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世界陸上~勝手に総括

 どうも、世界陸上も高校野球も終わって、セミの抜け殻化しているhakonankitです。

 まだ、少し余韻が残っている今のうちに書きたいこと書こうと思います。


短距離

 短距離は男女とも、未来に希望がもてる結果だったのでないか。まず男子だが、100mは出場した3人が全員一次予選を突破。うち2人が学生ということを考えると将来が楽しみである。学生(江里口、木村)は二次予選で力みが、塚原は準決勝で力みが出てしまったのが残念。ただ、塚原は北京に続き連続で準決勝に駒を進めたのは評価していいだろう。男子200mは短距離で一番決勝進出の可能性があった高平が残念ながらギリギリのところで二次予選敗退。もう毎回自己ベスト以上か、もっと高いレベルで安定して走れないと勝負は厳しいというところだろう。ただ、若手が多いのでいいのではないか。リレーもメンバーを新生した中では良く頑張ったところだろう。塚原レベルが4人揃えばメダルも手が届かないこともないという感じか。といってもリレーが全てじゃないので、個人でもメダルとは言わないが、ファイナルにいける選手が出てきてほしいところである。

 女子は、ご存知の通り、100mや200mを中心に世界大会に出場する選手が増えてきており、発展途上という状況。今回は出場しただけで歴史的なことなので結果についてはまあいいだろう。全体的に硬くなっていた。福島ですらリレーでは本来の走りが見られなかった。メンタル面の準備はほとんど初めてだし、次あたりから硬さが取れてくれればいいだろう。逆に言えば、2年後からは本当に結果を求められるわけだ。しっかり練習してほしいところである。




長距離(トラック)

 女子はまあほぼ力出し切ったのではないか。5000mは2人とも決勝に進出し、10000mも久々の入賞者を出した。といっても、2レースとも日本人向きのレース展開になったからというのが否めない。参加標準を切る選手は福士を中心に毎回いるが、世界にはやっぱりあまり相手させてもらっていない感じ。日本記録も停滞しているので、何とか壁を壊す選手が出てきてしいのだが…。

 男子にいたってはお話にならない結果。3000m障害の岩水は毎回徐々に悪くなっていっているし、5000や1万は今回は特にひどかった。何かもう調整が出来ていない感じ。どんぐりの背比べで日本選手権に勝っても、そこが調子のピークで8月までに下降してしまうようである。まあ、全力尽くしても決勝に進んだり入賞したりするのは難しい種目であるのだが、せめていい調子で臨んでもらいたい。何か選考方法とか先行日程を考えないといけないのではないか。自分的にはヨーロッパの大会でベストを出した佐藤は出場させるべきだったと思うのだが。後、男女通じていえるが、中距離はやっぱり無理なのか。まあ男子は箱根駅伝とかの弊害もありそうだが、何とか育ててほしい。



跳躍&投擲、その他

 跳躍と投擲は専門外なのであまり書けない。とりあえず女子は今のところ通用しない種目が多い。走り幅跳びはイケクミや今回は桝見など何とか出場しているが、決勝まではいけていないので。でも男子の槍投げのようなこともあるし、諦めないで強化を続けてほしいものである。

 その槍投げの村上はホント驚いた。確かに、自己ベストが90m前後の選手が不調だったこともあるが、本当にびっくりして騒いでしまった(夜中だったので親に怒られたw)。室伏以外の日本人選手が投擲でメダルを取るとは思ってもみなかったですからね。これからは注目を浴びて大変かもしれないが、先輩の室伏選手もまだ現役なわけだし、一緒にまたメダルを目指してもらいたいところである。後は、毎回ある程度の期待を浴びて出場している走り高跳びの醍醐、棒高跳びの澤野だが…いい加減そろそろ大舞台で結果出してほしい。メンタルが弱いというか…大舞台で一回も満足のいく結果(自己ベスト、或いはほぼ同じくらい)が出せないのはちょっと問題だろう。特に澤野は態度が…謙虚さが足りないと思うのがどうだろうか。やっぱり世界に胸を借りる態度ではないと思う。本当に実力があるならカッコイイ(ボルトとか)のだけど、挑戦者である以上、変にパフォーマンスはしない方がいいだろう。



マラソン

 最後は日本が一番得意とするマラソン。その期待には応えたか。前回の大会と同じく男子は入賞、女子はメダルを獲得した。特に男子の佐藤はその過程が感動するもので本当に素晴らしかった。女子の尾崎もまさか彼女とは申し訳ないが思っていなかったので、これも拍手モノである。北京での惨敗でどうなるかと思われたのでひとまずほっとできる結果である。

 ただ、男子も女子も本当に世界トップの選手が出てきたわけではないので、それをそのまま日本の実力とみるわけにいかないのが現状。特に男子は今季の世界30傑に誰も入っていないのだから、世界の差は歴然としている。男子であれば2時間6分から7分くらいが常時出ていないとこれから期待も持てないだろう。女子も2時間20分近い優勝タイムが出てほしいところだ。


 後、マラソンと言えばもう一つ…渋井選手の本番直前での欠場の件である。今回のメンバーの中で一番期待されている中で脚の状態が芳しくない。その期待に応えようとギリギリまで必死に直そうとしたのは仕方ない。ただインタビューではいけます!と答えてその直後にやっぱり無理、というのはちょっと問題だ。疲労骨折ということは突発的な脚の痛みではなく、だいぶ前からまずいということは分かっていることだから、ビッグな発言するのは控えるべきだった。前回の土佐(しかも同じく三井住友)の件もあるし、野口の直前回避に関しては批判めいたことも言っていたらしい(ソースどこっすか??)のでなおさら批判がいってしまう。今後も競技を続けるだろうから、今後は自分の言動に気をつけてもらいたい。

 後、日本陸連も問題だ。なぜ補欠を用意しておかない。元々補欠に入っていた森本も体調不良だということだったが、だったらその他という手もあるはずだ。那須川選手とか、或いは北海道マラソンに出場予定の選手とか。確かに日本の7番手以下になるから上位進出は厳しくなるだろうが、それでも経験は積める。せっかくある枠を一つ無駄にしてしまうわけなのだから、ここのとこは考えてもらいたい。


総括

 今後躍進する可能性があるのは短距離か。男子も女子も若い選手が出場しているので、リレーを中心にファイナルやメダルに手が届く可能性はあるとみる。マラソンも出場する選手しだいではまだまだいけるか。その他が先が不安。何とか強化してほしいところだ。

 後は全体的に言えることとして、メンタル面の強化だ。外国人選手はこの大会で自己ベストを出す事が多い(特に短距離、長距離に比べて駆け引きがない分)。日本は自己ベストから大きく遅れて勝負にならないことがよくあるのだ。まあ、日本ではない展開(自分の前に選手が走っている)になるので、どうしても硬くなってしまうのだろうが、毎年同じ失敗を繰り返してしまっているので、どうにか世界大会でも自分の走りができるような指導(難しいのだろうが)をお願いしたいところである。

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