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箱根駅伝を振り返る-駒澤大学-


往路4位復路2位
総合2位:駒 澤 大 学
(予想:往路3位復路1位総合3位 区間:1区5区6区8区9区的中)
 
 ここまで差がつくのは勿論想定外でしたが、4区までに東洋の前にいけないだろうな~というのは一応合っていました。区間配置は7区上野選手というので色々狂いましたね。
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区撹上宏光(3年)62分27秒区間3位(3)24秒差
2区村山謙太(1年)69分04秒区間9位(3→5)53秒差
3区油布郁人(2年)64分03秒区間12位(5→6)2分13秒差
4区久我和弥(3年)54分59秒区間3位(6→4)2分27秒差
5区井上翔太(4年)80分55秒区間4位(4→4)6分43秒差
6区千葉健太(3年)59分39秒区間5位(4→4)7分06秒差
7区上野渉(3年)63分29秒区間2位(3→3)8分03秒差
8区高瀬泰一(4年)65分38秒区間4位(3→4)9分29秒差
9区窪田忍(2年)69分06秒区間賞☆(4→2)7分29秒差
10区後藤田健介(3年)71分18秒区間5位(2→2)9分20秒差
【優秀選手】窪田忍…ダントツの区間賞で一矢報いる
【敢闘賞】井上翔太…怪我明けで万全でない中、昨年とほぼ同成績でまとめる
【技能賞】撹上宏光…ある程度の成績でまとめてスタートは上々

点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくま自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
80-90-60-80-80
70-90-80-80-70
序盤好スタートも自慢のスピードランナーが不発
 出雲を制したのは東洋、しかし全日本を制したのは駒大、さて箱根もそのまま制覇できるかと注目されたが、2区で東洋に先行されると最終的に9分も差を付けられ、総合2位は確保したものの優勝争いに絡むことはできなかった。
 
 1区は上々の出だし。撹上選手が、少し迷ったのではという意見はあったが、区間3位62分半を切る好成績で滑り出した。そのまま流れに乗りたかったがそうはいかなかった。華の2区は1年生の村山選手。全日本では同じ2区でトップに立った。同じ役割を期待されたが、逆に中盤東洋大に突き放された。レース展開の読み違いで2位集団を引っ張ってしまったのが響いたらしい。ここは駅伝の経験不足が出てしまったか。もう53秒のビハインドを背負ってしまった。
 
 何とかスピードのある油布選手で一気に詰めたかったが、若干調子に不安があったということでそれほどスピードをあげられず。中盤3位まで浮上するも最後は脚を痛めてしまい区間12位と失速。2区3区と計算通りいかなかった駒大に対して、東洋は計算以上にいき、この時点で優勝は厳しくなった。その中で3年連続4区の久我選手が区間3位、5区故障明けながら前回並みの成績でまとめた井上選手は意地をみせたかなと感じる。

窪田がダントツ区間賞も総合力で力及ばず
 総合優勝は厳しくなったが、何とか総合2位と復路優勝は持っていきたい所。出足の6区は区間記録保持者の千葉選手だったが、故障明けで本来の走りではなかったが、何とか明大早大が見える位置へ。7区勝負をかけて投入した上野選手はかなり突っ込んで早大と明大に追いつく。一時息切れで引き離されるが懸命に粘り切った。8区高瀬選手は明大に引き離されるが65分半ばの好タイムをマークする。ところが東洋は区間新を含む3連続区間賞。復路もここまで2分46秒引き離されることに。
 
 それでもここで窪田選手が意地を見せる。明大をすぐに交わし3位へ。早大には付いてこられたが、離しはじめてからは一気に突き放した。区間タイムは69分06秒。条件次第では区間記録も狙っていた本人には不満だが、区間2位を1分半以上も引き離す圧勝ぶり。そして東洋を1人で2分も詰め寄った。トラックのスピードを発揮しきれない選手が多い中、この2年生で安定感と強さ今後の駒大の希望の星だろう。アンカー後藤田選手は中盤以降引き離され最終的に復路2位総合2位。優勝を目指した中というこでは完敗といったところだ。

全日本はあの東洋を下したチーム いざ3冠へ
 ただ、2区3区でやや誤算はあったとはいえ、昨年の優勝水準には総合タイムをまとめているので、ある程度の力は出したと言える。それでも東洋との9分差はなんなのか。5区でのタイム差を除いてもまだ5分もある。それはロードでの強さであったり精神的な逞しさの面なのかもしれない。強さを求めてのこれからの1年になるのか。
 
 ただ、大八木監督が「ロード中心の練習にする」と話されていますが、どうなんでしょう。勿論、箱根を制覇する為にはそれがいいのかもしれないが、現在の駒大はトラックでこそ個性が光る選手もいる。特に油布選手は「短い距離中心でやらすから」と言って誘ったはずなのだが…。そこの所のバランスをどうするのかというのは気になる要素だ。
 

 
≪主な在校生≫
油布郁人(3年)28分02秒46≪箱根3区12位、全日本3区1位、出雲4区4位≫
撹上宏光(4年)28分03秒27≪箱根1区3位、全日本1区3位、出雲3区6位≫
村山謙太(2年)28分17秒57≪箱根2区9位、全日本2区3位、出雲1区13位≫
窪田忍(3年)28分23秒61≪箱根9区1位、全日本8区3位、出雲6区1位≫
久我和弥(4年)28分32秒32≪箱根4区3位、全日本5区1位、出雲5区2位≫
上野渉(4年)28分42秒89≪箱根7区2位、全日本4区1位、出雲2区2位≫
西澤利晃(4年)28分51秒05
岸本朋紘(3年)29分02秒89
後藤田健介(4年)29分23秒00≪箱根10区5位≫
千葉健太(4年)29分30秒45≪箱根6区5位≫
湯地俊介(3年)29分54秒62
郡司貴大(3年)30分40秒15
中村匠吾(2年)13分50秒38※≪全日本6区3位≫
猪浦舜(2年)14分11秒88※

≪主な新入生≫
其田健也13分55秒91≪都道府県1区25位、高校1区4位≫
小山裕太14分06秒21≪都道府県1区17位、高校1区17位≫
高月智生14分24秒89≪都道府県5区13位≫
馬場翔太14分25秒71≪都道府県5区3位、高校3区3位≫
金森象14分29秒12≪高校7区21位≫
井上拳太朗14分29秒37≪高校3区8位≫

≪今から考えるオーダー≫
出雲:撹上-上野-村山-油布-久我-窪田
全日本:撹上-村山-油布-上野-久我-中村-其田-窪田
箱根:撹上-村山-上野-油布-千葉 湯地-中村-馬場-窪田-久我
 とはいっても強力な4年生がおり、次年度は三大駅伝どの大会も本命と言える戦力を誇っている。というか実際、今年度の全日本は本命と言われ、その中で横綱相撲で勝っている。箱根の成績で判断してしまいがちだが、今年の東洋を封じ込めるチーム力というのは現時点で持っているということを忘れてはならない。
 
 その全日本は2区で先頭に立ちそのまま押し切った。勝ち方は分かっているので三大駅伝ともそういうレース運びをしたい。ここはトラックのスピードのある村山選手が出雲3区全日本2区箱根2区ともにそういう走りができるように成長してもらいたいがどうか。そうできれば勝算は高い。箱根は5区だけどうするのか現時点で分からないが、駒大なら誰か適性のある選手を見つけそうな気もする。
 
 新入生に目を向けてみるとトラックの持ちタイムは其田選手が世代トップのタイム、それとロードでは馬場選手が非常に強いらしい。多分他チームでは即戦力なのだろうが、駒大だと入れるかどうかきわどいところ。彼らの突き上げにも注目していきたい。というわけで、やはり来季は非常に楽しみな点が多いというのは確かだろう。
 
 
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