2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

箱根駅伝総評~城西大学

 何か根本的な解決策はないのか

往路23位復路--位
途中棄権・城西大学
(予想:往路13位復路6位総合11位・区間予想0区間的中(笑))

 順位なんか誰も予想していなかっただろうから、これは無視。区間予想を当てられたらいいなと思っていたが…無念(笑)

区間、名前(学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(見た目との差)
1区田中佳祐(2年)1時間5分12秒区間10位(10)24秒差
2区佐藤直樹(3年)1時間12分19秒区間23位(10→22)6分33秒差
3区高橋優太(3年)1時間6分20秒区間18位(22→22)8分03秒差
4区加藤翔太(4年)58分09秒区間21位(22→22)10分52秒差
5区高宮祐樹(3年)1時間25分25秒区間21位(22→23)14分01秒差

6区三田翔平(2年)59分45秒区間5位(23→22)13分16秒差(9分15秒差)
7区篠原辰己(4年)1時間6分12秒区間9位(22→22)14分22秒差(10分21秒差)
8区石田亮(2年)途中棄権区間--位(22→(23))--分--秒差(20分00秒差)
9区伊藤一行(4年)1時間10分39秒区間賞相当((23)→(23))--分--秒差(19分23秒差)
10区田村優典(1年)1時間12分49秒区間10位相当((23)→(23))--分--秒差(20分09秒差)

○総合--位

【感動賞】伊藤一行…史上最高のキャプテン
【敢闘賞】三田翔平…苦手の6区に光&復路好スタート
【喝】平塚監督…調整下手がどんどんひどくなっていっている


一体どうしてしまったのか!?
 一体どうなってしまったのか…城西大の往路が終わった時点で思った素直な感想である。メンバー的には城西大史上最強と思われた選手らが次から次へと失速。順位変動が初出場時と酷似している。何か退化してしまった、そんな感じだった。

 1区田中は箱根予選でチームトップ、全体でも2位という非常に好成績を残した選手。ここは区間10位という無難な滑り出しだったが、不満の残る成績。しかし、これが往路での城西大の最高の成績になろうとは。2区は高橋かと思われたが前回の箱根で1区区間賞を獲得した佐藤を起用。その佐藤が中盤急激にペースダウン。10月の箱根予選の時は故障していたとはいえ、その後の記録会で調子は上向いてきていると見ていたが、区間最下位でブービーに。元々2区が苦手とはいえ、ブービー通過は初出場の時以来。ここで城西大の異変に薄々感づき始めた人も多いだろう。

 続く、城西大のスピードキング高橋も全くペースが上がらず、順位をあげることはできない。高橋は1年生の全日本でいきなり区間賞と鮮烈でビューを飾ったのだが、駅伝でいい成績を残したのは1年生の時だけ。徐々にひどくなってしまっている。20kmに向かないタイプなのかもしれないが、それでも3区はスピードランナーには走りやすい区間。ここで走れなければ起用できる区間はないのだが…。4区箱根3回目の加藤も悪い流れにどっぷりはまる。そして5区高宮でついに最下位に転落し、まさかの復路時差スタートに。

 全く信じられないほどの転落振りだったが、後に佐藤と高橋は直前に脚に違和感が出ていたそうだ。エース区間に使ったのは他に代わりがいなかったのはあるのかもしれないが、それ以上に主力に複数、不安がある選手が出てしまうのはかなり問題だろう。どうも城西大は調整が下手なイメージがついていたが、それが露呈した感じだ。にしてもこれはちょっとひどいだろう。選手にも負け癖がついてしまう。後に櫛部さんが「速いけど弱い」といっているが、今の城西大の状況は正にそんな感じなのだろう。




駅伝が出来かけていた矢先の事件
 上位争いはおろかシード権もほとんど絶望的な状況となったが、最後まで投げ出してはいけないのが駅伝。復路は序盤は視界良好だった。山下りに起用された三田が59分台の健闘。初めて駅伝に参加したような感じだった。

 7区篠原も区間一桁で繋ぎ、総合順位は1つあげただけだが、見た目順位14番目まで浮上。非常にいい流れで、8区の石田に襷が渡った。石田はその流れを引き継ぎ、快調に走っていたが、途中で実力者高林(駒大)に追いつかれた。ここでの判断が運命を分けることになった。石田は高林に喰らいついたのだ。持ちタイムの差を考えれば、付いて行く事は無謀であったのだが、ここまでの流れを無駄にしたくないことや僅かなシード権の可能性にかけたのかもしれない。個人的にもその気持ちは理解できるし、自分もついていっている姿を見て、積極的に走ってるなあ、高林に何キロもつくなんてすげえなあ、と呑気な態度で観戦していた。この判断が仇となってしまうとは…。

 石田は15km過ぎくらいに高林が遅れると、もう力が残っていなかったのだろう、急激に失速。動かなくなった体にこの区間の難所遊行寺の坂が更にダメージを与える。13.2kmでは区間5位だったが、18.4kmでは区間20位へ。この地点でもう転倒などがあったらしい。そして19.8km地点、3度目の転倒をした際、平塚監督がレースを止めた。どうやら一時的な低血糖状態に陥ってしまったらしい。初のシード権に向け、史上最強の布陣で臨んだ城西大の6回目の箱根路は最悪の形で終えることとなった。




伊藤キャプテンのメッセージ
 途中棄権したので、これでチームの記録は無くなった。それでもレースは進む。繰り上げスタートと同時に白襷で走りだすのだ。ただし、参考記録扱いで個人記録は認められない。優勝もシード権も何もないただの個人レースと化してしまうのだ。これで精神的動揺を受けるのは間違いなく棄権した次の区間のランナーだ。途中棄権したという事実を受け入れるにはあまりにも走り出すまでの時間が短いのだ。

 その9区を担当したのは伊藤キャプテン。前回、前々回2区で苦渋を舐めていた。その憂さを晴らすべく臨んだ今大会、役割はおそらくシード権を決定付ける走りをすることだっただろう。しかし、それどころかチームは自分の手前で途中棄権。精神的な動揺は大きくあったはず。事実「記録が残らないのか、諦めの気持ち」というのはあったそうだ。しかし「自分は4年生であり主将。来年もある後輩のために、走りでしか伝えられないものを見せようと思った」と気持ちを切り替えていた。

 走りはそのまま現れ、全く孤独な中、激走。20分の繰り上げスタートで走り出したにも関わらず、次の中継所へ時間内に飛び込んだのだ。タイムは1時間10分39秒で区間トップだった中川(山学)を28秒も上回るタイム、参考記録なので、いわば『幻の区間賞』ということになった。記録にこそ残らないが、城西大の後輩には無形のメッセージとして心に残ったのではないか。10区の田村も懸命に走り、大手町のゴールに返ってきた。途中棄権になる前からチームはボロボロだったので、いいキャプテンではなかったかもしれない。でも、駅伝において一番苦しい場面でのあの快走は非常に心打たれるものだった。『速いけど弱いチーム』と評される中、伊藤唯一人『強い選手』だった。これがメッセージではないだろうか。この弱いチームを変えるきっかけになれば彼は史上最高のキャプテンと伝説になるだろう。

 そのメッセージを受け取ったか、石田がもう一度8区を走りたいと言っているそうだ。自分が棄権した区間は次は恐怖心で中々走りたくないものなのだが、心意気はいいんじゃないか。実際、小野(順大)は今年成功していたし、チャレンジしてみるのはいいだろう。今回は積極的な失敗だし、評価が低くなるものではない。無謀になってはいけないが、怖がらずそのまま突き進んでほしい。石田ら城西大の選手、頑張れ!!



来期の展望
○卒業生出走メンバー
加藤翔太4区21位、篠原辰己7区9位、伊藤一行9区1位相当

○在校生出走メンバー
田中佳祐1区10位、佐藤直樹2区23位、高橋優太3区18位、高宮祐樹5区21位、三田翔平6区5位、石田亮8区棄権、田村優典10区10位

○在校生補欠メンバー
永岩義人、橋本隆光、甲岡昌吾

 メンバーの名前だけを見ると本戦はともかく箱根予選は全然余裕のように見えるのだが。ただ、城西大も安定して力を発揮する"強さ"というのはまだまだというところ。メンバー云々というより、今回のをショック療法にして成長してほしいと願うばかりである。


◇◆箱根駅伝区間予想-城西大学その2-◆◇

続き


区間予想オーダー

1区佐藤-2区高橋-3区永岩-4区三田-5区伊藤
6区加藤-7区田村-8区新見-9区田中-10区石田

とりあえず不調の篠原と高宮を外してみた。
それなりに回復していれば4区篠原8区高宮ということで。

1区佐藤直樹(3年) 目標タイム:区間賞
 前回の箱根駅伝で1区区間賞のランナー。予選会は故障で欠場していたが、現在はほぼ復調。今回もスローペースが予想されるが、そうなれば2年連続区間賞も見えてくる。ちなみに城西大は1区が得意で一番悪いので初出場時の区間10位。後は区間一桁で非常に安定している区間。経験者がいることだし、大幅に外れることはないとみている。


2区高橋優太(3年) 目標タイム:1時間9分30秒
 城西大が誇るスピードスター。駅伝デビューの1年全日本で区間賞を獲得。またトラックの記録も5000mが特化していることから、長い距離が苦手なスピードランナーというイメージがついているが、今回は満を持して2区に登場してくるだろう。今年の箱根予選は故障明けで迎えた中で好走。きっちり練習を積んでくれば2区でも対応可能だろう。
 目標は終盤の坂も考慮して前回の区間10位程度のタイム。自分の長所が出ればもう少し短縮も可能か。ただ、心配なのは選手紹介に示した『飛ばし癖』。前半突っ込んで入りすぎたり、自分と力がやや上の選手相手についていったり引っ張ったりということを時々してしまう選手。その悪い癖がでて予想外に失速してしまう可能性も持ち合わせている。初の2区で元気に突っ込みすぎずに自分の力量とあった選手(箱根予選で競っていた日体大野口拓など)と競っていってほしい。

 
3区永岩義人 目標タイム:1時間4分30秒
 昨年の箱根予選でチーム2番手で彗星の如く現れた選手。その勢いそのままでに前回の箱根ではアンカーで区間賞を獲得。今年は昨年ほどではないにしろ安定した走りを見せている。ここは昨年の篠原と同じ役割。高橋が好走すれば流れを受け継ぎ、失速していれば挽回するということだ。ここできっちり流れを作りたい

 
4区三田翔平(2年) 目標タイム:56分40秒
 城西大は以前からサプライズ起用というのが時々あるのだが、それを当てようということで、思い切った策。ハーフは65分台だが、5000mは14分10秒台のタイムを持つ。記録会でも調子を上げてきており、ちょうど調子のピークが合うのではと起用してみた。目標的にはそんなにいいタイムではないが、永岩が良い流れを作ってきてくれる(はずな)ので、乗っていってしまいたい。
 ちなみに上述したが篠原が回復していればここ。スタミナが戻ってきているか分からないので、短めのここ。


5区伊藤一行(4年) 目標タイム:1時間22分00秒
 ここがやはり一番悩んだのだが、迷いに迷って伊藤を起用した。失速が怖いので4区ということを考えていたが、至近の記録会に全く出場してこないところをみると山対策と考えてもいいんじゃないかと思う。これまで失速したとはいえ、後半に登りがある2区起用だったので、そこまで苦手ではないと思う。基本走力はあるので、そこそこは上ってくれるはず。目標タイムは無難に1時間22分。とにかくブレーキだけは避けたい。これまで5区で区間一桁がなく、城西大の苦手区間。快走しなくてもいいから、無難に往路を締めくくりたいところだ。
 他にあるとすれば、ロード20kmで結果を出している永岩や石田、また無名の4年生を使ってることもあるので新見とか考えた。ただ、このあたりは復路の重要区間を担ってほしかったので結局伊藤ということになった。




6区加藤翔太(4年) 目標タイム:1時間00分40秒
 前回7区を区間一桁で走り、平地でも充分やれる走力はあるのだが、復路の出だしでいきなりこけたくないので経験者の加藤。1年時に1時間7秒で山を駆け下りている。目標タイムはやや控えめだが、走力も上がっているので、もっと望めるかもしれない。このあたりで最低でもシードラインを上回っていたいところだ。



7区田村優典(1年) 目標タイム:1時間5分20秒
 箱根予選で主力の伊藤と同タイムで走った将来有能なランナー。その調子でいけば、かなり好タイムが期待できるはず。ちなみに前回、当時1年だった西村(帝京大)はもっと速いタイム(1時間4分46秒)で駆け抜けている。その当たりのタイムを出してくれればと思うが、平塚監督は復路に自身を持っているといっていたので、このくらいいっちゃうかもしれない。とにかく攻めの区間にしたい。


8区新見雅徳(4年) 目標タイム:1時間7分20秒
 ここはしのぐ区間。9区10区に選手をとっておくためだ。誰でも良かったが、記録会でいいタイムを出していた新見に任せたい。6区7区で優位に立ってシードよりワンランク上で試合を進めていれば一番楽。シードライン上、もしくはそれ以下なら差が開かないようにしたい。ここをしのげばまた9区が強力である。


9区田中佳祐(2年) 目標タイム:1時間10分00秒
前回の箱根では4区区間最下位。その悔しい思いを糧に今秋爆発。箱根予選で高橋を抑えチームトップ(個人2位)。元々素質はあったのだがついに開花した。今回の区間予想でも2区田中3区高橋にするか最後まで悩んだくらいである。ただ、高速レースの2区ではスピードに高橋が分があるので、田中の役割はここ。箱根予選のような走りをそのまま再現し、シードを決定付けたい。これでシードラインを上回れなかったらどうしようもないだろう


10区石田亮(2年) 目標タイム:1時間11分30秒
 アンカーは箱根予選チーム3番手のタイムで走った石田。トラックの持ちタイムはよくないが、ロードでは力を発揮できるような感じだ。ただ、記録会では今まで結果を出していないとはいえ、1万を31分近くかかってしまった。それでもエントリーされたので、そこそこは走ると思うのだが。力が戻っていれば、シードを守る走りは出来るはず。何とか、シードより上の順位で大手町のゴールに帰ってきてほしい 



まとめ
 どうだろう。駒はあるが、不安な選手が多いので、どうしてもシード権当確ランプが押せない。爆発すれば4位だが、ダメならまた11位もありうる。これだけ揃えてシード権取れないなら指導者に相当責任がかかるのだが…
 個々の走力がなかなか融合せずに苦しい状態が続いているが、ここを突破できれば、一気に優勝前線まで浮上してくることも可能。それくらいの潜在能力を秘めているチームなのだから、4度目の正直でシード権を獲得してほしい。


◇◆箱根駅伝区間予想-城西大学その1-◆◇

新鋭校から常連校へ

6年連続6回目
城西大学
08年箱根11位、08年箱根予選1位

 80回で初出場の新鋭校だったが、徐々に常連校の風格が出だした。ただ、箱根のシード権はまだ獲得したことがない。このところは3年連続11位とシード権まで後一歩というレースが続いている。しかし、今年は箱根予選を初の1位通過。勢いも戦力も充実し、シード獲得最大のチャンスを迎えている。

一次エントリーメンバー

選手名長所や特徴短所や悪い情報どちらともいえない、その他

S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手

 高橋優太(3年)スピード型、ラスト○飛ばし癖、ケガしやすい


B(3点):主要区間で区間上位で走れる選手

 伊藤一行(4年):主将駅伝×、持病持ち
 篠原辰己(4年):スピード型故障明け
 佐藤直樹(3年):ラスト○ケガしやすい
 永岩義人(3年):安定感
 田中佳祐(2年)

昨年:佐藤、永岩、篠原


C(2点):繋ぎ区間で区間上位が期待できる選手

 加藤翔太(4年):
 高宮祐樹(3年):不調
 石田亮(2年):スタミナ型不調?初出場
 田村優典(1年):初出場

昨年:加藤

D(1点):繋ぎ区間で区間中位で繋ぐ選手

 新見雅徳(4年):初出場
 渡辺寿喜(4年):不調?初出場
 甲岡昌吾(2年):スタミナ型初出場
 三田翔平(2年):スピード型初出場
 橋本隆光(1年):初出場

昨年:伊藤、橋本、五十嵐、高宮

E(0点):繋ぎ区間でも苦しいであろう選手

昨年:田中

※チーム(ほぼ)全員:調整×、チャンス×


上位10人平均:2.5点  16人平均:2.0点
(参考)前回得点:1.5点 前回4位チーム:2.6点'''

◆ワード説明

スピード型
…スピードが魅力のある選手
ラスト○
…ラストスパートにキレのある選手
安定感
…長い距離で安定して成績を残す選手
スタミナ型
…長い距離に真価を発揮する選手

飛ばし癖
…前半飛ばしすぎて、最後に息切れするレースが多い
駅伝×
…駅伝になると自分の実力を発揮できなくなる選手
持病持ち
…伊藤選手は腰に持病を持っており、発症すると失速する
不調?or不調
…至近の記録会から不調に陥っていると判断
ケガしやすい
…故障しやすい選手。故障で本戦を欠場する可能性が他の選手よりも高い
調整×
…調整がなかなかうまくいかず、本戦で自分の実力が発揮できない選手が多い
チャンス×
…誰かが好走して流れを作りかけても、それを活かせない


戦力分析
 予選トップ通過するだけあって、戦力は非常に充実している。5000mの距離なら学生トップクラスの高橋に伊藤、永岩、佐藤、田中など1万mのトラックの持ちタイムが29分前後のランナーがぞろぞろいる。層も分厚く、私的分析の結果Eランクはゼロ(迷った選手はいたが)。これだけ見るとシード権を今までとったことがないのが不思議に見えるだろう。

 ところが、見れば分かるが短所を示す赤の単語が非常に多い。2区候補の高橋は20kmの距離に終盤失速することが多い。また、昨年、一昨年と2区を務めてきた伊藤は駅伝で力を発揮できない。また、篠原、石田が記録会でタイムを延ばせなかった。Bランク以上のランナーに不安要素が多いのだ。

 また、チームとしてなかなか機能しないのも特徴。昨年もそうだが出来不出来のランナーの差が激しく、流れを作ることができない。いつもちぐはぐな攻めを繰り返して、気がつけば3年連続11位という珍事となっている。個々の能力はあるだけに、非常に惜しまれる。選手層は厚いのだから、しっかりと選手の好不調を見極めて使いたいところだ。

次に続く

城西大学~箱根駅伝16人エントリー予想

続いて、城西大学

◇1万m記録挑戦会(★は過去の駅伝・予選会経験者)
友廣大輔(4年)30分12秒40
★金子幸司(3年)30分15秒52
新見雅徳(4年)30分25秒77
八巻賢(2年)30分26秒81
畦田泰洋(3年)30分31秒01
三田翔平(2年)30分32秒11
三浦広之(4年)30分32秒86
加藤康睦(3年)30分35秒24
塚本祥也(3年)30分36秒61
磯山貴大(1年)30分41秒37
★甲岡昌吾(2年)30分42秒55
大黒渉(1年)30分46秒51
岡村貴充(2年)30分52秒42
玉澤悠輝(1年)30分54秒58
★石田亮(2年)30分55秒05
★篠原辰巳(4年)31分02秒02
鎌田亮(1年)31分07秒47
★渡辺寿喜(4年)31分11秒63
山本隆司(1年)31分14秒05
恩田峻之(3年)31分17秒58
赤尾龍二(2年)31分17秒64
加藤宏之(3年)31分18秒50
★江本嵩至(3年)31分24秒27
土間匠(2年)31分24秒43
遠藤貴洋(2年)31分25秒51
五十嵐勝(4年)31分27秒17
相馬慎吾(1年)31分32秒42
千葉史典(1年)31分32秒44
木村謙作(1年)31分45秒62
佐藤勝茂(1年)31分53秒15
藤本真一郎(4年)31分53秒74
上野充(2年)31分57秒99
諸橋弘毅(2年)32分11秒05
山田万磨(2年)32分13秒54
石川和久(3年)32分24秒66
高橋誠(1年)32分35秒68
小松尚平(3年)32分42秒87
岡部省吾(1年)32分46秒09
阿部大介(1年)33分08秒06
DSQ平本大地(1年)
DNF丸尾康太(2年)
欠場:★佐藤直、★高宮、★加藤、箱崎
吉井、目方、田中

学連記録会には主力は出場しなかった。
16人エントリー争いや、最近調子を落としている選手が出場してきたようである。

友廣は上尾ハーフと同じくチームトップの成績。
ただ、メンバー入りへの決定打としては弱いタイム。
タイム的にはチーム10位代後半。
まあ、上のタイムの選手でも結果を残していない選手がいるので、
ギリギリ入ってくるだろうか。

その他、一部出場してきた主力はかなり不安な結果。
特に箱根予選チーム3番手でゴールした石田が31分近くかかってしまっている。
う~ん、ロードに強そうだから5区と思っていたのだが、予選会はフロックだったのか?
後、前回3区で好走した篠原は31分オーバー。予選会も走っていなかったし、
調子を落としていると思っていたが、これはちょっと箱根は間に合わないのではないか?
その他、★がついている3人は予選を走った選手だが、
ちょっと前の日体大記録会で走ったりしている選手がいるので、まあ大丈夫だろう。
16人には入ってくると思う。

では16人の予想といってみる。

◇箱根駅伝16人エントリー予想
◎エース、○主力、●中堅、△10人有力、▲チャンスあり、×16人有力
4年
○伊藤、●加藤、△新見、▲篠原、×友廣

3年
◎高橋、○佐藤、○永岩、△金子、▲高宮

2年
○田中、●甲岡、△八巻、▲石田

1年
●田村、▲橋本


チーム下位はやや層が薄い感じがする。
故障者が出ると一気に厳しくなる可能性がある。
といっても、今体調不良者が何人かいるので、それがあがってこなければ、
シードラインには厳しそうに見えるのだが。

エースは高橋。5000mのタイムは実業団でも十分なタイム。
スピード型なので、20kmにはまだ不安が残る選手なのだが、
おそらく2区に登場するはず。長所を活かしたいところ。

脇を固めるのは佐藤、伊藤、田中、永岩の3人。
本当は篠原も入れたかったのだが、10人にも入れない状況だろう。
佐藤は前回1区で城西大史上2個目の区間賞を獲得。
箱根予選は欠場したが、今現在は回復し、トラックで元気のいいところをみせている。
1区は問題ない。高橋が不安なら彼が2区でもいいかもしれない
伊藤は2年連続2区を担当したがいずれも失速。
最後の箱根は他の選手の成長もあり、2区は外れるだろう。
持病持ちだし、負担の軽い区間に回るか。

田中は前回の箱根駅伝で4区最下位のブレーキ。
しかし、今回の箱根予選ではチームトップの成績に急成長!
元々期待されてはいた選手なのだが、ついに開花した。
往路で間違いないだろう。

永岩は苦戦するチームで何とアンカー区間賞。
3年連続11位の立役者となった(?)
今回は9区だろうか?往路もありえるし、どこでも屋としていいのでは?

メンバー争いは新戦力と、不調の主力との争いとなっている。
ここらは戦力が拮抗しており、●の選手も果たして箱根を走れるかどうか分からない。
この中では加藤が一番有力か。前回も区間一桁で走り、
先日の日体大でも29分半ばと調子がいい。彼は決定とみていいだろう。
後は、甲岡、新見や篠原、石田あたりがどう絡まるか。
最後までせめぎ合いとなるだろう。

予選でみせた勢いはちょっととまりかけているように見えるのは私だけだろうか?
まあ、実力はあるチームなので、前回のようにちぐはぐな戦いはしないことだろう。
前回は区間8位以内が5人いたのに、シードを逃す結果となった。
これは2区5区の重要区間で全く結果を残せなかったことが最大の原因。
ここの強化と、後はきちんと駅伝をすること。
この課題をクリアさえすれば、一気に上位校の仲間入りを果たすはずだ。


【上尾ハーフ】城西大学-評論&展望-【日体大記録会】

続いて、箱根予選トップ通過の城西大学

上尾ハーフ
87位友廣大輔1時間5分18秒
92位三田翔平1時間5分23秒
98位岡部省吾1時間5分29秒
121位三浦広之1時間5分46秒
162位田口諒兵1時間6分20秒
187位石川和久1時間6分38秒


11/23日体大記録会1万m
<9組>
11位田中佳祐29分03秒81
15位佐藤直樹29分13秒84

<8組>
9位加藤翔太29分33秒33
14位金子幸司29分41秒24
17位八巻賢29分48秒41
18位新見雅徳29分49秒15
20位田村優典29分54秒21
23位高宮祐樹30分17秒59
24位甲岡昌吾30分17秒71

上尾ハーフは16番手争いの選手が出てきたような感じ。
16番手があのくらいのタイムなのであれば、
底上げはそこそこ進んでいるとみていいだろう。
上尾で100位以内の選手は16人以内に入る可能性は十分か。

逆に主力の一部と中堅は日体大記録会に出場してきた。
田中は相変わらず好調をキープして、いい感じ。
予選会がフロックでなく、本物になりつつある。
箱根予選欠場していた佐藤も復活してきて主要区間を担っても問題なさそうだ。
後、加藤翔太も調子をあげてきた。復路(6区もある?)で貴重な戦力となりそうだ。
そのほかにも29分台が続出し、初シード権に向けて士気は整いつつある。

残念なのは高宮選手。
30分オーバーで箱根のメンバー入りは苦しくなってしまった。
9区もしくはアンカーで必須のランナーであったので、箱根に向けて痛い。

そのほか、伊藤選手は一体どのような調子なのか分からないのがこっちとしては悩みどころ。
実は山登りもありえるのではという憶測も立つのだが、どうにも不安である。

予想オーダー
佐藤-高橋-田中-伊藤-石田
加藤翔-田村-金子-篠原-永岩

5区はトラックの記録はないが、20kmロードで結果を残した石田に。
ブレーキの不安がある伊藤は4区に配置。
このくらいのレベルであればブレーキでも順位はそう落とさないだろう。

6区は勿体無いが経験者の加藤。
9区10区でしっかり区間上位に食い込める実力者を配置して、シード権奪取へ。

あんま死角はないが、実は2区が一番不安かもしれない。
スピード系の高橋が果たして後半の権太坂やラスト3kmの登りが持つのか。
ここで昨年の順位と近い位置になってしまう可能性があるのが怖い。

後は調整力の無さが心配なのだが、それをいいだしたら不安は尽きないのでこのへんで。

メンバー的にはベスト3を狙ってもおかしくない、そろそろシードの壁を打ち破りたいものである。

プロフィール

hakonankit

Author:hakonankit
FC2ブログへようこそ!

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR