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出雲駅伝-各大学総評-【東海大学】

本日のラストは4連覇がかかっていた東海大学

区間、氏名(学年)、区間順位、区間タイム、(順位変動)、トップとの差
なお、区間距離は8km-5.8km-8.5km-6.5km-5km-10.2km

1区河野晴友(2年)区間15位24分23秒(15)1分27秒差
2区平山竜成(2年)区間14位17分22秒(15→14)1分35秒差
3区吉田憲正(4年)区間4位25分17秒(14→9)2分11秒差
4区藤原昌隆(4年)☆区間賞18分37秒(9→7)1分50秒差
5区芳村隆一(4年)区間4位14分55秒(7→6)2分04秒差
6区佐藤悠基(4年)区間4位29分49秒(6→6)1分56秒差

総合6位2時間10分23秒

まあ、4連覇がかかっていたといっても、
エースの伊達が抜け、箱根予選が迫っていたので、難しいというのは前から言われていた。
総合6位というのは十分予想できた範囲であった。

レースは監督の後日談で調子が良かったという河野と平山の誤算から始まった。
河野は高校1年の時、高校駅伝の1区で大変良い走りをしたランナーなのだが、
残念ながら面影は見られなかった。
平山も悪い流れを引き継いだまま、大東大の2軍の選手と競り合う有様であった。
結局この2人は箱根予選を外されてしまった。
ここまでは前回の箱根と同じ、大エースしか走れない東海大であった。

違うのはここからだった。
3区吉田4区藤原5区芳村が踏ん張った。
吉田は調子の上がらない竹澤をペースメーカーに使う頭脳的な走りで5人抜きを達成。
藤原は出雲ではいつも力を発揮していたのだが、
今回は後ろの位置で前を追い上げる走りを披露。ディフェンディングチャンピョンとして意地をみせた。
昨年は全日本も箱根も大ブレーキしてしまった芳村もようやく好走。
前回箱根でブレーキした3人で8つ順位をあげた。
距離が長くなる全日本、箱根で直結する成績ではないものの、
これで3人が自信をつけてくれれば、今後の順位が大きく変わってきそうである。

佐藤に関しては、3回目のアンカーだが一番悪いタイムだった。
まあ、暑かったということも考慮するとある程度仕方ないのかもしれない。
とりあえず一時期の不調は脱してくれたようだ。

それよりも箱根予選での脚の痙攣の方が心配。
予選だったからよかったものの、箱根本番でなったらたまったものでないので、
しっかり調整して臨んでほしい。とりあえず、全日本は長距離区間では出ないだろう(やっぱり2区あたりか)

佐藤は勿論のこと、吉田・藤原・芳村の走りが今年の東海大のキーとなりそうだ。

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