2009/12/19
箱根区間予想~山梨学院大学
日本人に安定感、覇権奪回狙う
09全日本5位、09出雲2位、09箱根6位
S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手 |
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手 |
中川剛(4年)/≪09全日本8区4位、09箱根9区1位≫一般入試でコツコツ努力してきた選手。スタミナ勝負になれば非常に強い。
高瀬無量(3年)/≪09全日本2区4位、09出雲3区5位、09箱根5区22位、08箱根5区6位≫山学の日本人エース。大人の走りができるようになったらしい。3年連続5区と思われたが2区もある?
オンディバ=コスマス(2年)/≪09出雲6区2位、08全日本8区1位≫ロードでここまで失敗は無い。2区候補。ただアップダウンが苦手という噂がある。
大谷康太(4年)/≪09全日本4区6位、09出雲5区1位、08全日本≫3障の選手。今季は好調。5区候補らしい
松枝翔(2年)/≪09全日本6区2位≫秋になって急激に伸びてきた選手
小山大介(4年)/≪09全日本5区7位≫1万の持ちタイムは日本人トップ。ただ駅伝で中々結果がでない
後藤敬(4年)/≪09全日本1区15位、09出雲1区10位、09箱根4区4位≫春先は絶好調。評価され1区起用が続くが苦戦している。
岩田真澄(4年)/≪09全日本7区6位、09箱根7区≫主将。ロードで安定感がある
赤峰直樹(3年)/≪09箱根10区≫今季は1度しかレースに出場していない(7月札幌ハーフのみ)
田口恭輔(2年)/≪≫秋になって急激に伸びてきた選手
D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手 |
大谷健太(4年)/≪09出雲4区4位≫大谷康太の双子の兄。出雲で兄弟リレーを果たした
福島慎也(3年)/≪≫秋になって急激に伸びてきた選手。
大野修(4年)/≪≫
松森新一(3年)/≪≫
山口大徳(3年)/≪≫
中原薫(3年)/≪≫
上位10人平均(16人平均):2.8点(1.9点) 昨年:2.3点(1.7点)
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応
5千10人平均(16人平均):11位14分17秒01(⑪14分24秒73)
1万10人平均(16人平均):10位29分30秒47(⑧29分40秒89)
ハーフ10人平均(16人平均):4位63分53秒2(⑤64分31秒0)
戦力分析
えっと先に言いますと、今年の
山梨学院に対する評価はかなり高く、競馬と言うと
「対抗」くらいに思っています。まずは
コスマス、高瀬、中川の3本柱は計算がある程度経ちます。コスマスはここまで
ロードは失敗無く、うまくまとめている。高瀬は駅伝シーズン好調。前回の箱根の失敗から、
冷静な走りもできるようになった。そして中川は前回の箱根9区1位。春ちょっと調子を落としていたものの、最近はまた
粘りが出てきている。間違いなく彼らは重要区間に配置されるだろうが、彼らがいることが大きい。
その脇を固める選手も充実している。まず大谷兄弟。出雲は地元の利を活かして大活躍。全日本は弟の康太のみだったが初のエース区間でもきっちりまとめきった。康太はスピード型で健太はスタミナ型とタイプが違うが、どちらも欠かせない存在。そして岩田、後藤、小山など繋ぎなら計算できる選手も多数。更に最近伸びてきた松枝、田口、福島らも期待できそう。また直前の記録会で16人の争いがすごかった。1万29分台でも落ちた選手がいる。ので、Eランク評価の選手も上のランクの選手がいるかもしれない。それくらい、今の山学は選手が育っている。
ただ、不安要素は1区。前回までスペシャリストの松村が務めていたが卒業。この穴が意外とデカい。後藤が懸命に埋めようとしているが、現状埋まっていない。特に全日本は大きく出遅れてしまった。留学生なしで5位まで浮上し、チームが強くなっていることは実感できたが、優勝を狙うとなると前半からいい流れに乗りたい。山下りは上田監督が適正見つけるのが上手いので多分大丈夫と思うのでやはりそこか。後、山学はなぜかどこかでポカをしやすい。前回2区間で大ブレーキが出てしまいシード確保がやっと。そういうのが出なければ覇権が見えてくると思う。
区間予想
王道:後藤-コスマス-小山-松枝-高瀬 田口-岩田-大谷健-中川-大谷康
奇抜:後藤-高瀬-コスマス-松枝-大谷康 田口-小山-大谷健-中川-岩田←これでいきます
やはり、ちょっと不安はあるといえ、経験のある後藤が1区。コスマスで上位争いに浮上。小山が繋ぎ、松枝、高瀬が攻めて、往路3位以内。田口、岩田、大谷健でじわじわ追い上げ、9区中川が区間賞でトップへ。大谷康が逃げ切る・・・というのが僕が全日本直後から思っていたオーダーで変更するつもりはなかった。が…
最近気になる記事が。2区は高瀬とコスマスが競っていて、5区は大谷康・・・なんですとー!?これが本当の情報なら、かなり奇抜なオーダーとなる。どうしようか悩んで、奇抜の方で予想することにした。
1区後藤はそのまま。何とか区間10位くらいで乗り切ってもらう。そして2区には高瀬を起用。コスマスが2区を走っても68分前後で優勝候補にあまり貯金ができない、高瀬は登りに強いということを加味してそうした。1区2区をセットとし、この地点で8位くらいに何とか浮上。で、3区にコスマスを投入。62分前半がノルマでここで一気に3位あたりまで押し上げて波に乗ろうというもの。意外といけるのではないかと踏んでいるがどうだろうか。
4区は記録会、全日本、上尾ハーフで全て結果を出し絶好調の松枝。主要区間でもやれそうな選手をここに持ってきているので当然攻めの区間だ。で、5区に記事通り大谷康。一体走るとしたらどのくらいのタイムなのか。優勝を狙うには81分くらいで走ってもらいたいが…。多少順位ダウンするだろうが、全日本のように堅実に走ってもらいたいというところだ。
代わって復路。6区は予想つかないが、トラックで結果を残しながら駅伝メンバーに入れない田口。昨年もなぜかメンバー入りしていたが山下りの控えだったのではとずっと思っている。前回の渡邉以上のタイムを残してくれたら最高だろう。
さて、ここからは攻め続ける。7区は前回3区の予定だった小山。駅伝で結果が残せないが、スピードはある。区間3位以内は狙えるだろう。次は大谷健。出雲のような堅実な走りを再現してもらう。で、9区に満を持して中川。昨年強い向かい風の中一人で走って区間賞。調子の戻った深津が来た以外にはだいたい勝てるのではないか。ここでトップに上がれれば最高。最後主将の岩田が締めるというのが青写真か。
ただ、やっぱり山や序盤の遅れは怖いかな~…。これだと1区コスマスで大逃げ作戦をする方がいいかもしれない。うまくいけば1区で3分アドバンテージ取れるので非常に有利になるのだが。
モグスが抜けて、勝機を逃したと思ったが、今年の方が可能性はある。スタミナがある選手が多いので、是非トライしてもらいたい。
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