2009/12/16
箱根区間予想~上武大学
エース育ち、本気でシードを視野に
09箱根予選3位、09箱根21位、08箱根予選3位
S(5点):エース区間又は山で大稼ぎできる選手 |
A(4点):エース区間又は山で区間上位で走れる選手 |
福山真魚(4年)/≪09箱根予選99位、09箱根5区10位、08箱根5区3位≫2年時、5区でチームより一足先に箱根路へ。上りが非常に得意。今季はやや不調。
長谷川裕介(3年)/≪09予選5位≫スピードランナー。1万のタイムは今季学生ベスト&日本学生歴代10位の記録を持つ
石田康雄(4年)/≪09予選15位、09箱根2区18位≫ロードで安定している。今季はトラックのスピードもついた
福島弘将(4年)/≪09予選28位、09箱根3区19位≫予選会では毎年非常に安定している
坂口竜成(2年)/≪09予選29位、09箱根1区17位≫春は不調だったが秋になって調子をあげてきた
D(1点):繋ぎ区間で何とか区間中位で繋ぐくらいの選手 |
原茂明(3年)/≪09箱根8区13位≫今季は1試合も出場していない
園田隼(2年)/≪≫秋になって急成長している選手
銀山耕一郎(2年)/≪09予選101位≫
渡辺力将(1年)/≪09予選65位≫1年の中では一番大きな大会を経験している
氏原健介(1年)/≪09予選76位≫
平迫幸紀(1年)/≪09予選92位≫
朝日宏宜(4年)/≪09予選149位、09箱根6区19位≫
古瀬弘賢(3年)/≪09予選143位≫
伊藤彰(3年)/≪09箱根7区15位≫夏~秋口に故障した?
地下翔太(3年)/≪≫今季はトラックのベストを更新できなかった
合田佳功(2年)/≪≫秋になって成長している選手
上位10人平均(16人平均):2.0点(1.3点) 昨年:1.8点(1.2点)
※昨年の自分の記事見てみると基準あまりしっかりしていないようですが一応
5千10人平均(16人平均):13位14分20秒79(⑮14分32秒08)
1万10人平均(16人平均):13位29分36秒03(⑬29分54秒26)
ハーフ10人平均(16人平均):11位64分09秒8(⑩64分50秒7)
戦力分析
今季の上武は面白い。昨年、箱根予選を3位で通過し初出場を決めた上武。昨年が出来すぎ感が漂っていたので下手したら落ちるのではないかという予想もあったが、見事に
(いい方に)予想を裏切り、チームとして力がついていることを示した。
そして個人でもいい選手が揃いだした。その1番手は何といっても長谷川。11月の記録会で1万28分13秒92という好記録。今季の日本学生最高タイム(柏原や宇賀地より早い!)で歴代でも日本学生10位の記録である。顔立ちが早大OBの竹澤に似ているが、最近はフォームも似ている。1500mが本職なのだが、距離対応もばっちし。昨年は直前の故障で出場できなかったが、今年は満を持して登場だろう。また、昨年往路を担当した坂口、石田、福島も順調。特に石田は今年は2区で勝負できるかもしれない。後忘れてはいけないのが福山の存在。今年はちょっと調子が上がっていないが、やはり2年時の快走が頭を離れない。おそらく今年も山登りで登場するであろう福山にも期待を寄せたい。
こんな感じで往路は非常に楽しみな存在。往路がうまくいけば出場2回目でシード権獲得も見えてくる。(往路がうまくいったと前提となるが)鍵は復路の選手たち。昨年は予選会でまずまずの成績を残した選手が次々と失速。おそらく単独走の経験不足が一番の原因。2年目ということで昨年よりは期待できるはず。まあ昨年は総合こそ21位だったが、区間20位以下は1つしかなかった。追い上げることは難しいだろうが、いい位置でくれば復路でも粘れるかもしれない。後は6区の人員か。勿論、昨年走った朝日が第一候補だろうが、62分オーバー。もっと走れる選手が下級生にいれば、更にシードの可能性が高まってくるといえる。
区間予想
バランス型:坂口-石田-長谷川-氏原-福山 朝日-渡辺-園田-福島-伊藤←これでいきます
突進型:長谷川-石田-坂口-福島-福山 渡辺-伊藤-氏原-銀山-園田
主要区間は昨年の経験者が大勢残っているので、基本的に変更する必要はないだろう。坂口、石田は前回よりパワーアップ。順調なら2区終了地点で13位~15位あたり(てか、上位校が視界に入る位置に粘る)だ。そして3区に大エース長谷川を投入。あれだけの持ちタイムを持っているので2区では?という意見もあるが、1500が専門ということを考えるとアップダウンのある2区は不向き。経験者の石田もいるので、おそらくここでの登場だろう。とにかく区間賞ノルマで一気に上位戦線に浮上したい。
続いて4区は今後のことも考えて1年生の渡辺。4年に主力が多いので、実は来年不安なのだ。長谷川の流れに乗れるし、失速したとしても次が福山。思い切って走ってもらいたい。そしてその福山だが、昨年と今年の真ん中くらいのタイムで走ってくれれば十分。これで往路は一桁順位で折り返すことができるはずである。
そして重要な復路。安全に行くなら経験者の朝日。ただ、朝日以上に走れる人がいるならそれに越したことはない感じ。とりあえず61分前半では乗り切りたい。そして7区8区は調子のいい氏原と園田。氏原は予選会後の1万で失速しているのが気になるが、ここなら負担は少ないはず。園田はぐいぐい調子を伸ばしているので入れるかと(安全に行くなら銀山あたりか)。最後の9区10区にはシード権争いも想定して経験者の福島と伊藤。昨年力を出せなかった福島と、故障?から復活してきた伊藤の2人でシードを本気で最後まで取りに行くという感じでどうだろうか。
ちなみに突進型というのは長谷川を1区に起用、その後は早い順に並べて大逃げするというもの。長谷川が1区を62分以内で独走する力がある事が条件だが、上武大の名前を売り出すには絶好のチャンスなのだが…まあ非現実的か(次の箱根で長谷川が更に力をつけていたら本気でやってほしいけど)。
参考までに、近年出場し始めた城西大の2回目の箱根の成績は9区中盤までシード権争いをして15位。上武大はそれを上回り、シード権を獲得できるか、注目だ。
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