有料とはいえ、初めてテレビ放送が行われました。長距離は私はハーフと5千のみでしたが、ハーフは1部2部ともに競技場直前までもつれる大接戦、5千は2部では潰滝選手の独走劇、1部ではオムワンバ選手のストライドと大六野選手の粘りに感動しました。
それでけではなく最後の1600mリレーでの大波乱劇まで、様々なことがありましたね。
当ブログではいつも通り、箱根ファンとして、(1500、5千、1万、ハーフ、3障)長距離5種目に焦点をあて、得点が高かった順番に並べていきます。
では1部校のトップ6からです。
1位明治大学36点
1500
2位八木沢元樹(明大4)3分52秒23 +7
4位前野貴行(明大4)3分53秒13 +5
1組1位前野貴行④3分49秒39
2組2位八木沢元樹④3分49秒29
3組11位末永大地②4分06秒44
1万
4位文元慧(明大4)29分00秒93 +5
5位横手健(明大3)29分07秒20 +4
25位大六野秀畝④30分10秒90
3障
9位東條嵩之(明大4)9分05秒62
1組3位東條嵩之④9分11秒19
ハーフ
14位木村慎(明大3)66分29秒
24位有村優樹④67分56秒
25位小川誉高③68分03秒
5千
2位大六野秀畝(明大4)13分44秒13★ +7
4位八木沢元樹(明大4)13分47秒19 +5
6位横手健(明大3)13分52秒63 +3
今大会で最も長距離陣が目立った大学は明治大学でした。一番大きく話題になったのは5千で留学生の片方に勝った大六野選手でしょう。1万で少々状態を心配しましたが、5千では借りを返すどころか今までに見た事のない粘りをみせました。また、個人の得点では1500で2位、5千でもラストのキレで4位まで浮上し一人で12得点。横手選手も5千1万共にW入賞しました。他1500では前野選手が踏ん張り4位、1万で文元選手が残り1周までトップ3に食らいついての4位。今回は大暴れでしたね。
ただ、駅伝及び箱根を考えるとハーフで入賞者を出せなかったのは残念。積極的に先頭を走った木村選手はともかく、有村選手が入賞ラインから遥かに遠い成績になってしまったのは、チーム全体としても考えるべきところかなと思ってます。ともあれ、ここまで関カレで得点したのは未だかつてない。ひとまずトラックシーズン暴れまわりたい所だ。
2位山梨学院大学35点
1500
1位エノック オムワンバ(山学3)3分48秒66 +8
1組5位秦将吾②3分51秒95
2組10位上村純也②3分56秒70
3組1位エノック オムワンバ③3分57秒70
1万
2位井上大仁(山学4)28分55秒87 +7
9位佐藤孝哉(山学2)29分17秒61
DNF上田健太①
3障
8位小山祐平(山学2)9分02秒90 +1
1組6位矢ノ倉弘①9分13秒60
1組10位兼子侑大④9分22秒52
2組3位小山祐平②9分05秒51
ハーフ
1位井上大仁(山学4)64分07秒 +8
6位佐藤孝哉(山学2)65分05秒 +3
5千
1位エノック オムワンバ(山学3)13分36秒96 +8
20位伊藤淑記②14分21秒74
Wエースともいえるオムワンバ選手と井上選手は今回も大いに存在感を示しましたね。特に井上選手のハーフは熱さを感じさせましたね。1万で最後の最後まで競って落とした悔しさをぶつけるラストのスプリント力ですね。インタビューで何度も「チームに勝ちの意識を」と話していましたが、その体現でした。また、オムワンバ選手は箱根の故障からぶっつけ本番となりましたが、1500と5千でしっかり制覇してきましたね。もう大丈夫でしょう。
収穫としては佐藤選手が主力に成長しつつありますね。1万は惜しくも入賞を逃しましたが、ハーフでは力がついてきたところを魅せてくれました。この3人は強いですね。ただ、他は3障の小山選手が得点した以外はうまくいかなかった印象。4年生の兼子選手や注目の1年生は故障している選手もいたりでちょっと整っていないでしょうか。夏を迎えるまでに足並みをそろえたい所だ。
3位東洋大学26点
1500
6位長浜雄一(東洋4)3分53秒64 +3
1組9位高倉祐樹③3分56秒14
2組7位齋藤真也④3分53秒08
3組2位長浜雄一④3分59秒07
1万
6位服部勇馬(東洋3)29分09秒65 +3
11位服部弾馬(東洋2)29分21秒83
22位田口雅也④30分09秒36
3障
1組9位小柳涼①9分22秒49
1組12位横山学①9分26秒13
2組10位湯田晟旭③9分20秒73
ハーフ
2位田口雅也(東洋4)64分10秒 +7
3位高久龍(東洋4)64分23秒 +6
5位淀川弦太(東洋4)64分59秒 +4
5千
7位服部勇馬(東洋3)13分53秒33★ +2
8位服部弾馬(東洋2)13分55秒47★ +1
19位竹下和輝①14分21秒26
トラックでは5千で服部兄弟が高校時代のベストを更新しながら7位8位、1500に強い長浜選手が6位入賞を果たした以外は大きくは目立たなかったのですが、ハーフはさすがの強さをみせましたね。1万であまり良くなくて調子が心配だった田口選手ですが、何度も先頭に立つ積極性を魅せながら2位に食い込んだあたりはさすがといったところ。それだけでなく高久選手が3位で表彰台へ、前回の箱根出走できなかった淀川選手も5位に入るあたり長い距離での層は厚いですね。
全体的に昨年からのパワー不足は否めないのが正直な所ですが、長い距離ではやってくれそうな予感が漂っています。
4位順天堂大学17点
1500
5位安齋宰(順大2)3分53秒34 +4
1組11位的野遼大④3分58秒77
2組1位安齋宰②3分48秒70
3組4位村島匠①3分59秒77
1万
10位松村優樹(順大4)29分20秒31
19位聞谷賢人②30分03秒05
3障
1位村島匠(順大1)8分55秒68 +8
12位三宅隆友(順大4)9分16秒43
1組4位三宅隆友④9分11秒32
2組5位村島匠①9分05秒84
2組17位相浦亮③9分50秒86
ハーフ
4位松村優樹(順大4)64分56秒 +5
16位田中孝貴(順大3)66分46秒
DNF西郷貴之④
5千
22位花澤賢人①14分26秒20
32位松枝博輝③14分51秒16
DNF安齋宰②
専門種目とも言える1500の安齋選手、ハーフの出場したエースの松村優選手 の得点はある程度予想していましたが、3障に出場した1年生の村島選手の優勝は驚きました。確かに高校時代から得意でしたが、今後のインカレの楽しみが増えましたね。他、聞谷・田中選手までが及第点だろうか。
ただ、あまり喜べない結果ではあります。単発で大きく得点はありましたが、走ってほしい選手がどうしてしまったんだ、という成績になっている場面も。5千序盤引っ張ったスーパールーキーの花澤選手はともかく、松枝選手は初めから元気なく撃沈。また西郷選手は最初からフォームが整っておらず早々離脱してしまいました。箱根予選もそうですが、迫ってきている全日本予選に向けて一つ不安要素となってしまいました。
5位城西大学12点
1500
10位平塚祐介(城西3)4分01秒03
1組4位平塚祐介③3分50秒60
2組6位松田司④3分52秒58
3組9位西岡喬介③4分03秒26
1万
1位村山紘太(城西4)28分54秒85 +8
28位松村陣之助②30分30秒80
31位松村元輝④30分40秒26
3障
11位河名真貴志(城西3)9分11秒83
1組13位新島英虎②9分30秒49
2組6位河名真貴志③9分06秒33
ハーフ
19位黒川遼④67分16秒
28位横田良輔④68分09秒
37位杵島啓太④69分30秒
5千
5位村山紘太(城西4)13分49秒04 +4
27位松村元輝④14分36秒26
30位山本雄大③14分40秒17
村山選手の独壇場でしたね。風などもありスローペースの展開となった1万では最後のスパート争いを制して優勝。これはちょっと予想できず驚きました。ハイペースとなった5千もしっかり最後まとめてきました。良いレースと悪いレースの差が大きい印象でしたが、ここのところは安定したレースが増えてきています。最終学年で開花といきたいところです。
その他では残念ながら得点できませんでした。まあ、ひとまず城西大の主力メンバーとなってほしい松村元・山本選手が復帰してくれたのが収穫でしょうか。ハーフの4年生陣と松村陣・河名選手の頑張りなどもあれば、チーム力があがってくるかもしれません。
6位東海大学12点
1500
1組7位荒井七海②3分52秒90
2組11位水谷響④3分58秒87
3組5位富田三貴③4分01秒10
1万
13位石川裕之(東海4)29分33秒26
18位吉川修司④29分56秒44
30位白吉凌③30分32秒72
3障
2位高木登志夫(東海3)8分55秒77 +7
4位宮城壱成(東海2)8分59秒68 +5
1組2位宮城壱成②9分11秒10
2組1位高木登志夫③9分04秒94
2組16位小林巧③9分32秒36
ハーフ
13位宮上翔太(東海3)66分27秒
31位今井拓実③68分21秒
34位土屋貴幸②68分57秒
5千
15位石川裕之(東海4)14分12秒24
28位川端千都①14分37秒39
29位廣田雄希②14分40秒16
3障で大量得点がありましたね。じわじわ力をつけてきた高木選手が頑張って総合2位と表彰台にあがりました。また宮城選手も9分を切るタイムで4位。ここで12得点獲得しました。他、トラックでは石川選手が5千でも1万でも踏ん張っていた印象。現時点では今東海大で乗っている選手というところでしょう。
ただ、得点獲得まではならず。白吉選手が1万で沈没してしまったのをはじめ、中々順位で入賞ラインから遠い成績が多かったですね。ハーフの土屋選手は最初かなり引っ張ったとはいえ、もうちょっとまとめたかった。故障組では廣田選手が何とか5千出場間に合った感じ、中川・石橋選手は中々出てこないですかね。全日本予選突破する力はあるはずなので、それに向けて一致団結したい。
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