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【前半戦を振り返る】日本大学

今日は留学生頼みからの脱却を図りたい日本大学


※間違ってたら指摘してほしいです。
公式ホムペがない?のであまり調べられなかったので特にです…
知っていればお願いします。わざわざ調べられなくてもいいです。
○箱根出場メンバー
堂本尚寛(2年)↓…1区22位。1万30分台
G・ダニエル(4年)↑…2区1位。関東IC4冠
谷口恭悠(4年)↓…3区16位。1万30分台多し
岡村悠平(2年)→…4区18位。5000m14分30秒
池谷健太郎(3年)\…6区9位。1万30分30秒
丸林祐樹(4年)\…7区13位。関東ICハーフ出場
井上陽介(4年)…8区15位。
吉田和矢(4年)↓…10区7位。関東ICハーフ出場。

 ダニエルが止まらない。箱根で20人抜きの大記録を達成して、ますます勢いがついてしまったか。関東ICでは800m、1500m、5000m、10000mの4種目に出場。何と全部優勝してしまった。その付けがきたのか札幌ハーフでは後半大きく失速してしまったが、心配するところではないだろう。駅伝シーズンには今まで以上にチームに貯金をもたらしてくれると思う。
 ただ、問題なのはますます元気がなくなってきた日本人ランナー。エース候補の谷口や堂本、丸林を初め、各ランナーが低空飛行を続けている。関東ICでも5000m以上の距離でダニエル以外での得点が無かった。その後も微妙な成績が続いている選手が多く、準エース区間を任せられそうな日本人さえもいない状況である。昨年まではダニエル無しで日大は語れない、という状態だったが、このままではダニエルしか日大は語れない、となりかねない。昨年は出雲前にいいタイムを出したランナーが多かったが今年は果たして…。



○箱根補欠メンバー
延寿寺博亮(3年)↓…
高月雄人(3年)↓…3000mSC9分30秒ほど
笹崎慎一(3年)→
和田朋之(3年)\
山崎大直(2年)→…5000m14分30秒
山下尭哉(2年)\

 箱根補欠メンバーが全員残っている日大。ちなみにここまで14人。さぞかし、層が厚くなってきているのだろうと思いきや実はそうでもない。そのメンバーがのきなみ走れていないのだ。主力に元気がない今、この辺りが頑張って記録を出してくれると主力も刺激され、チーム状態があがってきてくれるのだが、そうでもない。いくらなんでも1人くらいと思うが本当にいないのだ。今そこで秋になって全員が一斉にあがればいいのだが…。


○新戦力
中原知大(4年)↓

 一応、副主将の選手。1年生の時箱根で鮮烈でビューで期待されたが、年々劣化。今ではエントリーに入れなくなってしまった。今季もやはり状態が上がらない。このままやっぱり消えてしまうのだろうか。


○新人
G・ベンジャミン/…関東IC5000m&1万入賞。
佐藤佑輔/…5000m14分02秒55の自己新
花島昂己/…関東IC1500m5位。
横松徹/…1万29分58秒
寺田裕成→
田倍憲人→…1万30分34秒

 日大唯一の救いは1年生が好調ということだ。一番はやはり今年また入ってきた留学生ベンジャミンの存在。今はまだ関東ICでようやく入賞できるレベルだが、日大は留学生を育てるのはうまい選手なのでいい感じになるのではないか。また、佐藤、横松がなかなかいい感じ。この時点では先輩よりもいい成績を残している。調子が戻らない主力よりも彼らを駅伝で使ってみたい感じがする。また花島がダニエル以外で唯一の長距離でポイント。1万以上を走っていないのでスタミナはまだまだだろうが、どこまで対応できるようになるか。短めの区間なら面白そうだ。

まとめに限りなく近い何か

 何か非常に不安が残る日大。とりあえず頭数は揃っているし、以前から主力になっている選手が多い。ただ、その好調を維持できないのが最近の日大の特徴である。いや、微妙な成績ならまだいい。一旦故障(?)したら再起不能になっている場合もある。その選手がもうちょいきちんとしていれば、上位候補にも名前が上がるのだが。
出雲:佐藤-堂本-ベンジャミン-丸林-花島-ダニエル
全日本:佐藤-谷口-堂本-ベンジャミン-池谷-井上-横松-ダニエル
箱根:佐藤-ダニエル-谷口-堂本-山崎 池谷-岡村-横松-丸林-吉田
うん、一応色んな選手がいるから、オーダー編成には困るくらいいる。その時の状態次第でいくらでも区間配置が変わりそうだ。ただ、信頼して送り出せる選手がいない。どこをとっても不安が残るオーダーになってしまうのである。2連覇のかかる出雲は2人留学生がいることだし、充分可能性はあるが、全日本、箱根とどんどん順位が落ちていきそうである。また、最近1区がうまくいかない場合が多いのも問題。スピードがある選手が多いのだが安定性があるランナーもいないのだ。ダニエルでカバーじゃなくて抜け出せなければ相当厳しい戦いになりそうな気がする。


箱根駅伝総評~日本大学

 しばらく更新がストップして申し訳ありません。理由として…

①最近ずっとやや疲れ気味なこと
②主な駅伝が終わりモチベーション切れ
③とあるPCゲームやアニメにどっぷりはまったこと

これらが原因で全く更新する気が起きませんでした。すみません。

今後はとりあえず2月中に全大学の箱根駅伝の評論を終え、3月は1月以降のロード大会をまとめたいと思います。
また、③についても少し書くかもしれません。4月からはどうせネタ切れすることが目に見えていますので…。




とりあえず何とかまずは残っている大学を片付けます。

ダニエル頼り否めず

往路8復路8位
総合7位日本大学
(予想:往路1位復路17位総合4位・区間予想4区間的中→1区2区3区5区)

 さすがに出雲のようにうまくいかなかったかw。ダニエル以外色々と無茶苦茶な予想だった。区間予想としては丸林と笹谷を逆にしたのが…。素直に9区笹谷にすればよかったと後悔しきりである。
 
 
区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シードラインとの差)
1区堂本尚寛(1年)1時間6分34秒区間22位(22)1分46秒差
2区G・ダニエル(3年)1時間7分04秒区間2位(22→2)2分40秒差
3区谷口恭悠(3年)1時間5分06秒区間16位(2→3)2分56秒差
4区岡村悠平(1年)57分41秒区間18位(3→10)5分17秒差
5区阿部豊幸(4年)1時間22分33秒区間11位(10→8)5分34秒差(-54秒差)

6区池谷健太郎(2年)1時間00分23秒区間9位(8→9)5分27秒差(-39秒差)
7区丸林祐樹(3年)1時間6分23秒区間13位(9→10)6分43秒差(-2秒差)
8区井上陽介(3年)1時間8分13秒区間15位(10→10)8分02秒差(-39秒差)
9区笹谷拓磨(4年)1時間12分12秒区間10位(10→10)8分58秒差(-1分17秒差)
10区吉田和矢(3年)1時間12分05秒区間7位(10→7)9分00秒差(-53秒差)


○総合7位 11時間18分14秒

【敢闘賞】G・ダニエル…怒濤の20人抜き!
【殊勝賞】吉田和矢…シード権獲得に大きく貢献
【(特に)喝】谷口恭悠、丸林祐樹…来年チームを引っ張る存在の選手が不甲斐ない走り

 2年連続してシード権争いの真っ只中に身を投じることになってしまった日本大学。辛くも今回もシード権を獲得したが、正直なところ内容は昨年とあまり変わらない。来期こそもう一度浮上できるかどうか、振り返りながらみていきたい。


ダニエル脅威の20人抜きの裏には…
 今回の日大の最大の見せ場となったのは、戦前の予想通り2区の留学生ダニエルの走りだった。襷をもらった位置はなんとブービーの22位。苦しい位置だし、ライバルと見られていたモグス(山学)は遥か前方という状態だった。。

 しかし、トップとは1分46秒差。モグス以外は射程圏内だった。スタート直後からエンジン全開。横浜駅前までに7人を抜き15位に浮上。権太坂ではさらに7人抜いて8位に浮上。そして最後はなんと2位を走っていた木原(中学)まで捕らえたのだ。木原も日本人学生長距離のエースらしく何度もダニエルを抜き返す粘りをみせたが、最後は振り切って中継所に飛び込んだ。モグスには1分負けた区間2位だが、20人抜きは今後記念大会での増枠が無い限りはほぼ不可能な記録である。

 この記録は素晴らしいのだが、ゴボウ抜きが生まれるということはその前の区間が非常に悪かったとい
うことになる。その前の区間・1区を走ったのは1年生堂本。出雲、全日本ではまずまずの結果を残していた彼だったが、箱根を前にして脚を痛めてしまった。本来なら外すべきなのだろうが、日大は決して層の厚いチームではない。掘込HCも悩んだ末、出場させるという決断をしたようだが、終盤のペースアップで全く動くことができなかった。

 昨年も日大は1区で19位と出遅れた。この時もダニエルは15人抜きを果たしており、帳消しにしたのだが、本来はダニエルで抜け出すのが日大の作戦だったはずだ。観戦としてはゴボウ抜きは確かに面白いのだが、裏にはこういうマイナス要素もあるのである。



日本人ランナー、流れを作れず
 今回、ダニエルを除けば区間一桁は僅かに2つ。前回も同様の状況だったので、成長は無しということになる。はっきりいって、日本人ランナー全員に喝を入れたいところなのだが、特に谷口と丸林に入れさせてもらった。谷口はダニエルの後、つまり3区を任された選手。今季の成績からして日大日本人エースといってもいい存在。ところが消極的な走りで区間16位。竹澤(早大)に抜かれただけで総合では3位のものの、次々と追いつかれたランナーについていくだけというレースだった。元々長い距離が強いタイプではないのだが、これはちょっと想定外であった。

 4区岡村はハーフの成績からすると区間18位は仕方ないか。次の5区阿部もいい走りとまではいかない。順位は2つあげたものの、区間11位。3年連続安定した走りともいえなくもないが、戦前の掘込HCの言葉などからもう少し期待していた。結局往路はダニエルのみ区間一桁。ダニエルだけで何とか往路8位を確保したという感じだった。

 復路6区池谷が区間9位でやっと区間一桁。順位を下げたのは板垣(帝京)、中村(明大)、佐藤(大東大)あたりが爆走したから。タイム的には60分前半でまずまず。下級生から6区適任者が出たのは来年に向けて好材料だろう。しかし、7区からはシード権争いの渦中に身をおくことになる。7区は上記にあげた丸林だ。これまで駅伝の結果が持ちタイムに伴わないことが多かった丸林だが、今回も伴っているとはいえない。前半から無謀な飛び出しをしなかったのは成長した点だが、区間13位で持ちタイム上では下回る梶原(選抜)、山本(中大)に追いつかれてしまうという走りでは及第点は出せないだろう。

 谷口、丸林は来期4年生でチームを引っ張る存在。そんな選手がこの成績では来年の日大もシード権争いをするチーム。ダニエルがいなければどうなっていたのかということを考えずにはおれない結果だろう。



アンカー吉田が殊勝の走り
 8区井上はスピードランナーということを考えれば区間15位は及第点か。周りも牽制しており、実力を考えると無理な走りはできない状況だし、こんなものだろう。9区笹谷は一時箱根絶望かと思われる故障をしていたが、よく間に合わせた。さすが箱根男である。勿論、万全ではなく、解説者にも走りがおかしいのを指摘されていたが、それでも区間10位と粘走をみせた。ここでもボーダーラインをキープして、なおかつ11位との差は広げた。苦しみながらも主将らしい走りはみせた。(しかし7区からずっと総合10位でボーダーラインを割らないのは伝統校のなせる業なのだろうか)

 そしてアンカーは吉田。上尾で好走はみせたものの、駅伝初出場。後ろの大学も後が無い状況でどんどん攻めてくるのは当然。少しでもブレーキしてしまったらあっという間に圏外に弾き飛ばされてしまうところである。しかし、ここで吉田がいい走りをみせた。ほどよいペースで入って、牽制している7位集団をジリジリと追い上げる。そして14km過ぎに追いつくと、ここで7位集団の先頭に立って引っ張り始めた。向かい風が吹いていたし、今まで追ってきていたので後ろにつくというのがセオリーなのだが、そうしなかった。後ろの11位のグループが急追してきていたので、逃げるためだった。この判断は功を奏し、それ以上差を詰めさせなかった。ここで牽制していれば、大混戦の中、シード権を獲得できたかどうかは定かではない。彼の走りの御蔭で復路も耐え抜いた感じだった。



 にしても、やはりダニエルがいなかったら話にならなかったような結果だ。終盤の区間は頑張ったものの、彼がいなければ間違いなくシード権は取れなかったとみる。往路で戦える日本人ランナーがいなかったという感じだろう。抜けた4年生も少ない方で、少なくともシード権争いからは脱しないといけないだろう。総合順位自体はあげたものの、成長度はそう考えるとマイナスとみるべきかもしれない。




来期への展望
 では来期へ向けての展望である。
○卒業生出走メンバー
阿部豊幸5区11位、笹谷拓磨9区10位

○在校生出走メンバー
堂本尚寛1区22位、G・ダニエル2区2位、谷口恭悠3区16位、岡村悠平4区18位、池谷健太郎6区9位、丸林祐樹7区13位、井上陽介8区15位、吉田和矢10区7位

○在校生補欠メンバー
延壽寺博亮、高月雄人、笹崎慎一、和田朋之、山崎大直、山下尭哉

 なんと4年生はたった2人。まあ柱という存在とはいえ、これは大きなアドバンテージだろう。延壽寺や中原まで含めると箱根経験者は10人となる。更に1万29分前半の高月や現1年生にも楽しみな選手はいる。順調に行けば来年は大きく浮上できるはずだ。

 後は谷口、丸林、堂本あたりが復調できるかどうか。彼らが往路や9区などできっちり走らなければ、また出雲だけのチームとなってしまうだろう。まあ、掘込HCもそろそろ慣れてくるだろうし、期待したいチームである。

◆◇箱根駅伝区間予想-日本大学その2-◇◆

区間予想オーダー

1区堂本-2区ダニエル-3区谷口-4区高月-5区阿部
6区延壽寺-7区笹谷-8区吉田-9区丸林-10区山崎

とりあえず笹谷は起用してみた。笹谷OUTなら井上IN

1区堂本尚寛(1年) 目標タイム:区間一桁
 一番安心して任せられるのは谷口なのだろうが、やはり勿体無いという考えが浮んでしまう。というわけで出雲で1区を務めた堂本を起用してみた。昨年の高校駅伝で惜敗を喫して以来、冷静な走りが目立つ。彼ならスローでもハイでもどちらでも最低区間中位では乗り切れるだろう。山梨学院より前に襷を渡すのは理想なのだが、それは谷口でないときついか?出遅れだけは勘弁してほしい。


2区ギタウ・ダニエル(3年) 目標タイム:1時間6分40秒
 2区は勿論、入学以来活躍を続けているダニエル。順調ならば、区間新は無理でも、66分台に突入する力は充分にあるだろう。ここで前にいるのは山学大のみというのが当然理想の展開だろう。これまでの走りを見てる限り多分大丈夫だろうが、モグスを追ってのオーバーペースだけは気をつけたい。トラックではほぼ両者が互角だが、ロードになるとモグスの方が力は上。サイモンの例があるだけにそれだけは注意したいところだ。


3区谷口恭悠(3年) 目標タイム:1時間3分50秒
 ここに日本人エース谷口を投入。目標としてはここで山梨学院を捉えてトップに立ち、見せ場を作りたいところだ。前回は一番短い4区でもスタミナ不足だった感じだが、今回はそんなことはないはず。持ち前のスピードを存分に発揮してほしい。前回はここで一旦流れが途切れてしまったが、今年は加速できるのではないかと思われる。


4区高月雄人(2年) 目標タイム:56分20秒
 4区は井上や池谷あたりと迷ったが、勢いということで高月。12月の記録会で29分半を切ったランナーだ。この時期に記録会出ると箱根本番は不安なのだが、持ち味を活かしたい。ここはトップをキープしたいところ。まあこのあたりで山梨学院、中央学院、駒沢、早大と接戦になるのではないかと予測されるが、気持ち負けしないように、胸を借りるつもりで走りたい。


5区阿部豊幸(4年) 目標タイム:1時間20分00秒
 さて、もう一つ攻める区間である。ここでトップから1分以内であれば、往路優勝する可能性は充分あるだろう。駒大が深津、東洋大柏原がものすごい走りをしない限りは大いに期待したい。阿部は今シーズン前半は不調だったが、秋になって回復。監督も2区5区で稼ぐといわれるほど調子がいっぽい。タイム的には是非80分切りを目指したい。もう1人の4年生笹谷が故障明けだけに、チームをしっかりさせたい。よければ往路優勝というところだろう。




6区延壽寺博亮(2年) 目標タイム:1時間1分00秒
 ここが分からないのだが、上尾にも記録会にも出てこない延壽寺が準備しているんじゃないかと思われる。最初は高月と思っていたが、記録会に出てきたので彼にした。前回は急遽任された3区で失速。ただ、前半の下りは頑張ったので全く適性がないわけではないだろう。とりあえず61分くらいで無難に走ってほしい。順位ダウンが予想されるが、焦らないでいきたい。


7区笹谷拓磨(4年) 目標タイム:1時間6分00秒(区間一桁)
 ここに笹谷を投入している。報知では9区と書いているが、50分ジョグがやっとというのではちょっと無理だ。ただ、これまで大学駅伝は全て区間一桁。特に箱根は全て区間5位以内と安定している笹谷を外すのは考えたくない。ここは攻めることは考えなくていい。とにかく区間一桁で粘りある走りをしたい。復路はかなり苦しいといわれている日大だが、勇気付けられるはず。主将の意地をみせてほしい。


8区吉田和矢(2年) 目標タイム:1時間6分50秒
 8区は駅伝初出場の吉田だが、ハーフの持ちタイムは64分台を持っている。ここが復路で一番良い区間順位になるかもしれない。前を追えれば一番いいが、ひとまずシード安全圏に入っていればいいだろう。何となく一人旅になりそうな気もしないでもないが、自分の走りに徹したい。


9区丸林祐樹(3年) 目標タイム:1時間11分30秒
 ここからやや厳しい戦いになるが、丸林を思い切って投入。持ちタイムはいいものの、出場した駅伝は全て区間二桁と全くいいところなし。特に全日本は1区で早々と三冠挑戦を台無しにする走りとなった。来年は谷口とともに、日大を引っ張る存在。そろそろ結果がほしい。9区は来年以降を見据えての起用。力的に厳しいが区間中位では走りきりたい。くれぐれも最初の下りで飛ばさないようにしたい。これまで飛ばしすぎで失敗を重ねているだけにメンタル面も試されることになろう。


10区山崎大直(1年) 目標タイム:1時間12分00秒
 アンカーは珍しい1年生起用。75回の区間変更以降1年生起用は見られなくなった。ここ数年では81回大内(中央学院)、82回小柳(専大)くらいしか思い浮かばないのだが、2人とも区間二桁。あんまりいい情報はないのだが、山崎は2人に比べれば名がしれている存在。実力さえあれば1年生でもここをやれるんだというところをみせてほしい。流れ次第で3位もありえるが、とりあえずシード権内に収めて来年に繋げたい。




まとめ
 作戦としては往路に全部つぎ込んで往路優勝を本気で狙っていきたい。その流れに乗れば、いくら復路で駒がないといっても、総合5位くらいで収まると思うし、期待できる選手はいる。ただ、主将の笹谷の負傷がどれほどチームに影響を与えるかが気がかり。まあ、そんな直前というわけではないので、チームがまとまる時間はあるはず。コースが違うとはいえ、出雲優勝校が箱根シード落ちという不名誉なことだけは避けたい。全日本でみせたように安定した走りで確実に順位をあげていきたいところだ。



◆◇箱根駅伝区間予想-日本大学その1-◇◆

出雲優勝校!スピードを活かして往路優勝を目論む!

12年連続80回目
日本大学
08箱根9位、08出雲優勝、08全日本6位

 昨年の箱根駅伝では、上位候補の一つにあげられながら、複数の故障者が出て苦戦。アンカーの追い上げや他校の棄権もあって辛くもシード権を獲得した状態だった。今シーズン前半に入っても不調から抜け出せず全日本への出場権もやっとだった。しかし、秋のシーズンに入ってチームは生まれ変わった。出雲では大方の予想を覆し優勝。全日本は1区で出遅れたものの、その後は安定した走りでシードを獲得した。80回目の節目の出場を迎える日本大学が更なる飛躍を遂げることができるか。


一次エントリーメンバー

選手名長所や特徴短所や悪い情報どちらともいえない、その他

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手

ギタウ・ダニエル(3年)粘り○、安定感故障明け?、下り×

前回:ダニエル

A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手

阿部豊幸(4年)主将、上り○

前回:阿部

B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手

笹谷拓磨(4年)スタミナ型、箱根男故障明け
谷口恭悠(3年)スピード型

前回:笹谷

C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手

丸林祐樹(3年)飛ばし癖、駅伝×
堂本尚寛(1年)

前回:阿久津

D(1点):繋ぎ区間で区間中位で繋ぐ選手

井上陽介(3年)スピード型
吉田和矢(3年)初出場
笹崎慎一(2年)スタミナ型
高月雄人(2年)スピード型初出場
山崎大直(1年)スタミナ型初出場

前回:谷口、染谷

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手

延壽寺博亮(2年)
池谷健太郎(2年)スピード型
和田朋之(2年)初出場
岡村悠平(1年)初出場
山下尭哉(1年)初出場

前回:中原、延壽寺、高橋、丸林



上位10人平均:2.3点  16人平均:1.5点
(参考)前回10位校:1.9点

◆ワード説明

箱根男
…シーズンの調子に関係なく、箱根は必ず結果を残す

以下略

戦力分析
 こうみると改めてスピードランナーが多い。出雲駅伝で優勝するはずである。逆に言えば、距離が伸びる箱根は不利ということになってしまう。全日本は6位だったので、更なる順位降下もあるような感じである。ただ、日大の評価がまずまずいいのは稼げる区間が2区間あるということだろう。

 まずはエース区間の2区。ここは勿論、留学生のダニエルが突っ走るはずだ。山梨学院のモグスよりはやや劣るものの、粘りという点は過去の留学生の中では一番。故障明けだそうだが、気合で走ってくるだろう。もう一つは5区の山登り。ここは過去2年連続して走った阿部がいる。昨年は4人抜きを果たした。今回は、秋口から尻上がりに調子をあげているらしくかなりの期待が出来る。ランクは昨年81分を切っているかどうかで分けたのでAランクとなっているがSランクの活躍ができるかもしれない。おそらくこの2区間で往路で突進する作戦だろう。

 気がかりなのは日大の中で数少ないスタミナランナー笹谷が12月に入ってケガをしたということ。これまで箱根では必ず結果を出してきており、今回も9区か10区の重要区間出走が予測されていたが、これで復路に核となる選手がいなくなる。ここは駅伝では今まで結果を残していないが、持ちタイムはある丸林、1年生ながら期待されている堂本、山崎の他、全員でカバーしあっていきたい。


日本大学~箱根16人エントリー予想

えっと、日大どうやら上尾ハーフが箱根前最後っぽい。
というか、日大は適切なサイトがないので情報が分からないのだが…
まあ、学連記録会にはエントリーしていないので、勝手に最後ということで
最終エントリー予想を行いたいと思う。
例によって記号分してみる。

【箱根エントリー予想】
◎エース、○主力格、●中堅、△10番手争い有利、▲10番手争い不利、×大穴
4年
○阿部・○笹谷・×高橋勇

3年
◎ダニエル・○谷口・●丸林・●井上・●吉田

2年
△笹崎・△延壽寺博・×和田・×池谷

1年
●堂本・▲山崎・▲山下・▲岡村


10番以下で何人か固まっているので、
ちょっと外れてしまうかもしれない。
中原・田中仁あたりが復調する可能性もなくもないので、分かりにくい。

その他、延壽寺博を入れているのは、上尾に出てないのは山くだりを走るのではないかと
以前の区間予想をしてから考え直したのである

軸になるのはエースダニエルと5区山登りの阿部。
ダニエルが66分台で走れば、展開次第では往路優勝の可能性もあるだろう。
そのダニエルを活かすための1区は、主力級の谷口を惜しげもなく投入。
とにかく1区2区で稼いで後は逃げまくりたい。

また1年生でメンバー入りまでもう少しという選手が何人か揃っている。
若くて伸びしろのある彼らがラスト1ヶ月で誰か覚醒してくれれば面白い。

後は笹谷の調子が戻ってくることが総合でも上位に食い込むことへの鍵となる。
やっぱり9区は彼が適任。丸林9区はどうしても不安なのだ。
吉田9区という案もあるが、駅伝デビュー戦で荷が重い。
(って、言いながらアンカーに予想しているが更に荷が重いか^^;)

タイプが違う駅伝とはいえ出雲を制している大学。
持ち前のスピードが爆発してくれることを期待したい。

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