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【8区】第92回箱根駅伝を振り返る







次期エース疾走/涙のリベンジ
8区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位

【茅ヶ崎6.7㎞】

参考:88回大津(東洋)19分56秒

1位下田(青学)19分49秒①
13位山本(東洋)20分37秒②5:40
4位馬場(駒大)20分13秒③9:10
6位吉田亮(日体)20分22秒⑦15:03[4]12:46
14位細谷(中学)20分38秒⑩15:34[5]13:10
2位吉田楓(明大)20分01秒⑯21:09[6]13:42
3位柳(早大)20分12秒④13:42[6]13:42

11位岡野(日大)20分34秒⑤14:44[8]14:44
15位苗村(中大)20分39秒⑬19:57[8]14:44
18位甲斐(順大)20分46秒⑥14:51[10]14:51
9位谷原(山学)20分32秒⑧15:16[11]15:16
9位立花(大東)20分32秒⑱28:09[11]15:16
OP松井(東工)20分33秒(⑫)18:22[11]15:16
5位林(東海)20分21秒⑨15:30[14]15:30
7位山崎(帝京)20分23秒⑪16:11[14]15:30
15位渡邉(神大)20分39秒⑰21:19[16]16:38
8位松村(城西)20分25秒⑫19:56[17]18:09
19位土井(法大)20分56秒⑲28:37[18]18:38
20位鈴木(東国)21分01秒⑭20:54[19]18:43

17位白石(拓大)20分43秒⑮21:03[20]19:16
12位上田(上武)20分36秒⑳30:46[21]20:47
  出雲と全日本と激しいトップ争いを演じ、原監督が時期エースと指名している下田選手が、繋ぎ区間と言われる8区に登場。普通に走れば区間記録いけるのではと思っていたが、やはり最初の定点は歴代2位の大津さんの記録よりは早いスピードで走っている(トップの古田選手は、今はなくなった藤沢定点しか記録にない)。2位東洋・山本選手は一気に離れた。

 箱根前から大きく注目されていた駒大・馬場選手は4番目と1万の走力からするとやや慎重な入りか。飛ばしているのは明大・吉田選手で、実力者である早大・柳選手に追いついている。明大としてはいけるところまでいくしかないし何としても食いつきたい。総合でようやく神大・渡辺選手を交わして総合16位へ。シード権の10位とは5分半あるが奇跡なるのだろうか。

 そのシード権争いは10位中学・細谷選手がゆったり入り、帝京・山崎選手が東海・林選手についていったこともあり、37秒差へ。ただ、細谷選手は8区秘密兵器という事で今後も縮まるかどうか不明。また、総合12位の城西・松村選手も早い入り。エースがこの区間であり本調子ではないのだろうが、ここまでは一緒に張りしだした法大・土井、東国・鈴木選手を引き離している。このあたりの攻防には注目したいところだ。





【遊行寺坂15.6㎞-茅ヶ崎6.7㎞=8.9㎞】

参考:88回大津(東洋)27分06秒(定点違う?)

1位下田(青学)26分33秒①
9位山本(東洋)27分32秒②6:39
3位馬場(駒大)27分07秒③9:44
8位吉田亮(日体)27分23秒⑤15:43[4]13:26
2位細谷(中学)27分04秒⑦16:05[5]13:41
4位柳(早大)27分11秒④14:20[6]14:20
6位吉田楓(明大)27分14秒⑭21:50[7]14:23

9位甲斐(順大)27分32秒⑥15:50[8]15:50
7位谷原(山学)27分22秒⑦16:05[9]16:05
16位苗村(中大)27分54秒⑫21:18[9]16:05
OP松井(東工)27分22秒(⑫)19:11[9]16:06
5位林(東海)27分13秒⑨16:10[12]16:10
11位立花(大東)27分33秒⑱29:09[13]16:16
18位岡野(日大)28分12秒⑩16:23[14]16:23
12位山崎(帝京)27分36秒⑪17:14[15]16:33
14位渡邉(神大)27分39秒⑯22:25[16]17:44
17位松村(城西)27分55秒⑫21:18[17]19:31
13位白石(拓大)27分38秒⑮22:08[18]20:21
19位土井(法大)28分16秒⑲30:20[18]20:21
20位鈴木(東国)29分03秒⑰23:24[20]21:13

15位上田(上武)27分46秒⑳31:59[21]22:00
 下田選手が1㎞3分ペースを維持しながら、名所といえる遊行寺坂に入ってきた。区間記録以上のペースだが、ここは定点が少しずれているかな?いずれにせよ、更新が可能なペースで進んでいる。2位東洋を更に1分突き放した。東洋は前回9区の寺内選手を使えなかったのがここで響いているようだ。

 3位以下では馬場選手がいいペースをキープしている他、細谷選手があげてきましたね。これも悪くない日体・吉田選手の後ろ15秒差に迫ってきた。また6番手争いも柳選手が引き離し始めた。吉田選手の表情が厳しくなっているがここから粘れるかどうか。

 その後ろが大変なことになっている。先ほど8番目を走っていた日大・岡野選手が急落。一気に14番目に低下。先ほどは順位を上げかけていたように見えたが…。一緒に走った中大・苗村選手もちょうど山学・谷原選手と学連・松井選手に捉えられたところ。逆に岡野・苗村選手からじりじり引き離されていた順大・甲斐選手がいいペースになってきた。また、谷原・松井選手らに東海・林選手が追いついて、大東・立花選手もすぐ後ろだ。

 総合で見ると、細谷選手が一気に3つあげて総合7位へ。そして先ほど総合5位だった岡野選手が一気に11位に。その岡野選手から見た目10秒差になった帝京・山崎選手が49秒差で総合11位。岡野選手は山崎選手が追いついたところで何とか立て直さなければという状況だがどうだろうか。




【影取18.4㎞-遊行寺坂15.6㎞=2.8㎞】

参考:88回大津(東洋)8分08秒(ポイント違う?)

3位下田(青学)8分49秒①
8位山本(東洋)8分57秒②6:47
1位馬場(駒大)8分43秒③9:38
5位吉田亮(日体)8分52秒⑤15:46[4]13:29
2位細谷(中学)8分44秒⑥16:00[5]13:36
4位柳(早大)8分50秒④14:21[6]14:21
16位吉田楓(明大)9分16秒⑭22:17[7]14:50
10位甲斐(順大)9分04秒⑦16:05[8]16:05
7位林(東海)8分56秒⑧16:17[9]16:17
OP松井(東工)9分01秒(⑫)19:23[9]16:17
6位立花(大東)8分55秒⑱29:15[11]16:22
14位谷原(山学)9分11秒⑨16:27[12]16:27
17位苗村(中大)9分18秒⑫21:47[13]16:34
14位山崎(帝京)9分11秒⑪17:36[14]16:55
19位岡野(日大)9分42秒⑩17:16[15]17:16
9位渡邉(神大)8分59秒⑯22:35[16]17:54
18位松村(城西)9分27秒⑬21:56[17]20:09
11位土井(法大)9分06秒⑲30:37[18]20:38
13位白石(拓大)9分09秒⑮22:28[19]20:41
11位上田(上武)9分06秒⑳32:16[20]22:17
20位鈴木(東国)9分53秒⑰24:28[20]22:17
 熱くなってきたこともあり、下田選手はややペースダウンか。この定点間は駒大・馬場選手が取りました。さすが2年時に箱根5区79分台で走っていただけありますね。やっぱり強い。お母さまもこの定点直後だったか応援に来ておられましたが、一番最高の走りを見せる事ができていましたね。

 また、細谷選手の勢いが加速。総合順位も6位まで浮上して、秘密兵器炸裂となっている。懸命に逃げる吉田選手も好走で総合5位に浮上。往路13位14位の2チームがここまで総合順位であげてきたのは凄いですね。8番手争いは甲斐選手が逃げ、これを林・松井選手、そして立花選手があげている。立花選手はギリギリでhalf66分切った選手なのだが凄い、大東大は8区が得意だなという印象も。

 後ろでは苗村選手が踏ん張れず後退、追い上げムードだったのだが1年生には厳しい争いか。また見た目で14番に挙がった山崎選手が総合でも20秒に迫った。下位の争いでは城西・松村選手が一気にペースダウン。やはり戻っていなかったか、見た目も20分以上に開いてしまった。法大・土井、拓大・白石選手らも頑張っているが襷を繋ぐは厳し状況になってきただろうか。





【戸塚21.4㎞-影取18.4㎞=3.0㎞】

参考:88回大津(東洋)9分02秒

2位下田(青学)9分10秒①
8位山本(東洋)9分26秒②7:03
7位馬場(駒大)9分19秒③9:47

1位細谷(中学)9分03秒⑥15:53[4]13:29
3位吉田亮(日体)9分11秒⑤15:47[5]13:30
5位柳(早大)9分16秒④14:27[6]14:27
17位吉田楓(明大)9分51秒⑮22:58[7]15:31
OP松井(東工)9分16秒(⑫)19:29[8]16:23
6位林(東海)9分18秒⑦16:25[9]16:25

4位立花(大東)9分15秒⑱29:20[10]16:27
10位甲斐(順大)9分34秒⑧16:29[11]16:29
13位谷原(山学)9分39秒⑨16:56[12]16:56
9位山崎(帝京)9分30秒⑩17:56[13]17:15
17位苗村(中大)9分51秒⑫22:28[13]17:15
19位岡野(日大)10分13秒⑪18:19[15]18:19
12位渡邉(神大)9分38秒⑯23:03[16]18:22
16位松村(城西)9分49秒⑬22:35[17]20:48
11位白石(拓大)9分36秒⑭22:54[18]21:07
13位土井(法大)9分39秒⑲31:06[18]21:07
15位上田(上武)9分40秒⑳32:46[20]22:47
20位鈴木(東国)10分26秒⑰25:44[21]23:33
 下田選手は、最後までしっかりしたピッチを刻み、トップで襷リレー。終盤は熱く区間記録は到達できなかったものの、見事に青学記録、そして区間2位を1分突き放す快走であった。2位は東洋・山本選手。7分もの差がついたものの、終始安定したペースの印象。3位馬場選手は最後疲れが見えたものの見事区間2位。走り終えた後は、昨年の悪夢から解き放たれ、中継所にやってきていた同級生其田選手に泣き崩れていたのが印象的であった。

 続いて、激しい4番手争いを細谷選手が制した。最後の定点間はトップタイム。中学の秘密兵器炸裂だ!吉田選手も前回区間17位からのリベンジとなる走りだった。ずっと安定していた柳選手が続き、最後は苦しい走りとなった明大・吉田選手がリレー。さすがに最初はオーバーペースか。それでも総合順位は2つあげ15位。望みを繋げる。

 1分あいて、4チームが立て続けに入ってきた。先頭は学連・松井選手、昨年は繰り上げで出来なかった襷リレーを果たした。続いて林選手は6区7区の悪い流れを絶つ見事な走り、次に大健闘の立花選手。大東は復路は3区間とも区間10位以内で駅伝ができている。うまくまとめた順大・甲斐選手が11番目。走力的に心配されたが乗り切った。

 そこからついていけなかった組だが、2年連続の谷原選手は何とか粘り切ったか。今年の調子からすると最低限入り切った。次にやってきたのは中大・苗村選手とラスト頑張った帝京・山崎選手。岡野選手は1分そこから離れてしまい、総合でも帝京が10位、23秒差で日大が総合11位。この差はどうでるか。9区は共に初の箱根の4年生だが??

 3秒後に神大・渡辺選手がリレーしてから選手が来ない。青学が3連続区間記録に迫ったあおり、5校が戸塚中継所で繰り上げとなった。城西は往路はうまく繋いだが、復路が3連続のれなかった。拓大・白石選手は懸命に前を交わしていったが苦しく。法大・土井選手、先ほど繰り上げになった上武・上田選手が続き、最後になった東国・鈴木選手が中継所に到達した後崩れ落ちた。山で沸かせたが、7区8区で一気に箱根の洗礼を浴びる形になった。鈴木選手個人はこんな選手ではなかったはずなので、次回出場でリベンジしてほしいと思う。





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【7区】第92回箱根駅伝を振り返る






初の4年連続7区出走
7区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位

【二宮11.6㎞】

参考:88回設楽(東洋)33分51秒

1位小椋(青学)34分08秒①
3位櫻岡(東洋)34分14秒②4:20
10位西山(駒大)35分03秒③8:28
11位勝亦(日体)35分06秒⑦12:53[4]10:36
8位光延(早大)34分55秒④11:01[5]11:01
13位海老澤(中学)35分21秒⑩13:53[6]11:29
18位石井(日大)35分45秒⑤12:00[7]12:00
2位牟田(明大)34分13秒⑰20:12[8]12:45
4位稲田(順大)34分28秒⑥12:45[8]12:45
8位藤井(中大)34分55秒⑭18:02[10]12:49
5位川端(東海)34分50秒⑦12:53[11]12:53
6位大隅(大東)34分52秒⑲25:46[11]12:53

17位市谷(山学)35分38秒⑨13:08[13]13:08
OP平賀(駿河)35分02秒(⑫)16:45[14]13:39
12位内田(帝京)35分17秒⑪14:27[15]13:46
7位中平(神大)34分53秒⑯19:02[16]14:21
20位山中(東国)36分41秒⑫16:56[17]14:45
14位坂田(法大)35分32秒⑱25:28[18]15:29
16位山本(城西)35分36秒⑬17:16[18]15:29
15位戸部(拓大)35分33秒⑮18:21[20]16:34

19位田中(上武)36分23秒⑳26:45[21]18:03
 青学・小椋選手が安定した走りでトップで行く。ユニバーハーフ優勝の選手を、そしてそんな選手が一般的に繋ぎ区間と言われる7区に配置された、その7区は4年連続という経験…盤石の布陣だ。追う東洋・櫻岡選手も前哨戦では主要区間を務めたランナー。飛ばしているが差はわずかに開いたか。やはり青学に勢いがあるようだ。

 後ろは3年連続となる駒大・西山選手だが今一つのペースで通過。2年連続区間2位で走っているが、1分近く開いていてちょっとびっくりした。その後ろ、日体・勝亦選手が単独走、後ろスピードのある早大・光延選手が見え隠れしているが、つまりそうでつまらない感じ。また、ほぼ同時でスタートした中学と日大は、中学・海老澤太選手がリード、初駅伝の日大・石井選手はスローなペースだ。

 さて、その後ろが大混戦。小田原では山学が8番目、そこから25秒以上開いて中大・大東・東海・東国・順大・帝京・明大が40秒以内でひしめいていた。それが、8.8㎞地点では8番目大東・大隅、明大・牟田、山学・市谷、中大・藤井、東海・川端選手が5秒以内の接戦に。そこから牟田・稲田選手が抜け出す格好。牟田選手は駅伝で苦しい走りばかりだったが、この時点で2番目の好タイム。稲田選手はしっかりと順位をあげた。藤井選手も懸命にキャプテンの役目を果たす。川端・大隅選手もエース区間回避したがこの区間でチームの貢献を誓う、熱いバトルだ。なお、市谷選手が腹痛もあり脱落気味、総合も9位で一気にシード権争いに巻き込まれてしまった。

 後ろでは非常に苦しい走りになっている選手もいる。その一人が東国・山中選手。後ろにいた学連・平賀選手、帝京・内田選手だけでなく、6区で後ろのグループになった神大・中平選手にも交わされ17番目で喘ぐようにやってきた。スタート時点でやや後方だった稲田選手に食いついたそうだが、マイナスの方向に出たようだ。また、最下位となった上武・田中選手も首を大きく左右に振りながら走っていた。まだ半分近くコースが残っており、今後の状況が心配された。



【大磯18.1㎞-二宮11.6㎞=6.5㎞】

参考:88回設楽(東洋)19分28秒

1位小椋(青学)19分36秒
2位櫻岡(東洋)19分54秒②4:38
4位西山(駒大)20分00秒③8:52
11位勝亦(日体)20分45秒⑦14:02[4]11:45
5位海老澤(中学)20分15秒⑩14:32[5]12:08
18位光延(早大)21分06秒④12:31[6]12:31
3位牟田(明大)19分59秒⑰20:35[7]13:08
14位石井(日大)20分54秒⑤13:18[8]13:18
6位稲田(順大)20分22秒⑥13:31[9]13:31
7位藤井(中大)20分26秒⑬18:52[10]13:39
8位市谷(山学)20分34秒⑧14:06[11]14:06

12位川端(東海)20分49秒⑧14:06[11]14:06
12位大隅(大東)20分49秒⑲26:59[11]14:06
OP平賀(駿河)20分11秒(⑫)17:20[14]14:14
10位内田(帝京)20分35秒⑪15:26[15]14:45
8位中平(神大)20分34秒⑯20:00[16]15:19
16位坂田(法大)21分05秒⑱26:57[17]16:58
16位山本(城西)21分05秒⑪18:45[17]16:58

19位山中(東国)21分49秒⑭19:09[17]16:58
14位戸部(拓大)20分54秒⑮19:39[20]17:52
20位田中(上武)21分51秒⑳29:00[21]20:18
 上位4人には大勢には変化なし。青学・小椋選手が17㎞地点で顔をしかめたものの、定点間トップ通過。区間記録からはやや遅れたものの、着実に歩を進めていく。

 動きが激しいのは5番目以下。2年連続7区の海老澤選手がペースアップ。総合10位ながら見た目5番目まで浮上してきた。昨年より成長しているところを見せる。逆に光延選手はつけず大きくペースダウン。スタミナの不安が露呈している形となった。また、明大・牟田選手の勢いは衰えず、認め7番目に進出。稲田選手も、昭和男・小盛選手から力水をもらい好調をキープ。藤井選手と共に前を追う。

 後ろでは、学連・平賀選手がぐっとペースアップ。箱根予選後の記録会で大幅自己ベストを出していたが、好調をキープ。また、神大・中平選手も好走で、前を走る帝京・内田選手に迫る。内田選手は故障から復帰ギリギリ間に合わせたが、総合11位でシード権争いの最中だ。10位との差は54秒差だが、海老澤選手が好調、踏ん張っていけるか。



【平塚21.3㎞-大磯18.1㎞=3.2㎞】

参考:88回設楽(東洋)9分13秒

2位小椋(青学)9分24秒①
5位櫻岡(東洋)9分38秒②4:52
1位西山(駒大)9分18秒③8:46
11位勝亦(日体)9分52秒⑦14:30[4]12:13
4位海老澤(中学)9分37秒⑨14:45[5]12:21
18位光延(早大)10分12秒④13:19[6]13:19
7位牟田(明大)9分46秒⑰20:57[7]13:30
8位稲田(順大)9分47秒⑤13:54[8]13:54

6位藤井(中大)9分39秒⑫19:07[8]13:54
17位石井(日大)10分05秒⑥19:42[10]13:59
OP平賀(駿河)9分42秒(⑫)17:38[11]14:32
9位大隅(大東)9分51秒⑱27:26[12]14:33
9位市谷(山学)9分51秒⑧19:07[12]14:33
3位内田(帝京)9分35秒⑪15:37[14]14:56
19位川端(東海)10分16秒⑩14:58[15]14:58
12位中平(神大)9分53秒⑯20:29[16]15:48
14位山中(東国)9分57秒⑭19:42[17]17:31
14位坂田(法大)9分57秒⑲27:30[17]17:31
16位山本(城西)9分59秒⑬19:20[19]17:33
13位戸部(拓大)9分54秒⑮20:09[20]18:22
20位田中(上武)10分23秒⑳29:59[21]21:17
 小椋選手が最後まで着実に歩を進め、トップで襷リレー。最後は暑さもあり、前回よりタイムは落ちたが、2年連続区間賞で見事に箱根路を終えた。櫻岡選手とは4分52秒差まで広げた。なお、定点間トップは3位でやってきた駒大・西山選手。これだけ力が残っていたのなら前半から…と思いたいが、総合3位はがっちりキープできそうな展開にしたと思えばいいだろうか。

 4番目は勝亦選手を海老澤選手が大きく追い上げたが、勝亦選手が逃げ切り3年前の唯一の優勝メンバーの面目躍如となった。そこから1分空いて光延選手を挟んでやってきたのは牟田選手。最後まで追い込んで、総合17位は変わらずも見た目で8人抜きで63分台、後輩の藪下選手へ捧ぐ好走だった。続いて稲田・藤井選手が日大・石井選手を交わして襷リレー。順大は5位へ、中大は12位へアップ。中大は僅かにシード権の可能性復活か。日大は嫌な流れだ。

 その後ろ、大東・大隅選手と山学・市谷選手…の前にすっと出てきた学連・平賀選手が襷リレー。今回は大いに健闘している。また、市谷選手は何とか後半復活して総合8位となった。その後ろ驚いたのは帝京・内田選手が東海・川端選手を交わして襷リレー。内田選手の最後の切り替えと川端選手の失速が重なった。川端選手は髄膜炎があったそうで、序盤は良かったもののスタミナが持たなかったか。総合も10位に落ち、見た目では目の前の帝京から39秒引き離されないようにする必要がある。このへんはまだまだ分からなさそうだ。

 見た目16番目では単独走の中平選手が通過、そこから2分遅れ、東国・山中、法大・坂田、城西・山本選手が立て続けに襷リレー。山中選手は終盤は何とかペースを取り戻したが、総合14位へ。シードは厳しくなった。また、城西も2連続区間16位以下でシードから大きく遠のいた。坂田選手はもっと強いはずだが、試合前に何らかのアクシデントがあったのか?なお、ここでトップと17分半。なんと平塚で繰り上げを心配しなくてはならなくなった。

 あと2チーム、拓大・戸部選手は単独走何とか踏ん張り襷リレー。その後ろ、上武・田中選手は中継所手前1㎞地点で一旦転倒しそうになるアクシデント。持病の喘息の発作が起きたようで、右胸を抑え込みながら何とか中継所を目指す。しかし、時は残酷だった。田中選手が襷を握りしめながら辿りついたのは繰り上げから1分17秒過ぎたところだった。平塚中継所での繰り上げは22年ぶり、1年生に非常に厳しい試練を与えた。




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【6区】第92回箱根駅伝を振り返る






本命消えた中、"下りオタク"会心の走り
6区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位

【芦之湯4.8㎞】

参考:87回千葉(駒大)16分28秒
参考:91回三浦(早大)16分26秒
※ここからは通過順位順に並べてあります。

3位小野田(青学)15分58秒①
1位口町(東洋)15分52秒②2:58
7位宮下(駒大)16分20秒③5:42
12位秦(山学)16分31秒④8:02
10位町井(日大)16分24秒⑤8:59
15位佐藤淳(早大)16分42秒⑥9:06
2位秋山(日体)15分53秒⑩12:12[7]9:55
5位森(順大)16分11秒⑦9:57[8]9:57
4位樋口(中学)16分10秒⑪12:36[9]10:12
10位國行(東海)16分24秒⑧10:16[10]10:16
6位谷本(中大)16分19秒⑯15:34[11]10:21
8位原(帝京)16分23秒⑨11:06[12]10:25
8位小川(明大)16分23秒⑰17:52[12]10:25

13位馬本(上武)16分38秒⑱19:22[14]10:40
14位鈴木(神大)16分40秒⑮15:23[15]10:42
15位田中(法大)16分42秒⑲20:43[16]10:44
OP吉村(学連)16分42秒(⑮)13:50[16]10:44
17位熊谷(東国)16分45秒⑬12:58[18]10:47

18位佐藤穏(城西)16分52秒⑫12:41[19]10:54
18位鴇沢(大東)16分52秒⑳23:47[20]10:54
20位大中(拓大)17分45秒⑭13:34[21]11:47
 スタート前の衝撃だった。前回区間2位の青学・村井選手が気胸欠場で、1年小野田選手が代役を担うのは聞いていたものの、前回区間賞であり区間記録保持者であった早大・三浦選手が前日の練習で脚を痛め、急遽佐藤選手が出走。前回1位2位不在の中、どのようなスタートになるのか注目された。

 結果、最初の登りは東洋・口町選手がトップ。ある意味一番エントリーで注目されていた。前哨戦連続区間賞で、全日本ではMVPを獲得した選手がまさかの6区エントリー。適性より勢いを買った采配だが、最初の登りは順調にクリア。トップと差を詰めた。もっとも、小野田選手も3番目の好タイムで通過しており、大きくは詰めさせない走りとなっている。

 なお、2番目タイムの通過は、日体・秋山選手。前回区間3位の走りをしていて、上尾ハーフも63分台と好調。既に時差スタートの順大・森、東海・國行選手を交わして、見た目7番に浮上。また、区間新宣言していた樋口選手もいい走り。前回60分を切っている中大・谷本選手や秒差で追っている帝京・原、明大・小川選手も飛ばしている。少し離れて上武・馬本選手らの集団が続き、しんがり拓大・大中選手がこの時点で大幅に遅れ、まさかの17分45秒も経過。一気に総合順位も4つ落とし、不安すぎる出だしとなった。




【小涌園前9.0㎞-芦之湯4.8㎞=4.2㎞】

参考:87回千葉(駒大)10分38秒
参考:91回三浦(早大)10分40秒

3位小野田(青学)10分50秒①
13位口町(東洋)11分06秒②3:14
8位宮下(駒大)10分58秒③5:50
5位町井(日大)10分53秒④9:02
5位佐藤淳(早大)10分53秒⑤9:09

20位秦(山学)12分05秒⑥9:17
1位秋山(日体)10分38秒⑩12:00[7]9:43
2位樋口(中学)10分39秒⑪12:25[8]10:01
11位森(順大)11分05秒⑦10:12[9]10:12
3位小川(明大)10分50秒⑰12:25[10]10:25
7位谷本(中大)10分54秒⑮15:38[10]10:25
9位國行(東海)11分00秒⑧10:25[10]10:25
10位原(帝京)11分01秒⑨11:17[13]10:36
12位熊谷(東国)11分05秒⑫13:13[14]11:02
OP吉村(東経)11分18秒(⑭)14:18[15]11:12
15位鈴木(神大)11分20秒⑯15:53[16]11:12
14位鴇沢(大東)11分14秒⑳24:11[17]11:18
17位田中(法大)11分32秒⑲21:25[18]11:26
16位佐藤穏(城西)11分22秒⑫13:13[19]11:26

18位馬本(上武)11分44秒⑱20:16[20]11:34
19位大中(拓大)11分55秒⑭14:34[21]12:47
 下りに入ってからトップが再び攻勢に転じる。小野田選手が上下動がほとんどない素晴らしいフォーム。口町選手はやや詰まった走りになり、差がじりじり開き始めた。それよりも速いペースの駒大・宮下選手も引き離された。3障で大活躍しているが、それでも1年生に及ばない。ここでも、青学が優位に立つのか。

 後ろでは4位争いが急を告げていた。6位スタートの日大・町井選手が絶好調で一気に4位にまで進出。復路は苦しいと思われた日大だがこれは予想外。逆に山学・秦選手がこの定点間まさかの最下位のタイムでブレーキ。1500mのスピードがあり更に1年生の頃から6区希望、3年の今回満を持しての起用だったが…。先ほどの定点でやや心配のタイムだった早大・佐藤選手が下りに入ってからいい感じになっている。

 なお、この定点間、良かったのは秋山選手と樋口選手。ほぼ区間記録と匹敵するタイム。前にも追いつきそうだ。また、小川選手も下りに入ってチャージをかける。今まで山登りの控えというイメージで正直出走に驚いたのがここまではいい調子だ。

 原選手の後は少し差が開き、東国・熊谷選手から続々とくるが、下がった馬本選手の苦しそうな走りがちょっと気になったか。それから1分以上も後ろとなった大中選手は下りでもペース上がらず。拓大は2年連続の悪夢に見舞われている。



【大平台13.4㎞-小涌園前9.0㎞=4.4㎞】

参考:87回千葉(駒大)11分23秒
参考:91回三浦(早大)11分29秒

1位小野田(青学)11分32秒①
9位口町(東洋)11分55秒②3:37
12位宮下(駒大)11分59秒③6:17
4位町井(日大)11分48秒④9:18
7位佐藤淳(早大)11分49秒⑤9:26
3位秋山(日体)11分34秒⑩12:02[6]9:45
2位樋口(中学)11分33秒⑪12:26[7]10:02

19位秦(山学)12分29秒⑥10:14[8]10:14
4位谷本(中大)11分48秒⑮15:54[9]10:41
4位小川(明大)11分48秒⑰18:08[9]10:41

13位森(順大)12分05秒⑦10:45[11]10:45
11位國行(東海)11分58秒⑧10:51[12]10:51
13位原(帝京)12分05秒⑨11:50[13]11:09
8位熊谷(東国)11分53秒⑫13:34[14]11:23
OP吉村(東経)11分59秒(⑭)14:45[15]11:39
9位鴇沢(大東)11分55秒⑳24:34[16]11:41
15位鈴木(神大)12分18秒⑯16:39[17]11:58
16位田中(法大)12分24秒⑲22:17[18]12:18
17位佐藤穏(城西)12分24秒⑬14:05[18]12:18

20位馬本(上武)12分52秒⑱21:36[20]12:54
18位大中(拓大)12分27秒⑭15:29[21]13:42
 ますます安定感を増した小野田選手がこの定点間トップのタイム。青学は1区3区6区が事前の不安要素だったが、全てハマっている。東洋と駒大はなすすべもなく引き離される。区間賞争いにも注目するとやはり秋山選手がトップ。100m離れた樋口選手と共にガンガン前を行く。既にペースの上がらない秦選手を後ろに置き去りにして、好走を続ける町井・佐藤選手の後ろにも迫る。

 その後ろは、ややペースの落ちた森選手を、谷本選手と小川選手が捉えて前へ。シード権が遠のいた伝統校が必死に巻き返しにかかる。なお、谷本選手は15位に順位アップ。後半に入っても低調の神大・鈴木選手は更に後退している。また、東国・熊谷選手がここにきてペースアップ。登りで飛ばしたグループを追い始める。



【函嶺洞門17.0㎞-大平台13.4㎞=3.6㎞】

参考:千葉(駒大)9分15秒
参考:三浦(早大)9分19秒

2位小野田(青学)9分29秒①
7位口町(東洋)9分46秒②3:54
9位宮下(駒大)9分54秒③6:42
6位佐藤淳(早大)9分43秒④9:40
8位町井(日大)9分51秒④9:40
1位秋山(日体)9分26秒⑨11:59[6]9:42
3位樋口(中学)9分31秒⑪12:28[7]10:04
11位秦(山学)10分02秒⑥10:47[8]10:47
13位森(順大)10分03秒⑦11:19[9]11:19
15位谷本(中大)10分07秒⑮16:32[9]11:19
15位小川(明大)10分07秒⑰18:46[9]11:19

13位國行(東海)10分03秒⑧11:25[12]11:25
5位熊谷(東国)9分42秒⑫13:47[13]11:36
11位原(帝京)10分02秒⑩12:23[14]11:42
4位鴇沢(大東)9分41秒⑳24:46[15]11:53
OP吉村(東経)9分50秒(⑭)15:06[16]12:00
18位鈴木(神大)10分17秒⑯17:27[17]12:46
17位佐藤穏(城西)10分13秒⑬14:49[18]13:02
19位田中(法大)10分18秒⑲23:06[19]13:07
10位大中(拓大)9分58秒⑭15:58[20]14:11
20位馬本(上武)10分53秒⑱23:00[21]14:18
 4位以下の争いが騒がしくなっている。5位佐藤選手が頑張り町井選手と並走に持ち込む。しかし、すぐ後ろに秋山選手が迫るが逃げ切れるか…。

 見た目8番争いは、秦選手がここにきて頑張ってキープ。谷本・小川選手が失速し、森・國行選手が追いつく。更に帝京・原選手をとらえた熊谷選手が近づいてくる。また、大東・鴇沢選手がこの間で一気にペースアップ。学連・吉村選手を交わすなど、原選手のすぐ後ろになってきた。また、大中選手が粘り、逆に大幅失速した馬本選手が見た目最下位に転落。終盤に入って、また少し動きが出てきたようだ。





【小田原20.8㎞-函嶺洞門17.0㎞=3.8㎞】

参考:87回千葉(駒大)10分27秒
参考:91回三浦(早大)10分37秒

2位小野田(青学)10分42秒①
5位口町(東洋)11分02秒②4:14
12位宮下(駒大)11分33秒③7:33
1位秋山(日体)10分38秒⑦11:55[4]9:38
6位佐藤淳(早大)11分16秒④10:14[5]10:14
3位樋口(中学)10分54秒⑩12:40[6]10:16
8位町井(日大)11分25秒⑤10:23[7]10:23
12位秦(山学)11分33秒⑥11:38[8]11:38
8位谷本(中大)11分25秒⑮17:15[9]12:02
4位鴇沢(大東)10分58秒⑳25:02[10]12:09
10位國行(東海)11分28秒⑧12:11[11]12:11
7位熊谷(東国)11分18秒⑫14:23[12]12:12
18位森(順大)11分48秒⑨12:25[13]12:25
14位原(帝京)11分37秒⑪15:48[14]12:37
19位小川(明大)12分03秒⑰12:40[15]12:40
OP吉村(東経)11分27秒(⑭)15:51[16]12:45
11位鈴木(神大)11分32秒⑯18:17[17]13:36
17位佐藤穏(城西)11分41秒⑬15:48[18]14:01
15位田中(法大)11分40秒⑱24:04[19]14:05
15位大中(拓大)11分40秒⑭16:56[20]15:09

20位馬本(上武)12分07秒⑲24:30[21]15:48
 小野田選手は最後までペースが落ちず、なんと1年生史上初となる58分台。しかも区間記録にも並んでしまった。とんでもルーキーが隠れていたものだ。1分は縮められても仕方ないと言われていた中、逆に1分以上差をつけ2位東洋とは4分以上に。口町選手は登戸平地はさすがの走りだったが、下りは足に合わなかっただろうか。宮下選手も後半ペースが落ち、差が開いた。

 その後ろだ。最後まで表情もペースを崩さない日体・秋山選手が4番目まで順位を上げてやってきた。区間記録以上のペースでここまできた。そして次走者に襷を渡す。そのタイムは58分09秒!旧記録の千葉選手の記録まで超えて見せた。しかも足の皮は全く向けていない。まさに完璧な走りだった。6区を愛しており、渡辺監督からは『下りオタク』と異名をつけられたいた。区間賞は目指していたものの記録は想像以上に良かったようでレース後「千葉さん超えた!?嘘だろ!?」と話していたのが印象的だった。総合順位でも6つ上げて7位。再びチームを上昇気流に乗せた。

 次に代役ながら4位に順位を上げた佐藤選手、後ろからやってきた樋口選手には抜かせなかった。樋口選手も1年生で58分台を出したものの、小野田選手に隠れてしまった。それでも立派な好走で4人抜きで総合10位まであげてきた。最後交わされた町井選手もまずまずのタイム。5区だけでなく6区でも貯金する事ができた。

 1分以上離れ、秦選手が何とかリレー、そっからラッシュ。谷本選手のすぐ後ろ、ラストで爆走となった鴇沢選手が一気に見た目で順位アップ。國行選手と熊谷選手も抜いた。東国はなんと山がどちらも区間一桁。初出場とは思えぬレースぶり。総合12位もキープしている。また、最後で勿体ない走りとなったのが順大・森、明大・小川選手。特に明大は逆転シードに勢いづくと思ったのだが無念。また、帝京・原選手は悪くなかったが、日体中学の好走の憂き目にあい、総合11位転落。激しい争いが続く。

 学連・吉村選手から1分近く遅れ、終始乗れなかった組。神大・鈴木選手が最後抜け出してリレー。予選の走りも良かったし、平地は基礎走力があったか。ただ2年連続山が良くなかったのはつらいところだ。また、城西・佐藤選手と法大・田中選手もずっと低調のまま終える。大中選手は更に1分後ろ。城西や拓大は10位11位とほぼ同時だったのだが、それぞれ13位14位で一気に後退してしまった。

 最後になったのが馬本選手。足を引きずるような苦しい走りとなってしまい、区間タイム64分オーバー。上武は1度も6区の好走がないが今回もブレーキに。見た目の差も15分48秒となり、早くも繰り上げを心配しなければならないタイム差だ。全体的には58分台の好走もあれば、区間6位以下は60分オーバーと、チームによって変動が大きかった印象だ。復路スタートからかなりレースが動いたと言えよう。





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【5区】第92回箱根駅伝を振り返る







キング・オブ・ゴット 留学生初の栄誉
5区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位

【箱根湯本5.0㎞】

参考:青学・神野(91回)14分47秒
参考:日大・キトニー(91回)14分56秒

2位神野(青学)15分00秒①
3位五郎谷(東洋)15分06秒②2:34
4位大塚(駒大)15分08秒③4:07
16位前田(山学)15分33秒③4:07
4位山本(中学)15分08秒⑤6:18
6位安井(早大)15分12秒⑥6:35
14位田中(順大)15分31秒⑦6:45
7位加藤(帝京)15分16秒⑧7:14
10位馬場(拓大)15分19秒⑧7:14
12位中舎(城西)15分30秒⑧7:14
18位室伏(日体)15分37秒⑧7:14
8位藪下(明大)15分18秒⑫7:35
8位宮上(東海)15分18秒⑬7:38

1位キトニー(日大)14分41秒⑭9:07
OP工藤(亜大)15分57秒(⑮)9:25
11位濱登(東国)15分21秒⑮9:48
15位小谷(中大)15分32秒⑯10:56
19位西山(神大)15分50秒⑰11:42
20位林(大東)15分59秒⑱14:28

17位森田(上武)15分35秒⑲15:45
12位細川(法大)15分30秒⑳15:48
 2度の疲労骨折、全日本直後にも怪我をし、ぎりぎり間に合わせた青学・神野選手がひた走る。1㎞2分50秒、5㎞15分00秒と前回より13秒遅いタイムだが、それでも全体2番目のタイム。東洋・五郎谷選手をじりじり引き離し始めている。一番早いタイムで駆け抜けたのは、日大・キトニー選手。3年連続山登りで前回区間2位、神野選手の不調でにわかに区間賞候補に挙がっている。学連・工藤選手との1分差を3㎞でパスし、どんどん前を追っていく。まだ前は1分半離れているがどこまで追い上げるか注目となっている。

 3位争いは早くも動きが。全日本8区で日本人トップの走りを見せて満を持して起用された駒大・大塚選手が、山学・前田選手との25秒差を埋め、これまたわくわくさせる走りとなっている。5位争いは、順大・田中選手がゆったり入ったのと対照的に、中学・山本、早大・安井選手が突っ込んで入って一つずつ順位を上げている。その後ろでは、11位でスタートした帝京・加藤選手が飛ばして、拓大・馬場選手と城西・中舎選手に追いつき、更に前にいた日体・室伏選手まで置いついて、4人による8位争いとなっている。帝京大の主力選手として是が非でも稼ぎたいところ。

 また、その20秒後ろでは、明大・藪下選手と東海・宮上選手が競い合いながら登る。この2人の追い上げも見物と思われる。ただ、定点直後の函嶺洞門では、藪下選手が交わされて、重そうな足取りで引き離されつつあるのが気になったが…。他、実力者では神大・西山選手が19番目のスローな入り、登りになって上がるのか気になった。
 




【大平台9.4㎞-箱根湯本5.0㎞=4.4㎞】

参考:青学・神野(91回)14分43秒
参考:日大・キトニー(91回)15分09秒

2位神野(青学)15分08秒①
4位五郎谷(東洋)15分20秒②2:46
3位大塚(駒大)15分19秒③4:18
13位前田(山学)15分50秒④4:49
6位安井(早大)15分29秒⑤6:56
16位山本(中学)15分55秒⑥7:05
16位田中(順大)15分55秒⑦7:32

8位加藤(帝京)15分39秒⑧7:45
8位馬場(拓大)15分39秒⑧7:45
8位中舎(城西)15分39秒⑧7:45
8位室伏(日体)15分39秒⑧7:45

5位宮上(東海)15分24秒⑫7:54
18位藪下(明大)16分16秒⑬8:43
1位キトニー(日大)14分59秒⑭8:58
OP工藤(亜大)15分55秒(⑮)10:12
15位濱登(東国)15分53秒⑮10:33

19位小谷(中大)16分18秒⑯12:06
7位西山(神大)15分37秒⑰12:11
12位細川(法大)15分48秒⑱16:28
14位森田(上武)15分51秒⑱16:28
20位林(大東)17分08秒⑱16:28
 前回ほどまではいかずもやはり神野選手は強い。留年してリベンジを誓った五郎谷選手、期待の大塚選手もいい走りを続けているものの、少しずつ差が開いていく。区間賞ペースのキトニー選手は遙か彼方後方。トップは安泰か。

 さて、定点タイムを見ていると、登りに入ってかなりのペース変動があった。期待の選手もいれば、不安になる選手がいる。早大・安井選手は前回8区で見せた登りの適性を発揮、山本選手を交わし5位に浮上。早大が上位戦線が戻ってきた。逆に交わされた山本選手が心配になる程苦しい表情。ペースも前回の定点から大きくダウンし、様子が気になった。

 後ろでは3年連続山登りの宮上選手が本領を発揮しだし、加藤選手の影響でペースがあがっている8位争いを、詰めにかかっている。追いつくのも時間の問題か。逆に、藪下選手が急落。1分近く引き離されている。かなり離れていたはずのキトニー選手がすぐ後ろに迫っている。ここも首をかしげるほどのペースの落ちようだ。

 また、西山選手がペースアップした反面、3年連続となる中大・小谷選手が急落。早めに東国大に追いつこうとしたところ、差し込みが来てしまったようだ。また、大東・林選手がダントツで最下位のタイム。急遽走る事になり走りが掴めないのか。並走している法大・細川、上武・森田選手が一気に追い越し、そのまま突き放しそうな感じだ。




【小涌園前14.0㎞-大平台9.4㎞=4.6㎞】

参考:青学・神野(91回)16分46秒
参考:日大・キトニー(91回)17分36秒

1位神野(青学)17分27秒①
4位五郎谷(東洋)17分54秒②3:13
5位大塚(駒大)18分01秒③4:52
8位前田(山学)18分30秒④5:52
7位安井(早大)18分19秒⑤7:48

3位宮上(東海)17分50秒⑥8:17
8位田中(順大)18分30秒⑦8:35
16位山本(中学)18分57秒⑦8:35
8位加藤(帝京)18分30秒⑨8:48
8位馬場(拓大)18分30秒⑨8:48
8位中舎(城西)18分30秒⑨8:48

2位キトニー(日大)17分30秒⑫9:01
19位室伏(日体)19分50秒⑬10:08
18位藪下(明大)19分24秒⑭10:40

6位濱登(東国)18分13秒⑮11:19
OP工藤(亜大)18分36秒(⑯)11:21
14位西山(神大)18分32秒⑯13:16
15位小谷(中大)18分37秒⑯13:16
13位森田(上武)18分31秒⑱17:32
17位細川(法大)18分59秒⑲18:00
20位林(大東)20分11秒⑳19:12
 一番登りの傾斜がきつい宮ノ下を挟んだこの定点、初めて神野選手がトップに。さすがホームグラウンドというべきか。五郎谷選手ともここで3分以上の差へ、着々と往路完全優勝へ歩を進めている。なお、上位争いは、山学・前田選手もここにきてペースアップしたことにより、膠着状態に。ここからの余力が勝負だ。

 さて、そのすぐ後ろ、この定点間の主役というべき選手がやってきた。先ほど11位だった宮上選手が総合6位にまで浮上してきた。10㎞すぎに帝京らの大集団を交わすと11.4㎞で順大・田中選手をとらえ、更に落ちてきた山本選手も交わす。タイムもこの定点3番目のタイムでこのあたりの争いでは無双していたことが伺える。

 また、8位争いからは日体・室伏選手が脱落、というより急落。平地から登りに入ってから急激にペースがあがったのが響いたのだろうか。一気に1分以上離れ、キトニー選手にも交わされた。ところで、キトニー選手は一気に5つ前の順大まで射程圏内に。山の兵がシード争いを大いに荒らしていっている。

 




【芦之湯18.2㎞-小涌園前14.0㎞=4.2㎞】

参考:91回神野(青学)14分39秒
参考:91回キトニー(日大)15分23秒

2位神野(青学)15分19秒①
3位五郎谷(東洋)15分21秒②3:15
4位大塚(駒大)15分38秒③5:11
7位前田(山学)16分02秒④6:35
6位安井(早大)16分01秒⑤8:30
1位キトニー(日大)15分08秒⑥8:50
7位宮上(東海)16分02秒⑦9:00
10位田中(順大)16分08秒⑧9:24
11位加藤(帝京)16分23秒⑨9:52
17位山本(中学)16分44秒⑩10:00
15位中舎(城西)16分41秒⑪10:10
18位馬場(拓大)16分45秒⑫10:14
16位室伏(日体)16分43秒⑬11:32
5位濱登(東国)15分49秒⑭11:49
OP工藤(亜大)16分20秒(⑮)12:22
20位藪下(明大)17分57秒⑮13:18
11位西山(神大)16分23秒⑯14:20
11位小谷(中大)16分23秒⑯14:20
9位森田(上武)16分06秒⑱18:19
14位細川(法大)16分40秒⑲19:21
19位林(大東)17分43秒⑳21:36
 さてレースは後半に。箱根山の頂上付近、突風が吹き荒れていた。ここから余力が残っている選手とそうでない選手とで差が一気に開きそうな感じだ。トップ2はこの間はほぼ膠着状態。大塚、前田、安井選手はそれよりも少し遅いペースで引き離されていっている。上位は本当に点々としている。

 その後ろである。安井選手に迫っているのは宮上選手ではない。キトニー選手がこの定点間で一気に総合6位まであげてきたのだ。通算では9人抜きで3度目の正直でキトニー砲炸裂となっている。また、大きな集団だった9位争いも分かれてきた。ペースが落ち始めたところ、加藤選手が抜け出した。体調不良だったようだが、懸命の走りを見せている。

 その後ろじりじり下がる山本選手が総合10位で通過。小涌園すぎで既に意識が朦朧としていたようだが、4年生の意地か、最低限のペースで走り続けている。やや息切れ気味の中舎・馬場選手とほぼ同じペースとなっている。また、ペースの落とし方が心配だった室伏選手も何とか踏ん張る。渡辺監督が「走れない選手の気持ちを考えろ」とかなり厳しい言葉が飛ばしていたそうだが、何とか持ち直した。

 びっくりしたのがその後ろだ。もう一人軽快なペースで走っていたのが東国・濱登選手だ。1万30分台ながら秘密兵器と言われていたのだが、まさかここまでとは。フラフラになっている明大・藪下選手、それと学連・工藤選手を交わして、総合14位へ。この調子ならまだ順位を上げれそうな感じだ。まだ、もうひとドラマがありそうだ。




【元箱根21.1㎞-芦之湯18.2㎞=2.9㎞】

参考:91回神野(青学)8分36秒
参考:91回キトニー(日大)8分51秒

4位神野(青学)9分17秒①
3位五郎谷(東洋)9分12秒②3:10
5位大塚(駒大)9分26秒③5:20
11位前田(山学)9分47秒④7:05
1位安井(早大)9分02秒⑤8:15
2位キトニー(日大)9分10秒⑥8:43
10位宮上(東海)9分40秒⑦9:23
8位田中(順大)9分35秒⑧9:42
13位加藤(帝京)9分51秒⑨10:26
16位中舎(城西)10分08秒⑩11:03
17位馬場(拓大)10分12秒⑪11:09
19位山本(中学)10分40秒⑫11:23
8位濱登(東国)9分35秒⑬12:07
14位室伏(日体)9分52秒⑬12:07
OP工藤(亜大)9分40秒(⑮)12:45
6位西山(神大)9分32秒⑮14:35
20位藪下(明大)10分51秒⑯14:52
14位小谷(中大)9分52秒⑰14:55
7位森田(上武)9分34秒⑱18:36
11位細川(法大)9分47秒⑲19:51
18位林(大東)10分16秒⑳22:35
 箱根山の吹き降ろしが猛威をふるったこの定点間、神野選手が最も苦しんだ区間。攣りそうになったお腹を抑える場面や風で蛇行する様子も見られた。前回は笑顔のような表情が見られたが、非常に険しい表情となった。それでも4番目のタイムなのはさすがといったところか。

 さて、この間で一番早く走った選手は驚いた。早大・安井選手であった。キトニー選手がいつ追いつくかと言われていたが、差し込みがきて離れたのだ。ただ、それだけでなく、安井選手も素晴らしい走りを見せていたようですね。宮上選手は息切れで完全に離れていった。

 また、後ろではペースアップした選手が2人。中大・小谷選手とずっと並走をしていた神大・西山選手が下りに入って突き放した。ここまで区間12位だが何とか追い上げていきたい。また、上武・森田選手が、法大・細川選手との勝負に決着をつけてどんどんペースアップ。初めてオレンジ色のマークがついている。追い上げられるところまで追い上げたい。




【芦ノ湖23.2㎞-元箱根21.1㎞=2.1㎞】

参考:91回神野(青学)6分44秒
参考:91回キトニー(日大)6分50秒

3位神野(青学)7分06秒①
2位五郎谷(東洋)7分00秒②3:04
3位大塚(駒大)7分06秒③5:20
15位前田(山学)7分30秒④7:29
9位安井(早大)7分13秒⑤8:22
1位キトニー(日大)6分56秒⑥8:33
5位田中(順大)7分08秒⑦9:44
16位宮上(東海)7分33秒⑧9:50
12位加藤(帝京)7分21秒⑨10:41
17位馬場(拓大)7分44秒⑩11:47
18位中舎(城西)7分50秒⑪11:47
6位濱登(東国)7分10秒⑫12:11
11位室伏(日体)7分16秒⑬12:17
19位山本(中学)8分07秒⑭12:24
OP工藤(亜大)7分27秒(⑮)13:06
7位西山(神大)7分12秒⑮14:41
13位小谷(中大)7分24秒⑯15:13
20位藪下(明大)9分41秒⑰17:27
7位森田(上武)7分12秒⑱18:42
10位細川(法大)7分14秒⑲19:59
13位林(大東)7分24秒⑳22:53
 終盤苦しんだ神野選手だが、残り1㎞地点の給水で笑顔を見せた。盟友・伊藤選手が待っていた。4年目にして関東ICで入賞した選手だが、その後の故障でついに三大駅伝走れなかった選手だ。その伊藤選手からもらった力水を受け、最後の力を振り絞る。前回より3分タイムを落としたが、他の選手は寄せ付けず、見事2年連続往路優勝のゴールテープを切った。もしかして走れないのではないか、そう囁かれていた時期もあったが、最後は貫禄の走りだった。チームとしても11年ぶりの往路完全優勝と見事な戦績であった。

 2位には五郎谷選手が駆け込んだ。前回のリベンジを果たす見事な79分台で、トップとの差3分04秒に抑えたのは素晴らしい。僅かな逆転優勝への望みを持って復路に回る。3位には大塚選手。出遅れが響き、2位からも更に水をあけられた。大塚選手でも離されては致し方ない展開だ。4位は山梨学院が食い込んだ。前田選手は終盤に少しバテてしまったものの、最近苦しんだ箱根路、久々に高順位でゴールした。

 5位は最後まで安井選手が守り切った早大。こちらも2区で出遅れた中よくあげてきたといっていいだろうか。4位は射程内。そして、6位は再び息を吹き返したキトニー選手。3度目の正直で見事な区間賞。留学生初の山のキングとなった。チームとしてもシード権から差を開けた。復路は主力が少ないが、何とか守りたい。続いてやってきたのは順大・田中選手。さすがロード巧者、うまくペースメイクして順位をキープ。続いて宮上選手。最後のペースダウンが勿体ないが、序盤苦しんだチームをシード権内へ引き上げた。ここまでが10分以内、時差スタート。めちゃくちゃ早かった区間があったわけではないが、5区間全体で青学が引き離したのか。

 続いて、帝京大が食い込んだ。最初からシード権内でレースを進めたのは久々だ。その1分後に中舎、馬場選手が争ってやってきた。中舎選手リードだったが最後馬場選手が刺して同タイムながら拓大が往路10位となった。そのすぐ後ろからは3選手がやってきたが、抜け出したのは東国・濱登選手。下りに入ってからも好ペースで刻みシード権まで24秒差で往路ゴール。初出場、エース不発でこの順位は恐れ入った。簡単ではないが、初出場初シード権を目指したい。

 その後ろ、中盤苦しんだ日体・室伏選手。最後は濱登選手に食らいつく形で持ち直した。その次は本当に苦しい走りとなった山本選手。今年の成績からしてひそかに期待していたが、箱根の山は甘くなかった。9つ順位を落としたものの、シード権とは1分以内でゴールしたのは救いだろう。

 少し差があって、学連・工藤選手が続き、神大・西山選手と中大・小谷選手が立て続けにゴール。2校とも追い上げるまではいかなかった。その後ろから足を前に出すのがやっとという状態で明大・薮本選手が総合17位でやってきた。アキレス腱を痛め、状態は7割ほどだったという。最高スタートだったはずだが、2区間最下位になってしまい、一気にシード権獲得に暗雲が立ち込めた。復路は戦力がある方だが、追い上げる事はできるのかどうか…。

 残り3チーム。上武・森田選手がやってきた。チームとして初の区間一桁で一矢報いる走り。続いて、法大・細川選手。春にエースになったものの、予選は故障で欠場。半年ぶりのレースはうまくいかなかった。最後は大東・林選手。上り下りとも辛い走りだったが、最後の平地は13番目のタイム、前と引き離されずにつないだ。最終的に上位と下位は大きく差が開いたが、その代り10位前後が大混戦のまま折り返しとなった。





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【4区】第92回箱根駅伝を振り返る




青学連取 順大・早大ジャンプアップ
4区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位

【二宮8.9㎞地点】

参考:田村(91回)25分50秒(2分54秒1)

1位田村(青学)26分14秒①(2分56秒8)
3位小笹(東洋)26分31秒②1:52
8位高本(駒大)26分58秒③3:32
9位田代(山学)26分59秒③3:32
11位新井(中学)27分06秒⑤5:03(3分02秒6)
4位栃木(順大)26分34秒⑥5:58
9位酒井(城西)26分59秒⑥5:58
6位城越(日体)26分54秒⑧6:15
14位山本(拓大)27分26秒⑧6:15
17位瀬戸口(帝京)27分30秒⑧6:15
5位永山(早大)26分48秒⑪6:20(3分00秒6)
7位江頭(明大)26分55秒⑫7:05
2位石橋(東海)26分29秒⑬7:10(2分58秒5)
15位清水目(日大)27分27秒⑭7:50
12位鈴木修(中大)27分09秒⑮8:15
OP村瀬(麗澤)27分13秒(⑯)8:15
16位永信(神大)27分28秒⑯9:02
13位鈴木博(東国)27分25秒⑯9:02(3分04秒8)
20位中神(大東)27分51秒⑱11:56(3分07秒7)
18位井上(上武)27分35秒⑲13:12
19位坂東(法大)27分36秒⑳14:15
 前回区間新記録を打ち立てた選手がトップをひた走る。そんな選手がトップで走っているわけなので、他校はかなうはずもない。青学・田村選手は、5㎞14分33秒のペース。暑さもあってか、定点は前回のタイムよりは下回っているものの、全選手の中でトップのタイムで通過。さすがの走りだ。総合2位を走る東洋・小笹選手は離されはしたものの、ここまで区間3位。直前に調子が上がっての起用だそうだが、よく頑張っていると言えるだろう。並走となっている駒大・高本、山学田代選手や単独走になっている中学・新井選手は区間中位だ。

 その後ろが大混戦になっている。総合10位で襷を受けた順大・栃木選手がすでに4つ順位アップ。城西・酒井選手を引き連れて飛ばしていく。日体・城越選手も好調で栃木選手に抜かれたがその後に2人抜いている。逆に拓大・山本選手と帝京・瀬戸口選手はスローペース。瀬戸口選手はもう少しいけると思っていたのでやや心配な入り。すぐ後ろ、ルーキー早大・永山選手が迫る。

 後ろでは、3区で悪い流れを切った東海・石橋選手が更に加速。前哨戦主要区間の選手をここに置けるのはとても心強い。中大・鈴木、連合・村瀬選手を置き去りにし、日大・清水目選手を寄せ付けなかった。すぐ目の前には実力者の明大・江頭選手。明大は予想外の展開となったが、ここからしっかり追い上げ態勢を気づきたい所だろう。



【酒匂橋15.3㎞-二宮8.9㎞=6.4㎞】

参考:田村(91回)19分02秒(2分58秒4)

2位田村(青学)19分27秒①
10位小笹(東洋)19分44秒②2:09
7位高本(駒大)19分39秒③3:44 (3分04秒2)
7位田代(山学)19分39秒③3:44
15位新井(中学)20分12秒⑤5:48(3分09秒3)
4位栃木(順大)19分32秒⑥6:03
1位永山(早大)19分26秒⑦6:19
6位城越(日体)19分36秒⑧6:24
13位酒井(城西)19分57秒⑨6:28(3分07秒0)
11位山本(拓大)19分46秒⑩6:34
12位瀬戸口(帝京)19分49秒⑪6:37
3位石橋(東海)19分29秒⑫7:12
5位江頭(明大)19分34秒⑫7:12
OP村瀬(麗澤)19分24秒(⑭)8:13(3分01秒8)※トップタイム
19位清水目(日大)20分45秒⑭9:09(3分14秒5)
7位鈴木(東国)19分39秒⑮9:14
20位鈴木(中大)20分47秒⑯9:35
18位永信(神大)20分43秒⑰10:18
16位中神(大東)20分33秒⑱13:02(3分12秒6)
17位井上(上武)20分39秒⑲14:24
14位坂東(法大)20分02秒⑳14:50
 田村選手はこの間はペースを落として、この定点間は2番目のタイム。というのも、10㎞すぎに脱水症状気味になりかけていて、給水で何とか復活したとか。それでも結構なタイムだ。この田村選手を上回るタイムで通過したのが、早大・永山選手。先ほどの定点から一気に4人のごぼう抜き。酒井・山本・瀬戸口選手に好調城越選手まで突き放し、栃木選手を追い上げている。出遅れが不安だったものの、さすがのチーム力と言える。

 そして、計算してて驚いたのが、連合・村瀬選手。オープン参加なので順位は付かないが、この定点間真のトップタイムだ。スタート直後から並走していた中大・鈴木選手を一気に突き放し、日大清水目も置いてけぼり。確かに前回裏の7区を走ってはいるものの、大きく注目されていたわけではなかった。全体では区間8番目相当だが、この中間疾走は評価されるべきだろう。

 もう一人、注目するべきは東国・鈴木選手。この定点間7番目の好走。東国は3選手鈴木選手がエントリーしていたが、一番実績は少なかっただけに驚きを隠せない。並走していた神大・永信選手を突き放すと、鈴木選手を抜いて清水目選手に迫り、総合14位争いを展開。駅伝になっているだと…!?この時点では思われた。逆に心配なのは抜かれた鈴木選手。前回経験者で中大の実力者なのだがこの間最下位。ここでもまた誤算が生まれてしまっており、復活シード権に黄色信号が灯ってしまった。


【小田原18.5㎞-酒匂橋15.3㎞=3.2㎞】

参考:田村(91回)9分36秒(3分00秒0)

2位田村(青学)9分36秒①
12位小笹(東洋)9分55秒②2:28
1位田代(山学)9分26秒③3:34(2分56秒8)
9位高本(駒大)9分51秒④3:59
15位新井(中学)9分58秒⑤6:10
6位栃木(順大)9分47秒⑥6:14
3位永山(早大)9分40秒⑦6:23(3分01秒2)
7位城越(日体)9分49秒⑧6:37(3分04秒0)
10位酒井(城西)9分52秒⑨6:44
13位山本(拓大)9分57秒⑩6:55(3分06秒5)
14位瀬戸口(帝京)9分57秒⑪6:58
4位江頭(明大)9分41秒⑫7:17
5位石橋(東海)9分44秒⑬7:20

OP村瀬(麗澤)9分51秒(⑭)8:28
11位清水目(日大)9分53秒⑭9:26
8位鈴木(東国)9分49秒⑮9:27
20位鈴木(中大)10分27秒⑯10:24
18位永信(神大)10分10秒⑰10:52(3分10秒6)
16位中神(大東)10分03秒⑱13:29
19位井上(上武)10分22秒⑲15:10(3分14秒3)
17位坂東(法大)10分04秒⑳15:18
 田村選手は一時苦しそうな表情を見せていたものの、最後まで大きくペースは落ちる事はなく走り切りトップ中継。タイムも区間賞。小笹選手が終盤に苦しい走りになったこともあり、差は2分28秒へ。ギリギリ間に合わせたという次走者へ貯金を作った。

 その次、3位争い山学が抜け出していた。1万28分38秒を持つ田代選手がこの定点間トップタイムの強烈なスパートをお見舞い。自身過去2度出走の箱根ではいい思い出は無かったが最後に仕事ができた。高本選手は差し込みが来たこともあり、対応できず引き離されてしまった。このあたりは起用したかった下選手が怪我の影響で、選手層の不安が出てしまったと思われる。

 5位は2分以上離れて、中盤から波に乗れていなかった中学・新井選手が何とかキープ。どうも最近の中学はこの区間が苦手だ。その後ろは1分10秒以内になんと総合13位のチームまでが通過する大混戦となっていた。栃木選手が4人抜き・全体で区間2位の快走で通過。10㎞地点ではチームメートで同級生の花澤選手から給水を受けたそうで、それも力になったようだ。次に永山選手が終盤もハイペースで乗り切り、こちらも4人抜き。適性があるという次走者へいい流れでタスキを渡した。

 続いて、2人に隠れてしまったが、好走を続けていた城越選手。箱根予選走っていない選手がこれだけ走ったのは力になる。1年生へ貯金を作った。続いて順位を落としてしまった酒井・山本・瀬戸口選手。山本選手は実績からすると好走か。抜かれてからは粘った。瀬戸口選手は4つ順位を落としたが何とか終盤粘って10位と秒差。そして、程なくして競り合いながら好走を続けていた江頭・石橋選手がリレー。共に山登りに実力者を配置しているだけに次ぎ区間でのジャンプアップが期待できる。

 ジャンプアップ候補と言えば、日大の5区もそうだ。村瀬選手をはさみ、清水目選手が10位とおよそ2分半の差でやってきた。3区4区が不満な展開だったが、清水目選手が最後に鈴木博選手と競った事もあり前回よりは良い位置。大砲炸裂しそう。逆に心配なのが、この区間で大きく遅れてしまった中大と神大。鈴木・永信選手が息も絶え絶えにやってきた。中大は3年連続の経験者を、神大はエースを持ってきたが、差が開いた。何とか復路へシード権の希望が持てる位置にもってこれるか。

 最下位争いとなった3校では、ルーキー大東・中神選手が何とか粘って18位をキープ。そこから上武・井上選手がかなり離され総合19位。1500mで大活躍だったが、箱根は苦しかった。すぐ後ろ、長身のルーキー法大・坂東選手が粘りの走りを見せかなり迫っていた。2校とも5区は自信ある選手を置いており、少しでも前を追っていけそうな感じだ。レースは今年で見納めとなるかもしれない最長距離の5区へと移る。




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