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第85回箱根駅伝予選会-戦力分析-【大東文化大学】

前回の箱根駅伝では、8区終了時点で10位タイ。
5年ぶりシード権獲得のチャンスだったが、9区で「まさか」が待っていた。
9区のランナー住田が3km地点から異変。
横浜駅を過ぎたあたりから極度の脱水症状で歩みを進めるのが精一杯な状況となった。
懸命に歩を進めたが、中継所まで残り1.5km地点で無念の途中棄権。

大東大は80回大会でまさかのシード落ちを喫してから、
ずっと消化不良の大会が続いてしまっている。

今シーズン前半も、その流れにはまってしまっている
この予選会で吹っ切れたレースができるだろうか。
奈良監督という新しい風に期待したい。

エントリー
28位宮原卓(4年)29分14秒93(1位)
35位清野篤(3年)29分18秒96(2位)
37位宮城和臣(4年)29分19秒89(3位)
38位久保謙志(4年)29分20秒50(4位)
51位住田直紀(4年)29分25秒18(5位)
79位井上裕彬(3年)29分37秒98(8位)
95位佐藤歩(3年)29分45秒81(9位)
108位木村茂樹(4年)29分50秒94(12位)
118位佐藤匠(4年)29分54秒86((※1)7位)
142位下條誠士(4年)30分06秒97(10位)
149位土田純(2年)30分09秒84(15位)
182位秋山拓平(2年)30分25秒76(17位)
187位高関伸(2年)30分27秒44(18位)
241位城地一志(1年)30分56秒58(25位)

○アドバンデージ:1分45秒

主なエントリー漏れ
中村友一(4年)29分32秒26(6位)
濱克徳(3年)29分52秒74(13位)
高橋賢人(3年)30分09秒40(14位)

※1:佐藤匠選手は公認時期外で29分34秒70のタイムで走っている


一目見て感心することがある。
1万mのタイムがキレイに学年順になっていることだ。
木村、佐藤匠、下條も前回の箱根駅伝で区間10位前後と好走しているところをみると、
持ちタイム以上の力はあるだろう。

学年が上がるごとに着実に育って言っているということだろう。
ただ、何分エースといえる存在が育たないのが現状。
もう少し実力を全体的につけてほしいなと思う。

抜けたメンバーは、中村は以前から姿をみないので仕方ない。
濱はスピード型で出雲にしか出場しないのだろうか。
高橋は昨年の予選会でチーム4番手で走り、箱根でも8区で粘走をみせた選手。
彼が抜けるのは少し痛いが、後は順当。

レース展開だが、上位5人の4年生が順調なら20~30位辺りで
集団走をして確実に走るのがいい気がする。
誰か絶好調な選手がいれば、トップ集団にいればいいが、無理は禁物か。
後は、80位から100位前後くらいでまたその他の4年生と3年生で集団走をするのが無難。
予選通過には確実か。これで100位以内に10人が入る。

とりあえず、前回の25位のタイム×5人、
90位のタイム×5人のタイムで10時間12分50秒と計算。
昨年の5位に相当する。また、昨年の自校の記録をわずかだが上回る。
といっても、昨年より予選出場校の面々が充実しているため、
ICポイントを使わない6位以内には入れないかもしれない。

どちらかというとアドバンテージは少ない方なので、できれば落ちたくないが、
もう少し届かないかと思う。

総合力で確実にインカレ使う順位でも上の方では通過したいところである。
このくらいで通過すれば、山登りは久保か下條、下りは佐藤匠が残っているので、
まだまだシードラインに近づくチャンスは十分にある。

強かな走りをしてほしいものである。

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