2008/12/22
◇◆箱根駅伝区間予想-明治大学その2-◆◇
区間予想オーダー
1区北條-2区松本昂-3区安田-4区鎧坂-5区中村
6区小林-7区石川-8区遠藤-9区東野-10区岡本
1区北條尚(3年) 目標タイム:区間5位
北條は今期急成長した選手で、箱根予選でもチームがボロボロの中、チーム2位でゴール。全日本も疲れがある中、1区で区間一桁で繋ぎ、先月末の記録会で1万mのベストを出し、好調をキープ。そろそろ調子が下降してくるのではないかという不安があるが、経験している1区でいいだろう。単純に全日本で8位だったから、今度は5位を目標ということ。調子をキープしていればそのくらいでいけるだろう。
2区松本昂大(3年) 目標タイム:1時間9分30秒
2区は明大の"スーパースター"松本。本来は経験者でしかも好走している東野が担うところだろうが、故障明けということで回避。松本も3区あたりが一番力を出せるのだろうが、エースとして担当してほしい。目標としては69分台というところだろうか。1区が区間一桁できていれば、その順位をキープすることが最低目標。自分でガンガン行く感じの走りなので後半がやや不安。また今回や前回の箱根予選で脚を痙攣していることも気がかり。ラスト3kmで痙攣したら洒落にならないのだが、果たしてどうか。でも、来年もおそらく2区だろうから、何とか頑張ってほしい
3区安田昌倫(3年) 目標タイム:1時間4分30秒
箱根予選では途中棄権という結果で心配されたが、記録会で復活をアピール。往路に使えそうな感じだった。役割としては、勿論流れを引き継ぐ、もし松本が失速していれば挽回したい。実力からして順位をあげてもおかしくない。どんどん前を追ってほしい。ここで総合8位以内にいたら成功だろう。
4区鎧坂哲哉(1年) 目標タイム:56分00秒
先月末1万m28分台を出したゴールデンルーキー。1区でも面白いが、故障の影響で、箱根予選や上尾ハーフを走っていないため、20kmは未知数。よって最短区間へ。しかし、データ上はこの区間なら区間賞候補。距離に適性があるのなら55分台で走って、前の大学を追い上げたい。
5区中村智春(4年) 目標タイム:1時間22分00秒
さて、山が未知数と言われている明大だが、多分中村と小林じゃないかと思っている。というのも上尾ハーフ、記録挑戦会に出場していないチームの中堅の選手たちなのだ。この2人をどちらに5区6区にするか迷ったが、最終的には5区中村6区小林とした。中村は2年生の時に山下りの方を走ったが、最初の上りを3番目のタイムで通過。そこそこ走れるのではないかとここに。持ちタイム的にもそうじゃないかと。まあ、無難に82分台で繋いで、往路を一桁順位で終えてくれれば助かる。
6区小林優太(2年) 目標タイム:1時間1分00秒
ここも誰がどれだけ走るか未知数であるが、上述した理由からとりあえず小林。61分台でここは耐える区間となるか。ここが穴になるので、なるべく往路でシードラインより前にいっておきたいのだ。
7区石川卓哉(3年) 目標タイム:1時間5分20秒
ここで、戻ってきた主力・石川を投入。この区間なら今の調子でも区間5位くらいは狙える。シードラインより後ろであれば、一気に追いついて、ライン上であればここで突き放したい。山で順位をおそらく落としてくるだろうから、流れを一気に引き寄せたいところだ。
8区遠藤寿寛(2年) 目標タイム:1時間7分30秒
次は我慢の区間。ここは区間12位くらいで何とか粘りたい。まあ、箱根予選はチーム8番手で安定した走りをし、全日本も7区で区間8位と結果を出しているので、大きな失速はしないかなぁと思っているが。次が主将の東野なので、自分の走りをしたらいいだろう。
9区東野賢治(4年) 目標タイム:1時間10分40秒
さて、頼れるキャプテンの登場である。全日本で負傷して故障上がりではあるが、この区間なら比較的走れると思う。前回は選抜で厳しい2区を乗り切ったのだから、ここは大丈夫のはず。シードラインを走っているであろうチームの中ではワンランク上の選手。ここでシード権を決定付ける差をつけたい。
10区岡本考平(2年) 目標タイム:1時間11分30秒
ちょっとここで駒不足気味になってしまう。松本翔や岩崎など悩んだが、上尾で結果を出した岡本を推す。64分30秒くらいなら他校と同じくらい。初の箱根でアンカーという重要区間だが、気持ち負けしないように。自分の走りをすれば、そうそう順位を落とすことはないだろう。気温もあがるし、焦りすぎて飛ばさないようにしたい。
まとめ
まあ、何事もなければシード権は獲れる。ただその"何事もない"ということが非常に稀なチーム。主力全員に何かしらの不安があるので、果たして自分達の駅伝が出来るかどうかということが味噌となる。また、故障者が複数出てしまうことが多く、いつもベストメンバーが組めず苦しんでしまう。これではいくらいい素材が入ってきても、ずっと予選校に留まってしまう。今回こそ、きちんと足並みを揃えて、暴れてほしい大学である。
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