2012/11/16
全日本大学駅伝を振り返る~東海大学
総合12位東海大学5時間25分52秒
区間名前(学年)区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区中川瞭(2年)44分03秒区間8位(8)46秒差
2区元村大地(2年)39分29秒区間11位(8→12)2分53秒差
3区白吉凌(1年)28分24秒区間12位(12→12)3分40秒差
4区石川裕之(2年)42分39秒区間12位(12→12)5分29秒差
5区宮上翔太(1年)36分09秒区間12位(12→12)7分10秒差
6区岡豊(3年)39分09秒区間18位(12→12)10分46秒差
7区松谷公靖(4年)36分37秒区間11位(12→12)12分26秒差
8区早川翼(4年)59分22秒区間5位(12→12)13分09秒差
1区中川選手が喰らいつくも、すぐに関東最下位に箱根の予選落ちで、今年度最後の大学駅伝となった東海大だが、やはり予選落ち相応、厳しい戦いが待っていた。1区中川選手は区間8位。前の集団にはついていけなかったが、無難にまとめた。だが、これが東海大最上位となる。
来年のエースとなる元村選手が2区じりじりと後退し、関東チーム最下位に落ちると、以降はその位置から浮上することができなかった。3区白吉、4区石川選手共に区間12位。箱根予選で下位からのビルドアップで何とか100位前後になったということを考えると、実力相応かもしれない。ただ、全日本予選通過に貢献した選手だったのでこの成績は無念であった。
これが今の実力か アンカー早川選手孤独の戦いで区間5位その後も厳しい戦いは続く。5区宮上選手も区間12位。6区岡選手はなんと区間18位。元々トラックの記録は他地区の選手に劣っていたのですがかなり厳しい結果に。7区地元の松谷選手で区間11位。彼だけでなく現状の精一杯がこれだったのだろう。
前との差は3分22秒。完全に孤独な戦いを強いられた早川選手は、5km15分01秒と黙々1km3分ペースを刻んで区間5位と奮起。村澤選手と共に歩んだ4年間、東海大としての最後の駅伝が全日本で終わり、しかも一緒に出走できないとは思いも寄らなかっただろう。ただ、ゴール直後、抱き合っていた所を見て、心は繋がっていたと認識。これからもよき仲間であり、ライバルであってほしいと切に思った。
一応2年間猶予はあるが来年厳しいのは間違いない。村澤・早川選手が抜け、核となる選手がいなくなる。一応、元村・中川・石川選手らがいるが、まだまだ心許ない。各チームの4年生を抜いた場合の来年度の総合力をみていても、非常に厳しいといわざるを得ない。
ラッキーなのは、来年度の箱根は記念大会ということで、増枠が見込まれているので、落ちる可能性はかなり低くなる(勿論、今年東海大より下の成績だったチームが眼の色を変えて出場権を得ようとするので油断はできないのだが)。両角監督が試行錯誤され、練習法を確立させられるかもしれないし、また監督自身のスカウトの選手がほとんどになってくる。どういう歩みで浮上させるのか注目だ。
なお、早川選手は箱根駅伝の関東学連選抜のメンバーに選ばれています。出走区間はおそらく2区か5区、いずれにせよ超重要区間を担うのではと思います。東海大の威信にかけて頑張って欲しいと思います。
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