2009/05/07
世界陸上マラソン代表決定!!
■男子
入船敏(カネボウ) 福岡国際マラソン2位(日本人トップ)
清水将也(旭化成) びわ湖毎日マラソン4位(日本人トップ)
前田和浩(九電工) 東京マラソン2位(日本人トップ)
藤原新(JR東日本) 福岡国際マラソン3位(日本人2位)
佐藤敦之(中国電力) ロンドンマラソン8位(日本人トップ)
補欠:高橋謙介(トヨタ自動車) 東京マラソン3位(日本人2位)
箱根出身者は清水、藤原、佐藤の3人(補欠の高橋を含めれば4人)。
○佐藤敦之
1年(74回):1区3位
2年(75回):4区4位
3年(76回):2区4位
4年(77回):不出場
○清水将也
1年(76回):3区12位
2年(77回):4区9位
3年(78回):4区2位
4年(79回):2区5位
○藤原新
1年(77回):1区10位
3年(79回):4区4位
佐藤はともかくとして、清水と藤原は大学高学年になって徐々に頭角を現してきた選手。補欠の高橋は大学時代の力からすると清水、藤原よりは上だっただろう。諏訪もそうだが、どうも大学時代少しずつ力を付けて来た選手がマラソンで大成することが多くなってきている感じがする。やっぱりコツコツとねちっこく練習できる選手がマラソンができるのだろう。勿論、高橋がダメなわけではない(むしろ復活してきてくれて嬉しい)が、高校時代、大学時代、そして実業団の実力順は思ったほど比例してこないようである。
その他は、以前にも世界選手権代表に選ばれた入船。そしてスピードタイプの前田が選ばれている。というか2人ともスピードタイプですね。最近はかな~り低迷気味な男子マラソン。やっぱりこういう人達がフルマラソンに対応できるようになったら希望の光は見えてくるのだろうか。
やはり実力的には佐藤が一番期待できるのだろうか。北京で撃沈してから1年経ってだいぶ調子は戻ってきているようであるし、楽しみである。2時間7分台の持ちタイムは持っているし、ピークがあえばなかなかいい走りが期待できる。まあ、それでも現実的には8位入賞が精一杯か。メダル狙いでいったら間違いなく潰れてしまう。まあ、オリンピックまで3年だし、ちょっと無謀なことをしてもいい年ではある。彼らがどんな走りをするのか注目だ。
■女子
渋井陽子(三井住友海上) 大阪国際女子マラソン1位
尾崎好美(第一生命) 東京国際女子マラソン1位
藤永佳子(資生堂) 名古屋国際女子マラソン1位
加納由理(セカンドウインドAC) 東京国際女子マラソン2位(日本人2位)
赤羽有紀子(ホクレン) 大阪国際女子マラソン2位(日本人2位)
補欠:森本友(天満屋) ロンドンマラソン8位(日本人トップ)
女子の方は何といっても渋井が一番の注目だろう。2001年の世界陸上以来となるマラソンでの代表。ここ数年ずっと力を出し切れなかったが、大阪国際でついに元に戻ったシブがどれだけ戦えるのか。前回は4位だったが、今回は何位に組み込まれるのか一番の注目だ。次はママさんランナーの赤羽さん。マラソン初挑戦で渋井に続いて2位に。しかも感想が「40kmは短かった」ということなのだが、次のマラソンでさらにまたどこまで伸びるのか非常に楽しみである。
その他は東京国際で巧い走りで優勝した尾崎さんや、安定感抜群の加納さん、そして10年ぶりの世界選手権代表となった藤永と個性豊かなランナーが揃っている。メダルとなると厳しいかもしれないが、男子よりは期待できるような感じはする。若い選手がちょっと出てこないことが気がかりなのだが・・・
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まあ、とにかく頑張ってください!
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