2009/01/01
箱根駅伝2009、フリーダムにシュミレーション⑥
トップ高原はかなり汗が目立つようになりややペースが落ちてきている。太田は何だかんだで何もなく走っている。
一方、9位争いは東海大刀祢が亜大を引き離して単独9位に浮上。抜かされた亜大に城西がジリジリ迫ってくる展開で目が離せない。ちなみにいつのまにか第3移動車に変わっていた。バイクはというと一番後ろを走っている上武大梅本につけたようだ。横浜駅の時に見た目で18分55秒となっており、繰上げが心配されているからだ。予選3位では初出場はこうなってしまうのだろうか。ただ、前は青学も多少見えているので目標になるか。
シードは10位亜大に11位城西がついに追いつき、また併走となった。亜大山中もここはさすがに踏ん張っている。城西伊藤もここで少し休んでいるように見える。その後ろは明大が米粒ほどにみえるところでもう追ってこないか。これは争いが続きそうだ。
終盤に入り高原のペースがやや落ちてきた。km3分10秒かかっているという。相変わらず安定した太田がここにきて差をつめてきているらしい。トップからはまだ駒大の姿が確認できないが、明らかに攻守逆転した感じ。さすがに最後は太田のスタミナが強い。何とかトップで繋いだ早大だが、駒大とは詰められての襷リレー。駒大としては盛り上げてアンカー深津につないだ。
9区終了地点
1位早大9時間51分44秒(→)
2位駒大1分27秒(→)
3位山学6分20秒(1↑)
4位日大6分47秒(1↓)
5位中学7分54秒(→)
6位東洋8分30秒(1↑)
7位日体9分53秒(1↓)
8位中大9分59秒(→)
9位東海11分22秒(3↑)
10位城西12分05秒(→)
11位亜大12分13秒(2↓)
12位明大13分12秒(1↓)
13位選抜13分17秒(→)
14位国士13分40秒(1↑)
15位大東13分46秒(1↓)
16位拓大15分07秒(→)
17位順大15分23秒(1↑)
18位帝京16分29秒(1↓)
19位専大16分42秒(→)
20位農大17分42秒(17分09秒)(→)
21位神大18分27秒(15分51秒)(→)
22位青学20分56秒(19分32秒)(→)
23位上武21分04秒(19分27秒)(→)
またじわりと駒大が詰めている。まだ安心はできない。また3位は山学が浮上。ただ、トップとはすごい差がついてしまった。シード争いは最後のスパートの差で8秒城西がかっているが、1kmもいかないうちに併走となっているそうだ。また、繰上げが心配されていた上武と青学は高原の終盤の失速もあり、ギリギリ繋がった(すいません、温情入りました~)。23チーム全く繰り上げなしと本当に戦国駅伝の様相である。
10区
【駒大】岩井→深津【早大】三戸→中島【中学】木之下
【亜大】筒井 【山学】大谷 【中大】棟方
【帝京】渡邉→前川【日大】吉田 【東洋】横山→千葉
【城西】田村→永岩【東農】倉持 【上武】大塚
【日体】佐藤→奥村【拓大】児玉 【神大】藤井
【東海】斉藤→平山【専大】森脇 【明大】卜部
【大東】木村 【国士】羽島 【順大】小高
【青学】宇野 【選抜】佐野→中村
駒大はなんとここに深津。まだまだ分からない。早大は中島で勝負
中島は1km2分53秒というハイペースで入ったが、それを上回るのが駒大深津。1km2分45というペース。ついに第1移動から第2移動の姿が捉えられるようになってきた。某解説者は中島のことをいかつい顔をしているが近所のおばちゃんにはモテモテだそうですよ、といい余裕な感じだが、その差は一気に詰まってきそうである。
一方、10位争いは筒井と永岩の争いが続いている。この2人あまり牽制している様子ではなく、いい意味で競り合っている。どちらかというと筒井が先導。これは前もうかうかしておれないだろう
蒲田:1位早大、2位駒大50秒、3位山学6分55秒、4位日大7分00、5位中学8分35秒、6位東洋9分00、7位中大日体10分40、9位東海11分45、10位亜大城西大12分15、12位選抜13分50、13位明大14分、14位大東国士14分05、16位拓大15分20、17位順大15分55、18位帝京16分35、19位専大17分30、20位農大18分03、21位神大18分40、22位青学22分15、23位上武22分30
通過:神大16分05、農大17分30、青学上武20分10
さて、早くも1位と2位の差が1分を切ってきた。アンカーに1万m28分20秒台の選手が来るのだから格が違う。もうすでに第1移動から肉眼で確認できるまでになってきた。昨年の追い上げよりも急追のような感じである。中島は何となく固くなっているように見えるが大丈夫なのだろうか。1km5秒は違うような感じである。
一方、シード争いは9位東海平山の後ろ150mくらいに後ろの2人が迫ってきている。この2人の競り合いが他大学も巻き込み始めている。どうもシード争いは一筋縄にはいかないようである。また、3位争いは日大吉田が山学大谷に追いつきまた併走となっている。ここも3位に入りたく必死の走りとなっている。
トップ争いはますます混沌としてきた。10kmを過ぎて、もう20秒近い差まで迫ってきた。深津の視界にももう完全に捉えられているだろう。こうなれば追う者の強みを発揮、更に詰まってくる。中島も悪い走りじゃないのだが、バネが違う。1万で1分近く違う両者だが、そのまま実力として出ている感じである。某解説者は、間違いなく追いつくので、追いつかれてから中島君がどう反応するかですね、とこれはまともな発言。実際そうだろう。
シード争いだが9位東海の後ろ亜大筒井城西永岩が真後ろに迫る。そのときである。筒井が平山を抜く際に一気に加速しながら抜いていった。平山は反応したものの、意表を疲れた永岩がこれに反応できず、差がついてしまった。これをいいことに筒井平山両者が加速。あっという間に30mほど差がついてしまった。このまま決着がついてしまうのだろうか?
八ツ山橋:1位早大、2位駒大5秒差、3位日大山学7分30、5位中学8分55、6位東洋9分50、7位中大日体11分15、9位東海亜大12分00、11位城西12分15、12位選抜14分、13位国士大東明大14分50、16位拓大15分40、17位順大16分20、18位帝京16分25、19位専大18分00、20位農大18分15秒、21位神大18分55秒、22位青学22分55秒、23位上武23分10
通過:神大16分20、農大17分40、青学上武20分50
もうトップとの差が5秒差となった。そして14km地点、ついに両者の差がなくなった。ゴールまで後10kmを切ったところで再び両者が激突となった。深津は一気には行かず、中島の斜め後ろにつく。様子を見ているのもあるが休んでいるのだろう。中島は前だけを見据えて進んでいく。
シード争いだが、7位の中大棟方と日体奥村が牽制しあってゆっくり進んでおり、なんと11位城西まで1分ほどの差となってきた。城西永岩も諦めずに懸命に追っている。
果たして優勝は駒大早大どちらになるのか。城西はまたも11位に甘んじるのか。次回が最終章です。
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