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箱根駅伝を振り返る-拓殖大学-

 
往路19位復路9位
総合14位:拓 殖 大 学
(予想:往路17位復路8位総合14位☆ 区間:1区4区6区8区9区的中)
 山が予想より下がった以外は本当にほとんど予想通りでした。序盤で出遅れ、ダンカン砲が不発なのも。区間予想は直前で変わることになった2区3区5区以外はまあまあ当たったので満足。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区兼実省伍(3年)63分51秒区間17位(17)1分48秒差
2区野本大喜(3年)70分18秒区間15位(17→15)3分31秒差
3区ダンカン=モセ(2年)63分20秒区間5位(15→15)4分08秒差
4区佐護啓輔(1年)58分04秒区間18位(15→15)7分27秒差
5区横山築(4年)87分16秒区間19位(15→19)18分04秒差(7分41秒差)
6区堅谷真(3年)61分49秒区間17位(19→19)20分37秒差(9分00秒差)
7区奥谷裕一(2年)64分22秒区間6位(19→19)22分27秒差(7分20秒差)
8区那須大地(4年)66分51秒区間10位(19→18)25分06秒差(6分54秒差)
9区真家尚(4年)72分27秒区間13位(18→18)26分27秒差(7分34秒差)
10区北澤健太(3年)72分03秒区間6位(18→14)28分45秒差(6分39秒差)
【敢闘賞】北澤健太…最後まであきらめずに4人抜き
【敢闘賞】奥谷裕一…初の駅伝ながら積極的な走り
点数(80点で予想通り)

※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
80-80-80-80-60
60-90-80-80-80
重要区間の2区と5区の予定が狂い、全く上位に浮上できず
 2年連続のシード権を狙ったが、予定オーダーが組めなかった事もあり、ほとんど低空飛行となってしまった。出足の1区兼実選手はハイペースに付いて行かず、後半に落ちてくる選手を拾っていこうという作戦をとった。だが64分切ったにも関わらず区間17位。今回はこういう走りでは浮上できなかったという感じか。
 
 最も、拓大は留学生がいるので1区での多少の出遅れは問題ない…はずだった。前回2区を走ったマイナ選手が故障でアウト。もう一人の留学生のダンカン選手が入ったが適性を考えて3区に。2区は野本選手が入った。その野本選手は70分そこそこ。トラックのスピードからすると妥当だったか。一応総合15位にあがったので、そのまま勢いに乗りたかったが、ダンカン砲は不発に。山学・コスマス選手と並走したのだが、距離に不安があったダンカン選手には早すぎたか。区間5位にはまとめたが、前に居た国士や順大の選手が区間3位4位だったのもあり順位はあげられず。留学生使って15位は非常にダメージがあっただろう。
 
 4区佐護選手はやや力不足気味で引き離される。そして重要区間の5区に入るのだが、ここでも試合前に誤算が生じていた。まず12月頭に昨年82分強で登った館石選手が故障でダウン。続いて今年成長を見せていた登井選手が候補に上がったが、残り1週間で行けなくなってしまった。残っていたのは主将の横山選手だけだった。一応、昨年準備していたので何とかなるのではということだったが、甘くなかった。主将の重圧もあったか、87分オーバー。まさかのブービーで往路を折り返すことになってしまった。

7区奥谷、10区北澤が区間6位 少しはやりたいことができた復路
 拓大はスタミナで粘るタイプが多いので、どちらかというと復路の方が得意。実際、前回は復路4位という成績を残した。シード権は厳しい状況だが、少しでも意地を見せたかった。ただ、6区はやや出遅れる。2年越しでの6区出走となった堅谷選手が終盤にがくんとペースダウン。また苦しい立ち上がりになった。
 
 それでもやはり往路よりは粘りが効いた。7区奥谷選手がぐんぐん飛ばす。岡田監督の手法といえば、前半抑えさせて後半上げるというのが鉄則なのだが、自重はしなかった。国士や山学などまとまっていた集団を捉えていくのは昨年の野本選手を彷彿させた。最終的に区間6位で見た目順位を一気に6つもあげたのは非常に良かった。8区那須9区真家の4年生は昨年区間5位6位という成績を残していたのだが、今年度はずっと不調が続いていたので仕方ないか。それでも最低限ではまとめてくれた。
 
 そしてアンカーが一番の見せ場に。蒲田を過ぎてから併走してきた國學院・国士大を振り切ると前を追い、山学や農大まで捉える。元々日本人では野本選手に次ぐ実力のある選手。最後シード権争いになった時の為に温存したのだろうが、残念ながら捨て駒になってしまった。それでも諦めずに前を追っていき、気が付けば総合順位を14位にまであげていた。復路順位も9番目にまで上げて、何とか納得する形で終えることはできただろうか。
 
留学生がいる間に高速レースに対応できる日本人ランナーの育成を
 シードラインとは少し差がありましたが、それでも往路が予定通りいけていれば、その差の大半は埋まっていたんじゃないかと思うとちょっと勿体なかったか。最も、総合14位でも高校時代の実績からするとかなり浮上しているんですけどね。今回の出走者の高校時代の5千持ちタイム平均を出すと14分50秒を超える(ダンカン選手13分50秒で計算)。これでシード権はまだまだ狙えるということで無名の選手の育成力はやはり高いのだと思う。
 
≪主な在校生≫
ダンカン=モゼ(3年)27分53秒00≪箱根3区5位、出雲1区1位≫
ジョン=マイナ(3年)27分53秒50≪出雲6区3位≫
野本大喜(4年)29分28秒56≪箱根2区15位、出雲3区5位≫
北澤健太(4年)29分29秒35≪箱根10区6位≫
兼実省吾(4年)29分31秒27≪箱根1区17位≫
奥谷裕一(3年)29分32秒05≪箱根7区6位≫
登井峻太(4年)29分43秒05
堅谷真(4年)29分50秒94≪箱根6区17位≫
木寺良太(3年)29分53秒63
佐護啓輔(2年)29分54秒82≪箱根4区18位≫
櫻井一樹(2年)30分03秒01
谷野健太(3年)30分29秒29
早川和樹(2年)30分37秒36

≪主な新入生≫
金森寛人14分16秒92(予定)
東島彰吾14分26秒22≪都道府県1区3位、高校1区10位≫
日下粛基14分40秒97≪高校7区24位≫
濱寄直人14分48秒92≪高校3区35位≫
翔山健14分54秒17≪高校3区28位≫
千田航世15分00秒10≪高校7区18位≫
 とはいっても、さすがに往路タイプがほしい。これに関してはリクルーティングの方も頑張ってもらわなければならない。さすがに5千15分前後から往路タイプを何人もというのは厳しいものがある。今回は(来るかどうか確定ではないが)14分10秒代を持つ金森選手と、全国駅伝で活躍をみせている東島選手が入る。このあたりを確実に戦力にしていきたいところ。
 
 そして彼らを育て上げられるかで岡田監督の評価が変わるかな。こう言っちゃなんだが2流3流のランナーを1.5流くらいまで育てるのは大変秀でておられる(他にも即戦力が入らないながら箱根出場続けているチームいますね)。ただ、ある程度の力を保有している選手が無名選手の育成が得意な監督さんの所に来たらどうなるのかというのはずっと疑問に思っている事。拓大の場合は、現在は留学生もいるし、叩いた選手もいるので、箱根予選で落ちる心配はあまりしていない。上位に入る礎を今のうちに築きたいところだ。

 
 
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