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箱根駅伝総評~関東学連選抜

力を出せるようになってきた!

往路13位復路3位
総合9位関東学連選抜
(予想:往路17位復路5位総合12位・区間予想3区間的中→2区5区9区)

 いや~、9区終了地点で12位。前の国士舘が昨年好走した羽島、後ろの駒大とは差が離れていたので、ここは順位的中したと思ってたかをくくっていたのだが…こういうことがあるから勝負事は面白いんですね~~

区間、名前(校名/学年)、区間タイム、区間順位、(総合順位)、トップとの差(シードラインとの差)
1区仁科徳将(國學院2年)1時間5分34秒区間16位(16)46秒差
2区高嶺秀仁(法大4年)1時間10分14秒区間13位(16→12)4分50秒
3区川口成徳(関東学院4年)1時間4分42秒区間7位(12→13)4分42秒差
4区佐藤雄治(平成国際4年)57分09秒区間11位(13→13)6分31秒差
5区姜山佑樹(法大4年)1時間22分54秒区間15位(13→13)7分09秒差(1分16秒差)

6区川内優輝(学習院4年)59分27秒区間3位(13→11)6分06秒差(23秒差)
7区梶原有高(松蔭大1年)1時間5分40秒区間5位(11→9)6分39秒差(-6秒差)
8区中村嘉孝(立教大4年)1時間9分04秒区間21位(9→13)8分49秒差(47秒差)
9区坂本智史(関東学院4年)1時間12分45秒区間13位(13→12)10分18秒差(1分20秒差)
10区佐野広明(麗澤大3年)1時間10分51秒区間2位(12→9)9分06秒差(-47秒差)

○総合9位 11時間18分20秒

【優秀選手】佐野広明…土壇場で3人抜きのサプライズ!
【敢闘賞】川内優輝、梶原有高…上昇ムードを作る!
【特別賞】姜山佑樹…4年連続山登りお疲れ様

 昨年サプライズで4位に入り、予想大会での順位予想も幾分高くなっていた選抜チーム。しかし、出場チーム増枠の影響により戦力ダウンは否めず、シード権まではいかないだろうという予想が多かった。私もいいところまではいくけど、シード権は無理だろうという予想だったが、それを覆す総合9位と2年連続シード権を獲得した。


目立たぬも差をキープ
 往路の選抜はそれほど目立っていたわけではない。1区は秋になって急成長した仁科が務めたが、終盤のペースアップについていけず区間16位。2年連続して2区起用の高嶺が4人抜きを果たしたが、上昇ムードになったかと言われるとそうわけではない。しかし、一昨年までのような大崩をしなかったのも事実だ。3区川口は1人抜かれたが、往路では唯一となる区間一桁をマーク。4区佐藤は"ベテラン"らしい粘走をみせ、順位をキープ。ここらだけみても、多少チームとして機能するようにはなってきたかなという感じは受けた。

 そして5区は4年連続山登りを担当することとなった姜山。4年間ずっと走りながら3年生の1時間22分11秒が最高成績と大成はしなかったが、記念枠の影響で下條(大東大)、小野(順大)らが使えなかった選抜の中では貴重な存在だった。区間15位だったが、10位のラインとは1分16秒と復路に望みをつなげる位置で往路を終えることができた。合格点を出せる走りではなかったが、過去3回の経験は活きたのではないだろうか。そして4年間お疲れ様でした。


 
箱根未経験チームの健闘
 往路の流れはここまでほぼ予想通り。復路は2年前6区5位を走り、更に走力に磨きがかかった川内がどれだけ勢いを付けられるかがキーとなるとみていた。その川内は区間3位と期待に応える走りで11位に浮上(ちなみに実況者が全く触れないのがシュミレーションの予想通り(^^
。ここで勢いに乗った選抜は7区で松蔭大初の箱根戦士となった1年生(厳密には違うが)梶原が中大、日大といった伝統校に喰らいつき9位へ浮上し、今大会初めてシード権内に割って入った。というか、復路で選抜がシードライン上にいることが初めて(80回、84回はもっと上の方)だったので、ちょっと新鮮な光景であった。

 昨年9区を走った中村が8区で失速、9区で予選個人20位だった坂本が予選92位の平川(国士舘)を抜けなかったのが残念だったが、学習院大学・松蔭大学とチームとしては箱根未経験の大学の選手が好走したのは良かったのではないか。そういえば10区に登場する麗澤大学もまだ箱根未経験のトコ。このあたりの大学が快走してくれるのは意義はともかくとして選抜を作って良かったと感じるものがある。特に松蔭大学、麗澤大学は強化をしている大学。数年後チームとして出場できていることを願いたい。




監督も予想できなかった快走、最後の最後に選抜旋風
 さて、ここまで総合12位、10位との差は1分20秒差と往路終了時とあんま変わっていない。ただ気温が上がる中23kmの長丁場なので、逆転が不可能というわけでない。選抜最後のランナーを任されたのは麗澤大学2年・佐野広明。1万のベストは29分52秒。箱根予選で46位に入ったが、全国的には全くの無名選手。興味はもっぱらすぐ前を走っていた羽島(国士舘)がどこまで追い上げられるかというもので、シード権争いは例年に無く醒めた感じで眺めていた。

 しかし、僕は最後まで何が起こるか分からないのが箱根駅伝というを忘れていた。だから、田町を過ぎたあたりで羽島を引き離してぐいぐい前を追いかけ始めたのはびっくりした。フォームも背筋が伸びており綺麗な走り。表情もひょうひょうとしていて(本人は前に出た時が一番苦しかったと言っていたが)おお!と思わせた。そしてドラマはクライマックスに。ゴールまで残り2km地点、総距離215kmを過ぎたあたりでで東農大を交わし再度10位浮上。そのまま勢いは止まらず、残り3km地点で30秒近くあったはずの7位争いにまで追いつき、最後の最後までつばぜり合いを演じた。最終的には中大も交わし総合9位へ。このサプライズに仲間は歓喜の胴上げ、一躍時の人となったのだ。

 何というか、よくサプライズを起こす法政大を率いている成田さんが監督してたからじゃないかね~。(国士舘にしてはたまったものじゃなかっただろうが(^^
 それにしてもこれで2年連続シード権を獲得し、良き伝統ができたような感じがする。来年以降も悪い成績は取れなくなるから、次回から要注意馬として注目されるのではないか。特にシード権を狙うチームは徹底マークしなければならなくなるだろう。次も期待してみたい。



来期への展望
 チームでないので今までと形式を変えて、今回の箱根で予選落ちした大学の中から何人か選手で期待できる選手をピックアップしてみた。
○法政大学
上田剛史・稲垣雄太・福島成博・近藤洋平・益田賢太朗

○國學院大学
仁科徳将・田中光太郎・安藤将美・荻野皓平・當山篤志

○平成国際大学
飯沼健太・佐久間樹・後ノ上光希

○関東学院大学
北浦貴大・臼井瑛亮

○流通経済大学
下田貴志・石橋満

○松蔭大学
梶原有高・須永将広・奥山達也

○麗澤大学
佐野広明・栗原巧・友岡誠晃

 まあ、ざっとこんなものだろうか。枠が狭くなるので厳しくなるが、彼らが中心になって箱根出場を目指してほしいところだ。

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