2008/12/12
◇◆箱根駅伝区間予想-城西大学その2-◆◇
続き
区間予想オーダー
1区佐藤-2区高橋-3区永岩-4区三田-5区伊藤
6区加藤-7区田村-8区新見-9区田中-10区石田
とりあえず不調の篠原と高宮を外してみた。
それなりに回復していれば4区篠原8区高宮ということで。
1区佐藤直樹(3年) 目標タイム:区間賞
前回の箱根駅伝で1区区間賞のランナー。予選会は故障で欠場していたが、現在はほぼ復調。今回もスローペースが予想されるが、そうなれば2年連続区間賞も見えてくる。ちなみに城西大は1区が得意で一番悪いので初出場時の区間10位。後は区間一桁で非常に安定している区間。経験者がいることだし、大幅に外れることはないとみている。
2区高橋優太(3年) 目標タイム:1時間9分30秒
城西大が誇るスピードスター。駅伝デビューの1年全日本で区間賞を獲得。またトラックの記録も5000mが特化していることから、長い距離が苦手なスピードランナーというイメージがついているが、今回は満を持して2区に登場してくるだろう。今年の箱根予選は故障明けで迎えた中で好走。きっちり練習を積んでくれば2区でも対応可能だろう。
目標は終盤の坂も考慮して前回の区間10位程度のタイム。自分の長所が出ればもう少し短縮も可能か。ただ、心配なのは選手紹介に示した『飛ばし癖』。前半突っ込んで入りすぎたり、自分と力がやや上の選手相手についていったり引っ張ったりということを時々してしまう選手。その悪い癖がでて予想外に失速してしまう可能性も持ち合わせている。初の2区で元気に突っ込みすぎずに自分の力量とあった選手(箱根予選で競っていた日体大野口拓など)と競っていってほしい。
3区永岩義人 目標タイム:1時間4分30秒
昨年の箱根予選でチーム2番手で彗星の如く現れた選手。その勢いそのままでに前回の箱根ではアンカーで区間賞を獲得。今年は昨年ほどではないにしろ安定した走りを見せている。ここは昨年の篠原と同じ役割。高橋が好走すれば流れを受け継ぎ、失速していれば挽回するということだ。ここできっちり流れを作りたい
4区三田翔平(2年) 目標タイム:56分40秒
城西大は以前からサプライズ起用というのが時々あるのだが、それを当てようということで、思い切った策。ハーフは65分台だが、5000mは14分10秒台のタイムを持つ。記録会でも調子を上げてきており、ちょうど調子のピークが合うのではと起用してみた。目標的にはそんなにいいタイムではないが、永岩が良い流れを作ってきてくれる(はずな)ので、乗っていってしまいたい。
ちなみに上述したが篠原が回復していればここ。スタミナが戻ってきているか分からないので、短めのここ。
5区伊藤一行(4年) 目標タイム:1時間22分00秒
ここがやはり一番悩んだのだが、迷いに迷って伊藤を起用した。失速が怖いので4区ということを考えていたが、至近の記録会に全く出場してこないところをみると山対策と考えてもいいんじゃないかと思う。これまで失速したとはいえ、後半に登りがある2区起用だったので、そこまで苦手ではないと思う。基本走力はあるので、そこそこは上ってくれるはず。目標タイムは無難に1時間22分。とにかくブレーキだけは避けたい。これまで5区で区間一桁がなく、城西大の苦手区間。快走しなくてもいいから、無難に往路を締めくくりたいところだ。
他にあるとすれば、ロード20kmで結果を出している永岩や石田、また無名の4年生を使ってることもあるので新見とか考えた。ただ、このあたりは復路の重要区間を担ってほしかったので結局伊藤ということになった。
6区加藤翔太(4年) 目標タイム:1時間00分40秒
前回7区を区間一桁で走り、平地でも充分やれる走力はあるのだが、復路の出だしでいきなりこけたくないので経験者の加藤。1年時に1時間7秒で山を駆け下りている。目標タイムはやや控えめだが、走力も上がっているので、もっと望めるかもしれない。このあたりで最低でもシードラインを上回っていたいところだ。
7区田村優典(1年) 目標タイム:1時間5分20秒
箱根予選で主力の伊藤と同タイムで走った将来有能なランナー。その調子でいけば、かなり好タイムが期待できるはず。ちなみに前回、当時1年だった西村(帝京大)はもっと速いタイム(1時間4分46秒)で駆け抜けている。その当たりのタイムを出してくれればと思うが、平塚監督は復路に自身を持っているといっていたので、このくらいいっちゃうかもしれない。とにかく攻めの区間にしたい。
8区新見雅徳(4年) 目標タイム:1時間7分20秒
ここはしのぐ区間。9区10区に選手をとっておくためだ。誰でも良かったが、記録会でいいタイムを出していた新見に任せたい。6区7区で優位に立ってシードよりワンランク上で試合を進めていれば一番楽。シードライン上、もしくはそれ以下なら差が開かないようにしたい。ここをしのげばまた9区が強力である。
9区田中佳祐(2年) 目標タイム:1時間10分00秒
前回の箱根では4区区間最下位。その悔しい思いを糧に今秋爆発。箱根予選で高橋を抑えチームトップ(個人2位)。元々素質はあったのだがついに開花した。今回の区間予想でも2区田中3区高橋にするか最後まで悩んだくらいである。ただ、高速レースの2区ではスピードに高橋が分があるので、田中の役割はここ。箱根予選のような走りをそのまま再現し、シードを決定付けたい。これでシードラインを上回れなかったらどうしようもないだろう
10区石田亮(2年) 目標タイム:1時間11分30秒
アンカーは箱根予選チーム3番手のタイムで走った石田。トラックの持ちタイムはよくないが、ロードでは力を発揮できるような感じだ。ただ、記録会では今まで結果を出していないとはいえ、1万を31分近くかかってしまった。それでもエントリーされたので、そこそこは走ると思うのだが。力が戻っていれば、シードを守る走りは出来るはず。何とか、シードより上の順位で大手町のゴールに帰ってきてほしい
まとめ
どうだろう。駒はあるが、不安な選手が多いので、どうしてもシード権当確ランプが押せない。爆発すれば4位だが、ダメならまた11位もありうる。これだけ揃えてシード権取れないなら指導者に相当責任がかかるのだが…
個々の走力がなかなか融合せずに苦しい状態が続いているが、ここを突破できれば、一気に優勝前線まで浮上してくることも可能。それくらいの潜在能力を秘めているチームなのだから、4度目の正直でシード権を獲得してほしい。
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