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日本大学~全日本大学駅伝結果より

続いて~
 

4位日本大学5時間19分18秒

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シード権との差)
1区田村優宝(1年)43分13秒区間4位(4)31秒
2区堂本尚寛(3年)38分23秒区間6位(4→5)39秒
3区高月雄人(4年)28分27秒区間12位(5→5)1分51秒(-15秒)
4区和田朋之(4年)42分54秒区間15位(5→10)3分51秒(1分18秒)
5区森谷修平(1年)34分58秒区間5位(10→8)5分02秒(1分19秒)
6区寺田裕成(2年)37分46秒区間10位(8→11)6分40秒(1分46秒)
7区田倍憲人(2年)36分55秒区間10位(11→11)7分58秒(2分14秒)
8区ガンドゥ=ベンジャミン(2年)56分42秒区間賞☆(11→4)6分16秒(-42秒)
 序盤好スタートも予想通り中盤から苦しい戦いに。それでもアンカーベンジャミンの爆走で何とかシード権確保。前回優勝校の意地は見せたという格好だ。
 
ベンジャミン7人抜き滑り込み!お膳立ては無名1年の森谷
 序盤は好調。箱根予選上位だった田村と堂本が上位で運んできてくれたらという感じでしたが想定以上、田村も堂本共に堅実なレース(特に田村のラストいつの間に!?と)で2区終了時で総合5位に付けた。この2人は本当に力を付けてきたと思っていいでしょうかね。
 
 ただ、不安だった中盤がやはり…という。3区高月と4区和田が流れを生かせず区間二桁、総合順位も一気に10位転落した。計算できる選手が少ないという厳しさがここで出てきてしまいました。ただ、5区1年生の森谷選手が区間5位の好走、ほとんど知らない選手だったのですが出雲エントリー、箱根予選出走(これはあまり良くなかったが)、全日本もエントリー…ということで気にはなっていたが、なるほど光るものがあると見てという判断でしたか。
 
 とにかく森谷の走りでここでシードラインとの差が開かなかった、そして他校と絡めたのは非常に大きかった。6区寺田7区田倍が今一歩の走りながら、ベンジャミンが捕らえられる範囲の差で踏み止まった。そのベンジャミンですが、強さも身についてきたし賢くなったかな。タイム的には箱根予選で日本人トップの早川に1分半近い差を付けた、全日本8区はエースではなくて、無難に走る役割の選手も起用されている事を考えると2分14秒をうっちゃったのはその時の通り走ったということですが、それ以上にペース配分も今回は良かったかなと。最初の3kmあたりはベンジャミンそんなに村澤らを詰めていなかった感じなので。箱根2区で67分台は出してもおかしくないでしょう
 

層は薄い、3枚のカードをどう使うか、主力の回復も気になる
 ただ、先程はざっと流したが選手層はやはり薄い。というか4区和田選手の起用が…どうしても疑問に思ってします。和田はマネージャー兼で走っている選手。マネしながら走るのは素晴らしいですが、やはり本選手よりはどうしても練習時間は限られます。そういう選手が中盤の要の4区を担ってしまうというチーム状況が…とね。勿論、予選好成績だった寺田がちょっと落ちてしまったとか事情はあるかもしれないのですが…まあ、森谷がせっかくあげた順位をまた下げてしまうあたり良くはなかったでしょうか。
 
 というわけで、全日本の8区以外を見ると非常に箱根は厳しく思えてしまう。ただ、一つ好材料をあげると、箱根は10人で全日本より2人多いわけだが、その2人が調子を戻せば今回の全日本メンバーよりも走れるであろう佐藤と笹崎である可能性があるということ。どこまで回復できるかというのは鍵になってくるか。まあ、全日本の一次エントリーには入ったので走れるところまでは来るかなあと思ってます。
 
堂本-ベンジャミン-高月-森谷-田村
和田-佐藤-笹崎-寺田-山下
 
 堂本、ベンジャミン、田村の3枚のカードは1区2区5区。堂本は箱根予選最後まで集団付いていったので今回は大丈夫かなと。で、田村は負担かかりますが、長い距離は適正あるし(本人も興味示してたかな?)5区で。これで稼げるだけ稼ぐという感じでしょうか。で、7区を佐藤を置いてもう一つ攻める区間作ってもいいかな(ほぼ100に戻っていれば1区か3区ですが)。後はスタミナ型と思うランナーを8区9区10区置いて何とか逃げ切るという感じ。現状だとこんな感じでしょうか。
 
 一応シード権獲得自体は可能なメンバーは揃っているはずです。安定感が問題でしょうか。それと全日本は勝ち方のせいで色々言われていますが、自信持っていいかと。山梨学院が当時1年生だったモグスの爆走でシード権を獲得した際、喜び爆発させてましたが、あれでいいと思います。あの時は山梨学院が一番力落としていた時でしたが、少なくともあれからまた少しずつ上昇気流に乗っていきましたし(あの時、日本人が悔しさ見せたなかったのを疑問に感じたのですが、勝ったなら勝ち方関係なく喜んだ方がいいのかなと思った)。力合わせればやれるはずと思うのが大事かと。『チームワーク』箱根シード権の鍵になると思います。
 

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【全日本駅伝予想】日本大学

続いて昨年1位

覇者の意地を見せられるか
日本大学
 

箱根駅伝予選会成績

2位ガンドゥ・ベンジャミン(2年)58分43秒
10位堂本尚寛(3年)60分34秒
13位田村優宝(1年)60分43秒
59位寺田裕成(2年)61分57秒
106位高月雄人(4年)62分50秒
120位山下尭哉(3年)63分01秒
136位岡村悠平(3年)63分18秒
137位和田朋之(4年)63分21秒
176位久保翔吾(2年)64分10秒
184位吉田貴大(2年)64分24秒
204位森谷修平(1年)64分58秒
223位坂下大直(3年)65分20秒
 ベンジャミンと堂本と田村の3人は非常に安定感があり成長もあったが、懸念されていた4番手以下が寺田以外は苦しい走りになってしまったか(というか試合に積極的に出場していた順番になっているのは気のせいか)。どういう作戦をとってどうなったかまた5kmごとに見ていきます。

 
5km
1位14分33秒ベンジャミン
 
3位14分49秒堂本・田村
 
76位15分09秒高月
149位15分17秒山下・和田・久保
162位15分18秒岡村・吉田・森谷
172位15分19秒寺田
 
224位15分31秒坂下
上の4人は好きに行かす。後は集団走という感じだったんですね。坂下はこの段階でもう苦しい走りになっていたみたいですね

 
10km
1位29分00秒ベンジャミン(→)

10位29分57秒堂本・田村(7↓)

124位30分52秒寺田(48↑)・岡村(38↑)
133位30分53秒高月(57↓)
135位30分54秒山下(6↑)・和田(27↑)

145位31分02秒久保(4↑)
166位31分07秒吉田(4↓)
185位31分17秒森谷(23↓)

234位31分48秒坂下(10↓)
集団走じわじわあげていっていたが久保や吉田らが脱落してしまいました。

 
15km
2位43分38秒ベンジャミン(1↓)

7位45分10秒堂本(3↑)
11位45分11秒田村(1↓)

83位46分22秒寺田(41↑)

113位46分39秒高月(20↑)

126位46分47秒岡村(2↓)
132位46分50秒山下(3↑)
137位46分53秒和田(2↓)

152位47分08秒久保(7↓)

174位47分26秒吉田(8↓)

187位47分43秒森谷(2↓)

232位48分27秒坂下(2↑)
上の3人はずっと安定していますが、だいぶバラバラになってしまいました。寺田はこのあたりで一気にきましたね。

 
20km
2位58分43秒ベンジャミン(→)
 
10位60分34秒堂本(3↓)
13位60分43秒田村(2↓)
 
59位61分57秒寺田(24↑)
 
106位62分50秒高月(7↑)
120位63分01秒山下(12↑)
 
136位63分18秒岡村(10↓)
137位63分21秒和田(→)
 
176位64分10秒久保(24↓)
184位64分24秒吉田(10↓)
 
204位64分58秒森谷(17↓)
223位64分20秒坂下(9↑)
 ラストの5kmで個人順位をあげたのは上位10人で3人か…。岡村以下の選手らも寺田と高月みたいに行きたかったのだろうが、持たなかった選手が多かったというところか。
連覇がかかる全日本は日大向きですが、シード権確保目標ですかね。

 

全日本大学駅伝エントリー


4年
高月雄人29分22秒36≪10予選106位≫関カレ1万出場。駅伝出場はまだない
笹崎慎一30分08秒62≪10箱根5区20位≫主将。夏に好調だったようだが、直前に脚を痛めて予選会は欠場した
和田朋之30分24秒60≪10予選137位≫日カレ3障決勝進出者
 
3年
堂本尚寛28分38秒57★≪10予選10位、10箱根3区9位、09全日本3区2位、09出雲4区7位≫日大日本人エース。長い距離は終盤失速するイメージがあったが、箱根予選は最後まで好走した
山下尭哉30分38秒44≪10予選120位≫予選チーム6番手
 
2年
ガンドゥ=ベンジャミン28分21秒31★≪10予選2位、09全日本4区1位、09出雲1区3位≫関カレ日カレ1万覇者。1万強が一番得意な印象。パワフルなフォーム
横松徹29分45秒97≪10出雲1区18位≫弟の優が昨年全日本経験。
吉田貴大29分46秒71≪10予選184位≫3障の選手
寺田裕成30分11秒06≪10予選59位≫安定感がある選手。箱根予選はそれが見事に生きた
田倍憲人30分34秒94…5千14分17秒のスピードランナー
佐藤佑輔13分57秒01★※≪10箱根4区7位、09全日本2区11位、09出雲3区4位≫将来を期待されている。箱根予選は最初からエントリーされていなかった
 
1年
田村優宝28分55秒90≪10予選13位、09全国1区4位≫スーパールーキー。故障がやや多いが、長い距離には大変適正がある模様
森谷修平30分32秒05≪10予選204位、10対抗1区31位,09全国3区26位≫予選メンバーに選ばれた
 
主なエントリー漏れ
池谷健太郎(4年)29分38秒19≪10箱根6区14位、09出雲5区9位≫過去に何度も駅伝を走っている
坂下大直(3年)30分54秒93≪10予選223位、10箱根10区16位≫昨年の上尾ハーフ64分台。それ以降は中々結果が出ない
横松優(2年)30分19秒71≪09全日本7区7位≫昨年の出走者
久保翔吾(2年)31分31秒28≪10予選176位≫予選チーム9番目
 掘込HCは「全日本は、箱根予選から半分近くメンバーて臨む」と仰っておられましたが、予選を走った坂下と久保が一次エントリーから外れた。さらに故障と言われていた佐藤と笹崎がエントリーしているということはこの2人にある程度の回復の見込みがあるのかなと感じます。駒自体は何枚かあるし予選の疲れもあるだろうから予選下位だったメンバーは替えられるか。ベンジャミンと田村と堂本はある程度計算立つだけに他を誰でどう凌ぐかが鍵となってくるだろう。

区間エントリー予想
田村-堂本-佐藤-ベンジャミン-笹崎-岡村-山下-寺田
 世間の評価見ていると連覇どころかシード候補にも名前が挙がって来ないかな…。ただ、もうちょっと評価高くてもいいのではと。まあ連覇となるとさすがにダニエル砲の穴は大きすぎますが、シード権という観点で見ると自分は結構可能性はあると思います前回、アンカーダニエルに襷が渡るまでに総合3位の位置にはいた。それと同じレースが出来れば充分に可能なはずです。
 
 とにかく7区までは昨年と戦法かな。3区まで喰らいついて4区ベンジャミンで一気に上位に浮上し、そのまま流れる…というのが狙い。まず出足の田村と堂本ですが前回よりは行ける算段はあります。2人とも予選会で大きな成長を見せていました。前回2区通過11位ですが、それを上回る可能性は十二分にあるはずです(予選疲れ残っていなければですが…)。
 
 また、前回はベンジャミンの脇の3区と5区に日本人エースを起用したことも7区まで粘ったポイントでした。今回はそれを予選休んだ佐藤と笹崎に担当させたという感じです。個人的にはこれが一番流れを引き寄せるオーダーかなと感じます。後は6区7区はまあ、復活願って素質充分の岡村、ロード型の山下を置きましたが、ここは誰が調子がいいかうまく見極めて起用してほしいですかね。
 
 さて、アンカーということになりますが…。前回は7区終了地点でシードラインとは1分20秒の貯金がありました。(タイムは気象条件によって変わりますが)単純計算62分16秒(区間11位相当)で逃げ切れている。田村のようなスピードエースの育成は勿論なんですが、以前いた笹谷や阿部のようにこういう区間を安定して走れる選手が最後は必要になる。ここに予選会で非常に安定していた寺田に任せてみたい。あの走りが出来るならシード権逃げ切れるはずです。
 
 というわけで、自分はシード内に予想するかもしれません。まあ予選の疲れと故障者の回復が読めないのでどうなるか予想が難しいですが…、前回覇者の意地は見せてくれる、そう願っています。
 
 
 
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【箱根予選展望】日本大学

14年連続82回目の出場を狙う
日本大学
 

エントリー選手独断戦力分析

S:トップ候補(7点)
ガンドゥ=ベンジャミン(2年)28分21秒31★≪09全日本4区1位、09出雲1区3位≫…1万関カレ日カレとともに制した。共に中盤から抜け出すレースだった。札幌ハーフえは精彩を欠いた
 
A:10位以内候補(6点)
 
B:25位以内候補(5点)
堂本尚寛(3年)28分38秒57★≪10箱根3区9位、09全日本3区2位、09出雲4区7位≫…先日の1万で大きく記録を更新した。これまでは長いレースで終盤失速することが多かった

田村優宝(1年)28分55秒90≪10対抗4区1位、09全国1区4位≫…スーパールーキー。やや故障が多いが日カレ1万入賞。長い距離に適正があるらしい
 
C:50位以内候補(4点)

D:75位以内候補(3点)
坂下大直(3年)30分54秒93≪10箱根10区16位≫…昨年の暑かった上尾ハーフで64分台をマーク
 
E:100位以内候補(2点)
高月雄人(4年)29分22秒36…関カレ1万出場
吉田貴大(2年)29分46秒71…関カレ3障出場
笹崎慎一(4年)30分08秒62≪10箱根5区20位≫…主将。今年は飛ばしすぎて失速するレースが多い。夏合宿で調子は良かった
寺田裕成(2年)30分11秒06…今季の日大の主力以外では試合出場が多い方
 
F:150位以内候補(1点)
和田朋之(4年)30分24秒60…日カレ3障決勝進出
山下尭哉(3年)30分38秒44…ハーフ65分台
 
G:151位以下or未知数(0点)
森谷修平(1年)30分32秒00…出雲にエントリーしていた
田倍憲人(2年)30分34秒39…出雲にエントリーしていた。5千14分18秒
岡村悠平(3年)30分56秒26≪09箱根4区18位≫…一旦、部員名簿から名前が消えたが復活していた
久保翔吾(2年)31分31秒28…出雲にエントリーしていた
 
合計30点(昨年の3位が30点)
インカレポイント3分35秒
 
主なエントリー漏れ
池谷健太郎(4年)29分38秒19≪10箱根6区14位、09出雲5区9位≫…山下りが得意。波がやや大きかった
横松徹(2年)29分45秒97≪10出雲1区18位≫…中堅選手だが、出雲のみにエントリーしていた
延寿寺博亮(4年)29分48秒51…1年時箱根を走った
横松優(2年)30分19秒71≪09全日本7区7位≫…昨年の全日本で粘走
佐藤佑輔(2年)≪10箱根4区7位、09全日本2区11位、09出雲3区3位≫…主力の一人。留学生に喰らいついて練習する

 

一応通過圏内の実力は持っているのか…

 佐藤や横松兄弟などかなりの主力が抜けているので、もっと通過ギリギリの点数になるかと思ってたが、結構高い点数となった。ベンジャミンや堂本などの主力が稼いでいるのもあるんですが、一度だけなら記録を出したことがある選手が非常に多いということと最近の調子が分からないというのが大きな要因です。1万29分台だとかハーフ64分~65分あたりとか出している選手は意外といるんですよね。ただ、それが続かなかったりフロックになったりするのがこれまでの日大の傾向ですが…
 
 

現在のところ:9位前後の予定

 いやね、僕個人の感覚では不安要素ばかり出てきてしまうんですよ。少しまとめてみます

・練習内容が試合に結びついているかどうか…今までよりかなり距離を踏む練習を増やしたということですが、掘込コーチ自身があまり経験がないためか「試行錯誤、どう出るか分からない」という言い回しなのが気になるんですよね。実際、春の時も距離を踏む練習をさせたということだが、関カレで健闘したのは5千でハーフはまったく走れていなかった。というか箱根直後にも書いたが、長いレース終盤苦しい所で粘れないという選手が多い。さすがにあれから月日が流れているので良くなっているでしょうが、ちょっと不安要素だ。

・選手に自信はついているのか?…コーチに自信があまりないということもあるし、ちょっと極端に試合に出なさ過ぎなのではと…。主力選手は試合に出場しているが、中堅以下の選手の成長が重要なのでね。成長途上だと練習は強くても、大きな試合では実力を出し切れないというのはよくあること。練習はしてきただろうが、いきなり大きな試合は荷が重くはならないのか心配である(まあ、元々実力者が多いので、大きな試合は経験ある選手結構いるんですけどね)。また、「新しい選手が出てきていない」というのもね。チーム活性化も疑問符がつく。
 
 まだまだあげればキリはないんですよね。ベンジャミンが好走しているのは中盤から抜け出した時。札幌ハーフで飛び出した時は失速。今回拓大の留学生が出た場合、どう対応するか、とかね。まあ、それでも選手は揃っているしIPもある。何とか通過して、笹崎主将ら、リベンジできる舞台を用意したいところだ。
 

【出雲駅伝予想】日本大学

箱根予選に向け、主力は温存した
日本大学

 
4年
笹崎慎一14分41秒63≪10箱根5区20位≫…主将。春は飛ばして失速するパターンを繰り返していた。夏に調子が上がった模様。箱根予選にエントリーされている

2年
田倍憲人14分19秒78…スピードランナー。箱根予選にエントリーされている
横松徹14分26秒79…1万29分45秒のタイムを持っている
久保翔吾14分40秒74 …箱根予選にエントリーされている
1年
津田光介(1年)14分26秒61≪08全国5区5位≫
加賀田剛輝(1年)14分35秒78★≪10対抗1区39位≫
内田拓(1年)14分36秒08★…関カレ3障で出場
森谷修平(1年)14分41秒27≪09全国3区26位≫…箱根予選にエントリーされている
垂沢直也(1年)14分56秒16
安田翔吾(1年)14分58秒18
 前回優勝校ですが、さすがにチーム状況を考えるとこのエントリーは仕方ないですね。箱根予選組では笹崎、田倍、森谷、久保がエントリー。笹崎は前回の優勝校の主将で選手宣誓があるからだろう。で、田倍と久保と森谷は…今までの実績的には田倍が箱根予選走りそう、森谷と久保は出雲に出るのかな~なんて。気になるのは横松徹がエントリーしてきたこと。箱根予選で走るべき選手なので、調子が上がりきっていないといことか。ここにもエントリーしなかった佐藤や横松優は故障と見ていいんだろうか??
 

区間エントリー予想
津田-久保-横松-加賀田-内田-森谷
 一応主要区間だけ解説を。1区は田村を除いて1年生1番手の津田。全国経験のある選手を置いた方がいいだろう。横松は順当なら全日本に出場してもいい選手。区間は分からないが走っておきたいだろう。アンカーの森谷は箱根予選にエントリーされているし、1万も30分30秒台の選手。長い距離は得意と見て置いてみた。後は、調子のいい選手を置くことになるだろうが、3障で関カレに出場した内田あたりは使ってみたいかな。
 
 とにかく、大学入ってから大きな、いや、小さなレースにも出場した選手はエントリーメンバーの中で少ないので、是非とも貴重な経験を今後に活かしてほしい
 
 

箱根駅伝論評~日本大学

往路13位復路16位
総合15位日本大学
(順位予想:往路2位復路8位総合6位 区間予想:2区6区9区)

 さすがにシード落ちはと思ってたのだが・・・

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差
1区谷口恭悠(4年)1時間4分26秒区間13位(13)1分59秒
2区ギタウ・ダニエル(4年)1時間7分37秒区間賞★(13→2)40秒
3区堂本尚寛(2年)1時間4分24秒区間9位(2→5)1分56秒
4区佐藤佑輔(1年)57分36秒区間7位(5→4)3分35秒
5区笹崎慎一(3年)1時間29分22秒区間20位(4→13)11分23秒(3分50秒差)

6区池谷健太郎(3年)1時間1分49秒区間14位(13→14)12分17秒(4分36秒差)
7区井上陽介(4年)1時間5分47秒区間3位(14→12)13分08秒(3分12秒差)
8区吉田和矢(4年)1時間8分43秒区間15位(12→12)14分55秒(4分08秒差)
9区丸林祐樹(4年)1時間14分50秒区間18位(12→14)17分27秒(6分17秒差)
10区山崎大直(2年)1時間14分14秒区間16位(14→15)18分35秒(6分51秒差)

ダニエル50人抜き
 出雲、全日本を制し、史上3校目の3冠を目指した日大だが、箱根は全く別物、その年度の全日本を制した大学の最低成績を更新する結果となってしまった。

 とりあえず、明るい話題から入りましょうか。日大といえばダニエルというくらい定着したダニエルが4回目の箱根でついに区間賞。寒さや全日本直前に脚を傷めた影響からか、タイムは過去3年間で一番悪いものとなってしまったが、それでも1区終了時に13位だったチームを2位に引き上げる活躍。1年時は4人、2年15人、3年20人、4年は11人抜いて、この4年間で50人抜きの大記録。これはちょっと破ることができない記録だろう。ダニエルは確かに箱根に足跡を残した。

 また、日本人で一番いい成績を残したのは7区の井上。井上は元々は中距離のランナー。しかし、箱根を目指して大学で距離を伸ばし始めた選手。昨年に晴れてレギュラーを獲得し8区を粘走。今回は7区を担当。シード獲得は非常に厳しい状況であったが、繰上げ一斉スタートで先行されていた選手を懸命に追い、気が付けば区間3位。個人的に中距離ランナーは無理に距離を伸ばしてほしくないと思っているけど、こういう結果はほっとする。箱根ランナーとしては異例の、獣医師を目指すそうだが頑張ってほしい。

こういう結果なら…
 ただ、それ以外がなあ…。1区谷口と3区堂本はギリギリ及第点。谷口は苦手な展開で苦戦ながら、ラストで粘って順位をあげた。堂本は何とかしようとコスマスに喰らいついたので。まあ、ダニエルを活かすというテーマを達成したかどうかで言えば、否だが…。

 そしてシード落ち直接の原因となった5区だが、第一候補のダニエルは結局2区に使い、第二候補の岡村は故障が癒えてから間もないということ。何だか明大と同じような感じで、あまり実績のない笹崎を起用。3kmで既に脚が痙攣しだし、区間最下位、9人抜かれの大ブレーキとなってしまった。復路は井上以外区間二桁で見せ所なく、戦国駅伝の中、7年間守ってきたシード権を手放す結果となってしまった。

 えっと論評からちょっと外れるけど・・・本当に結果論だけど、こんなことになるなら一か八かでのダニエル5区見たかったなあ…とか思ってみたり。こういう日本人よりずば抜けた身体を持っている黒人が、山登りを走ったらどんな結果になるんだろうというのはずっと興味があるんですよね~。以前、山学のカリウキが登って失敗したが、ダニエルやそれ以上の選手なら・・・とね。まあ、言ってもしょうがないんだけどさ。


不調時に粘りが利かない
 とりあえず、日大の日本人がこんなに弱いのは何かなと考えてみる。留学生の影響が悪く出ているのは確かにあるのかもしれない。或いは、今回に限って言えば、出雲と全日本を獲り、多少なりとも慢心はあったかもしれないとか。後はどっちかというとスピードタイプが多いので、根本的に箱根は不利だとか。

 色々あるけど一つピックアップしたいのはサブタイトル通り、不調時に粘れないのではないかということ。新チーム始動特集の時に気付いたが、新2年で5千14分40秒以内の選手は、全員高校時代の自己ベストを更新しているのだ。つまり、選手を殺しているとかとはちょっと違うのだ。ただ、それが長続きしないとか、一旦故障や不調に陥ると大きくタイムを落としたり、再起できなかったりというケースが目立つ。

 例えば、9区10区の丸林や山崎。丸林と山崎は11月下旬に絶好調。まあ、この時期に好調な選手は大抵ピーキングアウトするので、まあ凡走くらいかなと思ってはいた。ただ、ずっと区間最下位付近を彷徨っているのはさすがに頂けない。調子が悪い時は悪いなりに粘るというのが中々できていない。6区池谷はちょっと気負った感じに見えたが、8区吉田も昨年のようは走りはなりを潜めた。その中で4区の佐藤はそれなりに粘ったか。あくまで一説だが、本来2区佐藤、5区ダニエルの予定が、佐藤の不調で実現できなかったという情報もあるので、そう考えると佐藤は頑張ったと言えるのかも。とにかく各個人粘りを身につけてほしいと思う。


来期への展望

○卒業生出走メンバー(抜けるメンバー)
谷口恭悠1区13位、G・ダニエル2区1位、井上陽介7区3位、吉田和矢8区15位、丸林祐樹9区18位

○在校生出走メンバー
堂本尚寛3区9位、佐藤佑輔4区7位、笹崎慎一5区20位、池谷健太郎6区14位、山崎大直10区16位

○補欠メンバー(+α)
岡村悠平(前回4区18位)、G・ベンジャミン、高月雄人、横松徹、吉田貴大、山下尭哉、(田村など)

 さて、顔ぶれを見ると別に悲観する感じではない。ベンジャミンは全日本見る限り長いロードは問題なさそう。他も持ちタイムが極端に悪いわけではない。ただ、ガクッと落ちると中々浮上できないのが現状。実際、数年前の優勝校の亜大や順大はもがき苦しんでいる。精神的タフさがないというのは今の日大に言えるように思う。駒大がV字復活したのも精神面が強かったからだと思うし、持ちタイムをあげるのも大事だけど、精神的タフさを身につけることが復活の鍵になるのではないか。また、新人に田村が加入。田村は青森山田高で留学生のいるチームで強くなったので、うまく順応し、同じく留学生に立ち向かっている佐藤とともに雰囲気を変えてほしいと思っている。


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