2011/09/29
箱根予選展望-日本大学-
続いて
日本大学
エントリー選手独断ランク付け
基準は①昨年の予選順位、②1万の持ちタイム、③最近の調子…のつもり
SS:荒稼ぎ候補(8点)
ガンドゥ=ベンジャミン(3年)28分03秒43★≪11箱根2区2位、10全日本8区1位、10予選2位≫…今回の予選で1万持ちタイムナンバーワン。1万以上の長い距離で粘り強い走りをする。関カレでは足元をすくわれたが、日カレ1万では暑い中、独走で優勝した
S:トップ候補(7点)
田村優宝(2年)28分48秒54★≪11箱根5区19位、10全日本1区4位、10予選13位≫…関カレハーフ優勝。1万は関カレも日カレも4位と長い距離で高い安定感を誇る。後半に勝負をかけてくるタイプ。
A:10位以内候補(6点)
堂本尚寛(4年)28分38秒57≪11箱根1区2位、10全日本2区6位、10予選10位≫…昨年9月に1万28分台をマークして以降、エース級に成長した。春先は怪我をしていたが、ほぼ復活した模様
佐藤佑輔(3年)28分58秒75≪10箱根4区7位、09全日本2区11位、09出雲3区4位≫…故障で昨シーズンの駅伝シーズンを棒に振ったが春に復帰。インカレや十和田駅伝でも好走している
B:25位以内候補(5点)
C:50位以内候補(4点)
D:75位以内候補(3点)
E:100位以内候補(2点)内候補(2点)
小島秀斗(1年)29分35秒40★≪11都道府県1区10位、10高校1区14位≫…日大期待のスピードランナーのルーキー。5千自己ベストでデビューから注目されている
坂下大直(4年)30分02秒70★≪11箱根9区19位、10予選223位、10箱根10区16位≫…2年時、上尾ハーフで64分台を走った経験あり。先日の記録会で久々に好走した
F:150位以内候補(1点)
林慎吾(1年)29分41秒31≪11都道府県4区7位、10高校3区16位≫…駅伝経験が豊富な選手。先日の記録会ではなぜか出場しなかった
吉田貴大(3年)29分46秒71≪11箱根8区17位、10予選184位≫…3障で活躍している選手。関カレ、日カレでも見事入賞を果たしている
津田光介(2年)30分15秒18★≪10出雲4区18位≫…6月の記録会で積極的な走りを見せていた
G:151位以下or未知数(0点)
村越直希(1年)30分03秒59★≪11都道府県1区17位、10高校3区6位≫…5千14分20秒のタイムを持つ。双子の弟がいる
竹ノ内佳樹(1年)30分03秒76★≪10都道府県5区29位≫…都道府県駅伝出場経験あり
内田拓(2年)30分07秒61★…先日の記録会で自己ベストを出した
渡部良太(1年)30分30秒43★≪10高校1区37位≫…先日の記録会で自己ベストを出した
高松峻平(1年)30分36秒46★≪08高校7区36位≫…先日の記録会で自己ベストを出した
IP:3分40秒
上位10人合計:34点(昨年の成績が25点)
参考:昨年のトップ44点、6位が31点、9位が21点
【特徴】
・今年の箱根最下位
・強大な4本柱
・1年生が6人エントリー
今年の箱根ではまさかの箱根最下位。内容も7人が区間19位以下と惨憺たる成績。故障者が多かったり、レース後半に粘りが効かなかったり何ともならなかった。これで大学側が動き、マラソンオリンピックランナーを育てた経験がある鈴木従道氏をヘッドコーチに招聘。チームの早期再建を図った。
効果は現時点で主力選手に大きく出ている。昨年の予選会でも日本人トップに1分以上の差をつけたベンジャミン選手が更にパワーアップ。今年も大きな貯金を期待できそう。そして日本人トップをおかしくない選手が田村、堂本、佐藤選手と3人もいる。記録会でもコース間違えがなければ3人とも28分台が出せるような状況だった。もうこの4人がいるだけで、箱根予選はかなりの確率で通過できるといった状況だ。
5番手以下の成績に注目
でも、ただ通過するだけでは本選で上位を臨めるわけではない。今年の箱根の成績から分かるように、とかく主力以外の底上げが急務なのだ。ランク付けでもここまでの成績からすると上位にランクできるような選手はいない。記録会の組から小島、吉田、林、津田選手あたりに期待していたようだが、残念ながら30分オーバー。疲れもあったかもしれないが、あの時点では結果は残せなかった。
その代り10番手前後になると思われるランナーが30分ちょっとでフィニッシュ。底上げは進んだ感じだ。ただ、1年生が非常に多かったので距離対応がどうか。走り込みのお蔭で「距離に対する不安は無い」とのことですが、どれだけまとめることができるかが予選で上位で通過、及びV字回復できるかどうか占う意味で鍵になりそうだ。チーム復権の第一歩としたい。
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