2008/12/21
◆◇箱根駅伝区間予想-駒澤大学その2-◇◆
区間予想オーダー
1区我妻-2区宇賀地-3区池田-4区高橋-5区岩本
6区藤山-7区高林-8区星-9区深津-10区太田
山に主力を使わないようにできれば、本当に最強だ。
1区我妻伸洋(4年) 目標タイム:区間3位以内(早大・東洋大の前)
意外な配置だろうが、絶好調を保っているのならば、ここでいいだろう。出来れば星や池田を他に回せたらだいぶ楽なのだがと思っていたのだが、これでいけるはず。出雲、全日本と選手と併走しながらあがっていっていた。ラストで勝ちきれるスパート力はないようだが、確実に繋いでくれそうだ。理想としては、早大と東洋大の前。早大は竹澤であれば宇賀地が付いていけるし、他だったら突き放せる。東洋大は大西と競い合う状態だったら粘られるので、前にいっておきたい。ここで凌げるようなら理想的だと思う。
2区宇賀地強(3年) 目標タイム:1時間7分58秒
ここは3年連続宇賀地。学年があがるごとに確実に強くなっていってる。目標タイムが中途半端であるが、これは駒大の2区区間記録(79回箱根・松下)。3年で一学年上の松下の記録を破ったら、来年は本当に強い。木原や誰かと競い合う状態になったら、かなりいけるのではないかと思う。ここで前にいるのが山学大、日大、中学大、(早大)だけという展開になればいいだろう。
3区池田宗司(4年) 目標タイム:1時間3分30秒
3区にエース級池田を投入。(来たとしたら)、今の状態の佐藤(東海大)、竹澤にもそんなに引けはとらないはず。ここに池田を置いてきたら他校にとっても脅威だろう。前を走っている大学も安心して走れないはず。抜けるかどうかは分からないが、前を行く大学が視界に完全に捉えられるところまではいきたいところだ。
4区高橋徹(4年) 目標タイム:56分20秒
4年生ながら初出場の高橋。しかし、ここは耐える区間ではない。彼は府中ハーフで高林に最後まで付いて行った選手。前を追うことはできるだろう。できれば、1人くらいは捉えて山登り前にムードをあげておきたいところ。
5区岩本雄樹(3年) 目標タイム:1時間21分00秒
府中ハーフなど、至近の記録会に全く出場していないことから山対策という意見がたくさん出ているし、その可能性は充分ある。山対策の選手は試合に出ないという傾向が強い駒大なので、間違いない。また、大八木監督は初出場の5人の名前をあげたそうだが、星、藤山、高橋、岩本、我妻で間違いないと思う。岩本で区間5位くらいで走れるなら非常に助かる。前回の区間5位くらいのタイムを参考に目標タイムを設置したが、これでいければ、山学大に2分以内、早大を上回れるかもしれない。復路に繋げるために是非早大を上回りたい。前回区間賞の加藤はトップで気持ちよく走ったが、追うことになれば焦るかもしれないので。前にいっておきたい。ちなみに5区星だったら、4区藤原8区高橋
6区藤山修一(3年) 目標タイム:1時間00分30秒
6区は藤山。まあ、岩本と逆かもしれないが、何となくで。普通に考えれば、ここで早大が抜いていくはずだが、7区以降は駅伝経験豊富で強力な同級生が控えているので、焦らず自分のペースで走りたい。目標タイムとしてはやはり区間5位を参考に。早大加藤を58分30秒と考えれば、もう少し走りたいところか。ただ、焦らないようにだけしたい。
7区高林祐介(3年) 目標タイム:1時間4分30秒
ここから駒大の誇る3年生が前を行く大学を猛追する。7区は高林。1年生の時この区間を走っており経験もある。まだ20kmをやっと走れたという感じだった時のタイムが1時間6分03秒。それを考えれば64分台は出せるだろう。全日本で早大をガンガン詰めたように、ここでも再現してもらおう。
8区星創太(3年) 目標タイム:1時間5分00秒
あまりみんな考えていないだろう8区星。1区と5区を外したのでこのような感じになった。ここは当然、前回の深津の再現。単独走にちょっと疑問符がつくものの、全日本1区2位と実績は充分。ここで、駒大への流れを加速させたい。まあ、ここで1分は早大と違うだろう。
9区深津卓也(3年) 目標タイム:1時間9分00秒
さて、満を持して深津登場。全日本ではアンカーで日本人トップの成績でゴールテープを切った。間違いなく区間賞候補。69分は前回の堺より速いが、トラックの持ちタイムを考えるとこのくらい…というか68分台で走ってもおかしくはない。ここで早大を逆転できるはず。相手は尾崎の可能性が高く、前回のようにやすやすとはいかないだろうが、スピードでは全然深津なので、前へいけるだろう。
10区太田行紀(4年) 目標タイム:1時間10分30秒
アンカーは勿論太田。早大の前へ行っていたらまず逃げ切れるだろう。9区尾崎10区高原のオーダーを組んでいたら別だろうが、それだったらもっと早く抜けるとみる。もし、2年連続優勝のゴールテープを切れたら、62回63回の順大の工藤以来という大変名誉なこと。アンカーまでに磐石の態勢を築きたい。
まとめ
3年生カルテットと池田を全部平地に回すことができれば、まず間違いなく勝てるというオーダー。というか自身の持つ復路新記録も狙える。層薄いという評価どこいった?という感じだ。まあ、力の劣る8番手以降が山なので平地は全日本そのままの戦力ということなので強いのだ。区間賞がないので山の駒大とは言われないが、特に山登りは74回大会から全くブレーキがない。特殊区間なのにこの安定感はすごい。今回もまとめてくるはず。29日の区間エントリーをみるまで分からないが、あの2人が山に来ていたら、優勝はほぼ間違いないといっていいだろう。
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