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第88回箱根駅伝-5区を振り返る-

続いて
5区
昨年との比較

 
箱根湯本5.0㎞
1位柏原(東洋)15分06秒①(3分01秒2)
5位山本(早大)15分24秒②2:12(3分04秒8)
2位大江(明大)15分13秒③2:33(3分02秒6)
6位井上(駒大)15分26秒④2:47
7位田村(城西)15分30秒⑤3:26
2位早川(東海)15分13秒⑥3:33
12位井口(中大)15分51秒⑦4:03
12位小嶺(青学)15分51秒⑦4:03
19位松本(山学)16分07秒⑨4:33(3分13秒4)
11位鈴木(日体)15分49秒⑩5:08
9位吉村(選抜)15分34秒⑪6:01
17位西郷(順大)15分57秒⑫6:06
8位寺田(國學)15分31秒⑬6:15
14位中山(国士)15分52秒⑭6:40
16位横山(拓大)15分56秒⑮8:17(3分11秒2)
2位園田(上武)15分13秒⑯8:29
15位小堀(神大)15分53秒⑰10:00
17位小山(帝京)15分57秒⑱11:40
10位田中(中学)15分43秒⑲11:57(3分08秒6)
20位津野(農大)16分30秒⑳12:31(3分18秒0)
 初めてトップで襷をもらった柏原選手。今までは前を追いあげる為に14分50秒前後で突っ込んでいましたが、それに比べるとかなり抑え目に入っている。最も、それでもトップの通過タイムですが…。
 
 その後ろでは3人が飛ばす。前回区間2位の大江選手は併走していた井上選手を3㎞で振り切ると前の山本選手を追い上げはじめる。それから早川選手は1㎞2分44秒で突っ込んで小嶺・井口選手を交すと田村選手の背後に迫る。また、失速が続いている上武大は園田選手が何とかしようとしている。昨年は今回の津野選手より遅いタイムで入っていたのですが。他、山学の松本選手がかなりスローペースで入っていたというのも興味深い。
 
 
大平台9.4㎞-箱根湯本5.0km=4.4km
1位柏原(東洋)14分28秒①(3分17秒3)
2位大江(明大)15分09秒②3:14(3分26秒6)
6位山本(早大)15分30秒③3:14
7位井上(駒大)15分39秒④3:58(3分33秒4)
5位田村(城西)15分27秒⑤4:25(3分30秒7)
13位早川(東海)15分45秒⑥4:50
8位小嶺(青学)15分40秒⑦5:17
4位松本(山学)15分24秒⑧5:29
17位井口(中大)16分13秒⑨5:48(3分41秒1)
3位吉村(選抜)15分20秒⑩6:53(3分29秒1)
18位鈴木(日体)16分16秒⑪6:56
8位西郷(順大)15分40秒⑫7:18
12位寺田(國學)15分43秒⑬7:30
16位中山(国士)16分00秒⑭8:12(3分38秒2)
14位園田(上武)15分50秒⑮9:51(3分35秒9)
19位横山(拓大)16分44秒⑯10:33(3分48秒2)
10位小堀(神大)15分41秒⑰11:13
15位小山(帝京)15分53秒⑱13:05
11位田中(中学)15分42秒⑲13:21
20位津野(農大)18分44秒⑳16:49(4分15秒5)
 ここから柏原無双が始まる。登りに入ってからやはり力強さを発揮。解説では柏原選手らしくないなどと言われていたが、序盤のゆったりから一転、一気に区間記録より7秒速いペースに。1㎞で10秒や20秒も離すのでやはり別格だ。
 
 以下、『人間界』の争いとなるが、大江選手が山本選手に差を追い付いた。この地点では往路2位は明大なると思われた。注目すべきは3番、4番目のタイムに吉村・松本選手。吉村選手は一気にシード権内に突入し、松本選手も8位に順位アップ。また、1年生ながら抜擢されていた西郷選手も8番目のタイム。ある程度の適正は見込まれての起用だったか。
 
 下位の方では準備不足だったりメンバー変更になったチーム。国士は3年ぶり、中大は12月20日まで決まらず、日体と拓大は前回経験者が故障で走れずと色々あったようです。
 

 
小涌園14.2㎞-大平台9.4km=4.8km
1位柏原(東洋)17分01秒①(3分32秒7)
3位山本(早大)17分46秒②3:59
6位大江(明大)18分03秒③4:16
5位井上(駒大)17分57秒④4:54(3分44秒4)
7位田村(城西)18分05秒⑤5:29
4位松本(山学)17分48秒⑥6:16
14位早川(東海)18分39秒⑦6:28(3分53秒1)
10位小嶺(青学)18分29秒⑧6:45(3分51秒0)
2位吉村(選抜)17分44秒⑨7:36(3分41秒7)
9位寺田(國學)18分06秒⑩8:35
16位鈴木(日体)18分52秒⑪8:47(3分55秒8)
12位西郷(順大)18分33秒⑫8:50
19位井口(中大)20分23秒⑬9:10(4分14秒8)
17位中山(国士)18分58秒⑭10:09
15位園田(上武)18分43秒⑮11:33
8位小堀(神大)18分05秒⑯12:17
18位横山(拓大)20分02秒⑰13:34(4分10秒4)
13位小山(帝京)18分34秒⑱14:38
11位田中(中学)18分32秒⑲14:52
20位津野(農大)25分04秒⑳24:52(5分13秒3)
 柏原選手はパワーあふれる走りで登っていく。相変わらず区間記録より10秒速いペース。その次のタイムは吉村・山本選手のルーキーコンビ。山本選手は大江選手に追いつかれた瞬間にペースをあげて再び突き放した模様。このあたりで2位争いが白熱し始めた。また吉村選手は苦しんでいる鈴木、井口選手らを交して9位へ。更に前との差を詰めはじめる。
 
 それから、松本選手も以前ハイペースをキープ。小嶺選手、そして早川選手までも捉えて小涌園の前に現れた。箱根予選にも出ず温めていた選手がここで爆発した形に。後ろでは寺田選手もここまで3人抜きで10位へ。小堀選手と小山選手もじわじわペースアップ。前のチームとの差を詰めにかかる
 
 またこの間は横山・井口選手が17番目のペースの選手より1分以上も遅れるという苦しい走りに。井口選手は脚が痺れてしまったらしいが、13位へ転落。このままシード権争いからも脱落するんじゃないかと思わせるペースダウンであった。
 

 
芦之湯18.2㎞-小涌園14.2㎞=4km
1位柏原(東洋)14分30秒①(3分37秒5)
4位山本(早大)15分41秒②5:00(3分55秒3)
2位大江(明大)15分27秒③5:03(3分51秒8)
5位井上(駒大)15分51秒④6:05(3分57秒8)
7位田村(城西)15分53秒⑤6:42
5位松本(山学)15分51秒⑥7:27
10位小嶺(青学)16分09秒⑦8:14
18位早川(東海)17分02秒⑧8:50(4分15秒5)
9位吉村(選抜)16分05秒⑨9:01(4分01秒3)
8位寺田(國學)15分58秒⑩9:53
15位西郷(順大)16分31秒⑪10:41
16位鈴木(日体)16分38秒⑫10:45(4分09秒5)

17位井口(中大)16分50秒⑬11:20(4分12秒5)
14位中山(国士)16分28秒⑭11:57(4分07秒0)
3位小堀(神大)15分33秒⑮13:10
13位園田(上武)16分17秒⑮13:10(4分04秒3)
11位小山(帝京)16分10秒⑰16:08
11位田中(中学)16分10秒⑱16:22
19位横山(拓大)17分32秒⑲16:26(4分23秒0)
20位津野(農大)22分36秒⑳32:48(5分39秒0)

 2位争いはまだ決着つかず。少し脚が攣りかけてもたついた山本選手を大江選手が見逃さずに捉える。またこの間では小堀選手が3番目のタイムに浮上。昨年の天野選手の再現を見ているかのよう。最初突っ走っていた園田選手を捉えて順位を一つあげた。
 
 2位争いが中々のレベルなので中々話題にあがらないが、故障明けながら井上選手、田村選手、小嶺選手もずっと安定した走り。まあ優勝したかった駒大はともかく、城西・青学・山学あたりはここの走りは大きかった。
 
 逆に厳しくなっているのは早川選手。なんとこの間18番目のタイム。元々練習が途切れるなどがあったらしいが、一番苦しくなる所ではモロにその影響が出たか。箱根5区は誤魔化しが効かなかったか。それとここまであまり触れなかったが津野選手。このペースでは寒かっただろうなぁと。山に入って気温がどんどん下がり、ペースもどんどん下がっていますからね…。その中何とか一歩一歩少しずつでも進んでいっています。
 
 
元箱根21.2km-芦之湯18.2㎞=3km
1位柏原(東洋)8分47秒①(2分55秒7)
2位大江(明大)8分49秒②5:05
3位山本(早大)8分56秒③5:09(2分58秒7)
5位井上(駒大)9分05秒④6:23(3分01秒7)
8位田村(城西)9分10秒⑤7:05
7位松本(山学)9分08秒⑥7:48
12位小嶺(青学)9分25秒⑦8:52
10位早川(東海)9分21秒⑧9:25(3分07秒0)
16位吉村(選抜)9分38秒⑨9:52(3分12秒7)
5位寺田(國學)9分05秒⑩10:11
14位鈴木(日体)9分26秒⑪11:24
18位西郷(順大)9分41秒⑫11:35
15位井口(中大)9分27秒⑬12:00(3分09秒0)
11位中山(国士)9分22秒⑭12:32
4位小堀(神大)8分56秒⑮13:19
19位園田(上武)9分52秒⑯14:15(3分17秒3)
12位小山(帝京)9分25秒⑰16:46
9位田中(中学)9分14秒⑱16:49(3分04秒7)
17位横山(拓大)9分39秒⑲17:18

20位津野(農大)13分46秒⑳37:47(4分35秒3)
 芦之湯あたりで酒井監督に「区間記録狙えるぞ」という声を聞き、ギアチェンジした柏原選手。転倒してもいいという気持ちで思いっ切り山を駆け下りていく。ここで区間記録を一気に28秒上回るペースに2位は柏原選手とほとんど変わらないペースで大江選手が山本選手を突き放しにかかる。ただ、山本選手も脚攣りそうになりながらも秒差で留め食い下がっており最後までもつれそう。そういえば昨年は下りに入ってぐっと順位が上がった選手が多かったのですが、今回は結構そのままペースを維持している感じです。
 
 上位争いは態勢は変化ないが、シード付近はまだまだ予断を許さない状況。8位の早川選手が懸命にペースアップで下りは10番目のタイム。すぐ後ろに迫っていた吉村選手はちょっと脚を痛めたらしく後退。寺田選手が後ろに迫ってくる。少し離れて11位の鈴木選手は何とか踏ん張っているが西郷選手は徐々に離れていくという展開となっている。
 
 
芦ノ湖23.4㎞-21.2km=2.2km
2位柏原(東洋)6分37秒①
1位山本(早大)6分35秒②5:07(2分59秒5)
4位大江(明大)6分53秒③5:21(3分07秒7)
5位井上(駒大)6分57秒④6:43(3分09秒5)
11位田村(城西)7分04秒⑤7:32(3分12秒7)
15位松本(山学)7分15秒⑥8:26
6位小嶺(青学)6分58秒⑦9:13
17位早川(東海)7分21秒⑧10:09(3分20秒5)
3位寺田(國學)6分43秒⑨10:17(3分03秒2)
12位吉村(選抜)7分08秒⑩10:23
16位鈴木(日体)7分16秒⑪12:03
6位井口(中大)6分58秒⑫12:21
19位西郷(順大)7分30秒⑬12:28(3分24秒5)
14位中山(国士)7分14秒⑭13:09(3分17秒3)
6位小堀(神大)6分58秒⑮13:40
13位園田(上武)7分10秒⑯14:48(3分15秒5)
10位小山(帝京)7分00秒⑰17:09
9位田中(中学)6分59秒⑱17:11
18位横山(拓大)7分23秒⑲18:04
20位津野(農大)10分07秒⑳41:17(4分35秒9)
 最後までしっかりした足取りでゴールにやってきた柏原選手。4年間全て往路優勝のゴールテープを切り、76分台の区間記録締め。2位との差を5分以上つけ、完膚無きまでに他校を粉砕した。1年時の大逆転から始まり、数々の伝説を残してきたが、最高の幕切れとなった。
 
 ただ、その柏原選手をラスト上回った山本選手。再々再逆転で往路2位を死守。柏原選手以来の1年生80分切で非常に今後が楽しみだ。ただ、区間順位は大江選手が区間2位で現役人間界トップの座は守った。その後、東洋と10分以内に入ってきたのがまさかの7位までという状況。シードラインが一斉スタートとなるのもかなり久しぶりな事であった。
 
 それから最後頑張ったのは寺田選手。ラストは得意なのだろうが、相当追い込んでいるのは目に見えて伝わった。ラスト2㎞で区間9位から区間5位への浮上は凄い。前回の箱根で終わった直後から「5区なら勝負できる」と発言していたが、見事な有言実行だった
 
 ボーダーの後ろでは井口選手がラストで復活で6番目のタイム。最後疲れた西郷選手を交して12位でゴール。復路で何とか戦える位置に踏み留めたのは主将の意地か。大きく遅れた津野選手は、雪が降り始める中、暖かい大応援団を後押しにゴールに辿り着きました。
 

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