2009/10/25
大学女子駅伝結果☆★
1位佛教大学2時間3分32秒
強かった。6人中5人が区間賞で、1区5区6区が区間新。3区区間2位のエース西原も小島を追いつかせなかった。大会記録も2分以上更新して、断トツの初優勝だった。
2位立命館大学2時間5分13秒
エース小島が4年連続区間新を出すも、佛教大の総合力に屈し、4連覇ならず。それでも大会新なのだから、すごい。小島が抜ける来年以降どう戦うかだろう。
3位名城大学
2強には水を開けられたが、8年連続3位以内の安定感はすごい。2区3区でうまく3位に浮上し、そこからは一人旅で頑張った。
4位城西国際大学
3年ぶりにシード返り咲き。4区で4位に浮上すると、そこから後ろを追いつかせなかった。
5位城西大学
前回、初めてシードを逃したがすぐにまたシード校。5区終了時で圏外だったが、アンカーの1年生が踏ん張った。
6位京都産業大学
序盤少し出遅れたが、ジリジリ浮上し、5区までに浮上。3チームがもつれたが耐え切って6位。部員10人にびっくりした。
7位東京農業大学
5区で箱根戦士の父を持つ山本が見せ場を作ったが、2年連続シードはならず。
8位白鳳大学
終始、シード権が見える位置につけるも、最後まで浮上できず。
9位玉川大学
2区までは7位につけるも、3区で少し遅れたのが響いてしまった。
10位順天堂大学
1区で大きく出遅れたものの、ここまで浮上したのはさすが。
以下、11位に2回連続2回目の松山大学。2区まで3位につけ、大健闘。また2人の留学生と後藤を擁した日大は12位に終わった。
以下、簡単なダイジェストである。
≪1区6km≫
1km3分20秒の落ち着いたペース。まだ誰も落ちない。立命館、佛教は勿論、奈良産業大や鹿屋体育大の姿も見えている。1.5kmで東北選抜が脱落。地元だがここから粘れるか。他はつけており、横長の展開となっている。
CM明け、3km手前で東北福祉大、Qちゃんの母校大阪学院大などが遅れ、先頭集団は19人に。ペースはあまり変わっていない。
更にCM明け3.5km付近、佛教大の石橋が仕掛け、立命館田中や松山大、名城大の4人に絞られる。また日大や東農大が9位10位争い、15位あたりに中大順大がいる。先頭は名城が遅れ3人。この1kmは3分13秒一気に上がった。さらに石橋が上げ、じりじり他の2校を引き離す。前回と同様、先頭に立って逃げ切りをはかる。3区に西原がいることを考えると大きなアドバンテージである。しかし、残り600mあたりから中距離出身の田中が追い上げ始める。30m近くついていた差が15mへ。懸命に追い上げるが、何とか石橋が逃げ切ってトップ通過。
その後松山大、少し相手京産大、城西大、城西国際、名城で30秒差、白鴎、農大、玉川、日大と続いている。日大は留学生でどこまで追い上げることができるか注目だ。
≪2区6.6km≫
1km付近で1位と2位の差が7秒。佛教森が昨年4区区間新の立命館沼田を引き離すという展開。後ろでは名城が4位浮上、日大はキンドリアンペース上がらず、11位の集団に巻き込まれている。
トップは相変わらず佛教。km3分06秒という速いペースで進んでいる。2.8kmでのチェックポイントでも15秒ほど離している。後ろは松山大、名城大、あたりで1分差。日大は単独11位。やっとペースアップも離されている。
佛教が快調。区間記録を15秒上回るペース。沼田が17秒差ということは区間記録ペースで彼女も走っているので、森がすさまじい。後ろは5位城西大が名城大との差を縮めてきている。名城は序盤ハイペースだったようで、松山大との差は広がって18秒差。名城のエースなのだが、これは痛い。後ろでは日大が8位に浮上。前後は7位城西国際、9位白鳳大、10位農大である。
森は残り1kmで区間記録を20秒上回るペース。さすがに口が開いてきたがペースは衰えない。そのままトップで襷リレー。タイムは20分51秒で、従来の記録を15秒更新したものすごい走りである。2位立命館とは31秒開いた。沼田も悪いタイムではないのだが、エース対決の前に大きく水を開けられた。
その後3位は松山で1分差、4位名城1分28秒、5位城西1分35秒、6位日大1分48秒、7位玉川1分50秒、城西国際、農大、白鳳大2分05秒。間があいて、大体大、京産大順大関西中大立命APU・・・。他、地元東北福士大が18位にあげた。
≪3区9.1km≫
トップ佛教大エース西原。ユニバーシアード1万金メダリストが、前回の小島よりも1kmを3秒速い3分08秒で入った。その立命館小島も3分10秒と速いペースで2人とも入った。今後どうなるだろうか。後ろでは昨年2区区間賞の日大後藤が6位争い。ビジュアr(ryなので、彼女にも注目したい。
CM明けの2.5km差は200mほど。小島は昨年とほぼ同じペース。後半勝負でいくらしい。後ろでは5位城西大酒井が3位4位との差を詰めている。これもビジュ(ry。が、3km過ぎ、先に名城野村が松山大こくせんを抜き3位に。その後ろは5位城西酒井の後ろに6位日大後藤が迫っている。後藤には3位争いも視界に入っているようだ。そして4km過ぎ、5位に上がる。
トップは中間点4.5kmを通過、2位立命館39秒差。少し開いた。3位争いは1分55、5位日大2分08、6位城西2分12、、7位城西国際2分24、8位東農大2分38、9位玉川2分47、10位白鳳2分55、11位京産大。京産大は実況では順位が下がっているといっていたが、実際は上がっている。
中間点を過ぎ、西原がペースダウン。1km3分20秒となっている。これから登りだが果たして…。後ろは名城が単独3位へ。そして日大後藤も4位へ。ここまで健闘の松山大が5位に下がった。
7km手前、先頭は疲れてきて、差は23秒。ここから登りだが更に差は詰まるか。持ちタイムは同じでもロードは3年連続区間新の小島が強い。後ろは7位に城西酒井が落ちてしまった。城西国際阿部が松山大も抜き5位に浮上した。
8km越えて、先頭争いが激しくなってきた。上りにも関わらず小島が1km3分09秒のペース。残り1kmで12秒となった。小島は区間記録確実となった。ただ西原も区間記録に近いペースで粘る。やや脚が痛そうだが、追いつかれることはなさそう。そのままトップで襷リレー。小島は10秒差まで詰めた。追いつけなかったが、またも区間新。4年連続で小島は区間新記録を出した。ただ、先頭に立てなかったということで悔し涙を流していたのは印象的だった。
後ろは3位名城で何と2分22秒。完全に2強対決となった。以下、4位日大2分37、5位城西国際2分45、6位東農大3分03、、7位城西3分04、8位白鳳、9位松山3分27、10位京産大3分36、11位玉川3分49、10位順大3分58となっている。
≪4区4.9km≫
3区と打って変わって、4区は1年生対決。2km過ぎて佛教竹城が淡々と先頭を行く。しかし、区間記録を3秒上回っている。後ろは立命館本多だが21秒差で少し開いている。
第3中継所では繰上げまで後1分。後選抜と北教大の2チーム。選抜の選手が懸命に走るが残り約10秒間に合わず繰り上げとなってしまった。
3km過ぎ、シード争いが激化。5位城西6位日大、7位東農大が競っている。そろそろここも注目だ。先頭は竹城が残り500m。どうやらトップを守りそうだ。そのままトップで中継。順調な走りだった。後ろの立命館本多はかなり離れてしまい43秒差。しかも襷を落としてしまい、流れは佛教に傾いているようだ。そういえば、11位玉川大の選手は関カレ5千チャンピョン。懸命に追い上げているが果たしてどうか。
以下、3位名城2分40、4位城西国際3分36、5位城西3分49、6位東農大4分02、7位京産大4分11、8位白鳳日大、10位松山、11位玉川4分26。5位以下が大混戦。5位から11位までわずか35秒ほど。今後、どうなるか全くわからない。
≪5区4.0km≫
最短区間だが、非常に激しいアップダウンがある難しい区間だ。この区間を走る東農大山本の父は箱根駅伝で4年連続区間賞をとっているすごいランナー。現在6位だが、シード争いに決着をつける走りが期待される。
トップは佛教1年の森磐石な走りで走る。それを立命2年岩川が区間記録とほぼ同じペースで懸命に追い上げる。が、森は22秒も上回っており、差は開く一方である。圧倒的な走りでそのままトップで襷リレー。当然区間新。立命も頑張ったが55秒差。彼女も区間新だが差は広がった。後ろでは東農大山本が城西を交わして5位浮上。しかし、城西の中山(かわいいな…)も抜き返し、ここも激しい争い。また7位京産大も後ろ近付いてきており、まだ混沌としている。
3位名城3分10で中継。後ろでは農大山本が猛チャージ。城西を抜き返し、5位へ浮上。4位城西国際4分19で中継後、5位農大4分33、6位京産大4分40、、7位城西4分45となっている。
≪6区8.0km≫
佛教大吉本の1kmは3分03秒。ここまで17秒区間記録を上回り、更に大会記録も1分30秒上回るようだ。挑戦者らしく最後まで攻め続けるのは好感が持てる。ただ、さすがに速すぎるだろうが。
シード争いは6位京産大1年山川が7位城西大を10秒以上引き離しており、ここまでは順調。中継所は繰り上げが近付いているが、続々と選手がくる。地元東北福祉が19位で通過したが、21位以下のチームは残念ながら繰り上げ。11年ぶり出場の大阪学院などが残念ながら繰り上げ。佛教大が速すぎるのと10分ではちょっと仕方ない。
京産大は順調で前の東農大に追いつき5位争いを展開。このまま決まるのだろうか。先頭は吉本が3分10秒くらいで順調。逆に立命館竹中のはややペースダウンで1分24差。ほぼ決まったか。残り3.2kmで1分20秒。少し走りが戻っているが、少し詰めるのが精一杯だ。
後ろでは城西1年の山田が懸命に5位争いを追い上げている。一旦100m差がついたが、現在60mほどに詰まってきた。ここは、中間点過ぎて、明らかに差が縮まってきた。どうやら牽制してしまっているらしく、10秒切って来た。名城井原が4分01で通過したのを挟んだが、やはり詰まっている。4.6kmで差は20m。
ポイントで4位城西国際が通過した後、5位争い(5分48)に城西が追いついて抜いていった。そのまま争いの先頭に立ち、さらにペースアップで順位アップを狙う。
トップはもう残り1kmを切った。後ろは全く見えず、ペースは衰えない。そのまま初優勝のゴールテープを切る。しかも大会記録。個人も6人中5人が区間賞、うち3人が区間新というほぼ完全優勝。もう1人も3区西原の区間2位なので、どこも勝てるわけが無い。4連覇ならなかった立命館だが、こちらも大会記録でほぼ力を出し切っての結果仕方ない。
後ろは東農大が7位に零れ落ちて、苦しい展開。6位京産大は徐々に遠くなっていいるが、何とか懸命に走る。
3位名城、4位城西国際、5位城西。そして最後の切符は京産大。部員10人が一丸となった。昨年、初シードの東農大は今年は逃して7位となった。
全体としては2強がずば抜けているのがすごかった。ただ、下も4位から12位まで2分以内に収まっており、全体的なレベル向上もあるのだなと感じた。
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