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第90回箱根駅伝展望~中央大学

予選は底 下級生の盛り上げを上級生が形にできるか
中央大学

エントリー選手独断ランク付け

 
6点:エース区間、山をしっかり任せられる選手

5点:エース区間(山含む)で区間上中位でいける選手
代田修平④29分34秒69≪4年:予選150位、関カレ3障、3年:箱根6区出走、全日本4区5位、出雲1区1位、2年箱根6区3位≫…主将 2年連続6区でいい走りをしている 予選はプレッシャーからくる体調不良で苦しい走りとなった

4点:主要区間で区間上位でいける選手
新庄翔太③28分44秒00≪3年:予選37位、2年:箱根2区20位、全日本2区6位、1年:箱根4区7位≫…
スピードに自信があるランナーで1年時に28分台 だが、今年の箱根は苦しいレースに 秋になって復調しリベンジを狙う
須河宏紀④28分56秒40≪4年:予選14位、関カレ5千1万、3年:箱根3区12位、2年:箱根7区9位≫…2年から3年の前半戦で一気に成長 その後故障等があったが、今年の箱根予選でチームとぷの成績を出した
相場祐人④29分22秒08≪4年:予選16位、関カレ1万、3年:箱根9区出走、全日本6区5位、2年:出雲5区5位≫…安定感に難があったが、箱根予選16位・上尾ハーフ62分台で一気にブレイク 主力の仲間入りに

3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
徳永照②29分20秒07≪2年:予選189位、出雲3区6位、関カレハーフ、1年:箱根7区出走、全日本5区8位、出雲4区4位≫…
ロードでの好走を期待されている 出雲駅伝で粘りの走りを見せている 予選はその疲れで撃沈した
多田要③29分31秒12≪3年:予選127位、2年:箱根4区14位、全日本1区13位、出雲3区4位≫…昨年の出雲駅伝以降、出来不出来がやや多い 上尾ハーフでは63分少しの好走をした
町澤大雅①29分56秒48≪1年:予選270位、出雲1区8位、関カレ5千、都道府県5区6位≫…ハチマキが特徴の選手 出雲はハイレベルな1区で区間一桁と健闘している 予選撃沈も上尾で63分台

2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
三宅一輝②29分39秒28≪2年:予選67位、関カレ1500m3位・5千16位≫…関カレで1500表彰台に立つ活躍を見せる 箱根予選も無難に走り切り長い距離も走れることをアピールした
市田拓海①29分59秒75≪1年:予選161位、都道府県4区11位≫…全日本予選でチームで一番良い成績を残した 予選はチーム10番手だったが上尾でも63分半ばを出してきた

1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
藤井寛之②29分38秒37≪1年:出雲2区4位≫…
スピードに魅力のあるランナーで 昨年の出雲で好走 上尾ハーフで65分台
鈴木修平①30分48秒41≪1年:出雲4区9位≫…出雲駅伝で区間一桁をマーク 上尾で64分後半

0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
新垣魁都①29分47秒57≪都道府県4区27位≫…上尾ハーフ65分をちょっと切った その後1万29分台をマークした
渡辺俊平③29分57秒19≪3年:関カレハーフ≫…学生ハーフで65分を切って関カレに選ばれた
渥美良明①30分27秒24≪1年:予選141位≫…予選に出走しチーム7番手
谷本拓巳①30分47秒08≪1年:出雲2区12位、高校2区6位≫…出雲駅伝出走メンバーに選ばれた 上尾で65分台
小谷政宏②31分59秒45…スピードタイプだが、上尾で65分を切ってきた

上位10人合計:31点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)

5千上位10人平均-1万同-ハーフ同
11位14分10秒5-19位29分27秒0-12位63分42秒5
 28年ぶりの予選会は苦しい戦いだった。4年生の相場・須河選手、復調した新庄選手、新戦力の三宅選手選までが好走。代田選手を初め多くの選手が失速。直前の出雲に出場した町澤・徳永選手などは全く戦力にならず。増枠がなければ連続出場までも途切れていた成績だった。ただ、彼らは出雲では好走。チームの底のはずだ。実際上尾では2人とも無難に走っている。また、予選撃沈した徳永・市田選手らが巻き返してきた。その他1年生が多く64分台をマーク。いいムードで迎える事はできそうだ。

区間オーダー予想
新庄-須河-多田-三宅-町澤
代田-藤井-市田-相場-徳永
 一つ痛いのが、昨年8区で幻の区間賞を獲得した永井選手が秋口の故障から復帰する事ができずエントリー漏れしてしまったこと。夏合宿は本当に良かったらしいのでそれだけに残念である。前回だけでなく、その前から良くなかった5区に満を持してと思っていた思惑が外れる形になった。
 
 なので、出雲1区で粘走し今回も1区希望の1年生町澤選手を5区にコンバートしました。多分今中大の中で一番ガッツある選手なんじゃないかなと思うので、何とか登ってくれるんじゃないかと勝手に思ってるのですが、どうでしょうか??
 
 開いた1区には、2区リベンジ希望ですが新庄選手で。スピードがありますから適性的には1区3区4区だと思ってます。予選と上尾でチーム内トップに慣れていないというのも理由の一つです。その新庄選手を予選などで上回った須河・相場選手が2区9区どちらか。
 
 迷いましたが、トラックの持ちタイムが良い須河選手を2区へ。上尾の成績がよく分からないですが、昨年往路経験していますし、競り合いの中粘ってほしいと思います。相場選手はなんと上尾で62分台をマークでちょっと驚きました。昨年は参考ながら9区19位相当と失速。違う姿を見せてくれるはずと期待しての配置だ。
 
 2区から5区の間の3区4区は、予選撃沈も上尾で一気にタイムを短縮した多田選手。やや安定感に不安があるので比較的走りやすいこのコースで。出雲3区で好走したことがあるゲン担ぎも多少ある。三宅選手は1500が本職ですが、予選で20㎞に対応していました。それより短いこの区間で思う存分走ってもらう。町澤選手を少しでも楽にさせられたらと思う。
 
 さて、勝負をかけるのは勿論3年連続6区濃厚の代田選手。一時期プレッシャーで潰された時期もありましたが、学連記録会では組トップ。いいイメージがあるだろう6区で解放された帆尻をみたいところだ。タイム的には58分台、これでシードラインにいきたいとこだろう。
 
 復路終盤に繋ぐ7区8区をどうするか。まず7区にはスピードのある藤井選手。長いロードで実績はないですが、駅伝での好走経験を考慮。粘ってほしい。8区には1年生市田選手。2度目の長距離ロードではうまく走れたので、順位アップも可能じゃないだろうか。
 
 最後は先の相場選手と徳永選手と、両者ともロードでの活躍を期待されている2人。徳永選手はもう少し上尾でタイムが伸びてほしかったのは本音ですが、出雲3区6位は良かったと思います(今年の出雲3区は結構メンツ揃ってた)。シード権内でゴールしてほしいところだ。

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 他考えたのは1区町澤選手で固定した場合、2区新庄3区須河4区多田選手と主力に昨年のリベンジができる、というのはあった。そして5区に勝負掛けて相場選手投入、更に6区代田選手で畳みかけて、逃げにかかるというのも面白いかもしれない。それをするとさすがに復路の駒が足りなくなるが、4区三宅選手にすれば9区10区に徳永・多田選手残せるんですよね。さて、どんな配置になるか…。
 
 何にせよ、昨年大変なことになった長距離区間の2区5区(参考ですが9区10区も良くなかったですかね)が肝だと思います。気負っても仕方がないのですが、長丁場に置かれた選手がメンタル面で粘っていけるかどうか。そこを乗り切れば1年でのシード権復帰は現実味を帯びてくると思われます。
 

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