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東洋大学~第89回箱根駅伝徹底解剖!


往路3位復路4位
総合2位:東 洋 大 学
(予想:往路2位復路1位総合1位 区間:2区間(2区6区)のみ※yashitiさん・39さんが6区間的中)

往路まではトータルでほぼ予想通りだったのですが、復路がうまくいかなかったかなぁ。区間配置は鉄板以外は微妙に外れてしまいました。

区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区田口雅也(2年)63分32秒区間賞☆(1)-14秒差
2区設楽啓太(3年)70分29秒区間3位(1→2)1秒差
3区設楽悠太(3年)64分36秒区間賞☆(2→1)-2分41秒差
4区淀川弦太(2年)59分14秒区間11位(1→1)-1分49秒差
5区定方俊樹(3年)85分03秒区間10位(1→3)2分39秒差

6区市川孝徳(4年)59分16秒区間4位(3→2)2分22秒差
7区高久龍(2年)65分22秒区間4位(2→2)2分51秒差
8区大津顕杜(3年)67分24秒区間7位(2→2)3分12秒差
9区服部勇馬(1年)71分02秒区間3位(2→2)3分48秒差
10区冨岡司(4年)72分22秒区間7位(2→2)4分54秒差
【優秀選手】設楽啓太…日本人トップの力走で駒大らに差をつける
【技能賞】田口雅也…終始レースの主導権を握り区間賞
【殊勲賞】設楽悠太…オリンピックまで後一歩と迫ったランナーを倒しての区間賞
【新人賞】服部勇馬…1年生ながら9区3位の力走
【特別賞】市川孝徳…4年連続同一区間(6区)出走

点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
85 85 85 70 75
70 65 65 90 70
田口・設楽兄弟…最高スタートを切った王者の綻び
最高のスタートを切ったのは前回王者だったはずだ。田口選手が全日本と同様後ろと差をつけて区間賞。何度も揺さぶった上でということで、強かった。これにより後ろとは差がついた。区間4位に入った駒大は26秒差、同7位の日体大は35秒のアドバンテージ、一気に総合優勝が厳しくなったチームがいたくらいだった。

ここからは暫く東洋大が突進する。3年連続2区の設楽啓選手が序盤から突っ込んで入り、日大に抜かれるも多くのチームを引き離し、突風が吹き始めた3区で、風向きの体格とフォームとは決していえない設楽悠選手が、他有力ランナーを破っての区間賞獲得。なんと2位以下に2分半以上の大差。全日本以上のリードに、この時点で東洋大が突っ走ってもおかしくない状況だった。

しかし、昨年とは状況が違っていた。今年は5区に神はいなかった。入ったのは3年生の定方選手。元々力はあり、適性を見出されたのだが、大学に入っていい走りは中々できていなかった。リードは守れず、3位に。最後に足の痙攣で失速したチームを眼前にはしたものの2分39秒の差を日体大につけられた。

ただ、流れ自体は4区で変わってしまった感じだった。元々1万28分台のスピードのある今井選手が走る予定が前日に変更になり、淀川選手が出走。上尾ハーフで、昨年4区区間賞の田口選手とさほど変わらない成績を残してはいたものの苦しい走りに。急遽と言うのと、5区に柱がいなかったために、自分もリードを広げなければと力んだのかなと個人的に思ってる。トップに立っても安心感というのが無かったか。


4年連続6区の市川でも差を詰められず 東洋らしさは身を潜めた
代わって復路。差はつけられたものの、層は厚いチーム。全員が力を出し切れば逆転Vは不可能ではない差だった。しかし、大差を追う経験はなかった。反撃の気持ちは力みに変わる。

4年連続6区の市川選手で一気に波に乗りたかったが、区間4位。差はつめたものの17秒しか詰まらなかった。ミスが許されない状況で計算が狂い苦しくなったか。7区高久選手も終盤に失速、そして前回区間記録に迫った大津選手まで(元々昨年ほどには調子を上げることができていなかったが)失速。勝負をかけて投入した1年生服部選手、上尾ハーフで好走した冨岡選手の前に終戦してしまった。



来期の展望

○主な在校生
設楽悠太(4年)28分12秒82≪3年:箱根3区1位、全日本4区3位、出雲4区2位、2年:箱根7区1位≫
設楽啓太(4年)28分15秒86≪2年:箱根2区3位、全日本2区3位、出雲1区8位、2年:箱根2区2位≫
服部勇馬(2年)28分52秒55≪1年:箱根9区3位、全日本8区6位、出雲3区2位≫
今井憲久(2年)28分54秒77
日下佳祐(3年)29分01秒05
佐久間建(3年)29分08秒28≪2年:全日本7区1位≫
大津顕杜(4年)29分18秒53≪3年:箱根8区7位、出雲6区6区、2年:箱根8区1位≫
延藤潤(3年)29分24秒86≪3年:全日本3区2位≫
淀川弦太(3年)29分25秒87≪2年:箱根4区11位≫
定方俊樹(4年)29分26秒84≪3年:箱根5区10位、1年:出雲4区8位≫
高久龍(3年)29分27秒88≪2年:箱根7区4位、全日本5区3位、出雲5区1位≫
名倉啓太(3年)29分28秒76
小池寛明(4年)29分31秒04
木田貴大(4年)29分33秒65
寺内将人(2年)29分41秒98
上村和生(2年)29分42秒77
田口雅也(3年)≪2年:箱根1区1位、全日本1区1位、1年:箱根4区1位≫

○主な新入生
服部弾馬13分59秒20≪高校1区2位≫
櫻岡駿14分04秒16
牧浦聖史14分19秒04≪高校7区4位≫
成瀬雅俊14分20秒10
口町亮14分22秒45≪都道府県1区17位≫
山本采矢14分25秒10≪都道府県1区10位≫
植田耕佑14分45秒15≪都道府県5区20位、高校3区10位≫

○今から考えるオーダー
出雲:田口-今井-服部勇-設楽悠-服部弾-設楽啓
全日本:田口-設楽啓-服部弾-設楽悠-今井-大津-佐久間-服部勇
箱根:服部弾-田口-設楽悠-今井-設楽啓 定方-日下-大津-服部勇-佐久間
脱・柏原を意識し過ぎたか 山で攻めて巨大な選手層を活かしたい
酒井監督は向かい風向きではない設楽悠選手を復路に残しておいた方が良かったかもという趣旨の発言をされていた。確かに設楽悠選手なら追えたかもしれないし、その場合は3区にはいるだろう服部選手はどっしりした走りで向かい風は強かっただろうし、ちょっと見てみたかったと感じる。

ただ、それ以上に、脱・柏原を意識し過ぎたのかなぁと…もとい昨年の己のチームと戦っていた感じがした。山の神がいないチームをいかにして倒すか―――唯一崩したのが87回大会の早大だが、あの時は1区で展開にハマった上に、4区まで組みたかったオーダーを組めたからこそリード&流れを作ることができたのだと思う。ちょっとでも不安のある状態では並大抵ではないのだろうということを個人的には感じがする。

来期、抜ける4年生は2人。これはかなりの巨大戦力だろう。設楽兄弟・田口に成長すると思う服部選手を入れて柱が4人。出雲は少なくとも1人が繋ぎ区間に回る。これに区間賞経験者の大津・佐久間・高久選手や、そろそろ来るだろう今井選手、新入生では高校駅伝1区2位の服部選手の弟さん等等レギュラーを狙える選手が沢山いる。出雲と全日本はどこでも区間賞が狙えそうな様相だ。

問題は箱根の山ということになる。5区を誰にするか、そして市川選手が卒業する6区である。あまり過去のことは意識せずに、柔軟に色々考えてほしいところ。今回のでは、王道である一番強い選手を5区にということで組んでみたが、チーム状況に合わせて『これ』というオーダーを組んで欲しい。3冠は充分狙える戦力があるが、それよりも適材適所で組み、各人自分の走りに徹する事が肝心だろう。

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