2012/06/25
【タイム9位-12位】全日本駅伝予選戦力分析詳細
急ぎます
9位大東文化大学29分37秒31
4組:12位市田孝(2年)29分11秒46、18位市田宏(2年)29分24秒97
3組:14位片川準二(3年)29分30秒61、20位吉川修平(3年)29分39秒18
2組:3位田口哲(4年)29分31秒66、23位大崎翔也(3年)29分57秒90
1組:11位成田匠平(4年)29分49秒77、15位大西亮(3年)29分52秒95
補欠:池田紀保(2年)30分15秒07、門馬健太(4年)30分18秒73
現状のベストオーダー 惨敗は許されない?
伸びてくる選手が中々おらず、苦戦が続いていた大東大。だが、今季前半は、最近壁になっていた1万30分切りを突破する選手が複数でるなど、調子の上がっている選手が多い。特に片川・吉川・大西・大崎選手と言った3年生が非常に元気。トラックが得意な片川選手やロード型の大崎選手などバラエティに富んでいて4人とも自己ベストを出している。これに田口・成田ら4年生、そして前回同様最終組に市田兄弟と、現状考えられるベストオーダーとなっている。持ちタイムランクも単純に組エントリーでの平均を出すとボーダーの5番に浮上する。実は今年かなり充実していたりする。
最終的には市田兄弟次第
それでもあまり予選通過に名前が挙がってこないのは、近年の不安定さ、もっと言えば調整がうまくいったことが少ない、ということか。昨年の箱根予選は飛ばしすぎもあったが、上位に来るべき選手が誰も来なかった。全日本予選は1組は上々も2組でポカがでたりと、力出し切れ以内ケースがちょくちょくみられる。
それと(というかこちらのほうがデカいか)、市田兄弟がよく分からないというのが通過予想に大東大の名を出すのを渋ってしまうのだろう。今季は兄は29分12秒、弟は29分30秒と出しているが、弟は関カレ惨敗で、兄は欠場。ちょっと記録会で好走して、調子上がったのかと思ったら、次の試合撃沈というのを繰り返していてイマイチ読めないのだ。次は好走する番かもと思ったりもするが・・・。チーム状態自体は良好なので3組終了地点で通過圏内につけることは充分可能。後は市田兄弟の走りにかかる、という展開もありえそうだ。
10位青山学院大学29分40秒80
4組:8位出岐雄大(4年)29分02秒10、24位大谷遼太郎(4年)29分28秒73
3組:23位川崎友輝(2年)29分45秒78、24位藤川拓也(2年)29分46秒16
2組:4位横山拓也(2年)29分33秒88、14位橋本峻(1年)29分48秒15
1組:21位小椋裕介(1年)29分58秒08、26位三野貴史(2年)30分07秒09
補欠:山田学(2年)30分03秒50、内田昌寛(4年)30分04秒93
3年生など色々いないですが 一応戦力は充実
箱根2区とその裏区間で活躍した出岐・横山選手や関カレ2部ダブル入賞の大谷選手など主力選手はいるように見えて、福田・遠藤・竹内・井上選手など3年生がごそっと落ち、大量加入の1年生もちょっと意外な人選となった。1年生は少し予想がついたけど、関カレでまずまず走っていた福田・遠藤・井上選手が補欠にも入らなかったのは驚いた。確かに直近の記録会ではチーム上位にこれなかったが。とにかく調子の上がっているメンバーを選抜した印象だ。果たしてこれでいけるか。
大谷選手や3組までの頑張りで 出岐選手の負担軽減できるか
大エースの出岐選手は関東インカレに出場できないなど故障明け。補欠に主力がいないし、故障中もある程度練習は継続しているということで、おそらくある程度は走ると思う。ただ、勿論あまり負担はかけたくないし、出岐選手だけとなると、密かに狙っている箱根制覇はきつくなる。ここは、3組終了までにボーダー圏内につけたいところだ。
まずポイントとなりそうなのは2組横山選手。昨年は、同組で中盤から抜け出し、まさかの独走となった。そこまではいかなくても稼ぐ役割をするのは今年も変わらない。それからランク的には低い3組。スピードのある藤川選手と、ブレイク寸前の川崎選手。彼らの伸びというのが非常に重要になりそうだ。そして、4組大谷選手。従来持っているスピードに、スタミナと安定感もだいぶついてきたように感じる。成長したところを見せたい。また、出走するだろう1年生も楽しみ。今回の戦力でも危なげなく通過を果たせるのかみものだ。
11位法政大学29分42秒02
4組:13位篠原義裕(4年)29分13秒59、30位関口頌悟(2年)29分40秒56
3組:4位田子祐輝(3年)29分07秒66、39位樋上滝太朗(1年)14分01秒07※
2組:15位松田憲彦(3年)29分49秒94、31位黒山和嵩(2年)30分24秒95
1組:24位大森一輝(4年)30分05秒64、33位中村涼(1年)30分31秒64
補欠:田井慎一郎(3年)29分29秒26、品田潤之(4年)29分44秒54
交代予想:樋上→田井
あまり相性が良くない全日本予選だが
西池選手と主将の賀上選手を除いて、調子の上がっている選手順のエントリーとなっています。持ちタイム的には田子選手がトップだが、故障明け。なので今は5千で自己ベスト更新して、1万でも29分台をだしている篠原・関口・田井選手らが主力。これに直近の記録会で1万30分中盤までにまとめた選手中心という布陣。この中では焼津ハーフで健闘した松田選手がいけるか。ただ、法大はここ数年、全日本予選では大苦戦を強いられているので、それがどうなるか懸念されるところだ。
今季好調の篠原・田井・関口選手らの結果はどうなる
勿論、やるからにはある程度結果求めたい。全日本予選惨敗でも、箱根予選通過ボーダー付近に毎年絡んできているが、何か打破しないと今年も同じような感じということになる。ひとまずは主力がしっかり走りたい。篠原選手はどこまで他大のエースと対等に戦えるか、伸び盛りの関口選手は食い込めるかどうか。
今季1番記録を出している田井選手が補欠なのが?だが、多分3組樋上選手と変わるかなぁ…。5千の持ちタイムはいいが、今季の5千ベストは14分47秒なので。それか田子選手の状態の見極めもあるのかもしれない。後はタイムは悪いが、元々実力のある黒山・中村選手あたりが走れるかどうかに注目。全体的に力不足感は否めないが、思い切りぶつかっていきたい。
12位東海大学29分46秒04
4組:19位元村大地(3年)29分25秒25、31位中川瞭(2年)29分41秒90
3組:12位野中久徳(4年)29分22秒24、22位石川裕之(2年)29分44秒02
2組:18位松谷公靖(4年)29分54秒02、28位末永昂暉(3年)30分01秒50
1組:25位見廣雄一(1年)30分06秒11、27位白吉凌(1年)30分09秒21
補欠:上原将平(3年)29分53秒31、田中拓哉(1年)30分46秒50、
交代予想:松谷→田中
本当に敢行した2本柱外し
今回の発表エントリーで一番衝撃が走ったのは東海大だろう。まさかの村澤&早川選手の主力外し。元々1万30分きりが10人以上でないとエントリーしないという公言はあった。直前の記録会でそんなに条件が良くない中、1年生が30分一桁でまとめていて、少し安心していたが…。まあ、大きく伸びる選手が中々出ない中での荒療治なのだろうし、海外遠征をピークに疲れが出てきている村澤選手のいい療養になればと思いますが、いずれにしても思い切ったことをしてきました。
柱候補の4組、両角監督初勧誘の1年生が楽しみ
さて、では現状の戦力でどこまでいけるか。4組はもうちょっと上積みあると思います。元村選手の自己ベストは昨年の関東インカレでのもの。しっかり調整できればもっといける。中川選手は、昨年の出雲では駒大の油布選手、全日本では早大の矢澤選手と、力のある選手に喰いつくのは得意なので、ある意味4組はうってつけの可能性も。状態が戻っていればたのしみだ。
また、1組に登場する1年生がどこまでいけるか。実質両角監督初勧誘の世代であるので、彼らがどんな走りをするか楽しみ。怖い物知らずでしょうからどんどんいきたい。ほか、復帰戦の関東インカレでいきなりベスト近くだした石川選手や、何度も戦線離脱を繰り返しながらメンバーに入った末永選手がどうなるのかも注目。力的には全て出し切れば現メンバーでも届かないことはない…かな。とりあえず、現状の力を知る好機会なので、いろんな意味で注目のチームだ。
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