2009/10/28
全日本駅伝予想@日本大学
続いて、
2人の留学生で2冠を狙う・・・【日本大学】
出雲駅伝成績区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区ベンジャミン(1年)23分02秒区間3位(3)32秒差
2区谷口恭悠(4年)16分40秒区間6位(3→5)12秒差
3区佐藤佑輔(1年)23分20秒区間4位(5→3)13秒差
4区堂本尚寛(2年)18分49秒区間7位(3→2)24秒差
5区池谷健太郎(3年)19分59秒区間9位(2→5)41秒差
6区ダニエル(4年)28分17秒区間新★(5→1)-19秒差
総合1位2時間10分07秒
2人留学生を使って当然のように優勝した日大。だが、レース内容から全日本、箱根が苦しい戦いになるのは容易に想像できる。2区から5区に起用された日本人で合格点をあげられるのは佐藤のみだからである。
2区谷口は一応昨年並みのタイムを残したが、今年はタイムがかなり伸びる傾向があったので、それを考えると昨年よりよくない。4区の堂本は2位に浮上したものの、早大佐々木との先輩後輩対決に敗れ、区間順位も秒差とはいえ7位。5区の池谷は完全にブレーキの走り。レース的には面白くなったのだが、ヒヤヒヤものだっただろう。最初からあまり良くなかったので、調子を落としていたようだが…。
そういえば、1区のベンジャミンも柏原に抜かれてからズルズル下がっていたのはちょっと気にかかる。ジュグナを意識しすぎた感もあるが、全日本で起用方法に悩みそう。ということで、希望の星は佐藤くらい。1年生ながら準エース区間を積極的な走りをみせ、好感が持てる。このまま最近日大の日本人に見られる尻すぼみにならなければいいのだが。
とりあえず、2人留学生を使う全日本までは何とか戦えそうかなという感じ。ダニエルは本気で3冠を狙っているようだが、他がどれだけ続いてくれるかの問題である。
全日本エントリーメンバー○日本大学
4年
ギタウ=ダニエル/出雲6区1位≪2区2位、5千13分23秒72≫
谷口恭悠/出雲2区6位≪3区16位。5千13分56秒34≫
中原知大/出雲補欠≪1年2年箱根出走。ハーフ1時間3分29秒≫
丸林祐樹/≪7区13位。ハーフ1時間4分14秒≫
井上陽介/≪8区15位。1万29分37秒28≫
3年
池谷健太郎/出雲5区9位≪6区9位。5千14分16秒08≫
延壽寺博亮/≪昨年箱根出走。1万29分48秒38≫
2年
堂本尚寛/出雲4区7位≪1区22位、5千13分59秒12≫
1年
ガンドゥ=ベンジャミン/出雲1区3位≪5千13分51秒50≫
佐藤佑輔/出雲3区4位≪5千14分02秒55≫
花島昂己/出雲補欠≪5千14分32秒11≫
横松優/≪1万30分19秒71≫
寺田裕成/1万30分23秒95★≪5千14分17秒09(高校)≫
○主なエントリー漏れ
高月雄人(3年)/出雲補欠、1万29分56秒08≪1万29分22秒36≫
岡村悠平(2年)/出雲補欠≪4区18位、ハーフ1時間4分30秒≫
ありゃ、出雲エントリーから2人も漏れてしまった。岡村は山篭りなのか怪我なのか。高月は先日1万で30分を切っているので、悪いというわけではないのだが。エントリーに入れなかった高月がこのくらい走れるので、他は状態が上がってきていると考えていいのだろうか。
そういえば、9月の記録会でまあまあだったのに外れていた丸林と井上が今回はきっちりエントリー。チームの中堅を担うべきランナーなので今回は登場してくるだろう。他は1年生の多さが目に留まる。ベンジャミンと佐藤の他にも花島や横松、寺田がランナーが入っている。
調子次第では彼らの出番もあるのかもしれない。
全日本で悩みどころは序盤。特に1区を誰にするのかだ。ベンジャミンという手もあるが、箱根では彼は使えないので1区は日本人に任せたい。とすると、実力的には堂本か佐藤になるのだが、堂本が調子を上げてきてくれれば助かるのだが。佐藤は自分からいくタイプなので他の区間に回したい。ダニエルは箱根5区を見据えてアンカー固定。残りの繋ぎは谷口や丸林ら上級生で固めて、先頭からできるだけ離れないようにするという感じになるだろう。
予想:堂本-ベンジャミン-谷口-佐藤-延壽寺-丸林-井上-ダニエル |
色々と悩んでこんな感じに。1区2区4区はこの3人だろうが、色々と入れ替えることもできる。1区から3区が4区ベンジャミンに繋げ、5区から7区が8区ダニエルに繋げ、という2つ駅伝をする、というようなのも考えたのだが。といってもやはり序盤で優位に立ちたいので、ベンジャミンを2区。その流れを壊さないように最短区間に谷口となっている。これなら佐藤に襷が渡ったところでトップに近い位置に入れるかなと思う。
そして実は粒は揃っているので、5区からはそこそこいけると思っている。5区は調子の良い選手、6区7区は4年生で駒大など、有力校に出来る限り差を広げられないようにしたいがどうだろう。8区モグスの区間記録は55分半ば。といってもこれはあまりにも驚異的な記録。ロードの適正も考え、ダニエルは56分前半とすると、駒大深津なら2分30秒以内、山学コスマスなら1分30秒以内にはダニエルに渡さなければ逆転はきつくなる。といっても、前が見えたら元気になるかもしれないので、もうちょいあってもいいのかもしれないが。
とりあえず、序盤がうまく決まってくれれば、可能性はだいぶ広がってくるのだろう。多分調子は全体的に上向きになっているように思えるので、やっぱり優勝候補と言っておこうか。
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