2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

箱根駅伝を振り返る-関東学連選抜-

往路10位復路20位
総合17位:関東学連選抜
(予想:往路5位復路5位総合4位 区間:1区2区3区4区5区6区的中)
 何でこんな予想したんだろうな…。11月末の記録会で記録が出過ぎると調子が落ちるというのはブログやっててはっきりデータ出ていたのに、何にも学んでいなかった。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位トップとの差(シードとの差)
1区田村優宝(日大2年)63分01秒区間9位(9)58秒差
2区佐藤佑輔(日大3年)70分05秒区間14位(9→11)2分28秒差
3区梶原有高(松蔭4年)64分02秒区間11位(11→14)3分47秒差
4区大橋秀星(専大3年)56分31秒区間10位(14→12)5分33秒差
5区吉村大輝(流通1年)81分29秒区間8位(12→10)10分23秒差(-1分40秒差)
6区田子祐輝(法大2年)60分26秒区間10位(10→9)11分33秒(-1分06秒差)
7区安島慎吾(専大4年)64分49秒区間8位(9→7)13分50秒差(-1分17秒差)
8区大沼恭教(亜大3年)68分34秒区間19位(7→10)18分12秒差(-21秒差)
9区宮川尚人(亜大4年)76分38秒区間20位(10→15)23分44秒差(4分51秒差)
10区篠原義裕(法大3年)76分01秒区間20位(15→17)30分00秒差(7分54秒差)
【敢闘賞】吉村大輝…一時区間3位となる走りで5区を好走
【皆勤賞】梶原有高…初の選抜での4年連続出走

点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
70-60-60-80-80
80-80-50-50-50
ロケットスタートは不発も5区吉村選手の好走で往路は10位
 1万の平均タイムは3強に次ぐ4番目。日大・法大・専大など主要校が並び非常に豪華なメンバーが区間を彩る。特に田村・佐藤・梶原の1万28分台の選手のリレーでどれだけの位置につけえるかというのは注目していた。
 
 だが、思い通りにいった感じではない。出足は全日本1区区間賞の田村選手だったが区間9位。ローペースでラスト勝負になれば強いが、ハイペースの展開だとまだまだというところか。2区佐藤選手は、箱根予選で3区で区間新だしたコスマス選手と競り合った選手だが、70分オーバーで区間14位。箱根予選を頂点にちょっとずつ調子が落ちているか。3区梶原選手は序盤突っ込んだが失速し総合14位へ下降。今季は全てのレースで突っ込む姿勢を貫いていたが、20㎞以上ではあまり結果が出なかった。この時点で、あれ?という印象を持ち始めていた。
 
 最も、ここからしばらくはうまく流れた。4区の大橋選手が区間10位で走って2つ順位を上げ、流れを取り戻すと5区で最大の見せ場が。流通経済大1年の吉村選手がどんどん前を追いあげる。高校駅伝優勝校のメンバーながら、箱根未出場の大学に進学した異色のランナー。母校の初出場に向けて、チームを引っ張っているが、こういうランナーを拾うのが選抜のいいところだ。登りが終わるまで区間3位争い、下りで失速してしまったが総合10位に順位を引き上げ往路を終えた。

7区まではいい感じで流れるも亜大勢が撃沈
 そのまま7区まではひとまずうまく流れる。6区はいかにも"法大"という感じの風貌をした田子選手。準備不足だったとは思うが、3障の脚力は活きたか、60分半ばで無難にまとめた。7区安島選手は順大の選手といい感じの競り合いになり、総合7位へ浮上した。繋ぎ区間とはいえ専大勢2人は好走。しっかり役割を果たした。シードとの差は1分強しかなかったが、このまま行ってもおかしくないと思われた。
 
 だが、それを亜大勢が完全に壊してしまった。8区大沼選手が中盤から大きくペースダウンして区間19位。まだこの時はシードラインぎりぎりではあったが、次が痛かった。9区は宮川選手で亜大リレーとなった。箱根予選個人5位に食い込んだ実力者だが、まさかの区間最下位。最後脱水症状になったのもあるが、序盤から前に居た選手に追いつくことができず、明らかに調整を失敗した感じだった。一気にシード権と5分近い差となり10位以内は絶望的に。アンカーの篠原選手は一か八か突っ込んだが失速。復路最下位、総合17位にまで順位を落として終えることになった。

次年度復活しそうなチームはどこだ!?
 やはりここは調整が難しい。まあ、システム上仕方ないんですけどね。そんなに頻繁に集まれるわけではないので、11月末の学連記録会でだいたい10人の構想ができあがってしまうのがマイナス要素。選手たちは当然11月末にピークを持って行ってしまうので正月までに調子が落ちる可能性が高くなる。更に、走れることがほぼ決まった状態で1ヵ月間過ごすので、最後までメンバー争いをする単独チームに比べて緊張感を保つのに無理がある。率いた鈴木監督が「最後1週間合宿できれば」と話されていたのはそういう事を含めているのではと思います。
 
 ただ、そんな条件の中、総合4位に導いた監督さんもいる。青山学院大・原監督。区間配置や調整がズバリ的中したのだが、インタビューでこんなことを答えている。「例年は調子が悪くても『記念に出そう』ということがあったかもしれないが、ことしは各大学の監督さんを脅して連絡を密にして予選会以降も調子を落とさせずその上で調子の良い者を選考した。」と。少なくとも監督の情熱は単独チームよりも必要となるのだろうと思う。89回大会で選抜チームは最後になるかもしれないが、次率いる監督さんは大いにチームを煽ってほしいと思います。
 

≪各チーム在校生持ちタイムTop5&主な新入生≫

では、予選落ちした主要チームを軽く戦力分析します。
○法政大学
西池和人(2年)28分39秒04≪予選173位≫
田子祐輝(3年)29分07秒66≪箱根6区10位、予選16位≫
篠原義裕(4年)29分13秒59≪箱根10区20位、予選25位≫
田井慎一郎(3年)29分29秒26≪予選107位≫
関口頌悟(2年)29分40秒56≪予選104位≫

樋上滝太郎14分01秒07
佐藤和仁14分20秒75≪都道府県5区33位≫
藤井孝之14分24秒36≪都道府県4区5位≫
藤井翔太14分25秒00≪都道府県5区23位、高校3区23位≫
中村涼14分25秒32≪都道府県4区18位≫
有井渉14分39秒38≪高校1区43位≫
 スカウト一番頑張ったのはここ。14分01秒筆頭に14分30秒以内5名はシード校にも匹敵する。在校生も個々の能力は高い。後は須磨学園勢を伸ばせるかどうか(須磨学園OBの活躍を、明大・大江選手以外あまり聞かない)な感じがする。

 
○日本大学
ガンドウ=ベンジャミン(4年)28分03秒43≪全日本8区2位、予選4位≫
田村優宝(3年)28分48秒54≪箱根1区9位、全日本1区1位、予選7位≫
佐藤佑輔(4年)28分58秒75≪箱根2区14位、全日本4区4位、予選2位≫
林慎吾(2年)29分29秒92
吉田貴大(4年)29分32秒98≪12予選6区5位、予選132位≫

稲住拓14分26秒17
荻野眞乃介14分28秒35≪都道府県4区8位、高校1区13位≫
原秀明14分29秒33
金子陽央14分30秒83
 
≪今から考えるオーダー≫
全日本(日大):林-田村-吉田-佐藤-小島-竹ノ内-津田-ベンジャミン
 
 
 エース力という面では強大な力を誇っているチーム。それを活かしての全日本シード権も持っているので、本来ここに甘んじるチームではない。3本柱との格差が心配だったが、林・吉田選手が台頭してきている。他が続くか。
 
○専修大学
大橋秀星(4年)29分06秒02≪箱根4区10位、予選15位≫
星野光汰(4年)29分27秒97≪12予選59位≫
宮坂俊輔(3年)29分28秒88≪12予選137位≫
住中翔(4年)29分31秒69≪12予選108位≫
齋藤翔太(2年)29分47秒76≪12予選142位≫

上手慶14分31秒06
森夏樹14分39秒38≪高校3区14位≫
阿部良平14分40秒43≪高校3区46位≫
 IP抜きでは9位だったということで、20㎞ロードの力は一番強い。その力はパワーアップしているのは箱根後の丸亀・かながわハーフで証明済み。IPのかからない位置での通過を狙いたい。

 
○亜細亜大学
大沼恭教(4年)29分07秒66≪箱根8区19位、予選32位≫
吉本駿亮(4年)29分52秒03≪12予選159位≫
鈴木利弥(3年)29分53秒32≪12予選62位≫
加藤貴大(3年)29分56秒38≪12予選196位≫
田中裕将(4年)30分07秒25

今井慎吾14分45秒96≪都道府県4区39位、高校4区33位≫
伊藤亮14分54秒28≪高校2区24位≫
 主要チームの中では戦力的に一番厳しいかもしれない。ただ、地味ながら結果を残し始めている選手もいるので、総合力をアップできれば、届かない事はない。

 
○大東文化大学
市田孝(2年)29分11秒46≪予選121位≫
市田宏(2年)29分24秒97≪予選111位≫
田口哲(4年)29分31秒66≪予選156位≫
片川準二(3年)29分40秒13≪予選73位≫
吉川修平(3年)29分49秒62

石田政14分11秒33
大隅裕介14分30秒55
佐藤優介14分44秒59≪高校4区26位≫
中根健太郎15分01秒15≪高校4区29位≫
 市田兄弟の自立と総合力のアップが鍵。1万30分前後まで来て伸び悩む事が多いのでそこを突破できるか。また、大量に退部者が出た模様だが、チームが引き締まったのかどうかも注目。
 
○その他
橋爪孝安(松蔭4年)29分03秒84≪12予選198位≫
吉村大輝(流通2年)29分12秒63≪箱根5区8位、予選23位≫
河合代二(麗澤3年)29分17秒35≪予選84位≫
梅木侑介(流通3年)29分34秒13≪12予選91位≫
船井慎太郎(麗澤4年)29分34秒79≪12予選112位≫

山口修平(創価)14分19秒20≪都道府県1区46位、高校1区9位≫
安藤大地(東国)14分25秒60≪都道府県5区19位、高校1区22位≫
村瀬圭太(麗澤)14分34秒19
佐藤玲(平国)14分34秒86
吉成祐人(筑波)14分35秒42≪高校2区22位≫
小針旭人(東国)14分43秒50≪高校5区13位≫
大澤靖一郎(流通)14分47秒99
中谷貢司(東国)14分49秒93≪高校2区21位≫
チームとしては出場は厳しいかもしれないが、個々能力が高い選手を紹介。主要24チーム以外で選抜組んでも面白いんじゃないかと思ってしまう。28分台目前の橋爪選手やハーフ63分台の河合選手、選抜出走した吉村・船井選手はチームを引っ張りたい。創価大に進学を決めた山口選手も注目だ。
 
 
 
専大
日大
法大
大東
亜大

一応、次回復活の可能性が高いんじゃないかと踏んでいる順番です。各伝統校の巻き返しにも注目です。
 
 

https://sports.blogmura.com/rikujo/ 気に入ったらクリック!(日本ブログ村)
 

コメント

非公開コメント

プロフィール

hakonankit

Author:hakonankit
FC2ブログへようこそ!

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR