2009/08/23
女子マラソン速報!尾崎2位!!
女子マラソンの結果速報!!
女子マラソン
○個人
1位白雪2時間25分15秒
2位尾崎好美2時間25分25秒
3位メルギア(エチオピア)2時間25分32秒
7位加納由理2時間26分57秒
14位藤永佳子2時間29分58秒
31位赤羽有紀子2時間37分43秒
○団体
1位中国
2位日本
3位エチオピア
スタート直後、赤羽、藤永、そしてあのシモン(まだ走っていたんだ!)が前に出てくる。超スローペースに焦れた感じだ。その後、南アフリカの選手や北京銅メダリスト周あたりが前にいたりするが、2人はずっと前に居る。
3km10分オーバー。集団はちょっとずつ縦長になっていくが、それでも非常にゆったりとしたペースだ。トップは藤永がずっと引っ張っていく。赤羽はトップからは退いたが、それでも前の方。加納の姿も確認できる。尾崎は見えないが、勿論ついていると思われる。
4km過ぎたところ、ついに焦れたか周が先頭集団を引っ張り始める。そこから急にペースがあがりエチオピア勢が前に出始める。給水の際、高橋尚子注目のガウチャーが前に出る。これは給水で前に出ただけだが、ややペースがあがったのは間違いない。気温が25度という過酷な条件だが、日本選手は前にはいなくなったが、しっかりついている。ちなみに赤羽がサングラスを取ったのは5km前後である。
5km17分42秒
13位藤永1秒差、17位加納1秒差、20位尾崎1秒差、26位赤羽2秒差
ペースは結局それほどあがらず、今度は加納と尾崎が前に出る。引っ張るという感じではない。男子は集団の頃全く姿が見れなかったので、ちょい嬉しい(あ、別に男子批判してるわけではないです)。7km地点清水が転倒したあたり、赤羽さんが危なかったらしいが、やっぱり路面が悪いらしい。昨日の教訓がいきたようだ。
8km過ぎてからは南アフリカの選手と中国の3選手が全員出てきた。ちょっとはペースがあがってきているのか、集団からこぼれだす選手が多くなってきている。9km過ぎ、藤永選手が3mほど集団から後ろ。ちょっと遅れだした?前の赤羽が集団最後尾となっている。2人ともじりじり開いている気がするが大丈夫か。接触を嫌がったにしても、もう少し前にいたほうがいい。
10km35分03秒
19位尾崎1秒、22位加納2秒、29位赤羽4秒差、30位藤永4秒差
赤羽は試合前ちょっと故障したらしいが、一応大丈夫らしい…という話をしている間に2人とも最後尾に追いついた。一時的に集団のペースが上がった時に対応しなかったのか…と思ったら、また少し離れはじめた。そういえば、藤永は選考レースもこんな感じのレース展開だったか。安心したり不安になったりする。
トップはルーマニアのオラルやシモンが引っ張っている。12km過ぎてからオラルが引っ張り出す。北京でも走った選手。力はある。集団が縦長になってくる。藤永が10m近く遅れだす。マイペースなのかどうか判断つかない。もう少し前に尾崎、加納、赤羽が集団最後尾に固まっている。ここは無理しない方がいいのか。藤永選手もまた前に追いついているので、そういう作戦なんだろう。
15km52分10秒
18位尾崎2秒、21位加納2秒、24位藤永2秒、25位赤羽2秒
集団は25人。赤羽がしんがりということだ。細かい動きはあるものの、とりあえずついている。ペースは徐々に上がってきている。いわゆるビルドアップという感じ。このままの展開だとサバイバルレースになりそうな感じがする。
17kmあたりでは周が先頭で引っ張っている。赤羽はまた5mほど後ろに下がる。遅れているわけではないが、らしさがないのが気になる。余裕がないのか。仮に調子が良かったとしても、北京のヌデレバ状態になってしまうので、せめてくっついてほしいところである。
20kmが近づいてくる。ペースは落ち着いているのか、また割と横に広がるようになる。加納や藤永が前からも見える。赤羽も追いついている。イライラはしている気はしない。温存していることを祈る。
20km1時間9分47秒
16位尾崎2秒、17位加納2秒、20位藤永2秒、24位赤羽3秒
シモンらを中心に集団が20kmを通過。ペースはまた少し落ちた。20km過ぎてから赤羽はまた遅れだす。フォームが悪くなっているわけでないので何らかの作戦なのかもしれない。
中間点1時間13分39秒
14位尾崎1秒、15位加納1秒、18位藤永2秒、22位赤羽2秒
集団はそれほど動き無く進んでいく。日本人の位置取りもそんなに代わっていない感じがする。といっても細かい駆け引きはあるのだろうが、この辺はちょい退屈である。その時、エチオピアのツネが転倒。すぐ追いついたが、精神面が響く時があるので心配である。
25km1時間27分31秒
2位尾崎0秒、7位加納1秒、15位藤永2秒、23位赤羽3秒
風が無いと体感温度が38度に浮上するらしく、非常にきついコンディション。消耗戦だ。ここで赤羽がまた遅れだす。先ほどより差が離れている。やや脚がきつくなっているようにみえる。路面が悪いので、ストライド走法の赤羽は不利なのかもしれない。スローだし、脚が詰まって余計影響あるのかもしれない。ただ、まだ沢山集団についているので、何とかついていってほしい。遅れるには早すぎる。
ここを過ぎてから先頭集団が縦長になる。ロシアのユラマノアと中国2名が引っ張ってかなり集団が伸びる。日本人の中では加納、尾崎が一番前の方にいる。先頭集団は10人くらい。その後ろ第2集団に藤永。赤羽は更に後ろに遅れているようである。
28km手前、更にユラマノワが引っ張り続ける。加納と尾崎はしっかりついている。反応もいいようにみえる。動きはやや落ち着いたか、先頭は15人弱となっている。日本人2人はまずまず。特に尾崎はいい位置につkていえる。加納はマイペースという感じか。ガウチャーが遅れだしたが、ほかもぱらぱら遅れだして、サバイバルようそうだ。
30km
6位尾崎1秒、9位加納2秒、16位藤永41秒、28位赤羽2分11秒
先頭は5人ほどに絞られてきた。日本人は尾崎がついている。加納は第2集団のトップで6位争いとなった。先頭集団は4人に絞られてきている。尾崎は2番手から3番手あたりにつけており、かなり調子がよくみえる。フォームも全く崩れていない。一方、赤羽はかなり苦しそう。腕も振れていない。やっぱり実力者とはいえ、マラソンは2回目。厳しい戦いになっている。ただ、日本勢最下位はちょっと予想外であった。
ロシア・ユラマノア、エチオピア・メルギア、中国・白雪、そして日本の尾崎の先頭集団は以前続いている。引っ張っているのはずっとユラマノアである。32.5km地点の給水でちょっと加納が躓いたのが気になるが、大丈夫そう。全く無理をしていないので、まだ余裕があるかもしれない。
ユラマノア、白雪、メルギア、尾崎、この4人の順番でレースが進んでいく。給水でスペシャルドリンクを取り損ねて、35kmではいたいなと思っていたら、岩水選手が猛ダッシュで渡してくれた。GJ!!
と、給水でユラマノアが一気にダウン。あばら骨あたりを押さえて苦しそう。先頭集団は3人になった。
35km2時間01分40秒
3位尾崎0秒、8位加納46秒、16位藤永2分20秒、29位赤羽6分29秒
表情は尾崎が一番余裕があるように見えるというリポート。本当なら金メダルも視野に入っている。ユラマノアが抜けた先頭集団は白雪が引っ張ていた。35.5km初めて尾崎が先頭を引っ張る形となる。仕掛けるのだろうか。メダルがほぼ確定しているが、できれば金メダルをとってほしい。
尾崎が引っ張ったまま36kmを過ぎる。ペースはあげている。仕掛けている。時々ちらっと後ろをみるのは離れているかどうかの確認か。後ろはしっかりくっついたままだ。腕降りが小さい白雪が非常に怖い存在だ。尾崎、白雪、メルギアの順でずっとレースが進んでいく。
37.3km地点、給水で一旦白雪を前に出したが、また尾崎が先頭に出て引っ張り出す。37.7km3人が横一線に一瞬なり、並びがそのままひっくりかえる。尾崎は3番手となる。38.35km周回コースからはずれ、いよいよ大詰めになってくる。3人が並んで日本人が入っている。これは予想以上の展開。メダルはほぼ確定、後は色がどうなるのかということである。ちょっと口が開いてきてが、誰もスパートをかけないので休んでほしい。
メルギアが引っ張り、白雪と尾崎が2位3位を入れ替わりながらレースが進んでいく。と39.4km地点、また尾崎が前に出る。しかし、すぐにメルギアが前へ。駆け引き、つまりが探りあいが露骨に分かるようになってきた。
40km2時間18分10秒
2位尾崎0秒、8位加納1分18秒、15位藤永3分46秒
給水で尾崎がトップに。その時、メルギアが遅れだす。先頭は白雪との一騎打ちとなる。尾崎が引っ張り続ける。白雪も帽子をとり、懸命の走り。ちなみに4位5位も後ろにみえており、意外と競っている。41km過ぎ、白雪が一気にペースをあげる。スパート。尾崎懸命に喰らい付くがじりじりと開いていく。口を開いて必死に腕を振る。ただ、少しずつ差は開いていく。白雪はやっぱり溜めていた。
白雪がそのままゲートをくぐりトップ。最後は競り負けたが、尾崎は最後まで粘りきり2位。見事に銀メダル。正直予想外の選手が獲得だったのが、素晴らしいレースだった。最後スプリント力が及ばなかったが、世界陸上初のメダル獲得おめでと~~
尾崎:山下さんを超えられなかったが、並べてよかった。(レースは?)いけるところまでいって溜めたかったが、牽制していたのでちょいちょい前出てたら力尽きた。(山下さんには)ありごうございますというのは勿論です。最高の誕生日プレゼントとなった
山下さんが来て、抱擁を交わす
山下:10kmで指示した後は落ち着いてみてた。最後はヒヤヒヤした。嬉しいです。本当に良かった。最高のプレゼント。尾崎選手にはお疲れさんといいたいです。(増田との会話で)レース前に1番はそんなに狙わなくていいといったのがいけなかったかな?
この後、親がうるさくでしばらく聞こえない。
加納:暑くて読んだとおりスローペース。前半はペースの変動が激しかった。監督からはきついレースになるから我慢強くいきなさいと言われていたので後ろの方で待機した。もっと上にいきたかったが、最低入賞と思っていたので、それは達成できた。最後に団体で尾崎が銀メダルでいい形で締めくくれるので良かった。
インタビュアー:31位の藤永さん・・・10年ぶりの世界選手権どうでした?(←こいつ・・・)
藤永:嬉しいです。皆さん、本当にありがとうございました。みんなの応援が力になって、最後まで走れたことが喜び。
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