今度は
関東インカレの結果を大学別にみていきます
なお、長距離5種目の得点順に並び替えてあります。
1位山梨学院大学 33点(昨年20点)
1500
1組5位刀根大己(3年)3分57秒37
2組2位エノック オムワンバ(1年)3分51秒03 Q
決勝
1位エノック オムワンバ(1年)3分45秒92 +8
5千
2位エノック オムワンバ(1年)13分48秒34 +7
24位上倉利也(1年)14分43秒00
25位松下巧臣(3年)14分43秒57
1万
1位エノック オムワンバ(1年)28分18秒93 +8
11位井上大仁(2年)29分10秒14
28位土田俊徳(4年)30分09秒74
ハーフ
2位井上大仁(2年)64分26秒 +7
21位篠塚春希(4年)67分05秒
27位谷原先嘉(1年)68分10秒
3障
1組8位土屋毅(4年)9分07秒87
2組4位伏島裕介(4年)8分58秒15 Q
決勝
6位伏島裕介(4年)8分58秒91 +3
今年長距離種目で一番得点した大学は山梨学院大学です。やっぱりまずはひと暴れも二暴れもした新加入の留学生・エノック選手の話題。とりあえず入賞や表彰台立てれば…と思いきや、凄まじい爆発力を持っていた。1500と1万で圧倒的な力を発揮し2冠。5千は足元をすくわれたものの2位。1部で1年目から23点もぎ取るのは凄まじい。また、みるみる柱に成長してきた日本人ランナー井上選手も大活躍。2日目の1万は入賞こそならなかったものの好タイムでまとめると、ハーフで力のあるところをみせつけてきた。中盤から上位集団を抜け出すと、トップにまで迫った。この2本柱はかなり強力かもしれませんね。また3年連続入賞した伏島選手も加点。見事最多得点となった。
ただ、その他は入賞ラインからはやや遠かったかな。谷原選手はひとまず苛酷な条件で大学レースを経験できたんですが。次の大試合は全日本予選ということになるが、4組は2本柱、1組2組はそれなりにまとめられそう。だが、3組がどうなるのか。次の1ヵ月で調子をあげる選手が出てくるかどうかみたい
2位東洋大学 33点(昨年17点)
1500
1組1位長浜雄一(2年)3分54秒10 Q
2組9位高倉祐樹(1年)3分57秒55
3組8位渡邊公志(4年)4分02秒84
決勝
7位長浜雄一(2年)3分56秒91 +2
5千
10位設楽悠太(3年)14分02秒31★
11位服部勇馬(1年)14分04秒24
1万
2位設楽啓太(3年)28分28秒61 +7
3位設楽悠太(3年)28分30秒66★ +6
14位市川孝徳(4年)29分19秒14
ハーフ
3位田口雅也(1年)64分44秒 +6
4位大津顕杜(3年)64分49秒 +5
22位定方俊樹(3年)67分15秒
3障
1組12位都藤和彦(2年)9分15秒88
2組1位小池寛明(3年)8分47秒04 Q
2組5位土屋天地(4年)8分58秒56 Q
決勝
3位小池寛明(3年)8分50秒22 +6
8位土屋天地(4年)8分59秒50 +1
山梨学院と同得点だったのは東洋大学。ただ、山梨学院は優勝種目があったので2位ということに。もっとも設楽兄弟と初箱根で区間新に迫った田口・大津選手は本当に強いですね。設楽啓選手はフル回転だったツケか1万終了後に故障気味になってしまったようですが、その1万は積極的にレースを引っ張って日本人トップの2位。設楽悠選手もそれに続きました。現時点では最強の双子ランナーだ。また、田口・大津選手のハーフも大量加点。特に田口選手はびっくり。中盤から一人でベンジャミン選手を追っていって、3位に粘ったのは評価できるだろう。この設楽兄弟と大津・田口の4本柱は強力。
また得点は彼らだけではない。3障で2年ぶり表彰台の小池選手に、長浜・土屋選手のやや予想外の得点もあったし、チーム状態は良好か。入賞には届かなかったがルーキーの服部選手もまずまずまとめたと思う。7番~10番手あたりが昨年度のチームにはまだ遠いが、秋までにはある程度目途が立っていてもおかしくなさそうだ。
3位日本大学 28点(昨年23点)
1500
予選
2組1位ダニエル ムイバ キトニー(1年)3分50秒83 Q
1組2位小島秀斗(2年)3分54秒35 Q
決勝
2位ダニエル ムイバ キトニー(1年)3分47秒13 +7
8位小島秀斗(2年)3分56秒94 +1
5千
5位ダニエル ムイバ キトニー(1年)13分56秒99 +4
33位佐藤佑輔(4年)15分00秒17
1万
5位ガンドゥ ベンジャミン(4年)28分45秒83 +4
10位田村優宝(3年)29分06秒60
ハーフ
1位ガンドゥ ベンジャミン(4年)64分13秒 +8
5位田村優宝(3年)65分02秒 +4
17位高松峻平(2年)66分42秒
3障
1組6位吉田貴大(4年)9分01秒75
2組14位大門友也(2年)9分24秒35
まず、総合優勝おめでとうございます。23種目中20種目得点。特に跳躍と投擲種目で荒稼ぎし2位のチームに50点差をつける圧勝。長距離陣も相当得点したのですが、長距離なしでも優勝と言う…^^;
勿論、長距離陣もそうとう得点。とはいっても2人の留学生がいますからさすがに取らないとね。ダニエル選手は4月の日体大記録会からするともう少し、ベンジャミン選手はかなり苦戦していたのは意外でしたが、点数自体は稼ぎました。また、故障明けという柱、田村・佐藤選手。田村選手はだいぶ戻ってきている最中だったかハーフで入賞。佐藤選手は出場が精いっぱいだっただようだ。他は小島選手が1500でギリ入賞の他はきつかった(そもそもエントリー少なかったが…)。加点見込んでいた吉田選手は脚の痛みを押しての出場も無念の予選落ちだった。気になる底上げは6月の日体大記録会でみれそうですがどうなるか。
4位城西大学20点(昨年9点)
1500
1組3位平田啓介(3年)3分55秒41 Q
2組8位長谷川剛士(4年)3分56秒96
3組1位山本雄大(1年)3分54秒21 Q
決勝
3位山本雄大(1年)3分52秒41 +6
5位平田啓介(3年)3分54秒76 +4
5千
12位村山紘太(2年)14分05秒33
13位山口浩勢(3年)14分06秒13★
22位中原大(4年)14分38秒29
1万
26位石橋佑一(4年)30分05秒71
ハーフ
24位二平智裕(2年)67分53秒
31位松岡竜也(4年)68分43秒
DQ松村元輝(2年)
3障
1組2位山口浩勢(3年)8分59秒44 Q
1組10位加瀬茂樹(2年)9分11秒44
2組7位室井勇吾(1年)9分00秒54 q
決勝
1位山口浩勢(3年)8分45秒17 +8
7位室井勇吾(1年)8分59秒30 +2
1500と3障でかなり頑張りましたね。1500は箱根6区で力のあるところをみせた平田選手の入賞は予想通りだったのですが、1年生の山本選手の積極性とスピードに驚き。留学生に1人だけついていき、最後まで粘り切った。長い距離はまだまだこれからだが、活きのいい選手が出てきた。
そして圧巻は3連覇がかかっていた山口選手の3障。他の選手がロングスパートで一気に突き放したので今回はきついかなと思ったが、凄まじいショートスパートでゴール直前で交わしていった。さすが主将。また室井選手も得点できたのは良かった。欲を言えば、5千などで得点したかったが。2年生では村山選手はまずまず健闘か。松村選手は積極的だったのだがまだ整っていないか。全日本予選に間に合ってほしいがどうなるか。
5位早稲田大学15点(昨年40点)
5千
1位大迫傑(3年)13分47秒44 +8
14位平賀翔太(4年)14分07秒08
19位佐々木寛文(4年)14分18秒59
1万
6位平賀翔太(4年)28分46秒16 +3
11位山本修平(2年)29分08秒23
27位志方文典(3年)30分07秒10
ハーフ
9位市川宗一郎(4年)65分28秒
14位田口大貴(2年)66分31秒
15位前田悠貴(4年)66分40秒
3障
1組1位工藤皓平(3年)8分59秒01 Q
2組3位神内隆年(4年)8分54秒05 Q
決勝
5位神内隆年(4年)8分58秒87 +4
9位工藤皓平(3年)9分05秒19
昨年に比べるとかなり得点が下がってしまった。まあ大迫選手が1種目、岡崎・八木・矢澤選手の卒業で止む無しか。その大迫選手は長距離の花形種目、5千で優勝。ついに学生長距離界のエースに浮上してきました。抜群のスピードは大きな武器になるでしょう。また、3障で4年生の神内選手が入賞したのは嬉しいニュース。一般入試組も頑張ってます。
ただ、大迫選手と他が少し差があるのは否めないか。平賀選手は昨年よりは上向き、山本選手は体調不良の中粘ったが、志方・前田選手はきついかな。前田選手は暑いのが苦手かもしれないが、頑張ったけど市川・田口選手は上回りたかった。志方選手は中々1年生の頃の状態に戻らず苦戦か。ひとまず好調の選手で引っ張りたい。
6位上武大学12点(昨年2部21点)
1500
1組8位原田祐輝(3年)4分02秒15
5千
18位倉田翔平(2年)14分16秒22
27位佐藤舜(2年)14分45秒46
32位山岸宏貴(3年)14分52秒00
ハーフ
6位渡辺力将(4年)65分06秒 +3
7位氏原健介(4年)65分12秒 +2
28位大西淳貴(2年)68分23秒
3障
1組15位田林希望(1年)9分46秒36
2組2位佐藤舜(2年)8分49秒16 Q
決勝
2位佐藤舜(2年)8分47秒37 +7
1部残留とはならなかったものの、長距離種目だけで12点獲得したのは頑張ったのでは。まあ3障の佐藤選手は予想通り。その中で優勝を狙った果敢なスパートは非常に印象的だった。結果は惜しくも2位だったが、見ごたえあるレースをしてくれた。
そして予想外だったのがハーフのダブル入賞。好調の渡邊選手と、箱根2区を走った氏原選手が粘走。4年生が仕事をし、それぞれ6位7位に入って大いに盛り上げてくれました。チームとして、底上げができたのかどうか良く分からないのだが、それは今後の記録会でみたい。
おまけ:1部総合得点上位
1位日大147、2位早大93、3位筑波86、4位順大83、5位東海71
6位日体52、7位中大50、8位東洋48、9位山学44、10位法大36、
日大すごいなこれw、早大がリレーなどで終盤追い上げたけど全く寄せ付けなかった。他はどうだろう、東海大が意外と苦戦か。逆に東洋と山梨学院は例年以上に点とっている感じがする
今後の予定
5/26(土)順大記録会
5/26(土)-27(日)日体大記録会
5/27(日)東海大記録会
6/8(金)-10(日)日本選手権
6/9(土)-10(日)日体大記録会、国士舘記録会
6/10(日)東海大記録会
6/22(金)-24(日)日本学生個人選手権
6/30(土)全日本駅伝関東予選
コメント