続いて
東海大学
エントリー選手独断ランク付け
基準は①昨年の予選順位、②1万の持ちタイム、③最近の調子…のつもり
SS:荒稼ぎ候補(8点)
S:トップ候補(7点)
村澤明伸(4年)27分50秒59★≪箱根2区3位、全日本8区4位、出雲6区2位≫…東海大のエースで学生長距離界の中心人物 春先に27分台出してからやや下降気味 夏にアキレス腱を痛めて練習は積めていない
早川翼(4年)28分25秒32★≪箱根5区14位、全日本1区2位、出雲1区5位≫…東海大の誇る2大エース。1年生の頃からほとんどの大会で高レベルの成績を維持し続けている
A:10位以内候補(6点)
B:25位以内候補(5点)
中川瞭(2年)28分57秒66★≪全日本3区4位、出雲4区5位≫…期待の若手 全日本予選ではいきなり28分台を出して全日本通過に貢献 強い選手に食らいつくレースが得意
元村大地(3年)29分21秒83★≪箱根1区11位、全日本4区7位、11箱根3区3位≫…1年生の頃から長いロードをしっかり走れており、関カレハーフでも2年連続で入賞している
C:50位以内候補(4点)
D:75位以内候補(3点)
E:100位以内候補(2点)
石川裕之(2年)29分36秒88★≪出雲2区8位≫…関カレや全日本予選の1万をしっかり走った どちらかというとトラック型?
松谷公靖(4年)29分54秒02≪箱根7区20位≫…箱根では悔しい想いをした 関カレハーフでは粘走、全日本予選はかなり積極的だった
F:150位以内候補(1点)
白吉凌(1年)29分52秒42★≪高校1区16位≫…全日本予選1組でトップ 存在感を示した
片原照(2年)30分48秒94…合宿で大きく伸びたらしい 先日の10マイルは主力以外ではかなり前の方だった
宮上翔太(1年)14分10秒28※≪都道府県4区4位、高校7区2位≫…高校駅伝は短い区間ながらまずまずの成績 10マイルで上位の方
G:151位以下or未知数(0点)
上原将平(3年)29分53秒31…1年時にハーフ64分台を出している また、全日本予選2組で出走
山本大輔(3年)30分51秒04…ハーフ66分台
岡豊(3年)31分01秒43…ハーフ65分台
両角駿(1年)14分04秒91※…高校3年の後半に故障、夏には復帰したが、小さい故障は繰り返している
冨田三貴(1年)14分19秒23※≪都道府県4区32位、高校1区39位≫…高校時代、駅伝ではいい成績を残せなかった
主な欠場者
野中久徳(4年)29分22秒24★≪箱根6区13位、10予選105位≫…長身のランナーで今季急成長 全日本予選3組で好走 全日本にはエントリーしている
吉川修司(2年)30分40秒65≪箱根8区20位、全日本2区8位≫…前回の全日本2区を無難にまとめるなど素質は高い ただ、故障が非常に多い
上位10人合計31点(参考:前回1位36点、前回6位30点)
IP:3分35秒
持ちタイム上位10人平均
1万:5位29分33秒20
ハーフ(20㎞換算含む):9位64分52秒8
【最近の動きまとめ】
・往路で苦戦 選手層の鬱さが露呈
・村澤選手は27分台を出したのがピークに
・村澤&早川のダブルエース抜きで通過した全日本予選
両角監督初年度がどうなるか注目された前年度の箱根駅伝は2年ぶりにシード権を獲得できなかった。村澤&早川選手が不調でその前の年ほどの成績を残せず、往路8位で終えると、復路で陥落。元々選手層が薄かったうえに故障者が出てしまい、何ともならなかった。しかも4年生が結構いたので底上げは急務。その後の、学生ハーフではまだ微妙な成績。それ以上に故障者が多かったのが気がかりであった。
ひとまず春は、1万で五輪B標準を持っている村澤選手が大注目。海外レースで27分台をだし、やはりと思わせた。ただ、今年は昨年ほどの勢いはなく、これがピークに。関カレ5千8位はやや驚き、その後全日本予選を外して一点集中したが、昨年より成績が落ちてしまい、無念であった。
そして色々話題になった全日本予選。村澤選手だけでなく、関カレダブル入賞の早川選手まで抜いて、ショック療法で底上げにはかった。その結果、見事通過。白吉選手の組トップの好走や、野中選手、そして元村・中川選手が最終組が堂々と渡り合った。2年目に入ってついにチーム状態が改善されてきた、そんな印象を持った。
【通過に向けてのポイント】
村澤選手は含む4本柱の成績と底上げはどこまで?
勿論、村澤&早川が荒稼ぎ、そして元村・中川選手にあわよくばトップ10入りを狙ってほしいところである。ただ、あまり良くないニュース。村澤選手が夏合宿でアキレス腱を痛めて、更に教育実習の追い討ちで練習が積めていない状況だという。できれば、休ませたい所だが、チーム事情が許すかどうか。
選手層の薄さは改善気味とはいえ、まだ怖さは否めない。実は中堅の野中・吉川選手がいない。中堅どころは20㎞での実績が少ない石川・松谷選手。後はよく分からないんですよね。先日の10マイルでいい成績を残した片原、宮上・白吉選手、それにハーフ65分台66分台の選手や1万以上の経験がない1年生。どのくらいの底上げが進んだのだろうか?
村澤選手を使わないと怖いというのが正直な印象なんですが、どうでしょうか??それとも全日本予選のような調整と底上げができていて大丈夫なのか?まあIPは大量にあるのですが、このメンツでしっかり戦えているのかどうか見物だ。
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