明日から3日間かけて開催される
男子のトラック種目全てと他有力種目となっています。
なお、有力選手は記録上位の選手から無造作に抽出、長距離は大学生も記載しています
7日(金)
棒高跳び
1位山本聖途(中京大)5m70
2位澤野大地(富士通)5m60
3位荻田大樹(ミズノ)5m50
少し世代交代しつつあるんでしょうか。中京大の山本選手が一発で5m70をクリアするこれから期待を持てる跳躍で連覇。第一人者の澤野選手もまだまだ力はキープしていますが、新星相手にもう一度レベルアップできるかどうか。本番での日本記録更新しての入賞を両選手に期待したい。
3000mSC
1位山下洸(NTN)8分33秒57
2位松本葵(大塚製薬)8分33秒82
3位武田毅(スズキ浜松AC)8分36秒17
4位潰滝大記(中学2)8分42秒34
5位菊池昌寿(富士通)8分42秒71
6位難波祐樹(大分東名高教)8分46秒24
7位篠藤淳(山陽特殊製鋼)8分47秒24
8位梅枝裕吉(NTN)8分47秒60
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10位池田圭(東北福祉大)8分48秒64
12位小池寛明(東洋4)9分01秒14
15位山口浩勢(城西4)9分45秒86
残念ながら放送がなく展開がよくわかりませんが、中京大出身でNTNの山下選手が優勝!タイムは世陸B標準にあと一歩。8分30秒台まではいくけど…というのがここ最近の3障の印象。ただ、学生時代から3障得意だった山下・松本・武田選手が少しずつ記録伸ばしていますね。何気に難波選手が大健闘な気がします。
学生ではインカレで出場しなかった潰滝選手が8分42秒のタイムで4位に食い込みました。伸び盛りですが凄いですね。大変ですが、全日本予選でも頑張りたい。同じく頑張りたいインカレチャンピョンの山口選手は大丈夫でしょうか?
8日(土)
やり投げ
1位村上幸史(スズキ浜松AC)81m04
2位ディーン元気(早大)78m73
3位高力裕也(鳥取AS)77m84
状態が思わしくない?ように見えた村上選手ですが4投目で81mスロー。しっかり優勝をかっさらっていきました。世界陸上も勿論いきます。昨年飛ぶ鳥を落とす勢いだったディーン選手ですが、今年は春先少し良かった以外は低調な記録が続き残念ながら、出場なりませんでした。
400
1位金丸祐三(大塚製薬)45秒56
2位山崎謙吾(日本大)46秒00
3位中野弘幸(愛知陸協)46秒23
ここの所、今一つの金丸選手が9連覇を成し遂げられるかというところ。ホームストレートに入った地点では廣瀬選手がトップでしたが、ここから失速。対象的に金丸選手がここから伸びてB標準到達しての優勝。これを機転に調子があがればいいですね。2位は9レーンから日大の山崎選手が頑張りました。
1万
1位佐藤悠基(日清食品)28分24秒94
2位大迫傑(早大4)28分25秒84
3位宇賀地強(コニカミノルタ)28分27秒00
4位今井正人(トヨタ自動車九州)28分27秒69
5位中村匠吾(駒大3)28分27秒73
6位圓井彰彦(マツダ)28分29秒36
7位窪田忍(駒大4)28分31秒50
8位上野裕一郎(DeNA)28分34秒67
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11位設楽啓太(東洋4)28分50秒24
18位設楽悠太(東洋4)29分16秒15
最初は中国電力の岡本選手などがひっぱってかなり早いペースでしたが、中盤落ちたのは仕方ないですかね。残り1周で宇賀地選手が飛び出しましたが、残り300mで大迫選手がトップに。しかし残り100m余力を残していた佐藤選手が大爆発。見事、3連覇達成。ラストのスプリントの展開になると他の選手がどうあがいても勝ちますねw 既にA標準突破している余裕もあったでしょうかね。何とか少しでも世界と戦いたい、後は大迫選手が選ばれるかどうかというところだろうか。3位宇賀地選手は今の陸連の方針だときついのかな?何気に元祖山の神の今井選手が健闘していました
学生では駒大勢が頑張りましたね。初出場の中村選手は終始上位で5位に食い込んだのは驚き。窪田選手も日本選手権で入賞するまで戻っていたので、もう大丈夫そうですかね。設楽兄弟は中盤以降引き離されてしまいました。
100m
1位山縣亮太(慶応大)10秒11
2位桐生祥秀(洛南高)10秒25
3位高瀬慧(富士通)10秒28
山縣VS桐生選手の対決が注目されましたが、山縣選手がのびやかな動きで独走。10秒11の好タイムで日本選手権初優勝を飾った。さすが昨年の五輪準決勝進出者の貫録、桐生選手を固くさせ、持ち味を出させないくらいずば抜けたパフォーマンスだった。何はともあれ、2人とも世界陸上代表内定。9秒台と共に夢の決勝進出を果たしてほしい。なお、200mが注目の高瀬選手が3位。明日楽しみである。
9日(日)
1500
1位秋本優紀(山陽特殊製鋼)4分02秒32←56年ぶり4分台での優勝
2位楠康成(小森コーポ)4分02秒89
3位安齋宰(順大1)4分03秒09
4位今崎俊樹(大阪ガス)4分03秒15
5位田中佳祐(富士通)4分03秒60
6位荒井輔(JR東日本)4分03秒69
7位八木沢元樹(明大3)4分03秒73
8位岡崎達郎(大阪ガス)4分03秒94
9位油布郁人(駒大4)4分04秒57
11位戸田雅稀(農大2)4分05秒42
予選
松田司(城西3)3分51秒29
平田啓介(城西4)3分51秒86
最初の1周から67秒の超スローペース、残り1周からヨーイドンとなった1500ですが秋本選手が優勝。資格記録が一番良かった選手がなんだかんだで優勝。2位の楠選手は800もしていて、こういう展開だと強いか。3位に順大1年の安齋選手が大健闘の3位でした。しかし、56年ぶり4分台優勝とはすごい牽制で(^^; ちょいと評価の仕方がわからないですが、今後新星が出るのに北位置したいです。
ハンマー投げ
1位室伏広治(ミズノ)76m42
2位野口裕史(群馬綜合ガード)70m11
さすが室伏選手19連覇。凄い。もう1回メダル獲得できればと思います。
400mH
1位岸本鷹幸(富士通)49秒08
2位笛木靖宏(チームアイマ)49秒31
3位安倍孝駿(中京大)49秒57
4位野澤啓佑(早大)49秒86
昨年のロンドン五輪の故障から復活した岸本選手がB標準突破のタイムで優勝。ラスト笛木選手との競り合いでしたが、笛木選手がちょっとハードルに足を引っかけたところ、しっかり前に出ていきました。夏までに昨年の勢いを取り戻してほしいですね
800m
1位川元奨(日大)1分47秒43
2位横田真人(富士通)1分47秒96
3位口野武史(富士通)1分48秒72
4位中村康宏(千葉陸協)1分48秒75
5位平塚祐介(城西大)1分50秒90
日本記録保持者の横田選手が最後に抜け出す横綱レースかと思いきや、引っ張っていた日大・川元選手がラストでもう一度ギアチェンジ。最後までスピードを落とさず優勝。横田選手の連覇を止めました。標準記録までいきませんでしたが、楽しみな選手が出てきましたね。3位4位争いが最後中村選手が口野選手と接触し、倒れこみながらゴールするというアクシデントがありましたが、800mは「陸上競技の格闘技」というフレーズを思い出してしまいました。
110mH
1位矢澤航(法大)13秒59
2位佐藤大志(日立化成)13秒61
昨年、優勝候補と言われながらフライング失格した矢澤選手が2年越しの優勝。インタビューではっちゃけてましたが、元々そういう側面がある選手。中学生のころからずっとトップレベルキープしているわけなので、この調子のままいってくれればと思います
5000m
1位星創太(富士通)13分49秒57
2位鎧坂哲哉(旭化成)13分49秒63
3位上野裕一郎(DeNA)13分51秒13
4位菊地賢人(コニカミノルタ)13分52秒02
5位北村聡(日清食品)13分54秒06
6位上野渉(Honda)13分54秒60
7位梶原有高(プレス工業)13分54秒75
8位岩崎喬也(DeNA)13分54秒89
23位山本修平(早大3)14分22秒15
24位村山紘太(城西3)14分30秒62
スローペースから3200m過ぎ、鎧坂&菊地選手の明大OBコンビが抜け出し、一時20m以上差をつけました。鎧坂選手としては決めにいっていたそうですが、そうは簡単にいかせない、残り500mあたりから岩崎選手、上野選手らが追いつく激しい競り合い。と最後の最後、残り100mから富士通の星選手が先頭に。鎧坂選手が最後の力を振り絞って並びかけますが、ギリギリ逃げ切りました。宇賀地選手らと同世代なわけですが、負け時と活躍していますね。ラストなら上野選手も面白いと思いましたが、ちょっといかなかったですかね。他、北村選手がだいぶ復調。プレス工業の梶原選手も頑張ったかな。
学生陣はかなり厳しい結果に。山本選手は一時トップに立っていましたが、村山選手は終始後ろとなってしまいました。
200m
1位飯塚翔太(中央大)20秒31
2位小林雄一(NTN)20秒46
3位藤光謙司(ゼンリン)20秒48
3位高瀬慧(富士通)20秒48
5位高平慎士(富士通)20秒52
なんと上位5人がA標準を突破するというレベルの高いレースとなった200m。しかし、その中で力強さが際立ったのは中央大の飯塚選手。体つきがごつくパワーがあったように見えました。2位~5位は100分の6秒の横一線の争いになりましたが、小林選手が2位に、そしてなんと3位が藤光・高瀬選手が同タイム着差なしで3位に。これは派遣どうしますか??自己ベストは確か高瀬選手の方が上ですが…。いずれにせよ、この種目も何とかレベルアップ、19秒台&決勝進出を願いたい。
女子に関しては、勉強不足です。映像を見て、印象に残ったものを追記していきます
100m
福島千里(北海道ハイテクAC)11秒41
200m
福島千里(北海道ハイテクAC)23秒25←B標準
400m
1位杉浦はる香(浜松市立高)52秒52←ジュニア日本新・日本歴代2位
5000m
1位尾西美咲(積水化学)15分21秒73
10000m
1位新谷仁美(ユニバーサルエンターテイメント)31分06秒67
100mH
1位柴村仁美(佐賀陸協)13秒02
2位木村文子(エディオン)13秒03
やり投げ
1位海老原有希(スズキ浜松AC)60m41
走り幅跳び
5位井村久美子6m10㎝→日本記録保持者、引退へ
注目を集めていたやり投げの海老原選手は安定して60m代出せるようになってきましたね!不本意な投擲で60m越え、ということで今後の調整次第では面白そう。
短距離は不調から脱しつつある福島選手が2冠達成しましたね。100mは惜しくもB標準届かず、200mは記録を「意識せず意識しつつ」で突破。力強いバネも戻ってきたような感じで、上り調子で世界陸上にいけそうでひそかに楽しみ。また、400mは高校生が頑張って、日本歴代2位の好タイム。しかも52秒台。標準には届かなかったですが、一人楽しみな選手が出てきましたね。100mHはロンドン代表の木村選手ではなく柴村選手が競り勝ち、B標準&日本記録にあと100分の2秒の好タイム。なんとか世界の壁を乗り越えられるかどうか。
長距離は1万が新谷選手が全員を周回遅れにする圧勝劇。日本記録と、昨年果たせなかった入賞を期待。5千はその新谷・副士選手らがいなくなってどうだろうと思いましたが、ベテラン尾西選手が留学生に食らいついてB標準突破してきましたね。
なお、走り幅跳びの第一人者の井村選手が引退。地元で指導者をしているそうで、選手を育ててほしい。
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