負けたくないから勝ちたい想いへ 復路の穴を埋め連覇へ
日 本 体 育 大 学
エントリー選手独断ランク付け
8点:ジョーカー的存在
服部翔大④28分22秒79≪4年:全日4区2位、出雲1区2位、関カレ5千4位・1万4位、3年:箱根5区1位、全日4区1位≫…2年連続主将で前年度の総合優勝の立役者 箱根5区で大暴れした 今季は夏に故障しているが、少しずつ調子をあげてきている
6点:エース区間、山をしっかり任せられる選手
山中秀仁②28分26秒03≪2年:全日2区1位、出雲3区2位、日カレ1万3位、関カレ1万12位、1年:箱根3区6位、全日5区2位≫…今期の成長株 出雲も全日本共に前半の主要区間を走り区間賞やそれに準ずる生成器を残している 箱根5区を強く希望している
本田匠④28分46秒38≪4年:関カレハーフ1位、3年:箱根2区4位、全日2区9位、予選5位、2年:箱根2区8位≫…2年連続箱根2区を走り前回区間4位 今年夏に故障し前哨戦は回避したが上尾ハーフで62分台で復帰した 競り合いが強い
5点:エース区間で区間上中位でいける選手
矢野圭吾④28分47秒79≪4年:全日8区18位、出雲6区5位、関カレ5千8位・1万8位、3年:箱根9区2位、全日8区3位、予選6位≫…3年の秋に急激に伸びてきて主力の一人に 後半の伸びが持ち味 全日本でまさかの大失速となったが、直後の上尾ハーフで62分半ば
4点:主要区間で区間上位でいける選手
鈴木悠介④29分01秒80≪4年:全日3区5位、関カレハーフ4位、3年:箱根6区7位、予選60位≫…前回の下りで粘走を見せる 関カレハーフで入賞するなど今季は平地の力も伸びた
3点:繋ぎの区間で区間上位で走れる選手
勝亦祐太②29分08秒01≪2年:全日1区10位、1年:箱根1区7位、全日1区7位、予選19位≫…今期は全般的に不調が続いていたが、上尾で63分半ばと持ち直してきた
奥野翔弥②29分21秒13…トラックよりロードが得意 上尾で63分半ば
甲斐翔太④29分24秒79≪4年:全日6区5位、出雲5区4位、関カレハーフ8位、3年:全日6区7位、予選32位≫…出雲・全日本・箱根や全日本の予選で下級生の頃から名前を聞くが箱根にメンバー入りしたことはまだない
坂本新①29分27秒75≪高校3区16位≫…秋になって調子が上がり1万29分半ば 上尾ハーフで63分半ばをマーク
2点:繋ぎの区間で区間中位で粘れる選手
木村勇貴③29分15秒39≪2年:箱根4区5位≫…大きく波がある選手だが、最近の1万でベストに近い走りをした
加藤光③29分23秒63≪3年:全日5区6位、出雲4区4位、関カレ1500m9位≫…1500のスピードを活かして出雲と全日本を無難に走った
小泉雄輝②29分35秒59…秋になって少しタイムをあげてきた 11月以降に試合出場がない
山本航平①30分14秒35≪高校1区36位≫…上尾ハーフで64分少しで走った
1点:繋ぎの区間で耐えられる選手
周防俊也②29分34秒32…上尾ハーフで64分半ばで走った
石若大武④29分45秒93≪4年:関カレ1500m≫…スピードがある選手 上尾で64分後半
滝沢優也③29分55秒40…上尾で64分前半で走った
0点:これまでの実績だと苦しい?or未知数
上位10人合計:43点
(参考:30点前後でシード争い、40点以上で優勝争い)
5千上位10人平均-1万同-ハーフ同
*5位14分02秒0-*5位28分59秒8-*6位63分34秒4
出雲は途中まで第一中継車に移り続けての3位だったが、全日本では8位。アンカーの矢野選手のアクシデントはあったものの、それまでに優勝争いに絡む場面はなく2強から水を空けられてしまった。ただ、直後の上尾ハーフで矢野選手に、怪我で出遅れていた本田選手が復活を遂げるレースをした。服部選手に今年大きく成長した山中選手と強力な4本柱が完成した瞬間だった。他、駒大や東洋に比べて層は薄いものの、甲斐・鈴木選手ら4年生や他新戦力も台頭してきている。そして何と言ったって山は非常に強力。平地20㎞では2強に敵わずともここを起点にすれば…連覇を狙っていきたい。
区間オーダー予想
本田-山中-勝亦-坂本-服部
鈴木-加藤-奥野-矢野-甲斐
まず出足なんですが、これまで1区起用が多かった勝亦選手を変えて、柱の1人の本田選手をいきなり投入するのはどうでしょうか?ちょっと勝亦選手が伸び悩んでいる気がしてるんです。上尾の63分37秒は今回の条件の中では決して良かったとは言えないのではと。全日本同様にハイペースとなった時に対応するのは難しいのではないかと感じたのです。
なので、故障上がりながら上尾62分台で復調した本田選手を起用した方がいいいのかなと。過去3年の駅伝を見ても競り合いに強いのは明らかで、更に前回2区は最後に強烈なスパートも放っている。2強の1区の相手によるだろうが、トップ付近で流れは作れると思う。
その流れで今季絶好調の山中選手に2区を走ってもらう。5区に非常に強い希望を出しているので悩んだのだが、やっぱりこの選手も前回の箱根や今年の全日本見ていると競り合いの方が強いような気がする(あと、服部選手と比べて下りがどうなのかがよく分からないのもある)。もし、東洋や駒大が1区に柱を置かなかったら、後ろから彼らが追ってくるわけだが、途中からなら付けるんじゃないかと思うし、前に行かれたとしても他チームと一緒に追随できるだろうと。そういうことを考え、ここに。
さて3区4区は山まで繋ぐ区間。とはいえ、ムードを下げてはいけない。矢野選手を入れる事も考えたのだが、さすがにここは勝亦選手で。この1区2区で流れは確実にできるだろうから、それを活かして積極的な走りを期待したいところ。4区の人選は非常に悩んだのだが、秋になって調子を上げてきた1年生の坂本選手で。昨年区間5位の木村選手が走れればいいのですが、如何せん波が非常に大きいのが怖い。秋になって成績が上がりながらも安定している坂本選手に繋いでもらいたい。
そして、どうなるだろうか、箱根の山中。ここがあるから優勝候補に名前が上がるんですよね。5区はエースで2年連続主将の服部選手。夏に怪我で前哨戦はもう少しだったが、出雲から全日本にかけて調子は上がっていた。何より下りも得意なのが強みだ。78分前半、あわよくば柏原選手以外達成していない78分切までいきたいところ。4区終了地点で駒大との差は3分程に抑えていれば、東洋は設楽啓選手5区ならしっかり4区まで絡んでいれば、往路優勝は可能だろう。
畳みかけたいのは復路6区。前回59分半ばで下った4年生の鈴木選手は今季大きく成長。苦手と言っていた登りと最後の平地でもしっかりタイムを稼げる走力を養った。58分台は可能な力はあるはずだ。もうさらに30秒から1分程の貯金がしたいところだ。たぶんトップには立てるだろうが、リードがどのくらいなのか…
総合優勝を狙うとなると最後は9区10区矢野・甲斐選手の4年生を残すと思う。7区8区は死にもの狂いでそこに繋いでいく事になるわけだが、7区には出雲と全日本で出走したスピードランナーの加藤選手、8区はこれまで大学駅伝見出走ながら1万以上の距離に強い奥野選手を置いた。他小泉選手らも考えられるか。何とかしてリードを保ちたい。
そして先述の2区間。矢野選手は前回区間2位だが、持ち味の後半の伸びはちょっと出し切れなかった。上尾で目が覚めた走りをしていたので、今回こそ力を発揮してくれるのではと思いたい。アンカーの甲斐選手は、全日本予選・箱根予選に出雲・全日本本戦には出場経験があるが、箱根だけまだない。全力で思いをぶつけてゴールテープを切りたい所だ。
*****************************
どうだろう、ちょっと書きかけたけど、矢野選手を3区に置いて、柱全員往路投入するのも手ですけどね。総合優勝の為には往路優勝しなければならないのですが、対駒大で考えると4区までに結構差は開けられそうな気はするし、対東洋で考えてもちょっと繋ぎが弱いかなぁと…。ならもう、往路優勝+大差をつけるのもひとつ面白いのかなと思ったりしました。
それでも、ここ最近山に安心感があったチームが総合優勝を勝ち取る事が非常に多いのは事実だ。やはり魅力はある。幸か不幸か全日本で大敗したことから、逆にチームが引き締まり、良い意味でディフェンディングチャンピョンの気負いは見られなくなったように感じる。チャレンジャーとして大いに暴れまわってほしいと思う。
コメント