2009/06/28
【陸上】日本選手権結果-男子-
今週の木曜日から行われていた陸上日本選手権が終わったので、
管理人が興味ある種目或いは選手がいる種目のみピックアップしてコメントしてみました。
まず、男子からです
★マークは世陸内定者です。
100m
1位江里口匡史(早大)10秒14★
2位木村慎太郎(早大)10秒22
3位荒尾将吾(福岡大)10秒23
塚原直貴(富士通)棄権
何と塚原がまさかの棄権。予選、準決勝と10秒0代を出したのがたたったのだろうか。優勝はその塚原を上回る10秒07(日本歴代4位)のタイムを出していた江里口がこれまたA標準を上回るタイムで優勝。ちなみに早大がワンツー、決勝に進出した学生で上位は埋め尽くされた。高速トラックということもあるが、短距離は結構往く先明るいですね。これはリレーのメンバーも楽しみです(塚原も間に合えばだが…)
200m
1位高平慎士(富士通)20秒22★
2位齋藤仁志(筑波)20秒42
3位富光謙司(セーレン)20秒55
4位我孫子充裕(筑波)20秒65
これは中々の高記録ですね。世界選手権やオリンピックで21秒を切るのがやっとという時期があったことを考えるといいですね。色々自覚が出てきた選手が多いということでしょうか。
400m
1位金丸祐三(法大)45秒45★
2位廣瀬英行(慶大)45秒84
3位石塚祐輔(筑波)46秒02
3位堀籠佳宏(富士通)46秒02
やっぱり金丸が優勝。これで5連覇。結構連覇というのが多いですね。ただ、世界大会では満足いくレースができていないので、そろそろ結果を出してもらいたいところだ。まあ今回は他の選手も頑張ったかな。もっと断トツになると思ったけど、最後結構追い込まれましたね。廣瀬も多分代表になると思うので頑張ってほしいです。
800m
1位横田真人(慶大)1分48秒53
2位鈴木尚人(自衛隊体育)1分49秒92
3位口野武史(富士通)1分49秒94
横田、口野は口野が学生の頃から争っていましたからやっぱり強いですね。ただ、やっぱり世界で戦うには一番厳しい種目。中々これ以上の記録にはならないですね。
1500m
1位上野裕一郎(ヱスビー)3分42秒51
2位小林史和(NTN)3分44秒34
3位高谷将弘(JR東日本)3分45秒00
4位田中佳祐(城西大)3分46秒42
5位村上康則(富士通)3分45秒45
日本では非常に珍しく駆け引きの多い試合となった1500で優勝したのは、何と5000mも優勝した上野。これで2冠。マジで完全復活だ。小林ら各選手が慎重になる中、一人ポーンと飛び出し、伸び伸びと走りそのままゴールとしてしまった。すごいのだが、他が消極的になってしまったのは頂けない。追加試験とかあるのだろうか??
5000m
1位上野裕一郎(ヱスビー)13分41秒04★
2位竹澤健介(ヱスビー)13分43秒77
3位北村聡(日清食品)13分45秒25
4位松岡佑起(大塚製薬)13分53秒43
5位柴田尚輝(JAL)13分57秒23
6位徳本一善(日清食品)13分58秒12
7位真壁剛(カネボウ)13分59秒55
8位宇賀地強(駒大)13分59秒68
9位高橋優太(城西)14分01秒95
14位深津卓也(駒大)14分20秒50
17位八木勇樹(早大)14分24秒45
何年も前からスピードキングと言われ続けていた上野選手がついに優勝。卒業後暫く怪我に苦しんでいたが、ようやく戻ってきましたね。これまた故障開けの竹沢選手が続いてヱスビーがワンツー。花田さんや渡辺さんがいた時のような感じに戻ってきてくれて嬉しいです。またその後には北村、松岡と箱根出身者が並びました。というかなんか高校のインターハイみたいな感じがして懐かしかったです。
10000m
1位岩井勇輝(旭化成)28分19秒25★
2位中尾勇生(トヨタ紡織)28分30秒39
3位尾田賢典(トヨタ自動車)28分40秒30
4位大野龍二(旭化成)28分41秒09
5位浜野健(トヨタ自動車)28分53秒74
6位北村聡(日清食品)28分57秒40
7位真壁剛(カネボウ)28分57秒51
8位佐藤悠基(日清食品)28分58秒46
オリンピックへの連続輩出が途切れた旭化成だが、すぐさま救世主が現れました。日大卒の岩井が急成長。2位以下を10秒以上ちぎっての初優勝で世界選手権への切符を手にした。申し訳ないが、ここまで成長するイメージが湧かなかった。環境があったのかどうか分からないですが、とにかくおめでとうの一言。2位には好調だった中尾だが、惜しいところで逃してしまった。期待はずれは佐藤。まあ直前のホクレンで微妙なタイムだったので少し調子が落ちていたのかもしれないがちと残念だ。
110mH
1位田野中輔(富士通)13秒57(+1.6m)★
2位首藤貴之(拓陽クラブ)13秒77
3位内藤真人(ミズノ)13秒81
第一人者の内藤が故障明けと調子が出ない中、新戦力田野中選手が優勝。後もう少しでA標準で内藤選手も出場できたのですが…。まだチャンスはあるのでしょうか?
400mH
1位成迫健児(ミズノ)49秒53★
2位吉田和晃(順大)49秒61
3位河北尚広(石丸製麺)49秒74
4位吉形政衝(北九州RiC)49秒81
為末選手が出ていなかったので、成迫選手の独壇場かと思いきや、かなりひやひやの1位。吉田選手の追い込みは素晴らしかったです。とにかく成迫選手は今度こそ世界選手権でファイナルに残ってほしいですね。
3000mSC
1位岩水嘉孝(富士通)8分36秒17★
2位松浦貴之(大塚製薬)8分37秒08
3位武田毅(スズキ)8分37秒48
4位菊池昌寿(富士通)8分41秒14
5位篠藤淳(山陽)8分41秒85
6位篠浦辰徳(ヱスビー)8分41秒95
7位棟方雄己(中大)8分42秒04
8位山下隆盛(中大)8分45秒54
11位松本葵(山学)8分50秒51
14位大谷康太(山学)8分53秒34
序盤は山学の松本などが引っ張っていましたが、残り1000を切って岩水が満を持して前へ。最後は横綱相撲で貫禄のトップで世界選手権行きを決めました。やっぱり強いですね。その他、中学OBや現役中大が健闘しました。
走幅跳
1位荒川大輔(大阪陸協)8m00★
2位菅井洋平(ミズノ)8m00
3位猿山力也(モンテローザ)7m91
激戦の末、荒川選手が優勝。最後の6回目のセカンド記録(7m96)で再逆転しての1位でかなり沸いたのではないでしょうか。
2回失敗した時はちょっと心配したが、さすがに決めてきましたね。この選手も世界大会で力が発揮できない選手の一人なのでこれまたリベンジに期待したい。
棒高跳
1位澤野大地(千葉陸協)5m70★
2位鈴木祟文(東海大)5m50
3位荻田大樹(関西学院)5m40
4位笹瀬弘樹(早大)5m40
ここはさすが澤野の独壇場でした。最後は日本記録にも挑戦。3回とも失敗しましたが、全て惜しい跳躍で調子の良さを感じました。これなら世界選手権も期待できそう?
ハンマー投
1位室伏広治(ミズノ)73m26★
2位土井宏昭(千葉陸協)69m90
3位野口裕史(群馬綜合ガード)67m84
皆さんご存知の通り、室伏選手が15連覇を達成しました!腰の故障などで出遅れていたため、記録は低いですが、それでも勝ち取ってしまうのですからすごいですね。
その他、槍投の村上さん、十種競技の池田さんも世界陸上に内定します
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