2009/01/01
箱根駅伝2009、フリーダムにシュミレーション・最終章
ラスト!!
トップ争いは併走が続いている。今はお互い牽制しあって、相手の息遣いや表情を確かめているような感じで緊迫した場面が続いている。某解説者は中島君も5000m13分台でスピードありますから、ラスと勝負になったらわからないですよといっている。深津の5000mベストは13分43秒01、中島は13分56秒94である。ちなみに深津はこのままいくと完全に区間新のペースである。
7位の中大日体大の後ろに亜大東海大の姿がハッキリ見えるようになってきた。中大日体大ともにちらりと後ろを振り返る。牽制してペースが落ちているのは2人とも分かっているので気になっているようだ。10位と11位の差は現在100mほど、永岩も懸命に耐えている。ただ、昨年ほどの調子でないことは確かだ。
ずっと牽制していたトップ争いに動きが。残り3kmの表示を合図に駒大深津がスパート。早大中島が顔しかめ首を降り懸命に追うが、ジリジリとその差が離れ始める。王者駒大が214.9km地点で初めて単独トップに立った。
7位争いはじれた中大棟方がスパート。スローにはまりうまく切り替えられなかった奥村が離れていく。また9位も亜大筒井のペースに東海大平山がついていけなくなった。このまま失速すると約150m後ろにいる城西大永岩に追いつかれるというリポーター。(…離れたじゃんと突っ込んでる奴は多いだろう)
トップ争いはもう駒大が50m以上後ろに早大を追いやった。中島も悪くないタイムなのだが相手が悪すぎた。もう追いつけない。深津もやや疲れてきているが勢いで押している。そして深津が最後の直線に入った。駒大の皆さんが大手町ではしゃいでいる。その歓喜の輪の中に深津が飛び込んだ。総合タイムはなんと11時間01分49秒の新記録。これは深津が1時間8分38秒の驚異的な区間新を出したことによるものだ。にしても素晴らしい記録である。駒大ゴールの22秒後、中島が天を仰いでゴール。ゴール後がくりとひざを折ったのが印象的だった。
後ろはまだ熾烈な争いが続いている。8位日体大奥村に亜大筒井が追いついた。亜大はその前にいる中大も狙っているようだ。ここで一旦3位争いの映像。馬場正門の手前で山学大谷が日大吉田を引き離したようだ。映像戻り、10位争い。先ほど26秒あった10位と11位の差が23秒差に縮まったとのこと。ただ、詰めれそうで詰めきれないといったところのようだ。
3位山学、4位日大とゴール。ここは往路の貯金が活きた形。そして5位は中学、6位東洋もゴール。このあたりまでは順当に力を出し切った結果だろう。そしてその後、7位中大を始め5人の選手が大手町のゴールから見える大混戦の映像が入ってきた。中大が復路消化不良も7位。連続シードを伸ばす。そして8位苦戦と思われた亜大がしぶとくシード獲得。5区瀬口以降の健闘が光った。そして…その後ろは東海平山と日体奥村の争い。後ろには城西永岩が見えているが、その視界の中で9位東海、10位日体大がゴール。ここまでがシード獲得。城西大は4年連続11位。今回は17秒差に泣いた。
総合タイム
1位駒澤大学11時間01分49秒《往路2位、復路1位》…アンカー深津が区間新で奇跡の大逆転
2位早稲田大学22秒差《往路3位、復路2位》…ほぼノーミスも駒大の根性にやられた
3位山梨学院大学8分17秒差《往路4位、復路7位》…復路は一人旅ながらよく粘ったといえる。
4位日本大学8分37秒差《往路1位、復路17位》…往路優勝も、6区で失速。後は魅せどころ無かった
5位中央学院大学9分32秒差《往路8位、復路3位》…堀、渡部を残しておいたのが利いた。川崎マジック再び
6位東洋大学10分56秒差《往路7位、復路8位》…今回は今までとは逆に山で稼いでシード確保
7位中央大学12分30秒差《往路5位、復路15位》…復路がちぐはぐな攻めだったのが惜しまれる
8位亜細亜大学12分39秒差《往路14位、復路4位》…主力5枚欠きながらまさかのシード獲得。昨年の帝京の再現
9位東海大学12分50秒差《往路11位、復路9位》…芳村、刀祢がよく頑張った
10位日本体育大学12分52秒差《往路6位、復路13位》…9区10区失速も、8区までの貯金で辛くも獲得
11位城西大学13分09秒差《往路13位、復路6位》…ネタじゃなくてガチでやったのに…なぜシードが取れん
12位関東学連選抜14分41秒差《往路17位、復路5位》…6区川内の走りで流れを戻すも届かず
13位大東文化大学15分41秒差《往路18位、復路10位》…何時の間に浮上。復路はいける。後はエース作り。
14位国士舘大学15分59秒差《往路9位、復路20位》…シード争いに絡んだのが収穫
15位明治大学16分15秒差《往路12位、復路18位》…6区終了地点で7位だったのに…調整不足が響いた結果
16位拓殖大学16分24秒差《往路14位、復路14位》…小路の失速と谷川の欠場が痛かった。
17位順天堂大学17分09秒差《往路10位、復路21位》…6区岡部のブレーキが痛かった。小野は見事リベンジ
18位帝京大学17分09秒差《往路16位、復路12位》…昨年のような展開に持ち込めず
19位東京農業大学19分07秒差《往路20位、復路16位》…5区7区の大ブレーキで流れを失った
20位専修大学19分23秒差《往路19位、復路19位》…4区までは希望があったのだが…
21位神奈川大学19分45秒差《往路23位、復路11位》…3区5区のブレーキで勝負できず
22位青山学院大学23分53秒差《往路21位、復路23位》…とにかく完走できた。良かった
23位上武大学23分54秒差《往路22位、復路22位》…期待の長谷川と福山が不発。やはり初陣はここが定位置らしい
1位駒大2位早大がすごいタイム。3位以下は例年通り、2強、21弱という様相。元々力のある2校が復路で異次元のレースをした結果だ。後、大混戦で往路と復路の順位と総合順位がバラバラが多かった。
■区間賞
1区松村康平(山学)1時間3分42秒、2区ギタウ・ダニエル(日大)1時間6分55秒、3区竹澤健介(早大)1時間2分19秒、4区梁瀬峰史(中大)55分38秒、5区柏原竜二(東洋)1時間19分38秒、
6区加藤創大(早大)58分37秒、7区八木勇樹(早大)1時間3分46秒、8区高林祐介(駒大)1時間5分25秒、9区刀祢謙太郎(東海)1時間10分32秒、10区深津卓也(駒大)1時間8分38秒(☆区間新)
9区は何と刀禰。太田、大津を僅差で交わしたようです。
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まあ、所詮『夢』ということで皆嘘っぱちですので、自分の応援している大学又は選手が悪くても気にしないで下さい。
えっと、自分の順位予想は勿論、上記ということで。自分でシュミレーションしておいて不満なトコはあるのだが、かといって変えるのはプライドが許さないので、このままにしておきます。まあ、気温や風は全く考慮していないのでタイムはまず当たらないでしょうね。後は総合で3チーム、区間賞も3チームくらい当たっていたらいいかな。
そういえばニューイヤーもしなければいけないんですが、さすがに疲れたので無理。また時間空いたら他の方とは別の形でやろう…
さあ、それではいよいよ明日、本当のレース開始です。
熱きドラマを見逃すな!!
さすがに今回は速報きついで、往路総評を即効でアップするということで勘弁してください
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