2011/03/01
東京マラソン結果
日本人の2時間10分切も中々でないという状況の中、今回久々に好タイムが出ました。ですので、久しぶりにマラソンの記事をざっと書いてみます。
東京マラソン結果
1位ハイル=メコネン(エチオピア)2時間07分35秒
2位ポール=ビウォット(ケニア)2時間08分17秒
3位川内優輝(埼玉陸協)2時間08分37秒
4位尾田賢典(トヨタ)2時間09分03秒
5位サイラスサ=ジュイ(日立電線)2時間09分10秒
6位フェリックス=リモ(ケニア)2時間10分50秒
7位幸田高明(旭化成)2時間11分08秒
8位サリム=キプサング(ケニア)2時間11分25秒
9位イエマネ=ツェガエ(エチオピア)2時間11分49秒
10位堀口貴史(Honda)2時間12分05秒
11位入船敏(カネボウ)2時間12分34秒
12位秋葉啓太(小森コーポ)2時間13分29秒
13位岡本直己(中国電力)2時間13分54秒
14位中谷圭介(JR東日本)2時間14分16秒
15位藤山哲隆(SUMCO)2時間14分40秒
16位メグボ=モグス(アイデム)2時間14分44秒
17位井手彰彦(SUMCO)2時間14分54秒
18位井幡磨(大塚製薬)2時間15分41秒
19位高見澤勝(佐久長聖高職員)2時間16分12秒
20位喜多健一(九電工)2時間16分21秒
21位篠浦辰徳(ヱスビー食品)2時間16分32秒
22位柿本崇志(東洋大)2時間16分43秒
23位渡邉真一(山陽特殊製鋼)2時間16分59秒
24位依田崇弘(東大院)2時間17分17秒
25位三瓶優太(警視庁)2時間17分47秒
26位西村哲生(YKK)2時間18分08秒
27位福井誠(富士通)2時間18分26秒
28位山田剛史(JR東日本)2時間18分40秒
29位利根川裕雄(アルプスツール)2時間19分34秒
30位吉岡玲(ヤクルト)2時間20分18秒
トップでゴールしたのはエチオピアのメコネン選手。年齢は高めだがマラソン歴は2年目という選手。福岡国際でも22歳から走り始めて38歳のガリブ選手が優勝したりと、高めの年齢ながら走り始めるのが遅い選手が優勝するのが多いですねぇ。
アマ・川内選手が世界の舞台へ
そして嬉しいニュースとして日本人で久々に好タイムが出た事なのだが、なんとそれが市民ランナー・川内優輝選手だった!
勿論、素人ではない。学習院大時代、箱根駅伝を選抜メンバーの一員として2度出走(それぞれ6区6位、6区3位)しているので、経験は他のランナーなみある。ただ、(練習設備等が整っている利点のある)実業団に所属せずに、自分で練習時間を見つけて練習をして結果を出した事がニュースになっている。
実業団所属は走るのが仕事に近いし結果を出さなければ辞めさせられる事になる。川内選手が凄いのは市民ランナーで良くも悪くも結果が(実業団所属選手よりも)出なくても特に問題は無い、ぶっちゃけると手を抜くことができるという中、とても高いモチベーションを保って競技を続けている事だ。
23歳と若い年齢でマラソン経験6回できている、それはニューイヤー駅伝に縛られなくていい、という意見もあるのでしょうが、本当に野心があれば、駅伝に頼らなくても結果を出せるということなのでしょうね(最も、都道府県対抗駅伝の失速をバネにされた面もあるようで、うまく利用しているとも言えます)。我武者羅な走りにも非常に好感が持てます。世界は甘くないでしょうが、その舞台に立てるだけで素晴らしいと思います。
1万27分代の中堅・尾田選手も好記録
それと、もう1人、関東学院大→トヨタ自動車の尾田選手も世界選手権標準記録を切った。尾田選手は川内選手と対照的で1万27分代のスピードランナー。また年齢的に中堅のランナーながら初マラソンというのも違う所だ。
30㎞過ぎの3位争い、モグス選手のスパートに日本人で唯一付いていきハイペースを維持、モグス選手が落ちた後は3位争いを引っ張るなど積極的なレース。残り5㎞は距離の壁に当たった感じだったが、うまく順応してくれたと言えよう。(川内選手の事もあります)実業団の意地として、(選ばれたなら)彼に期待したい。
この他、旭化成の幸田選手や中国電力の岡本選手あたりが少しずつ成長してきていますかね。次に期待したい所です。
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