大)20分33秒⑳46:17[7]15:00(3分01秒3)
7位大須田(中大)20分43秒⑧17:38[8]15:17
9位松村(順大)20分52秒⑩18:57[9]16:29
6位渡邉(帝京)20分40秒⑮24:00[10]16:51(3分02秒4)
10位松枝(山学)20分53秒⑦17:20[11]17:20
14位真家(拓大)20分58秒⑲26:09[12]18:05
11位鈴木(神大)20分54秒⑭22:04[13]18:24
13位中山(國學)20分55秒⑨18:41[13]18:24
19位山田(中学)21分17秒⑰25:35[13]18:24
17位鈴木(国士)21分09秒⑬21:47[16]18:38
18位宮川(選抜)21分15秒⑪19:38[17]19:15(3分07秒5)
12位渡辺(上武)20分55秒⑱26:04[18]20:39
16位小松(東海)21分04秒⑫21:30[19]29:49(3分05秒9)
20位吉村(日体)21分38秒⑯25:05[20]21:46(3分10秒9)
 この間は窪田選手のペースが少し落ち着いたこともあり、前田選手がついている。前田選手は故障もちだったが練習での調子は結構良かったらしい。その2人の次、3番目のタイムで走ったのはなんと横山選手。過去2回の箱根は区間二桁順位だが素晴らしい走りで吉元選手を捉え総合5位へ浮上。また横山選手からは離されたが木村選手も5番目のタイムで吉元選手の背後に。
 
 また、3番4番のタイムだった松村・松枝選手はここは落ち着いている。その後ろでは駆け引きも。神大・鈴木、中山選手が前半国士・鈴木選手を風よけに使い、一気に突き放し前へ。落ちてきた中学・山田選手を巻き込んで見た目13番争いに、というのもみられた。
 

 
生麦20.2㎞-横浜駅14.6km=5.6km
8位田中(東洋)18分06秒①
1位窪田(駒大)17分30秒②7:55(3分07秒5)
4位前田(早大)18分02秒③8:27(3分13秒2)
7位細川(明大)18分05秒④9:57
5位横山(青学)18分02秒⑤14:37
16位吉元(城西)18分48秒⑥15:34
15位木村(農大)18分48秒⑳46:59[7]15:42(3分21秒4)
18位大須田(中大)19分05秒⑧18:37[8]16:16(3分24秒5)
3位松村(順大)17分55秒⑨18:46[9]16:18(3分12秒0)
6位渡邉(帝京)18分02秒⑮23:56[10]16:47
13位松枝(山学)18分32秒⑦17:46[11]17:46(3分18秒6)
11位真家(拓大)18分21秒⑱26:24[12]18:20
9位鈴木(国士)18分07秒⑬21:48[13]18:39
12位中山(國學)18分22秒⑩18:57[14]18:40
14位鈴木(神大)18分33秒⑭22:31[15]18:51
17位山田(中学)18分50秒⑰26:19[16]19:08
2位渡辺(上武)17分43秒⑯25:14[17]20:16(3分09秒8)
20位宮川(選抜)19分45秒⑪21:17[18]20:54(3分31秒6)
10位小松(東海)18分19秒⑫21:43[19]21:02(3分16秒3)
19位吉村(日体)19分33秒⑲26:32[20]23:13(3分29秒5)
 トップの田中選手が腹痛などでややペースダウン。11月下旬まで怪我などであまり走り込みができなかった影響が響いてきたか。これで恩恵受けるのはこの間2番目のタイムで走っていた上武・渡辺選手。繰り上げスタートで一時20分39秒まで広がった差が20分16秒まで詰まった。このまま縮めて20分以内にすれば(途中棄権の85回城西を除いて)、69回大会の法大以来繰り上げ→次の中継所は回避という珍事になるが果たして?
 
 そしてこの間トップはやっぱり窪田選手。途中仕掛けてきた前田選手を逆に突き放して、ようやく駒大が単独2位へ。そして復路優勝へ望みを繋げるべくひた走ります。また、一旦ペースが落ちかけていた松村選手が3番目のタイム。失速した大須田選手を捉え、その前の木村・吉元選手も見えてきた。総合でも國學院を抜いて9位に浮上し、どんどん勢いづく。逆に選抜は宮川選手が完全にブレーキ。10位國學院と2分20秒差。ラスト3㎞でもっと開きそうな気配だ。
 
 他、青学横山選手が完全に単独5位へ、松村選手の後ろで映してもらえないが帝京渡辺選手も好調をキープ。13番争いは一旦脱落した国士鈴木選手が再び浮上。真家選手を追う。少し遅れたが中山選手、そしてあの神大鈴木選手もまだペースをキープしている。それと終始ペースの上がらない吉村選手はここで総合19位にまで後退。非常に苦しい走りとなった。

 
鶴見23.2㎞-生麦20.2㎞=3.0km
10位田中(東洋)9分19秒①(3分06秒3)
1位窪田(駒大)8分53秒②7:29(2分57秒7)
14位前田(早大)9分28秒③8:36(3分09秒3)
7位細川(明大)9分11秒④9:49
8位横山(青学)9分16秒⑤14:34(3分05秒3)
16位吉元(城西)9分37秒⑥15:52
3位松村(順大)9分00秒⑧18:27[7]15:59
2位渡邉(帝京)8分58秒⑬23:35[8]16:26(2分59秒3)

15位大須田(中大)9分35秒⑩18:53[9]16:32(3分11秒7)
19位木村(農大)10分42秒⑳48:22[10]17:05(3分34秒0)
11位松枝(山学)9分20秒⑦17:47[11]17:47
12位真家(拓大)9分22秒⑱26:27[12]18:23(3分07秒3)
4位中山(國學)9分02秒⑨18:40[13]18:23
5位鈴木(国士)9分08秒⑪21:37[14]18:28(3分02秒7)
13位山田(中学)9分24秒⑰26:24[15]19:13
18位鈴木(神大)10分28秒⑭23:40[16]20:00(3分29秒3)
6位渡辺(上武)9分11秒⑯25:33[17]20:08
9位小松(東海)9分17秒⑫21:41[18]21:00
20位宮川(選抜)11分46秒⑮23:44[19]23:21(3分55秒3)
17位吉村(日体)10分02秒⑲27:45[20]24:26(3分20秒7)
 田中選手がトップを守ってアンカーへ。最後は10番目のタイムまで落ち、前回より1分以上遅いタイムとなったが、大会記録よりは大幅に上回るペース。駒大窪田選手に大きく迫られたたが復路順位も46秒差の1位をキープしている。もっとも復路優勝は駒大も芽が出てきたという事でまだどうなるか分からない。
 
 また4位の明大細川選手が終盤粘り、逆に垂れてしまった前田選手を詰め、1分13秒差で腰の不調で10区に回った大エース鎧坂選手にリレー。ここも鎧坂選手の走り方如何では逆転もありえそう。また、見た目7番8番を走っていた松村・渡邉選手はラストまで素晴らしい走り。総合順位もそれぞれ8位、13位にまであげて復路の要の区間を走り切った。
 
 後ろもシードを争うチームが激しい争い。先ほど集団から抜け出した国士大は選抜の失速もあり総合11位に浮上、ラスト3㎞5番目のタイムで追い上げを測ったが、総合9位だった國學院の中山選手がそれ以上のタイムで駆け抜け再逆転。とにかく前を追いたかった国士舘にとってこれは痛かったか。10位に落ちた中大との差も2分44秒差ということで11位とはいえかなり苦しくなった。
 
 そして中学を挟んであの壮絶な襷リレーである。生麦地点では何も問題なかったのだがそこから急に脱水症状に陥ったらしい。中継所直前で2度転倒、きわどいタイミングで襷リレーを行った。
 
 速報テロップで残り0秒になって少し経ってから襷リレーしたように見えたので温情采配かと思ったがそうではなかった。あのカウントダウンは東洋大が襷リレーを開始し始めた9時間41分49秒を基準にしているが、本来は襷リレーが完全に終わった9時間41分51秒からが本当の数値。なので速報テロップは2秒ほど早かったのだ。神大のたすきリレーは10時間01分50秒~51秒の間に行われたので、あれは正真正銘間に合っていたのである。とにかく間に合ってよかった。その後ろ、最後追い上げも届かなかった上武を初め、東海・選抜・日体大の4チームが繰り上げとなった。
 
 それにしても、神大の鈴木選手のラスト3㎞よりもはるかに遅いタイムのランナーが2人も。おそらく脱水症状なのだろうが、急に出てきた日差しに対策がうまくできなかった所もあった模様。9区というはこういう天候面でも非常に難しいのだなと感じさせられた。
 
 
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