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箱根駅伝を振り返る-國學院大學-

 
往路9位復路12位
総合10位:國 學 院 大 學
(予想:往路15位復路19位総合16位 区間:1区2区3区5区9区的中)
 今年はさすがに力不足では?と思ったのですが、全員よく頑張りましたね。ロードの粘り強さと調整力はすごいです。区間配置はまあまあ当たりましたが、6区上野選手当てたかった(試合に出ていないのでエントリーしていたので6区あるかなと思ったので)
 
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差(シードとの差)
1区桑原圭治(4年)63分35秒区間13位(13)1分32秒差
2区荻野皓平(4年)68分57秒区間7位(13→10)1分54秒差
3区宮澤公孝(4年)64分31秒区間16位(10→13)3分42秒差
4区沖守怜(1年)56分53秒区間13位(13→13)5分50秒差
5区寺田夏生(2年)81分06秒区間5位(13→9)10分17秒差(-1分46秒差)
6区上野智幸(3年)60分36秒区間12位(9→10)11分37秒差(-1分02秒差)
7区大下稔樹(1年)66分02秒区間16位(10→10)15分07秒差(-38秒差)
8区端坂望(3年)67分06秒区間14位(10→9)18分01秒差(-32秒差)
9区中山翔平(3年)71分45秒区間9位(9→9)18分40秒差(-2分57秒差)
10区青木信夫(4年)73分11秒区間12位(9→10)22分06秒差(-3分05秒差)
【優秀選手】寺田夏生…國學院のシード守り神
【敢闘賞】荻野皓平…年間不調から最後に脱出、エース区間で区間一桁
【技能賞】桑原圭治…20㎞以上未経験ながらハイペースの1区で踏ん張る
【殊勲賞】中山翔平…復路唯一の区間一桁でほぼシード権手中に

点数(80点で予想通り)
※貢献したかとかではなく、
あくまで自分のシュミレーションとどのくらいズレたかということ
90-90-70-100-90
100-80-90-80-90

寺田抜きでは語れない2年連続のシード権
 まずは寺田選手の話題から。彼抜きで2年連続のシード権獲得を語る事はできないだろう。前回はアンカーで11位から10位へ、今回は往路のアンカーで13位から9位へ浮上し復路に勢いを付けたということで貢献度は計り知れないのだ。
 
 そもそも寺田選手が國學院に勧誘した所からドラマがあった。寺田選手は当時シード権を持っていた6つものチームから勧誘を受けていたらしい。しかし、選んだのは当時予選落ちが続いていた國學院大學(前田監督よく口説き落としたね)。これで常連チームの壁に屈していた國學院の歴史が動き始めた。
 
 前回10区となった経緯も不思議だ。最初は5区候補だったのだが、箱根予選後に軽い故障があっため3区ということになった。ところが、レース10日前になって調子が上がらない。往路は厳しいということで復路に入れることに。7区など考えられた中、直前に10区になった。そしてあのコース間違えながらのシード権確保があったのが、ここもいい意味の分岐点になった。これで実力以外の所で評価されたので、奮起した。あの時もし普通に8位でゴールしていたら、今回5区5位という成績取れる選手になっただろうか?何だかシード権へチームが導かれた、そんな気がした。
 
3つ区間一桁は重要区間 崩れることなく粘り切った
 勿論寺田選手だけではない。往路から様々なドラマがあった。まず出足の1区を誰にするか相当悩んだらしい。スピードのある宮澤選手が出雲で1区を担当したが撃沈。前回と同じ3区にすることになった。荻野・寺田選手に続いて力があるのは中山選手だったが、シード権を獲得するには9区が適任。残ったのは20㎞以上未経験だったが前回往路の桑原選手。正直、区間最下位も覚悟していたというが、第3集団付近で踏ん張り区間13位でエースの荻野選手へ。
 
 その荻野選手はずっと良くなかったのだが、12月の10マイルで好記録。最後になって調子をあげてきて攻めることができた。69分を切る区間7位で3人抜きで10位まで押し上げた。これによって力不足感が否めなかった3区宮澤・4区沖守選手が何とか総合13位までのダウンに耐え、5区での追い上げに繋がったと思う。
 
 復路は9位のスタートだったが、昨年往路6位だったので全く予断を許さない状況だった。その中で、まずうまくいったのは6区。非常に苦手な区間だったが1年間準備期間があったのが幸い。温めていた上野選手が60分30秒代で駆け下りて流れを作る。7区大下8区端坂選手は貯金を使いながらボーダーライン上からは落ちず。シード権を獲得するために起用した9区中山選手へ。もう少し期待していたというが区間一桁でシードラインを引き離す。そして偶然だが一斉スタートの関係で総合11位にあがった国士舘が傍にいる展開に持ち込んだ。アンカー青木選手は国士舘大を逃がさず喰いついて、残り3㎞でスパート。見事2年連続のシード権獲得となった。

区間配置&調整はピカ一 往路タイプを育成できるか
 終わってみれば区間一桁は3つ。それでもシード権を獲得しました。ひとまずその一桁順位が重要区間の2区5区9区だったのは大きかったかな。長丁場なので良ければ大きく前を追いあげられるので。勿論、その流れを潰さなやいように周りの選手が崩れなかったこそのシード権獲得だ。
 
 そして、前田監督の評価もにわかに上がってきているのでは?2年連続でシード権を獲得するのは今の時代そう簡単ではない。しかも高校時代活躍した選手はそんなにいるわけではない。よくこの戦力でやっているなと思う。区間配置もバッチリ決まるし、この2年間で失敗したのは準備できなかった前回の6区くらいなものでは?持ちタイムではかなり下なのだが、全日本予選でも上位に入る等、狙ったレースに調整させる力はかなりのものではないだろうか。こういうレースができれば、ずっとシードラインにとどまる事も可能だろう。
 
≪主な在校生≫
寺田夏生(3年)29分41秒62≪箱根5区5位、出雲6区8位≫
中山翔平(4年)29分51秒34≪箱根9区9位、出雲4区8位≫
柿沼昂太(3年)29分53秒33
川内鮮輝(4年)29分54秒91
小原大輔(3年)29分57秒90
池田将典(2年)29分58秒00
千田駿弥(3年)30分16秒82
端坂望(4年)30分17秒65≪箱根8区14位≫
上野智幸(4年)30分18秒28≪箱根6区12位≫
沖守怜(2年)30分20秒05≪箱根4区13位≫
大下稔樹(2年)30分25秒12≪箱根7区16位、出雲5区8位≫
岡本昂之(4年)30分31秒72

≪主な新入生≫
吾妻佑起14分22秒33≪高校2区12位≫
中瀬薫14分30秒55≪都道府県4区44位、高校7区15位≫
香取範如14分39秒87
小田切将真14分44秒11≪高校5区11位≫
高橋遼太14分45秒69≪高校4区13位≫

≪今から考えるオーダー≫
出雲:大下-沖守-中山-吾妻-小原-寺田
箱根:大下-中山-沖守-池田-寺田 上野-岡本-柿沼-端坂-川内
 とはいっても、次年度はさすがに戦力ダウンは否めない。選手の数自体は足りているのだが、1区2区3区と数少ない往路を走れるランナーが抜けるのが痛いのだ。新チームで一番走力が高いのは寺田選手なのだろうが、出来れば山から降ろしたくない。なので裏2区を走った中山選手、新2年である程度スピードのある大下・沖守選手が成長してくれればだいぶオーダーが組みやすくなると思うのだがどうだろうか。評価は下がっているが、果たして三度覆すことができるのか注目だ。
 

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