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【大学別】都道府県対抗駅伝男子結果その2

○帝京大学
3区
中尾誠宏(京都)24分48秒区間22位(35→28)
4区
難波幸貴(新潟)14分55秒区間23位(11→12)

7区
飛松誠(佐賀)38分23秒区間13位(18→14)

 飛松は本当によく目立ちますね~。

○東海大学
1区
末永昂暉(福岡)20分57秒区間30位(30)

3区
★村澤明伸(長野)24分17秒区間2位(4→1)
荒川丈弘(北海道)24分42秒区間18位(40→30)
★刀祢健太郎(山口)25分22秒区間35位(31→37)

4区
桑江貞信(沖縄)15分12秒区間36位(47→46)

5区
元村大地(熊本)25分00秒区間8位(7→7)

7区
佐藤悠基(長野)37分12秒区間賞(15→5)
★与那嶺恭兵(沖縄)40分16秒区間42位(47→45)
★金子太郎(滋賀)40分19秒区間43位(29→38)

 ここはOBのエース佐藤と在校生のエース村澤が素晴らしい走りをみせました。まず村澤が柏原に勝ったのはすごいです。やっぱり学生で柏原に対抗できる選手は新4年生以下だと村澤だけなのでしょうかね。佐藤悠基はチームの連覇が絶望的となった中、意地の激走。多分逆転優勝狙ってましたねあれは。区間新に届かなかったのが惜しかったです。他は区間順位は悪いですが与那嶺が沖縄を浮上させましたね。

○中央学院大学
7区
松浦貴之(徳島)39分44秒区間37位(32→37)

 あれー、木原とかは?とちょっと思ってしまいました。 

○上武大学
3区
★坂口竜成(熊本)25分13秒区間33位(8→21)

4区
吉見進平(和歌山)14分59秒区間26位(9→17)

7区
★石田康雄(和歌山)39分21秒区間32位(27→29)

 箱根1区2区を2年連続で勤めた2人が出場。まだまだ力不足か。頑張れ。 

○日本大学
4区
田村優宝(青森)14分10秒区間新☆(39→22)

5区
森谷修平(山形)25分54秒区間31位(19→22)

○専修大学
1区
松尾修治(島根)20分49秒区間23位(23)
後藤竜也(北海道)20分59秒区間31位(31)

5区
森口瑞規(愛媛)26分26秒区間37位(47→46)

 おっと、この2校は在校生もOBも不出場。この2校のファンにはちと残念でしたね。ちなみにいずれ書きますが日大は入学予定の田村が4区で区間新出してましたね。

○大東文化大学
3区
秋山洋一郎(埼玉)24分31秒区間7位(1→2)
★佐藤歩(岩手)25分23秒区間36位(9→26)

 秋山が村澤や柏原のスピードにあそこまで付けると思いませんでした。スタミナ型のイメージですので。こんな走りみるとなんでニューイヤーでなかったの?と思ってしまいます。

○法政大学
3区
松垣省吾(大阪)25分27秒区間38位(39→42)

7区
★上田剛史(愛媛)40分50秒区間46位(44→46)

 んー、最近の法大を象徴してしまってるかなあ。

○亜細亜大学
3区
吉川修司(福岡)24分39秒区間14位(10→10)
菊池昌寿(千葉)24分54秒区間27位(12→19)
★濱崎達規(沖縄)25分50秒区間44位(47→47)

 濱崎は箱根でも最下位で襷をもらっていました。お疲れ様です。

○国士舘大学
3区
★伊藤正樹(秋田)25分50秒区間44位(42→45)

4区
池上聖史(宮崎)14分40秒区間9位(15→15)

7区
堀口貴史(埼玉)38分32秒区間15位(1→3)
山中貴弘(宮崎)39分25秒区間33位(16→21)
阿宗高広(山形)44分30秒区間47位(23→47)

 堀口は残り1.5kmまで粘りましたが、惜しかったですね。でもいい走りだったと思います。他は阿宗どうしちゃったの?という感じでした。

○順天堂大学
1区
小澤一真(滋賀)20分38秒区間11位(11)

3区
浜野健(和歌山)24分26秒区間6位(19→9)

4区
仲野光博(福島)14分50秒区間16位(3→2)

7区
小野裕幸(群馬)38分18秒区間11位(28→19)
佐藤秀和(愛知)38分34秒区間16位(11→10)

 かつてのエース達が出場。浜野はまだまだ頑張ってますね。

○拓殖大学
7区
藤原新(長崎)39分13秒区間29位(14→16)
樋本芳弘(石川)39分48秒区間39位(43→43)

 藤原は世界でマラソンにいったランナー。もうちょっと粘ってほしかったです。

○國學院大學
3区
上條記男(山梨)25分06秒区間32位(20→25)

4区
白石晃平(大分)14分50秒区間16位(6→8)
楳田裕樹(奈良)15分15秒区間40位(14→26)

7区
三島慎吾(島根)38分36秒区間19位(39→31)
★荻野皓平(奈良)40分13秒区間41位(37→39)

 箱根2区3回走っている三島がまずまずの走りをみせましたね。
 
○神奈川大学
3区
吉村尚悟(愛知)24分40秒区間16位(29→22)

7区
★森本卓司(鳥取)38分17秒区間8位(46→42)
下里和義(茨城)38分23秒区間13位(38→26)

 難しい位置から森本が素晴らしい走り。振るわなかった鳥取に一矢報いました。

○その他
3区
森田知行(奈良・立命館大卒)24分37秒区間11位(26→14)
前田翼(富山・第一工大卒)24分40秒区間16位(22→17)
北川昌史(静岡・関東学院卒)24分56秒区間28位(21→23)
★田中裕之(鳥取・立命館)25分41秒区間41位(45→44)
中川智博(滋賀・京産大卒)25分43秒区間42位(14→38)

5区
古賀渉(滋賀)25分42秒区間23位(34→28)…流通経済
藤井裕也(岡山)26分13秒区間36位(30→36)…京産大
上原寛大(奈良)26分33秒区間40位(26→37)…中京大
細田大智(鳥取)27分11秒区間47位(44→45)…立命館

7区
中野良平(鹿児島・第一工大卒)39分42秒区間36位(2→11)

 他の関東の大学と最近上位争いに絡む立命と京産大、第一工大をピックアップ。一番期待していた中野は調子が悪かったのだろうか。鹿児島の入賞は大丈夫と思ったのですが…。


ざっとこんな感じですかね。
ではまた。

【大学別】都道府県対抗駅伝男子結果その1

ご無沙汰しています。
プライベートが忙しすぎて、記事を書く余裕があんまありません。
(時間は少々あるけど、めんどいw 多分箱根関連は半月以上ストップすると思います)

それでもやっぱ最近あった試合くらいは書きたいので、書きます。
勿論、都道府県対抗駅伝についてです。


もう結果や順位などは他の方のブログやホームページで知っていると思うので書きません。
てか、この駅伝はあの選手が失速したとか結果云々より普段見られないあの選手とあの選手の競り合いとか、レースそのものを楽しむものと思っています。

やっぱ今回のハイライト3区の柏原VS村澤、7区の佐藤敦VS竹澤+佐藤悠の意地の激走が良かったです。特に佐藤敦VS竹澤は、マラソンで世界にいった佐藤とトラックで世界にいった竹澤のそれぞれの良さが出ていたように思うし、純粋な視聴者視点で楽しめた大会だったと思います。


では、いつのものように大学別に分けていきたいと思います。★マークが在校生です。
ちなみに時間がある時に新入生(高校生区間は1区4区5区)も追加していく予定なので、また楽しみにしていてください


○東洋大学
名前(都道府県名)区間タイム区間順位(順位変動)
1区(7km)
佐久間建(福島)20分32秒区間10位(10)

3区(8.5km)
大西智也(岐阜)24分16秒区間1位(25→8)
★柏原竜二(福島)24分18秒区間3位(7→3)
★佐藤寛才(山形)24分47秒区間20位(17→20)
★山本憲二(石川)26分07秒区間47位(33→43)

4区(5km)
延藤潤(兵庫)14分14秒区間2位(13→4)
設楽悠太(埼玉)14分32秒区間4位(2→1)

5区(8.5km)
設楽啓太(埼玉)24分38秒区間賞(1→1)

7区(13.1km)
★工藤正也(青森)区間35位39分34秒(25→32)

 柏原はさすがに箱根のダメージがあったかな。でも粘りは良かったです。村澤だったから余計に粘れたように思います。ただ、管理人は石川県に住んでいるのですが・・・や~ま~も~と~(笑) まあ1区で転倒があったところで今回はツキが無かったということで。工藤は青森の過去最高順位で運ぶという大役を任されましたが何とか粘れたようでよかったです。

 OBでは大西の区間賞にびっくり。先輩の意地をみせた感じでした。

○駒澤大学
1区
窪田忍(福井)20分38秒区間12位(12)
郡司貴大(栃木)20分39秒区間13位(13)
湯地俊介(大分)20分53秒区間28位(28)

3区
豊後友章(宮崎)24分34秒区間9位(28→15)
藤山哲隆(長崎)24分49秒区間24位(16→18)

4区
茅原祐也(長崎)14分38秒区間7位(7)
岸本朋鉱(岡山)14分48秒区間13位(13)

5区
湯布郁人(大分)24分56秒区間6位(8→6)

7区
★高林祐介(三重)38分09秒区間4位(10→8)
★宇賀地強(栃木)38分17秒区間8位(20→13)
治郎丸健一(大分)38分22秒区間12位(7→7)
安西秀幸(千葉)38分34秒区間16位(5→6)
大西雄三(福井)38分47秒区間20位(34→27)
田中宏樹(岡山)39分13秒区間29位(33→34)

 高林よくやった!!(管理人は三重県出身です)5年ぶり2回目なんで嬉しい限りですわ。高林はあまり競り合いが得意なタイプで無いのでまずいかなと思いましたが、終わってみれば区間4位で素晴らしいです。後は教員やりながら走っている治郎丸にあっぱれですね。

○山梨学院大学
3区
★小山大介(岡山)25分00秒区間30位(36→35)
森本直人(兵庫)25分25秒区間37位(2→13)

4区
古定正彬(福井)15分16秒区間42位(29→35)

5区
小笠和也(宮崎)25分28秒区間17位(15→15)
永井良祐(富山)26分26秒区間37位(27→35)

7区
★中川剛(山梨)38分53秒区間24位(24→23)
西川哲生(富山)38分54秒区間25位(36→35)

 森本は一応優勝メンバーですね^^; 以前も失速していた記憶があるので個人でも目立てるように頑張ってもらいたい。他は中川が山梨県過去最高順位でゴールテープを切ったようですね。

○中央大学
1区
西嶋悠(佐賀)20分22秒区間4位(4)
須河宏紀(富山)20分44秒区間14位(14)
上田拓(山口)20分49秒区間21位(21)

3区
池上誠悟(三重)24分50秒区間26位(5→7)

5区
相場祐人(東京)25分34秒区間21位(36→29)

7区
山本亮(京都)38分15秒区間6位(22→15)
板山学(岩手)38分34秒区間16位(26→22)

 在校生がいないのはちょっと残念ですが、北海道マラソンで活躍した山本がここでもいい走りをみせていたのが印象に残りました。

○東京農業大学
1区
佐藤達也(岩手)20分30秒区間9位(9)
宮崎亮一(高知)21分30秒区間44位(44)

3区
★田村英晃(新潟)24分38秒区間12位(11→11)
★松原健太(島根)25分47秒区間43位(24→41)

 田村は本当にじわじわ成長していっているなと感じました。松原はやっぱりちょっと撃沈する癖がありますかね、今年の課題です。

○城西大学
3区
★田村優典(青森)25分39秒区間40位(23→39)

 弟と兄弟リレー。兄としてもうちょっと走りたかったところですかね。

○早稲田大学
1区
大迫傑(長野)20分22秒区間5位(5)

3区
★矢澤曜(神奈川)24分47秒区間20位(34→24)
阿久津圭二(群馬)24分48秒区間22位(38→31)
★中島賢士(佐賀)24分57秒区間29位(6→12)

4区
工藤皓平(熊本)14分20秒区間3位(21→7)

5区
志方文典(兵庫)24分53秒区間5位(4→4)

7区
竹澤健介(兵庫)37分33秒区間2位(4→1)
佐藤敦之(福島)37分37秒区間3位(3→2)
★尾崎貴宏(秋田)39分14秒区間31位(45→44)
小林雅幸(新潟)40分22秒区間44位(12→25)

 先述通り、佐藤と竹澤の一騎打ちは本当に面白かった。同じ長距離界のエースでも佐藤はマラソン、竹澤はトラックなので、直接対決はまずないのですが、こういうことがあるのがこの駅伝の醍醐味だと思います。他は阿久津が復活してくれたのが嬉しかった。在校生はあんなものでしょう。

○青山学院大学
1区
竹内一輝(広島)21分05秒区間34位(34)

3区
★米澤類(福井)25分03秒区間31位(27→29)

5区
石田駿介(福井)25分44秒区間25位(35→30)

7区
★市岡敬介(岐阜)30分32秒区間45位(13→30)

 箱根で大躍進した青学ですが、やっぱりピーキングが本当に箱根にドンピシャだったようですね。市岡はもうちょっと粘りたかったですね。

○日本体育大学
1区
服部翔大(埼玉)20分12秒区間賞(1)
本田匠(熊本)20分24秒区間7位(7)
秋山怜士(大阪)21分16秒区間40位(40)

3区
★野口拓也(宮城)24分39秒区間14位(41→33)
★森賢大(鹿児島)24分44秒区間19位(3→4)
★出口和也(茨城)24分49秒区間24位(37→32)

5区
鈴木悠介(神奈川)25分28秒区間17位(25→20)

7区
山田紘之(東京)38分11秒区間5位(31→20)
保科光作(宮城)38分49秒区間21位(21→18)
★長尾正樹(香川)39分27秒区間34位(41→40)
★篠崎昌道(神奈川)39分44秒区間37位(17→24)

 在校生5人は多分最多。森はテレビにしっかり映る位置にいましたね。OBでは10区で(当時)区間新を出した山田の区間5位が光りますね。

○明治大学
3区
岡本直己(広島)24分19秒区間4位(18→5)

4区
高城孔(福岡)14分49秒区間15位(10→11)

5区
北魁道(広島)24分49秒区間4位(10→5)

7区
★菊池賢人(北海道)39分04秒区間27位(35→33)
★鎧坂哲哉(広島)38分17秒区間8位(6→4)

 岡本は本当に成長しましたね。序盤に大きく出遅れてしまった広島チームを見事生き返らせました。その広島チームのアンカーは在校生の鎧坂。万全の体調ではなかったようですが、地元の大声援を受けてよく頑張ったと思います。

ニューイヤー大学OB別エントリー表

ニューイヤー駅伝区間オーダーが発表されましたね!
やっぱ日清食品が本命として争われるでしょうかね

あまり展望する時間がない(し、そこまで詳しくない…)ので、
ニューイヤー駅伝エントリーを大学OB別にまとめてみました

だから?というような記事ですが、どの大学OBがどのくらいいるのか気になったもので
ちょっと分けてみました。

※管理人の記憶だけで急いでやったので多分抜けてるところあると思いますが…


○東洋大学
1区若松儀裕(東京電力)
3区大西智也(旭化成)、石川末廣(ホンダ)
4区黒崎拓克(コニカ)、北岡幸浩(NTN)
5区仲野旭彦(愛三工業)
7区飛坂篤恭(NTN)

 おお前回初優勝の立役者の3人が早速入ってますね。黒崎はコニカのエースの名をもらえるか。石川は昨年かなり映りましたね。

○早稲田大学
1区藤森憲秀(中国電力)
2区新井広憲(中国電力)
4区佐藤敦之(中国電力)
6区阿久津圭司(SUBARU)
7区小林雅幸(SUBARU)

 えらく進路先が決まってますな。3年4年と箱根を走れなかった阿久津が復活したぽい。主将をつとめた人多いですね
 
○大東文化大学
2区木村茂樹(プレス工業)
3区加藤徳一(ヤクルト)、古川茂(SUBARU)、池谷寛之(NTN)
4区林昌史(ヤクルト)
5区佐々木悟(旭化成)、立石慎士(安川電機)
6区畔柳拓也(トヨタ紡織)
7区本田慶太(プレス工業)

 初出場のプレス工業から2人、そして前回区間賞でマラソン界の期待の星の佐々木もしっかりとエントリーしてきた

○中央学院大学
1区福山良祐(JAL)、木原真佐人(カネボウ)
5区辻茂樹(東京電力)、中東享介(SUBARU)、信田雄一(日立電線)
6区蔭山浩司(山陽特殊)
7区松浦貴之(大塚製薬)、江藤裕也(マツダ)、杉本芳規(愛知製鋼)

 1区の新旧エース対決は楽しみ。5区7区の後半の長距離区間起用が多いのが中学大卒らしい

○山梨学院大学
1区岩永暁如(九電工)、栗原圭太(中電工)
2区安藤真人(山陽特殊)
3区森本直人(山陽特殊)、小椋真(NTT西日本)
4区松村康平(三菱重工長崎)
5区西川哲生(YKK)、小山祐太(スズキ)
7区尾崎輝人(中国電力)、山本安志(スズキ)

 満遍なくエントリー。1区スペシャリストだった松村がエース区間にエントリーしている 

○日本大学
1区仙頭竜典(佐川急便)
2区末吉翔(佐川急便)
3区福井誠(富士通)、白柳智也(トヨタ紡織)
5区中谷圭介(JR東日本)
6区吉岡玲(ヤクルト)、阿部豊幸(NTT西日本)
7区清水智也(佐川急便)、松藤大輔(カネボウ)

 福井は2年連続区間賞取れるか。佐川急便のリレーとなっている。

○明治大学
5区岡本直己(中国電力)
7区幸田高明(旭化成)

 復活が最近なこともあってか少数精鋭。来年数を増やしたい

○中央大学
1区池上誠悟(ホンダ)、加田将士(NTT西日本)
4区藤原正和(ホンダ)、山本亮(佐川急便)
7区平川信彦(NTT西日本)

 日本学生マラソン記録保持者の藤原、北海道マラソンで日本人トップの山本が特に楽しみ

○駒澤大学
3区柴田尚輝(JAL)
4区堺晃一(富士通)、安西秀幸(JAL)、塩川雄也(SUBARU)、平野護(安川電機)、太田行紀(マツダ)
5区藤田敦史(富士通)、池田宗司(ヤクルト)
6区田中宏樹(中国電力)、藤井輝(愛三工業)
7区太田貴之(富士通)、糟谷悟(トヨタ紡織)

 いや~、75回~84回の優勝メンバーが集合してますね。長距離区間の4区が一番多いというのは箱根での実績が多少評価されているのだろうか。

○東京農業大学
4区椎谷智広(東京電力)
7区山内貴司(愛三工業)

 こちらも復活して間もないので少ないのは仕方なし。駅伝で全く結果を残せなかった椎谷がどこまで走れるか注目。

○上武大学
5区大塚良軌(愛知製鋼)

 大塚元主将が上武大卒初のニューイヤーランナーに

○日本体育大学
1区梅枝裕吉(NTN)
4区北村聡(日清食品)、竹中友人(NTT西日本)
5区保科光作(日清食品)、山田紘之(コニカ)

 保科、北村の日進食品メンバーがどこまで走れるか

○帝京大学
3区喜多健一(九電工)、黒木文太(安川電機)
5区梅津毅(中電工)
7区中尾誠宏(ホンダ)、飛松誠(安川電機)

 中尾はチーム名からして結構重要な役割になるかも。4年連続1区の安定感を発揮したい

○城西大学
2区伊藤一行(JR東日本)
3区橋本圭史(東京電力)

 やはり伊藤に注目してしまう。日本人トップを目指せ

○専修大学
1区座間紅祢(日清食品)
6区佐藤彰浩(愛知製鋼)

 座間は優勝に向けて重要な1区。集団から飛び出すこともあるかな

○青山学院大学

 中国電力に沖野とか、東京電力に佐藤、大仲がいたはずだが残念

○東海大学
2区荒川丈弘(旭化成)、宮本和哉(YKK)
3区佐藤悠基(日清食品)、伊達秀晃(中国電力)、北澤賢悟(小森コーポ)
4区西村哲生(YKK)
5区横山大三郎(自衛隊体育)
7区吉田憲正(JAL)

 3区の佐藤と伊達の対決は楽しみ。襷を貰うのは多分佐藤が先だろうが、伊達が意地を見せられるか

○亜細亜大学
1区鈴木良則(富士通)
7区吉川修司(九電工)、岡田晃(日立電線)

 鈴木に期待したい

○法政大学
1区圓井彰彦(マツダ)
2区松垣省吾(NTT西日本)
3区山口航(日立電線)
5区高嶺秀仁(JAL)
6区徳本一善(日清食品)
7区坪田智夫(コニカ)

 後4区がいれば…(何が?)。前回失敗した徳本が優勝へのお膳立てができるか

○国士舘大学
1区高谷将弘(JR東日本)、小島康彰(SUBARU)、阿宗高広(愛三工業)
5区堀口貴史(ホンダ)、小川博之(JAL)
6区山中貴弘(ホンダ)

 小島は本当に頑張って成長していますね。5区堀口は昨年のリベンジを

○順天堂大学
3区浜野健(トヨタ)、長谷川清勝(JR東日本)、松岡佑起(大塚製薬)
4区今井正人(トヨタ九州)
5区高橋謙介(トヨタ)、佐藤秀和(トヨタ紡織)
6区岩水嘉孝(富士通)
7区小野裕幸(日清食品)

 母校は無念。先輩が意地をみせたい。そういや、小野は大変な役割です。でも5区の辛さよりはずっとマシなはず。がんばれ

○拓殖大学
1区井上貴博(小森コーポ)
3区神谷俊介(中電工)
4区藤原新(JR東日本)
5区高田千春(JR東日本)、西仁史(佐川急便)
6区中本健太郎(安川電機)、樋本芳弘(YKK)

 世界選手権マラソン代表の藤原が順当に4区。調子は戻っているか

○國學院大學
2区山岡雅義(大塚製薬)
3区船越大輔(愛三工業)
4区上條記男(愛知製鋼)
6区三島慎吾(トヨタ)

 上條は箱根に出場できませんでしたが、頑張っていますね

○神奈川大学
1区吉村尚悟(トヨタ)、清水大輔(スズキ)
2区佐藤健太(東京電力)
3区勝間信弥(佐川急便)、森脇佑紀(JFE)
4区下里和義(小森コーポ)
6区島田健一郎(東京電力)、坂本純一(佐川急便)
7区小村章悟(JFE)

 日産自動車から移籍してきた下里が前回区間賞の秋葉をおしのけて4区に入ってますね。

○その他(関東地区以外は80回選抜の出走者+α)
1区中野良平(第一・安川電機)
2区ジェンガ(流経・ヤクルト)、ダビリ(流経・小森コーポ)
3区藤原忠昌(平国・マツダ)、村刺厚介(京産・YKK)
4区鈴木伸司(関学・愛三工業)、北川昌史(関学・スズキ)、駒形英也(関学・高田自衛隊)
5区秋葉啓太(関学・小森コーポ)、末吉勇(岡山・大塚製薬)
6区片岡祐介(札教・大塚製薬)
7区亀田健一(慶大・東京電力)、井村光孝(関学・小森コーポ)

 関東学院が意外と多いですね。初出場の高田自衛隊の中で唯一の箱根経験者の駒形4区は当然だろうね。それから日本学連選抜のメンバーが3人も入ってくれているのは嬉しいことである。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ニューイヤーの結果の記事は多分だいぶ後かな。明日はニューイヤー終わったら箱根のシミレーションに時間取られそうだし。


今年の更新は多分最後。それではまた来年あいましょう!

2009全国高校駅伝

箱根も近付いてきていますが、こちらも盛り上がりましたね。

女子

いきなり3人転倒するなど波乱が起こった女子は、1区で好位置に付けた豊川高校が史上3校目の連覇を達成した

1位豊川高校(愛知)1時間8分27秒

区間(距離)名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップまたは後ろとの差
1区(6km)伊澤菜々花(3年)19分43秒区間賞☆(1)-2秒差
2区(4.0975km)安藤友香(1年)13分10秒区間6位(1→2)5秒差
3区(3km)鈴木美乃里(2年)分秒区間2位(1→1)4秒差
4区(3km)下村環加(2年)9分40秒区間2位位(1→1)6秒差
5区(5km)ムルギ=ワイナイナ(1年)16分04秒区間賞☆(1→1)21秒差

 やはり1区の伊澤選手の走りが見事でしたね。スパートのタイミングがかなり早かったですが、最後まで持ちました。アンカーに留学生がいるので他チームは前にいきたかったところでしょうが、1区でそれを封じました。2区で一旦千原台に前を譲りましたが、目下ライバルと言われていた須磨学園や興譲館などは前にはいかせず、アンカーのワイナイナにはトップと最高の形で襷を繋ぎ、ほぼ優勝決定。ワイナイナはなぜかトラックを大回りする余裕の走りで、トップでゴール。中々連覇ということがない女子の高校駅伝ですが、史上3校目の連覇となりました。


選手の皆さん、おめでとうございます。

2位須磨学園(兵庫)1時間8分48秒

★成績(順位は区間順位)
三木6位-池田5位-中新井1位☆-原3位-藪下2位

 興譲館が1区で崩れ、豊川高校の連覇を阻む一番手だったが、残念ながら捕らえきれずという感じ。4区原が最後にリードできれば面白かったですが、これは仕方なし。各選手安定した力を発揮できたと思います。

3位興譲館(岡山)1時間9分10秒

★成績(順位は区間順位)
赤松眞12位-赤松弘8位-岡4位-戸田1位☆-菅3位

 優勝候補と言われていた興譲館だが、1区で出遅れ、復活優勝の可能性が消えた。赤松が残り1kmで急失速。中盤転倒があったが、その影響もあったのか。ただ、それでも2区以降は自分の走りができたのはさすが。これで5年連続3位以内に入り続けていることになる。アンカーの1年生菅も好感が持てる走りだったし、来年もまた期待できそうだ。

4位神村学園(鹿児島)1時間9分31秒
○好成績を残した選手
2区田辺4位
3区西田3位
5区田山5位

 3位を狙っていたということで不満は残っただろうが、1区で好位置につけ、そのままほぼキープする形。うまく流れに乗れたと思います。

5位千原台(熊本)1時間9分50秒
○好成績を残した選手
1区池田5位
2区野田1位☆
3区甲斐5位

 こっちは前半の貯金を活かし、入賞圏内にとどまった千原台。2区野田の走りは見事であった。

6位諫早(長崎)1時間10分00秒
○好成績を残した選手
1区末吉3位
4区山本5位

 ノーマークながら、1区で3位。やはり1区の比重が重いので、ここで好位置につけることの重要性を改めて感じた。

7位埼玉栄(埼玉)1時間10分11秒
○成績を残した選手
1区梅村4位
3区中村5位

 やはり序盤に区間5位以内に入った選手がいると、大きいですね。

8位常盤(群馬)1時間10分37票
○好成績を残した選手
1区片貝7位
2区横沢6位

 こちらも前半の貯金。最後はかなり追い上げられたが、頑張りました。9位成田、10位秦野はわずか1秒届かなかったが、7位から10位は関東勢が頑張りました。

その他、健闘した選手
1区小崎(成田・静岡)2位
1区後藤(日本文理大付・大分)8位
1区日高(北九州市立・福岡)9位
1区黒田(秦野・神奈川)10位
2区伊藤(立命館宇治・京都)2位
3区小室(茨城キリスト・茨城)8位
4区松崎(北九州市立・福岡)4位
5区鈴木(田村・福島)4位
5区米津(秦野・神奈川)5位
5区中野(日本文理大付・大分)7位

 成田の1区小崎が大健闘。トップの伊澤相手に最後まで粘った。チームとしては惜しくも8位入賞を逃したが、同じく惜しかった秦野と来年期待したい。


男子
 1区が1万28分台の実力者が揃い、ハイペースで幕を開けた男子は、3区のカロキでトップに立った世羅高校がそのまま逃げ切り、伝統校が6回目の優勝を果たした。

1位世羅(広島)

区間(距離)名前区間タイム区間順位(順位変動)トップまたは後ろとの差
1区(10km)北魁道(3年)29分26秒区間5位(5)20秒差
2区(3km)渡邉心(1年)8分49秒区間32位(5→9)47秒差
3区(8.1075km)ビタン=カロキ(3年)22分48秒区間賞☆(9→1)-26秒差
4区(8.0875km)竹内一輝(3年)23分27秒区間賞☆(1→1)-58秒差
5区(3km)河名真貴志(1年)9分2秒区間20位(1→1)-50秒差
6区(5km)藤川拓也(2年)15分14秒区間11位(1→1)-50秒差
7区(5km)藤川涼(2年)15分23秒区間29位(1→1)-28秒差

 やはり、という感じでしたね。1区北がしっかり前が見える位置で走り切り役目を果たすと、2区が少しもたついたが、3区のカロキが予定通りトップ。区間記録に迫る走りをみせたものの、西脇工業が粘りヒヤリとさえたが、4区キャプテンの竹内が素晴らしい走り。2位以下のライバルが視界に入らない位置に。大きな貯金をもらった5区以降がそのまま逃げ切る、言わばほぼ予定通りのレースだった。

選手の皆さん、おめでとうございます。

2位西脇工業(兵庫)

★成績(順位は区間順位)
新庄9位-石若1位☆-志方3位-山田5位-勝亦16位-大中11位-横山7位
 んー、届かなかった。3区の志方が素晴らしい走りで世羅との差を26秒に留めたときはおおっと思ったものの、4区で勝負がついてしまった。といっても山田と竹内の自己ベストを比較すると打倒であり仕方ない。強いていえば、区間20位前後だった5区以降の世羅をあまり追えなかった事を責めるべき。ただ、日本人選手のみで留学生選手がいる2校の間に割って入ったのは評価すべきだ。


3位青森山田(青森)

★成績(順位は区間順位)
田村4位-黒川30位-マイケル2位-米田7位-其田3位-鈴木8位-山本8位

 こちらは県勢最高位の3位。期待の田村、マイケルは予想通りだったが、4区以降の各選手も区間一桁で粘り、西脇工業と肩を並べるところまでいったのは評価できる。田村らが抜けるが来年も期待したい。

4位佐久長聖(長野)
★好成績を残した選手
1区大迫1位☆
2区松下2位
6区代田3位
7区両角2位

 2連覇はならなかったものの、下馬評では入賞がやっとではないかというものだったので、予想以上の結果だ。何と言っても大迫が1区日本人歴代2位の素晴らしい走り。女子と同様ロングスパートで大丈夫かと思ったが、最後まで逃げ切った。3区4区はやや苦しい戦いだったが、最後は監督の息子さんが区間2位で締め、4位でゴールした。

5位九州学院(熊本)
★好成績を残した選手
4区本田2位
5区井上2位
6区福田2位
7区久保田1位

 4区以降が非常に高レベル。特に1年生アンカーの久保田が断トツの区間賞と素晴らしい走り。それだけに1区から3区が悔やまれるところだ。(てか何があった)

6位須磨学園(兵庫)
★好成績を残した選手
1区西池6位
4区北野4位
5区小川8位

 初出場・初優勝を狙ったが、やはりというべきか、力を出し切れなかった。1区持ちタイム1番の西池が6位。ここから最後までうまくリズムにのれなかった。西池は2年で来年…だが、県予選で西脇工業に2連勝できるだろうか…。

7位田村(福島)
★好成績を残した選手
1区佐久間7位
2区渡邉6位
3区村越8位
6区佐藤5位

 下馬評は決して高くなったが、1区の佐久間が懸命に先頭集団に喰らい付いた事で流れに乗り、最後まで安定した順位で入賞を果たした。

8位鹿児島実業(鹿児島)
★好成績を残した選手
1区市田8位
3区有村4位
7区高田5位

 終始、入賞争いに身を置くことになったが、アンカーの高田が残り1km手前でスパート。9位那須拓陽、10位仙台育英、11位埼玉栄を振り切り最後の椅子を獲得した。

その他、健闘した選手を記載しておく。
1区油布(大分東明・大分)2位
1区服部(埼玉栄・埼玉)3位
1区五郎谷(遊学館・石川)10位
2区岸本(倉敷・岡山)3位
3区松本(上野工業・三重)4位
3区湯地(大分東明・大分)6位
4区八木沢(那須拓陽・栃木)3位
4区松本(諫早・長崎)6位
4区石田(九州国際大付・福岡)8位
5区宮澤(埼玉栄・埼玉)1位☆
6区矢野(埼玉栄・埼玉)1位☆
7区渡邉(東北・宮城)3位
7区池田(那須拓陽・栃木)4位

 大分東明や埼玉栄の選手の健闘が目立つ。特に埼玉栄は5区6区区間賞。中盤が悔やまれる


国際千葉駅伝を振り返る

さて、開催意義はともかくとして、男女混合で毎回楽しみなメンバーが集う国際千葉駅伝が今年も行われました。特に日本は日本選抜も学生選抜も千葉選抜も充実したメンバーが集まり、純粋に楽しめました。

 その中で、日本選抜が2年ぶりに優勝して駅伝世界一を奪回(といっても、前回王者のエチオピアが参戦していなかったのですが…)。学生選抜、千葉選抜も素晴らしい成績を残しました。

日本選抜

1区(5km)上野裕一郎(ヱスビー食品)13分32秒区間2位(2)9秒差
2区(5km)小林祐梨子(豊田自動織機)15分09秒区間賞(2→1)-9秒差
3区(10km)竹澤健介(ヱスビー食品)29分07秒区間賞(1→1)-1分10秒差
4区(5km)赤羽有紀子(ホクレン)15分34秒区間賞★区間タイ★(1→1)-1分49秒差
5区(10km)佐藤敦之(中国電力)28分57秒区間賞(1→1)-2分11秒
6区(7.195km)中村友梨香(天満屋)23分39秒区間2位(1→1)-1分49秒差
○総合1位2時間5分58秒

1区09年世界戦選手権出場、
2区08年北京五輪・09年世界選手権
3区07年世界選手権・08年北京五輪
4区08年北京五輪、09年世界選手権
5区08年北京五輪、09年世界選手権
6区08年北京五輪、09年世界選手権

…と、近年の世界大会経験者が集まり、本当にオールスターになった日本チーム。1区上野が柏原に惑わされず、ラストスパートで2位と絶好の位置につけ、2区区間記録保持者の小林がトップへ躍進。3区竹澤が後続を引き離すと後は横綱相撲という感じで2位以下を大きく引き離し快勝。今年悔しい思いをした選手や手ごたえを掴んだ選手様々いたが、さすがに駅伝では誰も崩れなかった。

 ただ、個々細かい所でみるともうちょっとという選手はいた。2区の小林は単独走りになってからペースが落ち、自身の記録を更新できなかった。3区竹澤も気温の上昇があったとはいえ、前半と後半では走りが変わってしまった。アンカーの中村も序盤スピードに乗れなかった。個々まだまだ小さな反省点はあるだろうが、ちょっとでも糧にしてもらいたい。赤羽なんかも世界選手権で大失敗してから久しぶりのレースでうまく走ったし、これからまた更に自分のレベルが上がったなら、幸いである。

 

学生選抜

 一応専門はこちらなので文章量は多くなる。
1区柏原竜二(東洋2年)13分46秒区間5位(5)23秒差
2区小島一恵(立命館4年)15分48秒区間3位(5→3)53秒差
3区矢澤曜(早大2年)29分24秒区間3位(3→2)1分10秒差
4区森唯我(佛教4年)16分13秒区間3位(2→2)1分49秒差
5区石川卓哉(明大4年)29分24秒区間4位(2→3)2分16秒差
6区吉本ひかり(佛教2年)23分12秒区間賞(3→2)1分49秒差
○総合2位2時間7分47秒

 男子は出雲駅伝、女子は全日本を元にしてメンバーを選んでいるのだろうか。こちらも区間賞もしくはそれに準ずる成績を残したメンバーが集まった。3区に駒大の宇賀地が入れば最高のメンバーだったが、試合過多なので仕方ない。その代わり、出雲全日本で柏原の次の区間順位に入り続けた矢澤が走る事になった。

 まず、男子からいきたいが、、1区柏原。レースをメチャクチャにしてやるという言葉通り、800mを2分10秒で通過するというハイペースでぶっちぎる。1.5kmあたりで他の選手に飲み込まれたが、その後も粘って区間5位。トラックでの自己ベストより早いタイムで駆け抜け合格点。それに箱根への布石にもなったか。箱根5区だろうがどこだろうが、絶対飛ばすだろうし、また(もし5区なら)苦手の下りの克服にも繋がっただろう。本人も経験を活かしたいといっているので、試金石になったか。

 3区には矢澤。矢澤は早大で1区以外にあまり経験が無かったので、今回3区を走ったのは貴重な経験だっただろう。区間適正や距離を考えると間違いなく1区矢澤、3区柏原が良かったのだろうが、逆になったので両者ともにいい経験になったはずだ。その矢澤は最初は竹澤と同じようなペース。中盤km3分オーバーの場面もあったが、粘って持ち直して2位に浮上した。これで矢澤は箱根で1区以外の選択肢も可能になった。箱根2区を任せるのはまだ不安だが、3区9区あたりであれば充分ありえるだろう。

 5区の石川は出雲全日本で6区、4区で日本人トップの成績を残した選手。すぐ後ろに世界選手権金メダリストがいるという状況だったが、冷静にペースメイク。追いつかれてすぐに離されなかったのは、相手が本調子ではないと分かっていても嬉しかった。後半引き離されたが、終盤また詰め寄るというクレバーな走り。タイムは矢澤と同じだが、後半に登りがあるこの区間の方が価値がある(てか短縮版箱根2区っぽい)。箱根でもきっちり仕事をしてくれることだろう。

 女子も全日本駅伝で区間賞を取った3名がずらり。特に小島は毎年この大会に出場している選手だが、きっちり仕事をこなした。本調子ではなかったようだが、それでも順位をあげて次のランナーへ襷を渡した。また初優勝を果たした佛教大からは森、吉本が走った。全日本では森がヒロインとなったが、今回は吉本が活躍。アンカーでヌデレバを抜き去り、過去最高の2位に。さらに、日本の中村、千葉選抜の新谷といったそうそうたるメンバーを上回るタイムで区間賞。ラストは学生選抜が日本選抜を追い上げた。

 いや~レベル高いですね。ここから来年は何人か日本選抜に入っていることを願いたい。

千葉選抜

1区安西秀幸(JALグランドサービス)13分55秒区間9位(9)32秒差
2区那須川瑞穂(ユニバーサルエンターテイメント)15分54秒区間4位(9→5)1分08秒差
3区山口祥太(富士通)29分42秒区間5位(5→5)1分43秒差
4区才上裕紀奈(積水化学)16分27秒区間5位(5→5)2分36秒差
5区阿久津尚二(富士通)29分47秒区間6位(5→5)3分26秒差
6区新谷仁美(豊田自動織機)23分41秒区間3位(5→4)3分28秒差
○総合4位2時間9分26秒

 千葉選抜も男子は箱根ファンには懐かしい名前、女子は昨年日本選抜にいた選手が入るなど中々のメンバーが揃った。

 1区安西は駒大OB。5区での早大駒野との激闘が記憶に新しい。この区間ではさすがに厳しい戦いとなったが、13分台でまずまず。2区那須川は昨年日本選抜に入ったランナーだが、その選手らしく4人抜きの快走をみせた。

 3区の山口は國學院OB。箱根では1区を毎回走っていたが、今回は3区。一時学生選抜の矢澤を追い上げる走り。終盤残念ながら抜かれてしまったが、頑張った。何とかニューイヤーでメンバー入りしてほしい。また4区才上は積水化学所属。ここは高橋尚子がシドニーを制した頃、所属していたチーム。大崩れせず次に繋いだ。

 5区阿久津は今年のニューイヤーの優勝メンバーのひとり。てか、実力的には松下やら太田、藤田あたりがいるが、出なかったのは仕方ないか。日本の佐藤に50秒付けられたがもうちょっと差を少なくしてほしかった。で、6区は日本選抜に前回勝った新谷。さすがの走りで米国を交わして4位に浮上。今年も日本選抜に迫る走りをみせた。マラソンで苦戦中だが、徐々に力をつけていってほしい。

 そういえば、男女混合になってからは千葉選抜も過去最高順位なんですね。日本勢が上位にみんな入って嬉しいです。

外国勢

1区クレイグ・モットラム(オーストラリア)13分23秒区間賞
2区ニッキ・チャップル(オーストラリア)15分27秒区間2位
2区コンスタンティナ・ディタ(ルーマニア)16分07秒区間5位
3区イアン・バレル(アメリカ)29分14秒区間2位
4区イネス チェプケシス・チェノンゲ(ケニア)15分46秒区間2位
5区アベル・キルイ(ケニア)29分10秒区間2位
5区ステファノ・バルディニ(イタリア)30分28秒区間12位
6区キャサリン・ヌデレバ(ケニア)24分04秒区間4位

 『国際』なので、もっとスポットを当てたいのだが、いかんせん本気メンバーで走ってこないし、自分自身もイマイチ分からない…。のでこれだけ。

 男子は1区にアフリカ勢以外で初の5千12分台をマークしたモットラム、5区に今年の世界選手権金メダリストのキルイなどのメンバー。モットラムは今回が故障開けの復帰レースだったようだが、貫禄の走りで区間賞。これからの世界大会に期待をもてる結果だ。逆にキルイは、何かフラフラしていて、その割には対抗意識は結構みせていてよく分からない感じ。それでも区間2位で走ってくれた。また、アテネ五輪メダリストのバルディニも5区参加。引退もちらついているようで、残念ながら平凡な成績。でも、日本に来てくれたのは嬉しかった。

 女子はディタ、ヌデレバと北京五輪マラソンの金、銀メダリストがくるという豪華メンバー。といっても、この2人、先週の横浜マラソンを走ったばかりということで、本調子には程遠い成績。まあ、それでも存在感は示してくれた。

 とまあ、このくらいか。エチオピアも参加していないし、本気メンバーではどこも来ていないだろうからなあ。何とかガチンコ勝負を1回見てみたいなあと思う。


おまけ・今年は大丈夫か?
 ちなみに、この千葉国際駅伝。ある呪いが噂されている。それは、この大会に出場した日本選手がその後近いうち故障するということ。07年は竹澤、絹川(もっと居たっけ?)。08年は大西、深津(いや深津は走る前からおかしかったのか)あたりがその後故障。絹川にいたっては未だにまともに復帰できていない状態である。

 学生選抜でいえば、今年は柏原、矢澤、石川が箱根にこれから挑むわけだが、果たして大丈夫なのか。今後の財産になることは間違いないのだが、開催時期が箱根への調整ということを考えると利点がないのだ。他大学はもう一度走りこんだり、調整レースに出場したりの時期なのだが、そうはいかない大会なのだ。この3人が無事に箱根を快走してくれることを祈りたい。

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