2012/10/12
箱根駅伝予選展望~日本大学
日本大学
エントリー選手独断ランク付け
基準は①昨年の予選順位、②1万の持ちタイム、③最近の調子…のつもり
SS:荒稼ぎ候補(8点)
ガンドウ=ベンジャミン(4年)28分03秒43≪全日本8区2位、予選4位、11箱根2区2位≫…2年前の予選会で58分台 時々波があるが、基本粘り強い
S:トップ候補(7点)
A:10位以内候補(6点)
佐藤佑輔(4年)28分58秒75≪箱根2区14位、全日本4区4位、予選2位≫…前回の予選日本人トップ 後半ビルドアップするとかなり強い 今季前半は疲労骨折により苦しんだが、夏に復調したらしい 律っちゃん隊員
B:25位以内候補(5点)
田村優宝(3年)28分48秒54≪箱根1区9位、全日本1区1位、予選7位≫…1年時から主力として活躍。ラストスパートの切れ味があり、前回の全日本1区区間賞 最近あまり姿を見せてない
C:50位以内候補(4点)
荻野眞之介(1年)29分22秒18★≪都道府県4区8位、高校1区13位≫…期待のルーキー 長い距離に強いらしい ぐんぐん記録を伸ばしてきている
D:75位以内候補(3点)
林慎吾(2年)29分29秒92…昨年かなり期待されていたが、箱根予選直前に故障して出走ならず 最近は日カレ1万に出走している
E:100位以内候補(2点)
寺田裕成(4年)29分39秒45★≪11箱根10区20位、10全日本6区10位、10予選59位≫…2年前の予選で好走 その後は苦戦していたが、先日の記録会で1万ベスト更新
F:150位以内候補(1点)
小島秀斗(2年)29分35秒40≪全日本5区9位、予選200位≫…スピード型のランナー
日向野聖隆(3年)29分42秒99★…先日の記録会で1万のベスト更新
竹ノ内佳樹(2年)29分51秒41≪全日本7区6位、予選165位≫…前回の全日本で好走している
G:151位以下or未知数(0点)
津田光介(3年)29分58秒21≪予選185位≫…前回予選8番手
村越直希(2年)29分58秒38≪予選201位≫…双子ランナー
高松峻平(2年)30分03秒00≪予選140位、全日本3区13位≫…前回の全日本、関カレに出走している
大門友也(2年)30分23秒89★…今季伸びてきている選手
河根翔平(2年)30分40秒53★…最近の記録会で自己ベスト
上位10人合計:31点(参考:前回1位36点、前回6位30点)
IP3分55秒
持ちタイム上位10人平均
1万:2位29分21秒03
ハーフ(20㎞換算含む):5位64分29秒5
主な欠場者
ダニエル ムイバ キトニ-(1年)28分28秒42★…新留学生。時々4年生のベンジャミン選手を上回る事も
吉田貴大(4年)29分32秒98≪全日本6区5位、予選132位、10予選184位≫…前回の全日本で好走後、日本学生ハーフで63分強と急成長 今季は脚の痛みで苦しんでいた
渡部良太(2年)30分30秒43≪予選220位≫…日本学生ハーフで64分台
【最近の動きまとめ】
・主力以外が全く走れず、まさかの予選落ち
・一転、ほぼ危なげなかった全日本駅伝
・新留学生加入 基本試合出場は少な目
・主力選手が29分前半~30分後半
凋落に歯止めをかけるため、昨年、鈴木従道氏がHCに就任。走り込み中心の練習でチーム改革に乗り出した。直前の記録会で選手層の薄さが指摘されたが、基本的に通過は大丈夫だろうという評価だった。それがまさかの悲惨な結果に。佐藤選手の激走があったものの、5番手以下が全くついてきていなかった。
ところが、数週間後の全日本駅伝ではほとんど危なげなくシード権獲得。区間13位の区間もあったが、予選で150位前後だった選手が区間一桁でしっかり走り切った。流れのある駅伝なので、一概には言えないが、どうにも調整の問題な感じもした。長い距離を走りこんだのはいいが、どうも疲労を取る期間を見誤ったようで。箱根の時といい、そういう面がうまくいかない印象だった。
その後、日本学生ハーフで吉田選手が63分少し、他の選手が65分前後という成績。条件が良かったが、何とか少し結果を出した。その後は、基本また走り込みだった模様。合間の関カレではベンジャミン選手と新留学生のダニエル選手の話題が多かった。
9月になって底上げが気になる記録会に主力が1万に出場。佐藤選手による29分20秒のペース走となったが、明るい話題として荻野・日向野選手の成長、寺田選手の復活。良くなかったのは他が30分30秒前後と、かなり差ができた。吉田選手が抜けるなど、ちょっと整っていない雰囲気はあるが、戦力はいるので。
【予選通過に向けて】
昨年の調整失敗の経験を活かせるか、そして主力、中堅、10番手の位置は
昨年は全日本駅伝に全体的なピークが合っていた恰好だった。この日程がどうなっているかがまずポイントだが、詳細が良く分からないので、少しは良くなっているとして…
戦力的には大きく3つに分かれていると思う。ベンジャミン・佐藤・田村選手の主力、荻野・林・寺田選手の中堅、それ以降。最近の様子からベンジャミン、佐藤選手は大丈夫そうな気がする。最近姿を見ない田村選手が昨年並みにまとめられれば心強い。
昨年、全く出てこなかった中堅だが、荻野選手はちょっと面白そう。これに林、寺田選手が続けば(引っ張れそうな吉田選手がいないのがちょっと痛い)、昨年よりは上回れるはず。以下が心もとないが何とか120~150位前後でまとまってくれれば、通過ラインは上回れるだろう。記録会のタイムが昨年より悪いが、29分20秒のペースについていった上での失速とみたい。普通に走れれば落ちる戦力ではないので、最後の調整を怠らないようにしてきたい。
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